7月も終わりに近づき、本格的な夏がやって来ました。この時期になると、各地で開催され始めるのが「花火大会」。夜空に輝く大輪の花はとっても綺麗で、思わず写真に収めてしまいます。
しかし、スマホの初期カメラで撮影すると画質が気になることもしばしば……。

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高性能? 夜景に強い? 綺麗に撮れるカメラアプリは一体どれだ!?

そこで今回Applivでは、一体どのカメラアプリを使えば、綺麗な花火写真を撮ることができるのかを徹底検証!
ひとまず、高性能のカメラや夜景に強いカメラなど、花火が綺麗に撮れそうな5つのアプリをピックアップしてみました。

そして実際に花火大会に行って、これらのカメラアプリを使って写真を撮影。3つのポイントで評価し、どのカメラアプリが優秀だったか、ランキング形式で発表していきます!

評価ポイント

・シャッターを切った回数
・使いやすさ
・撮れた写真の出来

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【現地からのリポート】戦いの舞台は「足立区花火大会」

……はい。と、いうわけでやって参りました。7月23日に行われた第38回足立区花火大会です!

▲筆者は約3時間前に現地入りして席を確保したのですが、すでにこの人混み。さすがは都内最速。

会場に行くまでの道中たくさんの屋台が立ち並び、そして思っていたより浴衣姿の人が多くて、「ああ、夏だなぁ」と感じることができました。

打ち上げが始まるまでしばらく時間があったので、本を読んで待つことに。
そして日も沈んで辺りも暗くなり、会場もざわつき始めた頃……ついにその瞬間が訪れました。

ピュ~~~~~~~ッ、ドン!

ついに打ち上げ開始! 写真は記念すべき1発目の花火です。

いきなりそんなに上手くは撮れませんでしたが、気を取り直してじゃんじゃん写真を撮っていきます。

それではまず5位のカメラアプリから、どうぞ!

第5位『超速300連写』 奇跡の1枚を狙うも……?

残念ながら最下位になってしまったのが『超速300連写』という連写に特化したカメラアプリ。

1秒間に30枚、最大で300枚という速さの連写が可能。筆者はこれで花火が咲く瞬間を撮影し「奇跡の1枚」を狙おうという算段でしたが、実際に使ってみると……。

筆者「よ~し、いい写真は撮れたかなぁ?」(選択中……)

花火「ヒュ~~~、ドンッ、ドンドドン、ドンッ!」

会場「おおー! すごい! すごい! おおおおおー!」

筆者「えっ?ちょ、待って。えっえっ、まだ選べてない、んですケド……」(完全にテンパリ状態)

ということで、悲惨な状態になってしまいました。
筆者的には、いい写真が撮れているが撮れているかちゃんと確認する必要があったので、このような事に……。これは完全に予想外の展開でした。

『超速300連写』のベストショット!

▲花火がたくさん打ち上がる中、必死になって選んだ写真がコチラ。

一つ一つの写真もあまり大差がなく、選ぶのも一苦労。画質もそこまで良いわけではなく、このような結果に終わることになりました。

■『超速300連写』の評価

・シャッターを切った回数:30連写×3回
・使いやすさ:★☆☆☆☆
・撮れた写真の出来:45点

第4位『標準カメラ』 満足感は得られず……

4位にランクインしたのがiPhoneに初期装備されている『標準カメラ』。そもそもこれで撮ると微妙だという所から始まったこの企画。これでめちゃくちゃ綺麗に撮れると、「Siri」に土下座して謝らなければいけなくなりますが、果たして……?

▲あまりパッとしません。瞬間瞬間をそのまま写そうとしすぎて、美しさが出てこないといった感じでしょうか?

▲綺麗に写しすぎて、煙までハッキリと写ってしまうのが残念です……。

『標準カメラ』のベストショット!

▲何度もシャッターを切る中で、一番綺麗に撮れた写真がコチラ。まずまずの出来栄え。

普段から使っているので、操作自体は慣れているはずですが、思ったよりいい写真は撮れず。煙まですべてを写してしまう真面目さが、逆に仇となった印象です。
うーん、花火は奥が深いですね……。

『標準カメラ』の評価

・シャッターを切った回数:16回
・使いやすさ:★★★☆☆
・撮れた写真の出来:55点

第3位『カメラ360』定番アプリの実力はいかに?

2位と少し悩みましたが、『カメラ360』が3位にランクイン。200種類以上のフィルターを持ち、超人気のアプリですが、今回の検証では加工は使えません。果たして”撮影”のスペックはいかほどか。検証していきましょう。

▲序盤、夜間モードで撮影するも、暗さのせいか中々ピントが合わず苦戦……。(筆者が下手なだけ?)

▲んん? なんだかアメ玉のような、人工的な匂いのする写真が撮れてしまいました……。

その後もしばらく写真を撮り続けるもいい写真は撮れず。二枚目の写真が撮れた時は、「え~、こういう感じになるの?」と思い、一度アプリを閉じて他のアプリへ移行。

しかしそれらは全て筆者の勘違いだったようです。

『カメラ360』のベストショット!

筆者「うおおおおお!」

ごめんなさい、『カメラ360』さん。僕の使い方が悪かったようです。

序盤は少し苦戦しましたが、ピントを手動で調節してあげることで、本来の実力を余すことなく発揮してくれました。さすが定番アプリ。
これで加工もしたらどんな出来栄えになるのやら……。

『カメラ360』の評価

・シャッターを切った回数:40回
・使いやすさ:★★☆☆☆
・撮れた写真の出来:80点

カメラ360 -モザイク&写真加工アプリ

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第2位 『CameraAwesome』 快適さが、安定した撮影を実現

2位に輝いたのは、ビッグボタンや手ぶれ補正など、撮影を補助する様々な機能が付いている『CameraAwesome』です。特に手ぶれ補正が便利で、安定していい写真を撮影することができました。

▲まずは「ビッグボタン機能」を試しましたが、筆者(男)的には微妙でした……。

▲しかし、手ブレ補正モードに切り替えると精度がアップ! 綺麗に撮れ始めました。

▲手ブレが少なく、撮影の成功率は高め。画質もなかなか良いです。

『CameraAwesome』のベストショット!

▲だいぶ人が写り込んじゃっているのが残念ですが、花火的にはこれがベストかと。

手ブレ補正機能を使うことで、標準カメラに比べて、花火の光の粒が細かい写真を撮ることができました。ビッグボタン機能は、今回の会場では輝くことはありませんでしたが、撮影環境によっては役立つ場面もあるかと。女性には嬉しい機能かもしれません。
安定した撮影ができ、画質も良かったため2位にランクイン。

『CameraAwesome』の評価

・シャッターを切った回数:28回
・使いやすさ:★★★★★
・撮れた写真の出来:75点

第1位『夜撮カメラ』 夜の撮影に強いカメラは、花火にも強かった

見事、1位に輝いたのは『夜撮カメラ』というカメラアプリ。果たしてどんな写真が撮れたのか、見ていきましょう!

▲まずは普通に1枚パシャリ。若干明るくなるだけで、特に目立った点はない……。

「あれ?意外と大したことない?拍子抜け?」などと思っていると、ふと”コンポジット撮影”という夜の撮影に適した撮影モードを発見。

試しに使ってみると……なんと、いきなりベストショットが撮れてしまったのです! このアプリを1位たらしめた、その写真がコチラ。

『夜撮カメラ』のベストショット!

筆者「ふおおおおお! す、すごい。めっちゃ綺麗や……。」

花火が咲く様子が分かり、ブレもなく、光も色鮮やか。いや、これは相当なものではないでしょうか。ということで、筆者から初の一発OKが出ました。

さらに、さらに……

いかがでしょう? この写真は、アプリの機能で ”シャッタースピード” を遅くして撮影したものです。そうすることで、このような花火の残像が写った写真に!
少しでもブレると上手くいかないため、撮影するのは中々難しいですが、このような幻想的な写真を撮ることも可能です。

普通の写真も一番綺麗に撮れ、おまけに幻想的な写真も撮ることができた『夜撮カメラ』が文句なしの1位に輝きました。

『夜景カメラ』の評価

・シャッターを切った回数:5回
・使いやすさ:★★★☆☆
・撮れた写真の出来:100点

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■検証終了! 花火撮影時の参考までに

というわけで、花火撮影に最適のカメラアプリは『夜撮カメラ』でした!
(※もちろんこれは筆者の独断なので、あくまで参考までに。)

アプリによって微妙な差が生じることが判明した今回の検証。良かったら、花火の撮影をする時の参考にしてみて下さい!

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