DMMグループ発、AIチャットアプリ『にじチャット』リリース　100種類以上の音声から選べるが、気になるポイントも……

『にじチャット』は、音声とテキストの両方に対応した会話型AIチャットアプリです。音声生成プラットフォーム『にじボイス（旧DMMボイス）』の技術を活用し、雑談や質問に自然な返答が可能。特別な設定を必要とせず、簡単な操作ですぐにAIチャットを開始できるほか、自分でオリジナルのAIチャットを作成することもできます。

『にじチャット』は、上の画像の手順で利用できます。実際に試してみたところ、登録はGoogleアカウントと連携するだけで完了し、すぐにAIチャットを利用できました。

オリジナルAIチャットの作成も、タイトルやプロンプト、ボイス設定など最低限の項目を入力するだけで簡単に制作可能。細かい設定をしなくてもすぐに会話を始められるため、AIチャット初心者でも気軽に楽しめます。

また、一部のAIチャットアプリでは、一度話し終えてからでないと次の発言ができないものもありますが、『にじチャット』なら会話の途中でもスムーズに応答してくれます。そのため、リアルな会話に近いテンポでやり取りでき、自然な雑談が楽しめるのも魅力です。

また、会話の聞き取り精度もやや気になるポイント。ユーザーの滑舌や話し方による影響はあるものの、マイクモードでは長文を話しかけると、途中で返答を始めてしまうことがあり、話したい内容が最後まで伝わらないケースも見られました。音声入力の処理が改善されれば、よりスムーズな会話が期待できそうです。

さらに、芸能人の名前や最新の時事ネタなど、固有名詞を含む会話では誤認識が多め。特に話題性の高いトピックについて話そうとした際に、意図しない単語に変換されることがありました。今後のアップデートで認識精度が向上すれば、より幅広い会話を楽しめるようになりそうです。