初めて「LINE(ライン)」を使うときや、新たな端末にLINEアプリを入れたときにとても便利な「友だち自動追加」機能。でも職場や人間関係によっては「LINEで繋がるのはちょっと……」と躊躇してしまうこともありますよね。
・LINEの「友だち自動追加」とは、自動で友だちを検索して登録してくれる機能
・LINEの「友だちへの追加を許可」とは「友だち自動追加」を受け入れること
・組み合わせ次第で自分仕様に変えられる
・便利な機能の一方、トラブルに巻き込まれる危険性もあることを忘れずに
ここでは、自分好みの設定を理解して、便利な機能を使いこなす方法をご紹介します。
LINEの「友だち自動追加」を解説!「友だちへの追加を許可」との違いも紹介
LINEの「友だち自動追加」とは
LINEの「友だち自動追加」とは、自動で友だちを検索して登録してくれる優秀な機能です。一方、十分に機能を理解していないと繋がりたくない人とも繋がってしまうことがあるため注意が必要です。
スマホやタブレットのアドレス帳にある連絡先の中から、LINEユーザーを自動で抽出して勝手に友だち登録まで済ませてくれるので、いちいち自分で登録する必要がなく手軽で簡単にLINEユーザーに繋がれます。
特に以下の3つに当てはまる方には便利な機能と言えるでしょう。
- 自分で友だち登録するのが面倒
- 誰と繋がっても気にならない
- たくさんの人と繋がりたい
「友だち自動追加」機能の設定は、ホーム画面からたったの5秒で完了です。iPhoneもAndroidもほぼ同じ手順で行うことができます。
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STEP1
ホーム > 画面右上[友だち追加ボタン]をタップ
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STEP2
[友だち自動追加]横の[許可する]をタップ
この後にポップアップが表示されるので「許可」や「OK」を選択すると完了です。
ただし、友だち自動追加機能によって思ってもいなかった人と繋がってしまう可能性があります。そのため、下記に当てはまる人は友だち自動追加機能を許可する際に注意が必要です。
- 自分で選んだ人とだけ繋がりたい
- 友人・知人とは繋がりたくない
- 関係性が薄い人からの通知が煩わしい
これらに当てはまる方は自動追加を使わず、LINEで繋がりたい人とだけ個別に友だち登録を行いましょう。
個別で追加したい方は、下記記事を参考にしてみてください。
「友だち自動追加」をONにしたときに行われること
「友だち自動追加」をONにすると以下の3つが自動で処理されます。
- スマホ内のアドレス帳とLINEが同期される
- 「友だちへの追加を許可」をONに設定しているユーザーが自動追加される
- 相手の「知り合いかも?」に自分のLINE名が表示される
スマホ内のアドレス帳とLINEが同期される
友だち自動追加機能を有効にすると、スマホやタブレットなどのデバイスに登録されているアドレス帳とLINEが同期されます。LINE利用登録時に確認されるアドレス帳の同期に同意しているからです。
LINEでは新たにアプリをインストールして登録する際には、アドレス帳内の情報の送信と利用を確認するダイアログが表示されます。
そこで[確認]をタップすることでLINEにデバイスのアドレス帳が反映される仕組みです。
「友だちへの追加を許可」をONに設定しているユーザーが自動追加される
友だち自動追加をONにすると、後述する設定で「友だちへの追加を許可」をONにしているユーザーが自動で追加されます。
LINEでは、ユーザー同士が連絡先を知っている人同士を「友だち」と定義して以下の内容をサーバーに送信し、連絡先を持っているデバイスに友だち登録されます。
- アドレス帳内に登録されている電話番号
- アドレス帳内に登録されている携帯用のメールアドレス
たとえば、LINEアプリをダウンロードし、友だち自動追加を許可したときに仲の良い友人Aさんが[友だち]に登録された場合は以下のような状態となります。
・お互いまたは、自分だけが連絡先(携帯番号or携帯用メールアドレスのどちらか)を知っている
・Aさんも友だち自動追加をONにしている
相手の「知り合いかも?」に自分のLINE名が表示される
友だち自動追加をONにすると、相手の「知り合いかも?」という表示に自分のLINE名が表示されることがあります。
お互いが連絡先を持っているときと違い、自分はアドレス帳に登録しているけど、相手は登録していないときに[知り合いかも?]に表示されます。
例えば、自分の連絡先を伝えずにBさんの連絡先を登録した後、友だち自動追加をONにすると、自分は連絡先を知っているのでBさんは[友だち登録]されます。
一方、Bさんはこちらの連絡先を知らないので[知り合いかも?]に自分のアカウント名が表示されるのです。
「友だち自動追加」をONにするときの注意点
「友だち自動追加」をONにするときの注意点は2つあります。
- 仕事関係などLINEで繋がりたくない人と繋がってしまう
- 知らない人が自動追加される可能性がある
仕事関係などLINEで繋がりたくない人と繋がってしまう
1つ目の注意点は、仕事関係などLINEで繋がりたくない人と繋がってしまうことです。デバイスのアドレス帳をもとに自動登録されるので、相手も「友だち自動追加」をONにした場合は、双方に[友だち登録]され、自分だけがONにした場合は、相手に[知り合いかも?]と表示されてしまいます。
知らない人が自動追加される可能性がある
2つ目の注意点は、知らない人が自動追加される可能性があることです。アドレス帳にある電話番号に紐付いて登録していくので、現在は知らない人の電話番号であっても[友だち登録]されてしまうのです。
もともと連絡先を知っていた人が電話番号を変更し、その後知らない人に同じ番号を割り振られた際に起こる現象です。相手はこちらの連絡先を知らないので[知り合いかも?]に表示され、そのまま登録されてしまうこともあります。
LINEの「友だちへの追加を許可」とは
「友だちへの追加を許可」とは「友だち自動追加」を受け入れることです。連絡先を共有されると知らない人と繋がりやすくなり、トラブルに巻き込まれる可能性が高まるため注意が必要な機能です。
2つの違いは能動か受動かという点にあります。
- 友だち自動追加→友だちを登録する機能
- 友だちへの追加を許可→相手へ登録を許可する機能
「友だち自動追加」はホーム画面から5秒で設定できます。
iPhoneもAndroidもほぼ同じ手順で設定が可能です。
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STEP1
ホーム > 画面右上[友だち追加ボタン]をタップ
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STEP2
[友だち自動追加]をタップ
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STEP3
[友だちへの追加を許可]をタップして[ON]にする
「友だちへの追加を許可」をONにしたときに行われること
「友だちへの追加を許可」をONにすると2点が自動で処理されています。
・アドレス帳の登録先が「友だち自動追加」ONの場合は追加される
・電話番号で検索されたときに自分のLINE名が表示される
アドレス帳の登録先が「友だち自動追加」ONの場合は追加される
自分のアドレス帳に登録している相手が「友だち自動追加」を有効にしている場合、自動で[友だち登録]されます。
さらに、相手だけが自分の連絡先をアドレス帳に登録していて、同じく「友だち自動追加」を有効にしている場合にも[友だち登録]されます。
電話番号で検索されたときに自分のLINE名が表示される
電話番号で相手に検索されたときにも自分のLINE名が表示されます。相手に追加を許可しているので、検索などで繋がった人が登録すれば[友だち登録]されます。
「友だちへの追加を許可」をONにするときの注意点
「友だちへの追加を許可」を有効にする際の注意点は2つあります。
・LINEで繋がりたくない人と自動的に[友だち登録]される可能性がある
・電話番号検索から[友だち登録]される可能性がある
LINEで繋がりたくない人と自動的に[友だち登録]される可能性がある
自分の連絡先を知っている人であれば、自動的に[友だち登録]される可能性があります。うっかり「友だちへの追加を許可」していると、繋がるつもりのない相手に登録されてしまうのです。
ただし、相手が「友だち自動追加」を有効にしていない場合には[知り合いかも?]に表示され、自動的に追加はされません。
電話番号検索から[友だち登録]される可能性がある
電話番号検索から[友だち登録]される可能性があります。「友だちへの追加を許可」することは、「自分の連絡先を知る人みんなを受け入れるよ」という意味です。
ですから、例えば友だちAさんが、たくさんの知り合いに連絡先を共有した場合、まったく知らない人でも[友だち登録]できてしまうので、トラブルになる可能性を認識しておきましょう。
なお、青少年をトラブルから防ぐ観点から、年齢認証ができていない場合は登録されません。
「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」のON/OFFの組み合わせ
実際に「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」を組み合わせたときの違いを紹介します。
友だち自動追加「ON」/友だちへの追加を許可「ON」
この場合、自分が友だちにしたい、あるいは友だちにしてもらってOKということです。
知り合いはもちろん、たくさんの人と繋がりたいユーザー向けの組み合わせです。
・自分のアドレス帳に登録していて、[友だちへの追加を許可]している人と自動で[友だち登録]
・自分の連絡先を知っている人や電話番号検索した人が自動で[友だち登録]
友だち自動追加「ON」/友だちへの追加を許可「OFF」
この場合は、自分からは友だちにしたいけれど、勝手に友だちにはされたくないということです。
そのため、自分のアドレス帳に登録してある人とだけ繋がりたい人向けの組み合わせだと言えるでしょう。
・自分のアドレス帳に登録していて、[友だちへの追加を許可]している人と自動で[友だち登録]
・すべての人の自動登録を拒否
友だち自動追加「OFF」/友だちへの追加を許可「ON」
自分から積極的に友だちにしないけれど、相手から勝手に友だちにしてもらってOKということです。
そのため、相手に主導権を持たせたいというスタンスの方に最適の組み合わせです。
・自分のアドレス帳に登録があっても自動で追加されない
・自分の連絡先を知っている人や電話番号検索した人が自動で[友だち登録]
友だち自動追加「OFF」/友だちへの追加を許可「OFF」
両方ともOFFにするということは、自分から友だちにしないし、相手にもしないでね、ということです。
お互いに繋がろうと確認を取った相手とだけ繋がりたい、またはゲーム用などで誰とも繋がりたくない人のための方法です。
・自分のアドレス帳に登録があっても自動で追加されない
・すべての人の自動登録を拒否
まとめ
「友だち自動追加」機能はとても便利なサービスです。自分に合った組み合わせを見つけて利用するといいでしょう。
ちなみに、仕事上の知り合いや繋がりたくない人はいるけど、「友だち自動追加」は使いたいという時には繋がりたくない人をアドレス帳に登録する際に一工夫。名前の前に「#」を入れると同期されないため友だちに追加されません。
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