新しいiPhoneを買ったり、使っている端末はそのままに携帯キャリアを変えたりするときにはSIMカードを取り出して、入れ替える必要があります。
本記事ではiPhoneとiPadのSIMカードの取り出し方を、画像つきで手順ごとに解説します。
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【iPhone/iPad】SIMカードの取り出し方 機種別のSIMトレイの場所とピンの代用品
iPhone・iPadのSIMトレイはどこにある?
SIMトレイは本体の側面にあり、楕円形の枠と小さな穴が目印です。iPhoneは12シリーズ以降が左側面、11シリーズ以前が右側面にあり、機種によって左右が入れ替わります。
手元のiPhoneがどちらなのか、Appleが公開しているモデル別の一覧をもとに整理しました。
iPhoneのSIMトレイの位置
| 位置 | 対象モデル |
|---|---|
| 左側面 | iPhone 12・13・14・15・16シリーズ |
| 右側面 | iPhone 4〜11の各シリーズ、iPhone SE(第1〜3世代) |
| 本体の上部 | 初代iPhone、iPhone 3G、iPhone 3GS |
| トレイなし | iPhone 17シリーズ、iPhone Air(eSIM専用) |
iPadは多くの世代で、本体の下寄りの右側面にSIMトレイが付いています。iPad 2とiPad(第3・第4世代)だけは本体の上寄りの左側にあり、ピンを45度の角度で差し込みます。
iPhoneのSIMカードの取り出し方(抜き方)
SIMカードの取り出し自体は特別難しいことはなく、順番どおりに進めていけば問題ありません。
ただし、小さな精密機器なので慎重に取り扱いましょう。
準備|SIM取り出しにはピンが必要
iPhone/iPadの購入時に付いてくる、SIMカード取り出し用のピンです。Appleは「SIM 取り出しツール」と呼称しています。もし失くしてしまった場合は、ペーパークリップで代用できます。
▲iPhone/iPadに付属のSIM取り出しツール。
▲本体の箱の中に、このような台紙とSIM 取り出しツールが一緒に入っている。
【画像つき】iPhoneでSIMカードを取り出す・入れる流れ
iPhoneのSIMカードの取り出し方
- iPhoneの電源を切る
- iPhone側面(12シリーズ以降は左、11シリーズ以前は右)のSIMトレイを探す
- トレイの穴にピンを差し込み、トレイを指で取り出す
- トレイに新しいSIMカードを入れる
- トレイを戻したら完了!
-
STEP1
スマホの電源を切る
電源を点けたままでも取り出しはできますが、最悪データが破損する可能性も……。
マニュアルなどには「必ず本機の電源を切ったあとで」という記述があるので、電源はオフにしておきましょう。 -
STEP2
SIMトレイを探す(小さな穴のある楕円形の枠)
▲SIMトレイは楕円形の枠と小さな穴が目印。位置は機種によって本体の左右どちらかの側面にある
SIMピン用の小さな穴がある楕円形の枠がSIMトレイです。位置は機種で異なり、iPhone 12シリーズ以降は左側面、iPhone 11シリーズ以前は右側面にあります。
-
STEP3
トレイの穴にピンを差し込み、指で取り出す
▲楕円形の枠と小さな穴がトレイの目印。
小さな穴にピンの先を当て、穴の正面からまっすぐ押し込みます。強く突く必要はなく、軽い力でもトレイは少し飛び出してきます。
一度ピンを差し込めば、あとは指でトレイを引っ張り出せます。このときSIMカードやトレイを勢い余って落としやすいので注意しましょう。
斜めに差したり、穴の中で先端を動かしたりすると、トレイを押し出す内部の部品を傷めます。向きを合わせてから押してください。 -
STEP4
トレイに新しいSIMカードを入れる
▲トレイからSIMカードを取り出した様子
SIMカードは四隅のうち1か所だけ角が斜めに欠けています。トレイのくぼみにも同じ形の切り欠きがあるため、角の向きをそろえて静かに置きましょう。向きが違うと収まりません。
-
STEP5
トレイを戻したら作業完了!
SIMカードをトレイに入れたら、あとは端末に再び戻すだけです。
カチッという感触があるまでしっかり押し込んでください。
差し込む向きは、取り出したときと同じです。電源を入れ直したあとに画面の上部を見て、電波が表示されているかを確かめておくと安心できます。
SIMトレイが見当たらないiPhoneはeSIM専用
本体の側面を一通り見てもピンを差す穴が見つからないなら、そのiPhoneはSIMカードを差さないeSIM専用モデルです。iPhone 17・17 Pro・17 Pro Max・17e・Airがこれにあたり、回線の契約や乗り換えは画面上の操作だけで完結します。
eSIMの端末では、SIMピンも代用品も出番がありません。機種変更でデータを引き継ぐときは、契約している通信会社が用意しているeSIMの移行手続きを探しましょう。
- アメリカで購入したiPhone 14以降のモデルも、同じくeSIM限定。日本で買ったiPhone 14〜16にはSIMトレイがあるので、左側面を探せば見つかります。
SIMのピンをなくしたときの対処法・代用品
SIMのピン(取り出しツール)は小さく、使用頻度が低いため紛失しがち。
万一なくしてしまった場合は、先が細くて硬い金属のもので代用できます。木や樹脂のものは穴の中で折れる危険が高いため、次のいずれかを選んでください。
SIMピンの代わりに使えるもの(一例)
- ペーパークリップ(ゼムクリップ)
- 安全ピン
- 市販のSIM取り出しピン
【おすすめ】ペーパークリップを使ったSIMピンの取り出し例
ここでは、書類をまとめるためのペーパークリップを用いたSIMカードの取り出し方を紹介していきます。
AppleもNTTドコモも、SIM取り出しツールの代わりにペーパークリップを使う方法を案内しています。代用品の中では、もっとも確実に開けられる選択肢です。
▲ペーパークリップを使う場合、まずクリップの外側の部分をまっすぐに折り曲げる。
▲折り曲げたペーパークリップを、SIM トレーの穴に差し込めばOK。
▲AppleのサポートページやNTTドコモのお客さまサポートには、ペーパークリップを使ったSIMトレイの開け方が解説されている。
出典:iPhoneのSIMカードを取り出す/入れ替える - Apple サポート、「SIM取り出し用ピン」を紛失したときは | お客さまサポート | NTTドコモ
代用に使わないほうがいいもの
先が細ければ何でもよいわけではありません。木や樹脂でできたものは穴の中で折れ、トレイごと取り出せなくなるおそれがあります。折れた先端は自力で抜けず、修理に出すことになります。
SIMピンの代用に向かないもの
- つまようじや竹串
- シャープペンシルの芯
- 穴より明らかに太い画びょう
金属でも、穴に対して太すぎるものは穴のふちを押し広げてしまいます。差し込む前に、SIMトレイの穴と近い太さかどうかを見比べてください。
不安な人はAmazonからピンの購入も可能
iPhoneのSIM取り出しツール(ピン)はAmazonでも1本200円ほどで販売されています。
ペーパークリップだとスマホを傷つけないか不安な人は、こちらをチェックしてみるといいでしょう。
SIMカードが取り出せないときの原因と対処法
ピンを差し込んでもトレイが出てこないときは、力を強めず、いったん手を止めて原因を確認しましょう。強く突くと、トレイを押し出す内部のバネやレバーが壊れ、修理でしか直せない状態になります。
トレイが出てこないときによくある原因
- ピンが穴に対して斜めに入っている
- ピンや代用品が穴に対して太すぎる
- SIMカードが浮いて本体の内部に引っかかっている
- トレイを使わずSIMカードだけを差し込んでいる
- トレイが変形している
まず試したいのは、ピンをまっすぐ入れ直すことです。穴の正面から垂直に当て、軽く押し込みます。それでも動かないなら、iPhoneを下向きにして軽く振り、内部でずれたSIMカードの位置を整えてから、もう一度ピンを差してみましょう。
トレイが途中まで出て止まった場合は、抵抗を感じない範囲でいったん奥へ戻し、まっすぐ引き直します。ここで無理に引っ張ると、トレイが噛み込んで抜けなくなります。
それでも開かないときは店舗に相談
手をつくしても開かないなら、自分で分解せず、契約している通信会社の店舗かApple Store直営店に持ち込みましょう。
Apple公式も、うまく取り出せない場合の相談先としてこの2つを案内しています。
SIMカードを取り出すときの注意点
SIMカードのIC部分やトレイの差込口に触らない
SIMカードのIC部分とSIMカードトレイの差込口は非常にデリケートな部分です。指先に付いたホコリが原因で動作不良を起こすことも……。
SIMカードが壊れるとスマホの重要な機能が使えなくなります。極力触れないように注意しましょう。
▲nanoSIMは大部分がICチップなので全く触らないのは難しいが、それでも極力触れないように。
静電気や水気に注意する
SIMカードは精密機器のため、静電気や水気にも要注意です。濡れた手で触らないのはもちろん、湿度の高い場所を避け、できれば静電気対策もしておきましょう。
手を洗う(洗った手はよく拭く)、壁に触るだけでも静電気対策になります。
SIMカードやトレイを失くさない
SIMカードそのものはもちろん、トレイを失くしてしまうとSIMカードを挿入できなくなってしまいます。特にトレイを引っ張り出すときに落としやすいので注意です。
出しっぱなしだとどうしても風で飛びやすいので、一度取り出し作業をはじめたら、端末に戻すところまで終わらせておいた方がよいでしょう。
▲SIMカードとトレイはスマホの中のとても小さな部品。どちらも吹けば飛ぶほどなので、取り扱いは慎重に。
SIMピンやクリップの先端でケガをしないように
SIMピンやペーパークリップの先端はとがっているので、ケガにも十分配慮しましょう。先端に触れないのはもちろん、うっかり落とした際に踏んでしまう危険性も考えられます。
▲SIM 取り出しツールの先端は縫い針に比べれば丸いが、それでもいたずらに触れないように。
SIMカードとは? なぜ取り出す?
SIMカードとは、契約している携帯電話回線でユーザーを特定するためのID番号、電話番号などが記録された小さなICカードです。
通話やSMS、モバイルデータ通信などはSIMカードを介して行われます。
大きさ順に標準SIM、micro(マイクロ)SIM、nano(ナノ)SIMの3種類があり、iPhoneはiPhone 5以降、iPadはiPad mini以降nanoSIMが採用されています。
▲写真はnanoSIM。横8.8mm、縦12.3mmと非常に小さく、そのほとんどがICチップで占められている。裏面にはキャリアのロゴと、端末製造番号が印字
SIMカードの取り出しが必要な場面
以下のようなシーンで、SIMカードの取り出しが必要になります。
- スマホはそのままで契約会社を乗り換えするとき
- SIMはそのままで、スマホだけ買い換えるとき
たとえば新しいiPhoneを購入したときなどは、SIMカードを移し替えることで、前の端末と同じ携帯電話回線が利用できるようになります。
ほかにも、大手キャリアからLINEモバイルなどのMVNO(契約会社)に乗り換えるときに、SIMカードを変えることで、同じスマホを使いながら、別のキャリアの格安料金プランに変更することが可能です。
▲元のスマホからSIMカードを取り出し、新しいスマホに挿入すればOK。
SIMカードの取り出しに関するよくある質問
SIMカードを取り出すピンがないときの代用品は?
先が細くて硬い金属のもので代用できます。身近なものだと以下の2つです。
●ペーパークリップ
●安全ピン
※つまようじやシャープペンシルの芯は、穴の中で折れて取り出せなくなるため避けてください。
ピンを差し込んでもSIMカードが取り出せないときの対処法は?
ピンを差し込んでもSIMカードのトレイが出てこない場合、SIMカードが引っかかっている可能性があります。
まずはピンが穴に対してまっすぐ入っているかを確かめ、iPhoneを下向きにして軽く振ってから差し直してみましょう。
トレイの隙間にメモ用紙ほどの厚さの紙を差し込みながら、ピンを押してみるのも手です。
それでも取り出せない場合は、
●ピンの差し込みが甘い
●ピン(の代用品)の大きさが合っていない
●ピンの穴にゴミが詰まっている
などが考えられます。強く押し込むと内部の部品が壊れるため、契約している通信会社の店舗かApple Store直営店に相談してください。
iPhone 12やiPhone 15のSIMトレイはどこにありますか?
どちらも本体の左側面です。iPhone 12シリーズ以降は左側面、iPhone 11シリーズ以前とiPhone SEは右側面にSIMトレイがあります。
側面を探してもピンを差す穴が見つかりません
iPhone 17シリーズのような、SIMトレイのないeSIM専用モデルかもしれません。その場合はSIMカードを抜き差しせず、通信会社の案内に沿って画面上で回線を設定します。
SIMカードはどういうときに取り出す必要があるの?
以下のような場面で必要になります。
●スマホはそのままで契約会社を乗り換えするとき
●SIMはそのままで、スマホだけ買い換えるとき
SIMカードを入れ替えることで、新しい端末で前と同じ携帯電話回線が利用できたり、スマホは変えずに別の携帯キャリアの格安料金プランに変更したりできます。
SIMカードは簡単に取り出せるが失くすと大変。取り扱いは慎重に
スマホからSIMカードを取り出す方法は難しくはありません。ただし簡単に取り出せる反面、SIMカードは失くしやすく壊れやすい部品です。
迷ったときは、SIMトレイの位置だけ先に押さえておきましょう。iPhone 12シリーズ以降は左側面、iPhone 11シリーズ以前は右側面にあり、iPhone 17シリーズにはトレイそのものがありません。
SIMカードはスマホの重要な機能を担っています。繰り返しになりますが、故障や紛失のないよう十分注意しながら取り扱いましょう。