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同棲を始めた途端にふたりの関係が崩れる……なんて悲劇は避けたいもの。しかし、お金管理が上手くいかずにもめてしまうカップルも少なくありません。

そこで本記事では、トラブルを回避するお金管理方法や具体的な解決策を紹介します。大切な人との幸せな生活を守るためにも、ぜひ参考にしてみてください。

この記事をまとめると・・・

  • 一人暮らしよりも同棲したほうが一人あたりの生活費は安くなる
  • 同棲カップルの悩みのタネであるお金の管理は家計簿アプリで解決
  • 『マネーフォワード ME』で共通アカウントを作ればカップルで家計管理できる!
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同棲で一人あたりにかかる生活費や費用項目

まずは34歳以下の生活費の平均額を見てみましょう。総務省のデータによると、家賃を除く二人暮らしの生活費の平均額は約238,000円です。家賃を100,000円として生活費の238,000円と合わせると、合計338,000円。これを2人で割ると、一人あたりの生活費の平均額は約169,000円になります。

住む場所や必要な費用は人によって異なるため、あくまでもひとつの参考にしましょう。以下に項目別の費用を表にまとめたのでぜひ参考にしてみてください。

→総務省 2022年2月 世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出

項目 同棲 一人あたり
家賃 約100,000円 約50,000円
食費 約57,000円 約28,500円
水道光熱費 約25,000円 約12,500円
日用品 約16,000円 約8,000円
被服 約10,000円 約5,000円
保険医療 約9,000円 約4,500円
交通費 約3,000円 約1,500円
通信費 約11,000円 約5,500円
交際費 約7,000円 約3,500円
教養娯楽 約22,000円 約11,000円
その他 約78,000円 約39,000円
合計 約338,000円 約169,000円

一人暮らしよりも同棲のほうが約7万円安くすむ

生活費は一人暮らしよりも同棲のほうが約70,000円安くなりやすい傾向があります。

総務省のデータによると34歳以下の家賃を除く一人暮らしの生活費の平均額は約158,000円。家賃を80,000円とすると一人あたりの生活費の平均額は約238,000円です。

一方、二人暮らしの一人あたりの平均額は約170,000円。一人暮らしの平均額と比較すると約70,000円もの違いがあることがわかります。

以下に項目別の費用を表にまとめたので、ぜひ見比べてみてください。住む場所や必要な費用は人によるのであくまでもひとつの参考にしましょう。

→総務省 20221年10月~12月 第2表 男女,年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)

同棲 / 人 一人暮らし
家賃 約50,000円 約80,000円
食費 約28,500円 約42,000円
水道光熱費 約12,500円 約6,000円
日用品 約8,000円 約5,000円
被服 約5,000円 約16,000円
保険医療 約4,500円 約5,000円
交通費 約1,500円 約6,000円
通信費 約5,500円 約6,000円
交際費 約3,500円 約12,000円
娯楽 約11,000円 約19,000円
その他 約39,000円 約41,000円
合計 約169,000円 約238,000円

同棲カップルに起こりがちなお金管理の悩みと解決策4つ

同棲後の主なお金管理の悩みは以下の4つです。

●生活費の利用用途が不透明
●ルールを破ってしまう
●どちらかに負担が偏っている
●ふたりの金銭感覚が合わない

解決策も併せて紹介していくので、トラブル回避のためにも事前に確認しておきましょう。

生活費の利用用途が不透明

共通の財布や口座から利用用途がわからない出費があれば、不信感が生まれる原因になります。明細や履歴をお互いが見られるようにしたり、相手に逐一報告したりすることで、安心感が生まれるでしょう。

こまめな管理が苦手な人はクレジットカード決済やPayPayなど、履歴が残るキャッシュレス決済にするのがおすすめです。また共有できる家計簿アプリを活用するのも良いでしょう。

→収支を明確にするお金管理方法はこちら

ルールを破ってしまう

ふたりで決めたルールを破ってしまうと信頼関係が崩れる原因になるでしょう。「外食は月に2回まで」「共通の財布からの支出は家計簿につける」など明確なルールを決めておけば、トラブル回避や節約に繋がります

ただし、あまりにも厳しいルールは疲れる原因になるので要注意。ストレスなく続けられるルールをふたりで話し合って決めましょう。

→ルールを守りたくなるお金管理方法はこちら

どちらかに負担が偏っている

片方に負担が偏ると不満や疲れが溜まってしまいます。ありがちなのは収入が少ないほうが、多いほうに頼ってしまうパターンです。

始めは許容していても、あまりに頼られ過ぎると疲れてしまうもの。お互いが自立した関係でいるためには、できるだけ平等に近づける努力をするのが得策です。収入差が大きいならそのぶん家事で補うなど、ふたりが納得できる方法を探しましょう。

→負担の偏りを改善するお金管理方法はこちら

ふたりの金銭感覚が合わない

同棲をするとお互いの生活スタイルが見えやすくなります。同棲前とのギャップが大きいほど不満に繋がりやすいでしょう。

しかし、同棲は結婚後の生活をシミュレーションできるチャンス。金銭感覚のズレはどちらかが歩みよることで解決する可能性があります。相手との結婚を考えているなら、不満をぶつけるのではなく話し合うことが大切です。

→金銭感覚を合わせやすくする金管理方法はこちら

同棲を円満にするお金管理の方法って?

同棲を円満にするお金管理の方法は以下の4つです。

1.家計簿をつけて収支を明確にする
2.収入を一括で管理
3.定額を出し合う
4.一ヶ月ごとに交代で支払う

メリット・デメリットも一緒に紹介するので、併せて参考にしてください。

1.家計簿をつけて収支を明確にする

ふたりのお金の利用用途がわからないとトラブルの原因に。回避するためには家計簿をつけて収支を明確にするのがおすすめです。

メリット:収支が明確になるほか節約への意識も高まる

家計簿は毎日のお金の流れを記録できるだけでなく、データを基に将来的な計画が立てられます。また日々の出費を見える化することで、無駄遣いを減らし貯金もしやすくなるでしょう。

デメリット:記入や管理が少し面倒

出費や収入を記録するのに手間がかかる点が家計簿のデメリットといえます。

しかし、家計簿には紙ベースのものや、家計簿アプリ、エクセル、レシートアプリなど複数の方法があります。ライフスタイルや性格に合ったツールを使えばストレスなく続けやすいでしょう。

記入や管理を楽にしたい人には家計簿アプリがおすすめ。銀行口座やクレジットカードを連携すれば自動で入力してくれたり、データをグラフ化してくれたりなど、日々の収支管理を手軽にしてくれます。

同棲カップルにおすすめの家計簿アプリ

数ある家計簿アプリのなかでもとくにおすすめなのが、『マネーフォワード ME』です。基本機能が無料で使えて、銀行口座やクレジットカードはもちろん、ポイントマネーや証券口座など2,595もの金融サービスに連携できます。

情報を一度登録しておけば自動で支出や収入を品目に分けて入力してくれ、家計簿をつける手間がかかりません。IDとパスワードを共有すれば、ふたりでひとつのアカウントを管理できるところも嬉しいポイントです。

収支や収入をグラフ化してくれるので、直感的に全体を把握できます。続けて入力する際にはいちいちホーム画面に戻らず連続入力が可能。まとめて入力したい人にぴったりです。

2.収入を一括で管理

お互いの収入をひとつの口座に入れる方法。共通口座から生活費を出し、残額からお互いのお小遣いを捻出するやり方です。

共通口座に入れたお金をふたりで分け合うので、毎月の収入が安定していて収入差が少ないカップルに適しているでしょう。

メリット:収入をひとつの口座にまとめるだけなので管理が楽

管理が楽なのが最大のメリットです。家賃や電気代、食費はどちらが払うかなど、項目によって支払い担当者を決める必要がありません。

同じくらいの収入のふたりなら支出も平等になり、トラブルが起こりにくいでしょう。

デメリット:お金を自由に使いづらい

一方、自分のお金を自由に使いづらい点はデメリットです。収入を手にした瞬間共同のお金になるので、使う際には相手の同意を得る必要があります。

とくに収入差がある場合は、収入が高いほうが不満を感じやすいでしょう。収入に大きな差がある場合はお小遣いに差をつけるなど、お互いが納得できる方法を見つけましょう。

3.定額を出し合う

毎月ひとり180,000円ずつなど、お互いが決まった額を出し合う方法です。毎月出すお金が一定になり支出を計算しやすくなるので、収入が不安定になりやすいフリーランスカップルにおすすめ。

また不平等になりやすい、収入差が大きいカップルにも適しているでしょう。

メリット:平等になりやすい

ふたりで決めた額を出し合うので、平等になりやすいメリットがあります。また多めに出し合えばふたりの貯金ができるメリットも。

デメリット:貯金の所有権でもめる可能性がある

貯金がしやすい反面、万が一別れてしまった際にはお金の所有権でもめる可能性があります。貯金は毎月同じ額にするなど、トラブルを防ぐ工夫をしておくと安心です。

4.一ヶ月ごとに交代で支払う

一ヶ月ごとに交代で生活費を支払う方法です。支払いが一ヶ月おきになるので、毎月の支払額があまり変動しないカップルにおすすめ。

メリット:支出の計算の手間が省ける

分担制ではなく交代制にすることで、支払い担当者を決める手間が省けます。また支払いがない一ヶ月間は自由にお金を使える点も魅力です。

デメリット:支払い金額が偏る可能性がある

季節やイベントなどによって、一ヶ月の支払い額が偏る可能性があります。とくに夏や冬は電気代が高くなりやすく、担当する月によっては不満に感じるかもしれません。

支払額が偏りそうな月は負担額を見直すなど、臨機応変な対応が必要です。

今日からできる同棲カップルにおすすめの節約術3選

同棲カップルにおすすめの3つの節約術を見ていきましょう。

●生活リズムを合わせる
●固定費の見直しをする
●お金のかからないデートを楽しむ

将来を見据えて貯金をしたいと考える同棲カップルも多くいます。日々の生活費を賢く抑えることで、貯金がしやすくなるでしょう。

生活リズムを合わせる

生活リズムを合わせることは、光熱費の節約に繋がります。例えば就寝を早めの時間で合わせると、電気代の節約に。また入浴の時間を合わせると、お湯を温め直すガス代の節約になります。

毎日は難しくても合わせられる日を増やしていくことで、徐々に光熱費を削減していけるでしょう。

固定費の見直しをする

毎月必ず発生する固定費を削減すれば、効果的な節約が可能です。まずはスマホ代を見直す、不要なサブスクリプションサービスを解約するなど、手をつけやすいところから始めてみましょう。

家計は固定費と変動費の大きく2種類に分けられます。以下に固定費と変動費を表にまとめたので参考にしてみてください。

固定費 変動費
住宅費 食費
水道光熱費 交際費
通信費 交通費
保険料 医療費
教育費 被服費
サブスクリプションサービス 雑費
車関係費

お金のかからないデートを楽しむ

デート代を工夫して安くするのもおすすめです。アウトドア派なら公園や海、インドア派なら図書館や美術館など……お金がかからなくとも楽しめる場所はたくさんあります。

ふたりで節約デートプランを考えてみるのも楽しいでしょう。

よくある同棲のトラブルと対処法

同棲カップルにありがちな3つの同棲トラブルを紹介します。

1.ふたりで貯めていた貯金を勝手に使われた
2.同棲相手が貯金してくれない
3.別れる直前に過去の支払い分を請求された

対処法も併せて見てみましょう。

ふたりで貯めていた貯金を勝手に使われた

ふたりで貯金していたお金を知らない間に使われたケースです。無断で使うのは信頼関係を失う原因になります。

お金を使った理由や態度によっては、別れを告げられてしまう可能性が高いでしょう。

対処法:定期的に口座履歴を確認する

100%信頼できることが理想ですが、どちらかが無断で使わない保障はありません。不要な疑いを持たないためにも定期的に口座履歴を確認しましょう。

またお互いに隠し事をしないために、何でも話合える関係性を築くことも大切です。

同棲相手が貯金してくれない

相手が貯金のためのお金を入れてくれないケースです。毎月の貯金額を決めずに、収入の残った分を貯金に回すカップルに多い傾向があります。

対処法:ふたりで貯金額を決めて積立貯金をする

ルールを曖昧にすると、「できるときだけで良いか」と甘えが出てしまいがち。事前にふたりで貯金額を決めて、口座から自動で引き落とされる積立貯金にするのがおすすめです。

またトラブルを回避するためにも、一人ひとりの出資額は同じくらいにしておくのが得策でしょう。

別れる直前や後に過去の支払い分を請求された

別れる直前や同棲解消後に、多く支払っていた生活費や初期費用などを返してほしいと要求されるトラブル。毎月の支払いが偏っていた場合や、ケンカ別れになったケースで起こりやすいパターンです。

結婚していない場合は基本的に返却義務はありません。しかし、別れに納得していない場合などに、無理な要求をしてくるトラブルも少なくありません。

対処法:あまりにもしつこい場合は警察に相談する

相手に生活費などを多く支払ってもらっていた場合は、返金の義務はなくとも家具家電や返却される敷金をすべて渡すのが得策。損をする可能性もありますが、裁判に発展するよりは費用を抑えられるでしょう。

ただ、相手は返金を求めているのではなく、あなたを困らせようとしている場合も。あまりにもしつこい場合は警察に相談してください。

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記事監修:伊藤真二

ファイナンシャルプランナー。介護福祉士資格を所有していることから、老後の暮らしや節約・資産運用など、安心できる未来、無駄のない今を生きるためのご提案を多く行う。 また、ニュースメディア、採用メディア、自動車メディアなどのライター・編集者の経験から記事執筆・監修も広く行っている。

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