自宅で本格的なカラオケを楽しむなら『Apple Music Sing』がおすすめ。専用マイクの接続方法から、歌詞表示、ボーカルキャンセル機能などを使って、カラオケルームと同じような環境をiPhoneで再現できます。
この記事では、『Apple Music Sing』の使い方や、iPhoneにカラオケマイクを接続する方法、注意点などをわかりやすく解説します。
iPhoneでカラオケできる『Apple Music Sing』の使い方 マイクの接続方法も
Apple Music Singの使い方
『Apple Music Sing』は、iPhone上でカラオケを楽しむための機能です。以下の条件を満たしている場合のみ利用可能になります。
【iPhone】
iPhone 11シリーズ以降
iPhone SE(第3世代)
【iPad】
iPad Pro 11インチ (第3世代以降)
iPad Air (第4世代以降)
iPad mini (第6世代)
iPad (第9世代以降)
【Apple TV】
Apple TV 4K (第3世代)
iPhoneとiPadの「OSは16.2以降」のバージョンで、なおかつ「Apple Musicのサブスクリプションに加入」している必要があります。
曲を検索する
「Apple Music」を開いたら、「見つける」もしくは「検索」からカラオケに使う曲を探します。歌いたい曲が決まっている時には「検索」からピンポイントで捜すのが便利。
また、流行りの曲を歌いたいときには、「見つける」の中にある「デイリーTOP100」などから曲を探すのがおすすめです。
タイトルやサムネイルをタップして再生する
歌いたい曲が見つかったら曲名のあたりをタップして楽曲を再生します。
歌詞を表示する
曲の再生が始まると、画面下部に再生中の楽曲が表示されるので、そこをタップしましょう。画面が切り替わったら、赤枠部分をタップして歌詞を表示させます。
カラオケモードにする
マイクマークをタップして、下にスライドすることで、カラオケモードに移行。カラオケモードでは、ボーカル音源の音量だけが小さくなります。また、マイクマークを上にスライドすることで、伴奏とボーカル音源が流れる通常モードに戻ります。
なお、カラオケルームで歌っているときのように、自分の声が響いて聞こえることはありません。あくまで、オフボーカルの音源を使って、自動的に切り替わる歌詞を見ながら歌の練習ができるだけの機能になります。
もしも自分の声を響かせたい、エコーをかけたいという人は、後述する「iPhoneにカラオケマイクを接続する方法」を参考に環境を整えてみてください。
『Apple Music Sing』の便利な機能
今聞いている曲を簡単に共有する
今聞いている曲の歌詞を長押しすることで共有画面が開きます。相手を選択して曲を共有してみましょう。リンクを共有された側は、瞬時に楽曲のTOPページにアクセスが可能になり、曲を検索する手間が省けます。「コレいい曲だから聞いてみて!」と思ったらリンクを共有してみるのもいいでしょう。
イコライザで音質を調整する
スマホ本体の設定画面から、「ミュージック」→「イコライザ」の順に操作することで、音質の調整もできます。アコースティックやピアノなど、自由に音質を変えてみましょう。
iPhoneにカラオケマイクを接続する方法
iPhoneでカラオケルームを再現するには『Apple Music Sing』のほかに、専用の機材や周辺機器が必要になります。ここでは、iPhoneに接続できるおすすめの機材や周辺機器を紹介します。
マイク(有線)とiPhoneのみを繋ぐ場合
ここでは、iPhoneにカラオケ用マイクを直接つなぐ方法を紹介します。この方法の場合、音質はややチープになりますが、低コストでカラオケルームのような環境を整えられます。
1.マイク(有線)
下記のように口元を覆うカップ付きのものであれば、多少大きな声で歌っても外に音が漏れにくくなります。また下記商品の場合は、エコーとマイクの音量調整ダイヤルがついており、声のボリュームとエコーの強さを別々に調整可能。カラオケルームで歌うときのような臨場感を再現しやすくなっています。
また、上記のマイクにはイヤホン変換アダプタが付属していないため、別途ケーブルが必要になります。
2.イヤホン変換アダプタ
今使っているiPhoneのイヤホンジャックの形状に合わせて、「Lightning」もしくは「USB Type-C」のイヤホン変換アダプタを準備してください。イヤホンジャックの反対側は「3.5mm」のメス端子です。
3.イヤホン
歌声を確認したい場合にはイヤホンも必要になります。マイクに付属している四角い機材に接続するため3.5mmのオス端子のイヤホンを準備しましょう。
上記で紹介した機材や周辺機器を、次の順で接続していくと、カラオケルームのような声の響きを再現できます。
「iPhoneにイヤホン変換アダプタを装着」→「イヤホン変換アダプタにマイクを接続」→「マイクにイヤホンを接続」
接続がうまくいけば、イヤホンから自分の声と、再生中の曲が流れます。
オーディオインターフェースにマイクとiPhoneを繋ぐ場合
ここでは、オーディオインターフェースにマイクとiPhoneを繋ぐ方法と、必要な機材紹介します。
オーディオインターフェースを追加することで音質や音量の調整がしやすくなり、声の響き方もカラオケルームに限りなく近くなるため、本格的にカラオケの練習をしたい人におすすめです。
1.オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは、自分の声とBGMの音量を別々に調整しやすく、エコーもかけられるタイプがおすすめです。「AG03MK2」はひとりで練習するときや配信をするときなど、さまざまなシーンで活用しやすいのが魅力。switchやスマホの充電でも使用する、「USB Type-C」ケーブルがあれば電源を供給できます。
また、「AG03MK2」をPCに繋ぐことで、エコーやコンプレッサーの強さも細かく調整可能に。カラオケルームの独特な音の響き方を再現しやすくなっています。
2.マイク
カラオケルームの環境を再現するなら、ダイナミックマイクがおすすめ。オーディオインターフェースに接続できるように有線のタイプを選択しましょう。
3.ケーブル
オーディオインターフェースを使う場合は、以下のケーブルが必要になります。
●iPhoneとオーディオインターフェースを繋ぐケーブル
●マイクとオーディオインターフェースを繋ぐケーブル
●オーディオインターフェースに電源を供給するケーブル
iPhoneとオーディオインターフェースを繋ぐケーブル
「AG03MK2」の「AUX」に接続をするため、3.5mmのオス端子のケーブルを用意しましょう。
マイクとオーディオインターフェースを繋ぐケーブル
マイクに繋ぐ3つの穴が開いている端子と、オーディオインターフェースに繋ぐ3つのピンが出ている端子のものを選びましょう。マイクを手に持って歌う場合は、2mほどの長さのケーブルを選択するのがおすすめです。
オーディオインターフェースに電源を供給するケーブル
「AG03MK2」は「5V DC」から電源を供給することで使用可能になります。「AG03」は専用の電源ケーブルが付属していますが、「AG03MK2」には付属されていないので、「USB Type-C」のケーブルを準備しておきましょう。
また「USB Type-C」ケーブルがもう1本あれば、PCやスマホと接続して録音を行ったり、配信したりできるようになります。
4.ヘッドホン
密閉型のヘッドホンなら音漏れを軽減しやすく、曲や自分の声もクリアに聞こえやすくなるのでおすすめです。
また、「AG03MK2」にはヘッドホンやイヤホンなど、複数の接続端子が用意されているため、3.5mmのオス端子のイヤホンでも音の確認はできます。
接続方法は次の通りです。「iPhoneにケーブルを繋いでAG03のAUXに接続」→「AG03のHEADSET端子にヘッドホンを接続」→「AG03のXLR端子にダイナミックマイクを接続」
正しく接続ができていれば、インターフェース経由でマイクの音源と伴奏音源を聴きながらカラオケ練習が可能になります。
『Apple Music Sing』の注意点
『Apple Music Sing』を使用する際には、いくつかの重要な注意点があります。以下の情報を理解しておくことで、スムーズにカラオケ体験が可能になります。
『Apple Music』にサブスク登録する必要がある
『Apple Music Sing』は、Apple Musicのサブスクリプションサービスの一部として提供されています。この機能を利用するには、Apple Musicのサブスクリプションを登録する必要があります。
新規登録の場合は、1ヵ月間お試し利用が可能。無料で試したのち、継続利用するかどうかを検討するといいでしょう。
一部のiPhone端末は『Apple Music Sing』を使用できない
『Apple Music Sing』は、iPhone 11以降かつ、iOS16.2以降の対応機種でのみ使用できます。
iPhone XSなどでも『Apple Music 』は利用可能ですが、サブスクリプションに登録しても、ボーカルをミュートできるカラオケ機能『Apple Music Sing』は表示されません。しっかりと自分の端末のバージョンを確認したうえで利用するようにしましょう。
iPhoneでカラオケを楽しもう!
iPhoneでカラオケを楽しむために、『Apple Music Sing』の使い方から、専用マイクの接続方法や必要な機材について紹介しました。これらの知識を活用して、自宅で本格的なカラオケを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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