トラブルやユーザー同士の付き合いなど、さまざまな理由からSNS疲れを感じている人が多い昨今。『Instagram(インスタグラム、インスタ)』をやめたいと思ったけど、「アプリにアカウント削除の項目がなくてできない」と困っている人もいるのではないでしょうか。
本記事ではインスタのアカウントを削除するやり方を、画像付きでわかりやすく解説。インスタのアプリをアンインストールしたり、ログアウトしたりするだけでは、データが完全に消えることはありません。正しい手順で、しっかりと削除することが大切です。
【画像解説】インスタのアカウント削除(退会)のやり方【2024年版】
インスタアカウントを削除する前に知っておきたい注意点
インスタのアカウントを完全に削除すると、二度と同じアカウントの復旧や使用ができなくなります。間違って削除して後悔しないためにも、まずはしっかりと注意点を確認しておきましょう。
アカウントの「削除」と「一時停止」の違い
インスタをやめる方法としては「アカウント削除」か「一時停止(利用解除)」のどちらかを行います。
「アカウント削除」の特徴
・二度と復帰できない
・データはすべて削除される
・同じユーザー名はもう使えなくなる
※30日間の猶予期間内なら元通りに戻せます。
「一時停止」の特徴
・ログインするだけで復帰できる
・データはサーバー上に残り、復帰したら今まで通り見られる
・同じユーザー名で復帰できる
「削除」と「一時停止」の大きな違いはアカウントを復活させられるかどうかです。「アカウント削除」の場合はインスタ上のデータはすべて削除され、ユーザー名も二度と登録できず、復帰できません。一方「一時停止」は、ほかのユーザーからはアカウント削除と同じ状態に見えますが、インスタ内にデータは残っているのが特徴。復帰したくなったらログインするだけで、一時停止前と同じ状態で再び利用できます。
「アカウント削除」はとても強力な対処なので、復帰の可能性があるかどうかをしっかり考えてから手続きを行いましょう。
アカウントを削除して30日が経つと復元できなくなる
インスタはアカウントが完全に削除されると、同じアカウントは復元・使用できなくなります。しかし削除を選択してもすぐに実行されるわけではなく、30日間の猶予期間が設けられています。
猶予期間内にログインすれば、アカウントは元通りに使えるので安心してください。
アカウントの削除前に過去のデータをバックアップしておくと安心
インスタのバックアップ機能を活用すれば、今までに投稿した写真や動画、DM(ダイレクトメッセージ)、フォロー・フォロワーなどのデータを手元に残しておけます。アカウントの削除前に過去のデータをバックアップしておけば、間違えてデータを消してしまったときなども安心です。バックアップのやり方は以下のとおり。
1.プロフィール画面から「アクティビティ」をタップ
まずは自分のプロフィール画面へ移動。画面右上にあるメニューボタンをタップし、「アクティビティ」を開きます。
2.個人データをダウンロードし、リクエストを送信
次にアクティビティ内にある「個人データをダウンロード」を選択し、データを受け取るメールアドレスを入力。あとは「ダウンロードをリクエスト」をタップして完了です。難しい操作はないので、覚えておいて損はないでしょう。
インスタアカウントを削除する方法
続いてインスタアカウントを削除する方法を画像付きで解説します。iPhoneとAndroidでの削除手順はほとんど同じです。
インスタアカウントの削除手順
インスタはアプリとウェブの両方から、アカウントを削除することが可能。以下ではアプリを使用した手順を解説していきます。
1.「設定とプライバシー」から「アカウントセンター」を開く
自分のプロフィール画面に行き、画面右上のメニューをタップ。「設定とプライバシー」を選択し、「アカウントセンター」を開きます。
2.「個人の情報」を選ぶ
「アカウントセンター」を選ぶとアカウント設定画面へ移動します。「個人の情報」→「アカウントの所有権とコントロール」を選びましょう。
そして「利用解除または削除」をタップし、削除するアカウントを選択します。
3.削除理由とパスワードを入力する
上記の手順を行うとインスタ削除の設定画面へ移動します。ここで「アカウントの削除」にチェックを入れた状態で「次へ」をタップし、削除する理由を選びます。
理由を選んだらパスワードを再入力するフォームが表示されます。パスワードを入力後、「アカウントを削除」をタップして完了です。
インスタアカウントの削除手順(ウェブ)
ウェブからインスタアカウントを削除する手順をお伝えします。スマホアプリではなく、パソコンやスマホのウェブブラウザからインスタアカウントを削除したい場合にお役立てください。
なお、ウェブからアカウントを削除したい場合は、設定ページなどではなく、アカウント削除専用のページへアクセスする必要があります。
1.ブラウザでインスタアカウント削除ページを開く
ウェブブラウザからインスタアカウントの削除専用ページを開きます。
削除したいインスタアカウントのユーザーネーム(もしくは電話番号など)とパスワードを入力し、ログインしてください。
「Googleパスワードマネージャー」など、ブラウザによるパスワードの保存設定によってはすでにログインされているケースもあります。
2.「アカウントの削除理由」を選択
アカウントの削除理由を選択しましょう。
現状、選択できる項目は以下の通りです。
- 広告が多すぎる
- 忙しい/気が散る
- プライバシーに関する心配
- 削除したいコンテンツがある
- フォローしたい人が見つからない
- 利用開始時に問題が発生した
- 2つ目のアカウントを作成した
- その他
当てはまる理由がない場合は「その他」を選択して問題ありません。
3.パスワードを入力する
パスワードを入力します。アカウントの削除までには30日間の猶予が設けられるため、削除の日付を確認したうえで「○○(アカウント名)を削除」をクリックしましょう。
アカウント削除できていないときの原因と対処法
インスタアカウントの削除がうまくできていない場合は以下のようなケースも考えられます。該当していないかどうか、確認してみてください。
ログアウト・アンインストールではアカウント削除できない
アプリからログアウトしたり、アプリ自体をスマホから削除したりすれば、自分はインスタを利用できなくなります。しかし、これではアカウントを削除できていません。アカウント自体はインスタ上に残っており、今までに投稿した写真や動画をほかのユーザーは見られますし、コメントやDMなども送れる状態です。`完全にデータを消したい場合は、必ず上記で解説した「アカウント削除」の手順を踏んでください。
30日間の削除猶予期間中にログインしてしまった
30日間の削除猶予期間内に削除申請したアカウントへログインしてしまうと、削除されずアカウントが復活してしまいます。ちゃんと削除されたか確認したい人はログインせずに、削除したアカウントを検索してみましょう。
削除ではなく一時停止にしてしまっている
アカウントの一時停止状態は、削除状態と同様にユーザー名での検索にヒットしなくなったり、プロフィールが表示されなくなったりします。しかし一時停止中は再度ログインすると、その場でアカウントが復活。すでにアカウント猶予期間の30日が過ぎているのに、削除したアカウントへログインできてしまう場合、削除ではなく一時停止にした可能性が高いといえるでしょう。
サブアカウントの削除をしてしまった
インスタはアカウントを最大4つまで管理可能。そのため2つ以上アカウントを所持している人は、削除したかったアカウントではなく、別のアカウントを間違えて削除している可能性があります。複数アカウントを所持している人はアカウント削除をする際に、必ず確認してから削除しましょう。
インスタのアカウント削除のやり方を理解して、正しい手順で行うのが大切
本記事ではインスタのアカウント削除のやり方や、削除できないときの原因や対処法を紹介してきました。インスタのアカウントは30日間の猶予期間を過ぎると、二度と同じアカウントを復元・使用することができません。アカウントを削除するときは上記の手順に従い、注意しながらアカウントを削除しましょう。
また「SNS疲れしたからやめたい」「複数アカウントを作りたい」といったときにも、本記事で紹介したアカウント削除のやり方を参考にしてみてください。
Metascalecorp, Inc.
よくある質問
勝手にアカウントが削除されたりすることはある?
基本的にインスタアカウントが勝手に削除されることはありません。しかし以下のようなケースでは、自分の意思と関係なくアカウントが削除されることがあります。
- アカウントが乗っ取られた場合
- 重大な規約違反を犯した場合
- 著しく悪質なユーザーと判断された場合
万が一身に覚えがなくアカウントが削除されてしまった場合は、インスタのヘルプセンターから問い合わせてみてください。
アカウントが削除されてしまったら復活できる?
インスタアカウントの削除設定から30日以内であれば、アカウントの復活が可能です。
アカウント削除の手続きを行ってから30日以内に、復活したいアカウントに再度ログインをしてください。
iPhoneとAndroidで方法の違いはある?
iPhoneとAndroid、どちらの場合でもアカウントの削除手順は変わりません。
万が一アプリ版での操作手順がわからない場合は、先述したウェブサイトによるアカウント削除の操作手順を進めていただければ、OSに関係なくアカウントの削除が行えるでしょう。
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