AndroidスマホのSIMカードの取り出し方を、画像付きで手順ごとに解説します。

Androidはメーカーごとに開け方が違い、ピンを穴に差す機種と、爪でミゾに指先をかけて引き出す機種があります。メーカー別の違いは一覧にまとめました。

SIMと同じトレイに載るmicroSDカードの取り出し方、ピンをなくしたときの代用品も取り上げています。

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AndroidのSIMトレイはどこにある?

SIMトレイは本体の側面か底面にあり、Androidはメーカーごとに位置も開け方も違います。ピンを差す小さな穴がある楕円形の枠、または指先をかけるミゾが目印です。

主要4メーカーの公式手順をもとに、トレイの開け方とSDカードの扱いを一覧にしました。

Pixelシリーズ

トレイの開け方 ピンを穴に差して押し出す
SIMとSDのトレイ nano SIMだけ
(SDカード非対応)
トレイの位置 左側面

Galaxyシリーズ

トレイの開け方 ピンを穴に差して押し出す
SIMとSDのトレイ 同じトレイ (対応機種のみ)
トレイの位置 左右いずれかの側面

Xperiaシリーズ

トレイの開け方 爪でミゾに指先をかけて引き出す
SIMとSDのトレイ 同じトレイの表と裏
トレイの位置 本体側面
Xperia 1 VIは本体下部

AQUOSシリーズ

トレイの開け方 爪でミゾに指先をかけて引き出す
SIMとSDのトレイ 同じトレイ
トレイの位置 左側面

位置は同じメーカーの製品でも変わります。公式の手順に書かれているとおりに探してください。

SIMカードの取り出し方・戻し方

では実際にSIMカードを取り出してみましょう。特別難しいことはなく、順番どおりに進めていけば問題ありません。ただしSIMカードは精密機器なので慎重に取り扱いましょう。

手順そのものはどのメーカーでも共通です。違うのはトレイの開け方と位置だけなので、そこだけ自分の機種に置き換えて読み進めてください。

ピンが必要な機種と、爪だけで開く機種

GalaxyとPixelはピンを使います。SIM取り出し用ピン、SIM取り出しツール、イジェクトピンと呼び名はいくつかありますが、スマホに付属している同じ道具です。

もし失くしてしまった場合は、ペーパークリップで代用できます(ドコモも公式サポートで案内しています)。

Galaxy S9(SC-02K)のSIMピン

▲SIMピンの形状は機種によって異なる。画像はGalaxy S9(SC-02K)に付属のSIMピン。

SIMピン不要の機種もある

XperiaとAQUOSの現行機種は、ピンを使いません。トレイのミゾに指先(爪)をかけて、そのまま水平に引き出します。ピンが見つからず困っていた人は、側面か底面のミゾを探してください。

画像付き・AndroidのSIMカードの取り出し方と入れ方

ここからは取り出しから入れ直すまでを、5つの手順に分けて画像付きで見ていきましょう。

AndroidのSIMカードの取り出し方

  • スマホの電源を切る
  • SIMトレイの位置を確認
  • トレイの穴にピンを差し込み、指で取り出す
  • トレイに新しいSIMカードを入れる
  • トレイを戻したら完了!
  • STEP1

    スマホの電源を切る

    電源を点けたままでも取り出しはできますが、最悪データが破損する可能性もあるため要注意です。
    ソフトバンクのオンラインマニュアルなどでも「必ず本機の電源を切ったあとで」という記述があるので、電源はオフにした方が安全です。

  • STEP2

    SIMトレイの位置を確認

    Android SIM 取り出し方

    ピン用の小さな穴がある楕円形の枠、または指先をかけるミゾがトレイです。側面と底面のどちらにあるかは機種で違うので、本体のふちを一周見てください。

  • STEP3

    トレイの穴にピンを差し込み、指で取り出す

    Android SIM 取り出し方

    ピンを穴にまっすぐ差し込んで押すと、トレイが少し浮き出ます。斜めに差すと押し出せないので、角度に気をつけてください。
    浮き出たらピンを抜き、指でトレイをつまんで水平に引き出します。画面を上に向けておくと、トレイからSIMカードが落ちません。

  • STEP4

    トレイに新しいSIMカードを入れる

    Android SIM 取り出し方

    ▲トレイからSIMカードを取り出した様子

    トレイにはSIMカードがぴったり収まるくぼみがあります。カードの角が欠けている向きをくぼみに合わせ、浮かないように置いてください。向きが合わないまま押し込むと、トレイが入りません。

  • STEP5

    トレイを戻したら完了!

    SIMカードをトレイに入れたら、あとは端末に再び戻すだけです。
    カチッという感触があるまでしっかり押し込んでください。

SIMカードトレイがない機種は、裏蓋を開くとSIMカードスロットがある

側面と底面を見てもトレイが見つからない場合は、裏蓋を外すタイプです。古い機種や一部のエントリーモデルでは、裏蓋の内側にSIMカードのスロットがあります。

Znfone 2 裏蓋を開いた写真

▲2015年発売のZenfone 2では、裏蓋を開くとSIMカードスロットを確認できる。

Zenfone 2、SIMカードスロットの拡大写真

▲SIMカードスロットの拡大写真。SIMカードを2枚挿せるデュアルSIM仕様。

AndroidのSDカードの取り出し方

microSDカードはSIMカードと同じトレイに載っていることが多く、トレイを開けるところまでの手順はSIMカードとまったく同じです。ピンが必要かどうかも、機種ごとの違いがそのまま当てはまります。

ただしSIMカードと違い、microSDカードには抜く前にやっておく操作があります。

【抜く前に「マウント解除」をしよう】
設定アプリのストレージの項目からSDカードを選び、「取り出し」を実行してからトレイを開けてください。

この操作をせずに抜くと、保存したデータが壊れたり、SDカードそのものが使えなくなることがあります。

もうひとつ気をつけたいのが、SDカードを入れる場所がそもそもない機種があることです。トレイを開けてもSDカードを載せる面がなければ、その機種は本体のストレージだけで使います。

Pixelは、Googleの公式手順でもトレイに入るのはnano SIMカードだけです。XperiaとAQUOSは、SIMカードとmicroSDカードを1枚のトレイでまとめています。

SIMとSDが1枚のトレイに載っている機種

1枚のトレイにSIMカードとmicroSDカードが並んで載る機種では、microSDカードを入れ替えるときにSIMカードも一緒にトレイから出てきます。SIMカードにさわらないよう、トレイは水平に引き出してください。

Galaxy S9(SC-02K)のSIMカードトレイ

▲Galaxy S9(SC-02K)のSIMカードトレイ。1枚のトレイにSIMカードとmicroSDカードが並んで載る。

SIMのピンを失くした時の対処法・代用品

SIMのピン(取り出しツール)は小さく使用頻度が低いため紛失しがち。

万一なくしてしまった場合は、別の尖ったもので代用してみましょう。以下のようなものがピンの代わりとして利用できます。

ペーパークリップを使ったSIMピンの取り出し例

ここでは、書類をまとめるためのペーパークリップを用いたSIMカードの取り出し方を紹介していきます。

ドコモは公式サポートで「代替手段として市販のペーパークリップもご利用いただけます」と案内しています。iPhone/iPadを扱うAppleも同じ方法を載せています。

ペーパークリップを折り曲げる

▲ペーパークリップを使う場合、まずクリップの外側の部分をまっすぐに折り曲げる。

ペーパークリップでSIMカードトレーを開いた様子

▲あとはSIMピンと同様に、SIMカードトレーの穴に差し込むだけ。

ドコモのサポートページ

▲ドコモはSIMピンの代替手段として、市販のペーパークリップを案内している。

出典:「SIM取り出し用ピン」を紛失したときは | お客様サポート | NTTドコモ

Appleのサポートページ

▲OSは変わるが、iPhone/iPadを扱うAppleもペーパークリップでの取り出し方を解説している。

出典:iPhone や iPad の SIM カードを取り出す/差し替える - Apple サポート

反対に、代用に向かないものもあります。折れた先端が穴に残ると、自分では取り出せません。

ピンの代用に向かないもの

  • つまようじや竹串
  • シャープペンシルの芯
  • 穴より明らかに太い画びょう

不安な人はAmazonから購入も可能

SIMピンはAmazonで販売されています。ペーパークリップを使うのが不安な人は、こちらをチェックしてみるといいでしょう。

ピンを差してもトレイが出てこないときは

力任せに押し込む前に、差している穴と差し方を確かめましょう。無理な力はトレイの破損につながり、自分では戻せなくなります。

トレイが出てこないときの確認点

  • 差した穴がマイクの穴ではないか確かめる
  • 穴に対してまっすぐ、しっかり差し込み直す
  • 曲がったピンは力が伝わらないので取り替える
  • XperiaとAQUOSはピンを使わないので、ミゾに指先をかける

4つとも当てはまらないときは、メーカーのサポートか購入したショップに相談してください。押し込み続けるとトレイの内側を傷つけ、修理が必要になります。

SIMカードを取り出す時の注意点

SIMカードのIC部分やトレイの差込口にさわらない

SIMカードのIC部分とSIMカードトレイの差込口は非常にデリケートな部分です。指先に付いたホコリが原因で動作不良を起こすことも……。

SIMカードが壊れるとスマホの重要な機能が使えなくなります。極力ふれないように注意しましょう。

nanoSIM

▲nanoSIMは大部分がICチップなので全くさわらないのは難しいが、それでも極力ふれないように。

静電気や水気に注意する

SIMカードは精密機器のため、静電気や水気にも注意を払わなければいけません。濡れた手でさわらないのはもちろん、湿度の高い場所を避け、できれば静電気対策もしておきましょう。手を洗う(洗った手はよく拭く)、壁にさわるだけでも静電気対策になります。

SIMカード、SIMカードトレイを失くさない

SIMカードそのものはもちろん、SIMカードトレイを失くしてしまうとSIMカードを使えなくなってしまいます。特にトレイを引っ張り出す時に落としやすいので注意が必要です。

SIMカードトレイとSIMカード

ピンの先端でケガをしないように

SIMピンやペーパークリップの先端はとがっているので、ケガにも十分注意しましょう。先端にふれないのはもちろん、うっかり落とした際に踏んでしまう危険性も考えられます。

SIMピンの先端

▲SIMピンの先端は縫い針に比べれば丸いが、それでも取り扱いには注意。

SIMカードとは?

ユーザーを特定するためのID番号、電話番号、キャリアメールのメールアドレス(@softbank.jpなど)などの情報が記録された小さなICカードです。通話やSMS、モバイルデータ通信などはSIMカードを介して行われています。

大きさ順に標準SIM、micro(マイクロ)SIM、nano(ナノ)SIMの3種類があり、Androidスマホで使われているのはnanoSIMです。カードを挿さず本体に情報を書き込むeSIMを選べる機種もあり、eSIMだけで使う場合はSIMカードを挿す必要がありません。

nanoSIMの写真(表)

▲写真はnanoSIM。横8.8mm、縦12.3mmの非常に小さいサイズ。そのほとんどがICチップで占められている。

nanoSIMの写真(裏)

▲裏面にはキャリアのロゴと、端末製造番号(画像ぼかし部分)が印字されている。

SIMカードの取り出しが必要な場面

スマホはそのままで契約会社を乗り換えする時

例えば大手キャリアから格安SIMの会社に乗り換える時に、SIMカードの取り出しが必要になります。そうすれば今まで使っていたスマホはそのまま、格安の料金プランに変更できるのです。

SIMはそのままで、スマホだけ買い換える時

回線の契約なしでスマホを単体購入した時でも、SIMカードを移すだけで引っ越しができます。スマホ端末は家電量販店やAmazonで購入可能です。

▲SIMカードを移せば、自力で引っ越しが可能。

SIMカードの取り出しに関するよくある質問

SIMカードを取り出すピンをなくしてしまった!代用品はなに?

先が尖っていて、ある程度強度のあるもので代用可能です。身近なものだと以下のようなものがあります。

●ペーパークリップ
●安全ピン
●市販のSIM取り出しピン

AndroidのSIMカードの取り出し方は?

大まかな流れは以下のとおりです。GalaxyとPixelはピンを使い、XperiaとAQUOSは爪でミゾに指先をかけて引き出します。

1.Androidの電源をオフ
2.SIMカードのトレイの穴にSIMピンを差す
3.SIMカードを取り出す
4.新しいSIMカードを入れてトレイを戻す

iPhoneのSIMカードの取り出し方は?

手順の流れはAndroidと同じですが、SIMトレイの場所がiPhone 12シリーズ以降と11シリーズ以前で左右に変わります。機種別の場所は【iPhone/iPad】SIMカードの取り出し方 機種別のSIMトレイの場所とピンの代用品で解説しています。

ピンを差し込んでもSIMカードが取り出せない!対処法は?

まずピンを差した穴がトレイ用かどうかを確かめます。マイクの穴に差していると、いくら押してもトレイは出てきません。

それでも取り出せない場合は、
●ピンの差し込みが甘い
●ピン(の代用品)の大きさが合っていない
●ピンの穴にゴミが詰まっている

などが考えられます。ある程度試して解消しないときは、メーカーのサポートか購入したショップに相談してください。

SIMカードを取り出すのは簡単だけど油断大敵。取り扱いは慎重に

取り出し方そのものは難しくありません。迷いやすいのはトレイの位置と開け方で、GalaxyとPixelはピンを使い、XperiaとAQUOSは爪でミゾに指先をかけます。

SIMカードは小さな精密機器です。故障や紛失のないよう、トレイは水平にゆっくり引き出してください。microSDカードを抜くときは、マウント解除を先に済ませましょう。