AndroidでのSIMカードの取り出し方を画像つきでご紹介。
SIMカードの取り扱いはキャリアショップの店員さんがやってくれることもありますが、自分で方法を知っておくとなにかと便利です。
特にAndroidは、メーカーによって取り出し方が異なるので基本を知っておくことは大事です。
SIMピンをなくしたときの対処法や代用品になるものも紹介しているので、「SIMカードを取り出せない!」という方はぜひご確認ください。
【Android】SIMカードの取り出し方とピンを失くした時の対処法
【更新情報】
・2023年11月8日:AndroidのSIMカード取り出しの流れを追加しました
・2023年11月8日:SIMピンの代わりに使えるものを追加しました
・2023年11月8日:SIMカード取り出しに関するよくある質問を追加しました
・2023年11月8日:SIMカードを取り出せないときの対処法を追加しました
SIMカードとは?
ユーザーを特定するためのID番号、電話番号、キャリアメールのメールアドレス(@softbank.jpなど)などの情報が記録された小さなICカードです。通話やSMS、モバイルデータ通信などはSIMカードを介して行われています。
大きさ順に標準SIM、micro(マイクロ)SIM、nano(ナノ)SIMの3種類があり、2019年現在はnanoSIMが主流となっています。
SIMカードの取り出しが必要な場面
スマホはそのままで契約会社を乗り換えする時
たとえば大手キャリアから、LINEモバイルなどのMVNO(契約会社)に乗り換える時に、SIMカードの取り出しが必要になります。そうすれば今まで使っていたスマホはそのまま、格安の料金プランに変更できるのです。
SIMはそのままで、スマホだけ買い換える時
回線の契約なしでスマホを単体購入した時でも、SIMカードを移すだけで引っ越しができます。スマホ端末は家電量販店やAmazonで購入可能です。
マイクロSDカードを挿入する時
Galaxy S9(SC-02K)などマイクロSDカードとSIMカードのトレイが共有されている機種も多数あります。その場合は必然的に、マイクロSDカードを挿入する際にSIMカードを一時的に取り出す必要があります。
SIMカードの取り出し方・戻し方
では実際にSIMカードを取り出してみましょう。特別難しいことはなく、順番どおりに進めていけば問題ありません。ただしSIMカードは精密機器なので慎重に取り扱いましょう。
なお本記事ではGoogle Pixel 3を使って解説します。
SIM取り出しにはピンが必要
SIMの取り出しには専用ピン、イジェクトピンなどさまざまな名称がありますが、スマホを購入すると必ず付いてくるピンです。
もし失くしてしまった場合は、ペーパークリップで代用できます。
SIMピン不要の機種もある
XperiaシリーズのようにSIMピン不要で、爪でSIMカード挿入口のカバーを取り外せる機種もあります。
画像つき・AndroidのSIMカードの取り出し例
電源を点けたままでも取り出しはできますが、最悪データが破損する可能性も……。
ソフトバンクのオンラインマニュアルなどでも「必ず本機の電源を切ったあとで」という記述があるので、電源はオフにした方が安全です。
AndroidのSIMカードの取り出し方
- スマホの電源を切る
- SIMトレイの位置を確認
- トレイの穴にピンを差し込み、指で取り出す
- トレイに新しいSIMカードを入れる
- トレイを戻したら完了!
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STEP1
スマホの電源を切る
電源を点けたままでも取り出しはできますが、最悪データが破損する可能性もあるため要注意です。
ソフトバンクのオンラインマニュアルなどでも「必ず本機の電源を切ったあとで」という記述があるので、電源はオフにした方が安全です。 -
STEP2
SIMトレイの位置を確認
SIMピン用の小さな穴がある楕円形の枠がSIMカードトレイ。機種によって場所は変わりますが、スマホ側面のどこかにあるはずです。
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STEP3
トレイの穴にピンを差し込み、指で取り出す
軽く力を入れてSIM 取り出しツールをグッと差し込むと、SIMカードトレイが飛び出します。
一度SIM 取り出しツールを差し込めば、あとは指でトレイを引っ張り出せます。この時SIMカードやSIM トレイを勢い余って落としやすいので注意しましょう。 -
STEP4
トレイに新しいSIMカードを入れる
トレイにはSIMカードがぴったりハマるような形状になっているので、この形に沿って新しいSIMカードを挿入しましょう。
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STEP5
トレイを戻したら完了!
SIMカードをトレイに入れたら、あとは端末に再び戻すだけです。
カチッという感触があるまでしっかり押し込んでください。
SIMカードトレイがない機種は、裏蓋を開くとSIMカードスロットがある
Zenfone 2など2015年頃までに発売された機種だと、裏蓋を取り外してSIMカードの交換を行う機種もあります。
SIMのピンを失くした時の対処法・代用品
SIMのピン(取り出しツール)は小さく使用頻度が低いため紛失しがち。
万一なくしてしまった場合は、別の尖ったもので代用してみましょう。以下のようなものがピンの代わりとして利用できます。
ペーパークリップを使ったSIMピンの取り出し例
ここでは、書類をまとめるためのペーパークリップを用いたSIMカードの取り出し方を紹介していきます。
ドコモやAppleなど各種メーカーも、SIMピンの代わりにペーパークリップが使える旨を明言しています。ちなみに筆者も、キャリアショップの店員さんは安全ピンを使っていました。
不安な人はAmazonから購入も可能
SIMピンはAmazonで販売されています。ペーパークリップを使うのが不安な人は、こちらをチェックしてみるといいでしょう。
SIMカードを取り出す時の注意点
SIMカードのIC部分やトレイの差込口に触らない
SIMカードのIC部分とSIMカードトレイの差込口は非常にデリケートな部分です。指先に付いたホコリが原因で動作不良を起こすことも……。
SIMカードが壊れるとスマホの重要な機能が使えなくなります。極力触れないように注意しましょう。
静電気、水気に注意する
SIMカードは精密機器のため、静電気や水気にも注意を払わなければいけません。濡れた手で触らないのはもちろん、湿度の高い場所を避け、できれば静電気対策もしておきましょう。手を洗う(洗った手はよく拭く)、壁に触るだけでも静電気対策になります。
SIMカード、SIMカードトレイを失くさない
SIMカードそのものはもちろん、SIMカードトレイを失くしてしまうとSIMカードを使えなくなってしまいます。特にトレイを引っ張り出す時に落としやすいので注意が必要です。
ピンの先端でケガをしないように
SIMピンやペーパークリップの先端はとがっているので、ケガにも十分注意しましょう。先端に触れないのはもちろん、うっかり落とした際に踏んでしまう危険性も考えられます。
SIMカードの取り出しに関するよくある質問
SIMカードを取り出すピンをなくしてしまった!代用品はなに?
先が尖っていて、ある程度強度のあるもので代用可能です。身近なものだと以下のようなものがあります。
●ペーパークリップ
●安全ピン
●シャープペンシル
●つまようじ
AndroidのSIMカードの取り出し方は?
大まかな流れは以下の通りです。AndroidはSIMカードを入れる場所が機種によって変わるので、説明書を確認しておいた方が安全です。
1.Androidの電源をオフ
2.SIMカードのトレイの穴にSIMピンを差す
3.SIMカードを取り出す
4.新しいSIMカードを入れてトレイを戻す
iPhoneのSIMカードの取り出し方は?
大まかな流れは以下の通りです。
1.iPhoneの電源をオフ
2.SIMカードのトレイの穴にSIMピンを差す
3.SIMカードを取り出す
4.新しいSIMカードを入れてトレイを戻す
ピンを差し込んでもSIMカードが取り出せない!対処法は?
ピンを差し込んでもSIMカードのトレイが出てこない場合、SIMカードが引っかかっている可能性があります。トレイの隙間にメモ用紙程度の厚さの紙を差し込見ながらピンを差し込んでみましょう。
それでも取り出せない場合は、
●ピンの差し込みが甘い
●ピン(の代用品)の大きさが合っていない
●ピンの穴にゴミが詰まっている
などが考えられます。ある程度試行錯誤しても解消しないようでしたら、iPhoneを修理に出した方が無難です。
SIMカードを取り出すのは簡単だけど油断大敵。取り扱いは慎重に
機種によって多少の違いはありますが、スマホからSIMカードを取り出す方法は難しくはありません。ただし繰り返しになりますが、SIMカードは小さな精密機器なので、故障や紛失のないよう取り扱いには十分注意しましょう。
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