プロレスに人生を救われた男の熱き思い

著者は元日本テレビアナウンサーの若林健治氏です。プロレス実況をしたくてアナウンサーを志し、その後も会社をやめてまでプロレス実況をしている人です。ジャイアント馬場に憧れ、プロレスラーに憧れるも、現実には難しいと知りアナウンサーになる著者。地方局のアナウンサーからキャリアをスタートさせ、中途で日本テレビに入社して、念願のプロレス実況アナウンサーになります。しかもそのプロレス団体は憧れた全日本プロレスです。目標の仕事に就いた後の、ジャイアント馬場やジャンボ鶴田、その他プロレス全盛時代のレスラーとの交友関係や裏話、またアナウンサーとしての経験談など面白いエピソードが満載です。当時のプロレスファンなら思い出が蘇ること間違い無しの1作です。また「一度だけの人生、悔いなく生きたいと思い決断しました」とフリーになった人ですから、仕事や生き方に対する熱い思いを知ることもできますので、進路や仕事で悩んでいる人にもちょっとしたヒントを与えてくれる作品かもしれません。