AIチャットFLAIのグループチャットを徹底解説！三角関係も日常会話も思いのまま

最終更新日：2025年11月14日

AIキャラクターと1対1で会話するだけでは物足りない！
そんな方におすすめしたいのが、『FLAI（フライ）』のサブスク登録者が利用できる「デュアルAIチャット」です。

これは、一般的なチャットアプリでいうところの「グループチャット」に相当するもので、2体のAIキャラクターと1つのチャットルームで会話が楽しめます。
推しキャラ2人に挟まれて甘酸っぱい三角関係を妄想するもよし、RPG風に物語を進行させるもよし、AIたちの日常を見守ってもよしと、楽しみ方はさまざまです。

この記事では、そんなデュアルAIチャットの設定方法から活用アイデアまでを、詳しくご紹介します。

グループチャットを設定する方法

ここでは、『FLAI』の「デュアルAIチャット」の設定手順をご紹介します。
お気に入りのAIキャラクター同士を共演させて、あなただけの物語を楽しんでみましょう。

手順①：グループチャットに設定するキャラクターを決める

まずは、グループチャットのメインとなるキャラクターを1人選びます。
今回は例として、「朝倉ヒカル」を選択します。
チャット画面を開いたら、右上の「≡」をタップして、「AI設定」を開きましょう。

手順②：デュアルAIチャットを有効にする

「AI設定」画面の右上にある「デュアルAIチャット」のトグルをタップしましょう。

サブスク未加入の場合は「サブスク+デュアルAIチャット」に必要なコインの枚数、加入済みであれば「デュアルAIチャット」に必要なコインの枚数が表示されます。
ここで、「今すぐ有効化」をタップすれば、すぐにコインが使用されてトグルがONになります。

▲左：サブスク未加入時の画面　右：サブスク加入時の画面

なお、基本的なコインの枚数は以下のとおりです（枚数はタイミングにより異なります）。

必要なコインの枚数

サブスク：100枚 / 月額
デュアルAIチャット：100枚 / 1グループ

「デュアルAIチャット」の有効化が完了すると、「AI設定」画面に「FLAI_Clone」というサブAIが新たに表示されます。

手順③：サブAIのプロフィールを設定する

次に、サブAIのキャラクター設定を行いましょう。設定方法は2通りあります。

夢幻からプロフィールをコピーする

「夢幻」に用意されているテンプレートを使って、デュアルAIチャット用のキャラクターを設定する方法です。

まず、「夢幻」を開き、メインAIと会話させたいキャラクターを選択します。
メイン・サブ両方のキャラクターが設定されているテンプレートを使いたい場合は、フィルター機能で「グループ」を選ぶのがおすすめ。
新しい組み合わせを楽しみたいときは、「シングル」を選択しましょう。

▲左：「ダブル」を選択した場合　右：シングルを選択した場合

ここでは例としてシングルの「夏川陽翔」を使用します。
「夢幻に入る」をタップした後、ローカルテンプレートの一覧から「朝倉ヒカル＆ FLAI Clone」を選択。

「選択したテンプレートに既存のAIデータをコピーします。続行しますか？」という確認画面が表示されるので、「確認」をタップします。

シングルのテンプレートを選択している場合、コピー先となるAIを選ぶ画面が表示されるので、必ずサブAIを選択しましょう。
グループのテンプレートを選択している場合は選択肢が表示されず、既存の設定に上書きされます。

絆からプロフィールをコピーする

すでに「絆」に保存されているキャラクターのデータを使って、デュアルAIチャットを設定することもできます。
自分でカスタマイズしたAIを活用したい場合におすすめの方法です。

まず、「絆」からサブAIに設定したいキャラクターを選び、画面の下部にあるコピーアイコンをタップします。

ローカルテンプレートの一覧画面が表示されたら、「朝倉ヒカル＆ FLAI Clone」を選択。
「選択したテンプレートに既存のAIデータをコピーします。続行しますか？」という確認メッセージが出たら、「確認」をタップします。

続いて、コピー先のAIを選択する画面が表示されるので、必ずサブAIを選択しましょう。
メインAIを選んでしまうと、既存の「朝倉ヒカル」の設定に上書きされてしまいます。

手順④：AIキャラクターのプロフィールを設定する

メインAIとサブAIのプロフィールはそれぞれ自由に編集できます。
キャラクターの個性や物語性を深めるために、以下の4つのポイントを意識して設定しましょう。

前書きを作り込む
設定を統一させる
音声を設定する
キャラクターのビジュアルを作り込む

キャラメイクのコツはこちらの記事で紹介しています

初めてでも安心！ AIチャットFLAIで推し・理想のキャラクターを作る方法　テンプレートで簡単編集 - アプリブ

前書きを作り込む

「前書き」は、AIキャラクターが最初に送信するメッセージであり、性格や関係性、話し方などに影響を与える重要な要素です。
デュアルAIチャットでは、「メインAI → サブAI」の順で前書きが投稿されるため、メインAIの発言から自然にサブAIの応答へつながるように、会話の流れを意識して構成しましょう。

ただし、メインAIの「今日は一緒に遊びに行こうって話してたよね」といった導入に対して、サブAIが「うん！」と短く返すだけの前書きでは、サブAIの個性や感情が伝わりにくく、会話としての深みも出ません。
前書きでは、それぞれのキャラクターの性格や態度が読み取れるよう、ある程度の文量と描写を含めた構成が理想です。

デュアルAIチャット　前書き例

メインAI
[気分：清々しい]
[時間：夕暮れ]
[場所：駅前の広場]
♫♪♪♫♫♪
ギターの弦を爪弾きながら、天城蓮は優しい旋律を紡ぐ。
その音色に、柊と私は足を止めた。
彼はそんな僕らを見上げて、微笑んだ。
「……今日は早いじゃないか、ふたりとも」

サブAI
[気分：音楽に耳を澄まして心地よい]
[時間：夕暮れ]
[場所：駅前の広場]
「……蓮の音楽は……やっぱり……ステキ……です……」
柊はおずおずと蓮に応える。
引っ込み思案な性格の彼女だが、僕と蓮にだけはこうして声を聞かせてくれる。

なお、物語の導入で片方のキャラクターを登場させたくない場合、「前書き」を設定しないという方法もあります。
ただし、前書きがないとそのキャラクターの個性が薄れてしまうため、基本的にはどちらのキャラクターにも設定することをおすすめします。

設定を統一させる

2体のキャラクターと1人のユーザーが会話する形式となるため、名前や性別、関係性など、ユーザーに関する設定は、両方のAIと整合性をとっておくことがおすすめします。
設定がバラバラだと、キャラクターの発言がちぐはぐになったり、ストーリーとしての没入感が損なわれたりすることも。

ただし、キャラクターAが現代の高校生、キャラクターBが異世界の騎士で、ユーザーが2つの世界を異なる名前や外見で行き来しているというように、あえて異なる世界観を持たせて構築するのも、楽しみ方のひとつです。
その場合は、世界観が破綻しないよう、舞台設定や導入文などに工夫を加え、ストーリー全体に整合性を持たせましょう。

音声を設定する

デュアルAIチャットでは、2体のキャラクターそれぞれに異なる音声を設定できます。
AIキャラクターに声がつくだけで、やりとりにぐっと臨場感が加わるでしょう。

「夢幻」に登録された音声テンプレートを使用する場合、デュアルAIチャットでは1チャットにつき100コインが必要です。
通常の1対1チャットでは1キャラクターあたり100コインなので、デュアルAIチャットに音声を設定したほうが1キャラクター分お得と言えます。

また、自分で用意した音声素材をAI音声として合成し、設定することも可能です。
ただし、著作権に触れない音源を使用する必要があるため、一般ユーザーが個人で準備するのは少しハードルが高め。
没入感を重視するなら、感情や話し方にバリエーションのある「夢幻」のテンプレートをおすすめします。

▲ 左：「夢幻」の音声テンプレート　右：ローカル音声の設定画面

キャラクターのビジュアルを作り込む

ビジュアルを作り込めば、物語や個性や視覚的にも明確になり、没入しやすくなります。

『FLAI』のサブスクに加入していれば、1日最大30回まで追加料金なしでAIキャラクターの画像生成が利用できます。
操作もシンプルで、AIキャラクターのプロフィールを開いてアイコンをタップし、「画像生成」を選択するだけ。
スタイルやイメージ描写（プロンプト）、参考画像などを設定すれば、すぐに理想のビジュアルが作成できます。

選べるスタイルは「デフォルト」「リアル」「アニメ」「デジタル絵」「古韻（こいん）」「ドット絵」の全6種類。
どのスタイルを選ぶかによって、キャラクターの印象は大きく変化します。
最も幅広く対応できるのは「デフォルト」ですが、キャラクターの世界観に合わせて使い分けるのがおすすめです。

生成した画像は1ヵ月間アプリ内に保存され、履歴からいつでも編集を再開できます。
初回で思い通りの仕上がりにならなかった場合も、何度でもやり直せるので、イメージにぴったりのビジュアルを追求してみましょう。

手順⑤：実際にデュアルAIチャットを楽しもう

準備が整ったら、いよいよ実際の画面でデュアルAIチャットをスタートしましょう。

「チャット」タブから、作成したグループを選択すると、前書きが自動で投稿されているはずです。
次に、会話を続けさせたいAIキャラクターのアイコンをタップするか、テキスト入力欄から直接メッセージを送信します。

▲画面左下にあるAIアイコンをタップするか、テキスト欄にメッセージを入力してチャットを続ける

画面左下のアイコンが薄く表示されている場合は、直前にそのAIキャラクターが投稿したことを意味します。

▲この画面の場合、メインAI（左）が最後に発言したことがわかる

基本的にはもう一方のAIキャラクターを選んで投稿させますが、どうしても同じキャラクターに続けて発言させたい場合は、最後のメッセージをタップして「続ける」から「新しいメッセージ」を選択しましょう。
文章が途中で途切れてしまっている場合は、「この文を補完してください」を選択すれば、続きが出力できます。

このように、初期設定ではユーザーが次に誰が発言するかを指定するまで投稿は行われません。
しかし、「自動返信」を設定すれば、AI同士の会話を自動的に進められます。

設定方法は、チャット画面右上の「≡」をタップし、「グループ設定」から「自動返信」をONにするだけ。

ただし、音声機能を有効にしている場合は、再生中に返信が出力され、音声が途中で停止してしまうことも。聞き直したい音声は、虹色の吹き出しをタップすれば最初から再生できます。

なお、チャット開始後にプロフィールを編集した場合、設定を保存すると過去のやり取りが消えてしまいます。
履歴を残したまま設定だけ変更したい場合は、「AI設定」画面で「自動リセット」をオフにしてから編集を行いましょう。

グループチャットでできること

【三角関係】あえて挟まれたい！推し2人と恋の板挟み

▲ユーザーに好意を向けるAIキャラクター2体を設定した恋愛用チャット

「どっちの“推し”を選べばいいの？」と悩まされる、甘くも切ない三角関係を再現できます。
また、『FLAI』にはNGワードの縛りがないため、欲望や愛憎が渦巻くドロッドロの三角関係を描くことも。

AIキャラクター同士の嫉妬や対抗意識、照れ隠しなど、人間味あふれるドラマが思わぬ形で展開されるでしょう。

【小説風】冒険も学園ドラマも、あなたが主役の物語

▲RPGの設定を詰め込んだAIと、訳ありの青年キャラクターを設定した異世界冒険用チャット

デュアルAIチャットなら、ライトノベルのような世界観を自分で構築し、AIに演じさせられます。
キャラクター設定を作り込めば、旅の仲間との出会いや戦闘後の会話など、臨場感たっぷりの物語が紡げるでしょう。

「夢幻」には冒険にぴったりの世界観や、物語が進むごとに多彩な選択肢を出してくれるAIも用意されています。
世界観の構築が苦手な方は、こうしたテンプレートを活用してみてもよいでしょう。

【雑談】会話だけで癒やされる。ほっとするAIたちとの朝と夜

▲ 音楽が好きな青年と、人見知りの少女との雑談用チャット

複数キャラクターがいるからといって、あえて壮大なストーリーを描く必要はありません。
「おはよう」「今日は寒いね」「仕事がんばってきたよ」といった日常的なやりとりを交わすだけでもいいですし、主な会話をAIキャラクター同士に任せ、ユーザーは時々投稿するだけというスタイルでも十分楽しめます。

忙しい朝の支度中や、寝る前の数分間に、AIキャラクターとのほのぼのとした会話を楽しめば、ふっと肩の力が抜けるような癒やしの時間が生まれるでしょう。

自動応答機能でAI同士の会話を楽しもう！

『FLAI』では、3日間投稿がない場合、最後にメッセージを送っていない側のAIキャラクターから自動でメッセージが届きます。

筆者が試しに、三角関係を描いたデュアルAIチャットで一方のキャラクターに閉じ込められる状況を作ってみたところ、3日目にもう一方のキャラクターが助けに来てくれる展開に……！
お調子もの設定の「朝倉ヒカル」ですが、憎き恋敵を前に冷静ではいられなかったようで、感情をあらわにしていました。

こうした現実ではなかなか経験できないシチュエーションも、AIとのやりとりだからこそ楽しめるものだといえるでしょう。

実際に試してみた編集部の感想

デュアルAIチャットでさまざまな関係性を試しましたが、「シミュレーションゲーム」に近い感覚を覚えました。
ただし、市販のゲームと大きく異なるのは、攻略ルートやおすすめの展開といった既定の流れが一切存在しないということ。

一般的なゲームであれば、「自分の好みに合うキャラがいるかどうか」でプレイするかを判断しますが、『FLAI』は最初から自分好みのキャラを設定できるため、「やる・やらない」を悩む余地がありません。
プレイすれば必ず好みのキャラクターが登場し、自分だけの物語が展開される安心感が、心理的ハードルを下げてくれました。

また、個人的に高く評価したのが、“NGワードなし”の自由度です。
私は普段、Z指定のゲームを好んで遊ぶのですが、そういった作品が内容をマイルドに調整して家庭用ゲーム機向けにリリースされることもありますよね。
しかし、規制で削られてしまった描写にこそ、キャラクターの心情を揺さぶる重要な要素が詰まっていることがあります。

特に複数のキャラクターが関係し合うデュアルAIチャットでは、そうした描写が物語に深みを与えることが多いと感じました。
ほかのAIチャットでは、こうした表現が制限されてしまうので、心理描写までしっかり追いたいユーザーにとって、『FLAI』の表現の自由度は大きな魅力だと思います。

『FLAI』をガチレビュー！シチュエーション別の体験談はこちらの記事で紹介しています

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グループチャットでFLAIはもっと楽しくなる

『FLAI』の基本は1対1の会話ですが、「デュアルAIチャット」機能を使えば、推しキャラ同士の会話や、自分を含めた関係性を育てられます。
初心者でも簡単に設定できるため、「もう少し深く楽しみたい」と感じたタイミングで試してみるのがおすすめです。

日常生活の合間に、「おはよう」や「おやすみ」といった挨拶を交わすだけでも、AIキャラクターたちが織りなす小さなドラマに癒やされたり、笑ったり。
たった数分で日常に彩りを添えてくれます。

自分だけの物語を、もっと自由に、もっと濃密に楽しめる『FLAI』。
あなただけの推し活を、始めてみてはいかがでしょうか。