2018年にリリースされ、有名ストリーマーの配信を皮切りに突如として人気となった『Among Us』(アマングアス/アモングアス)。
ルールや操作がシンプルでありながら、他のプレイヤーとのコミュニケーション・心理戦を楽しむことができると話題のこのゲーム。
海外での爆発的なヒットに続き、日本でも動画配信を中心に人気が高まっています。2021年には日本語対応・クイックチャット機能追加のアップデートもあり、日本人にとってさらに楽しみやすいゲームとなりました。
本記事ではこれから『Among Us』を始める方向けに、基本的なルール・遊び方・操作方法・攻略法を解説します。
「Among Us」の遊び方 基本ルール・操作方法・攻略法・危険性を徹底解説!
【更新情報】
・2023年11月13日:マップに「The Fungle」を追加しました
・2023年11月13日:『Among Us』の危険性に関する内容を追加しました
・2023年11月13日:対応端末を最新のものに更新しました
・2023年11月13日:『Among Us VR』の紹介を追加しました
『Among Us』とは?
『Among Us(通称アモアス)』は2018年にInnerSlothによってリリースされた、宇宙船を舞台とした「人狼ゲーム」要素満載のゲームです。
その設定から巷では「宇宙人狼」とも呼ばれています。
英語で直訳すると「Among US」は「私たちの中に」という意味。「味方に紛れて人狼がいる」といったニュアンスが含まれたタイトルと言えます。
そもそも「人狼ゲーム」とは?
人狼ゲームとは一般に、プレイヤーが「村人チーム」「人狼チーム」の2つに分かれて議論しながら戦うロールプレイ型のコミュニケーションゲームを指します。
それぞれの勝利条件は、
●「村人チーム」:人狼を突き止め追放する
●「人狼チーム」:村人を殺し人狼の数と同数にする
です。ゲーム開始時に各プレイヤーに役職を当てられますが、把握できるのは自分の役職のみ。
ゲーム内での各々の発言・質問に耳を傾け、相手を信用したり疑ったりすることで、プレイヤーの役職を推測しながらチームの勝利を目指していくことがこのゲームの醍醐味です。
詳しくはこちら
『Among Us』はココが面白い!
『Among Us』は人狼ゲームにアクション要素が加わった新感覚で遊べるゲームです。
村人側である「クルー」は勝利のために、マップ内の各所を移動しながらタスクをこなす必要があり、一人になりやすいところがポイント。
人狼である「インポスター」は、タスクをこなすフリをしながら、隙を見てクルーを狩っていくことになります。薄暗い中、敵か味方かわからない人とすれ違う瞬間のドキドキ感が本作の魅力です。
また、ルール・操作がシンプルである上、1ゲームにかかる時間が短いのが特徴。時間が空いたときに気軽にサクッと始められるのが良い点です。
また他のプレイヤーとの議論がカギとなり、ゲームが展開されていきます。誰を信じるべきか・誰を疑うべきかなどを推理しながら心理戦を楽しめるのが魅力です。
対応端末
遊べる端末は、以下の通りです。
●スマホアプリ(iOS・Android):基本無料、アプリ内課金あり
●パソコン(Steam):有料520円
●Nintendo Switch DL版:520円
●Nintendo Switch パッケージ版:4,500円
●Play Station4/Play Station5 DL版:550円
●Play Station4/Play Station5 パッケージ版:4,500円
●X BOX:580円
※ゲームのシステムはどの端末でも共通です。
Switch・PS4・PS5には豪華仕様のパッケージ版もある
SwitchとPS4、PS5には「クルーメイトエディション」というパッケージ版(家庭用ゲーム機版)も存在しています。
以下のように、特別なグッズやDLCアイテムなどが同梱されている豪華仕様。アモアスファンの方におすすめのものと言えます。
【「クルーメイトエディション」同梱内容】
●『Among Us クルーメイトエディション』ゲームソフト
●オリジナル壁紙セット(全6種/DLコード)
●MIRA HQ ホログラムアクセスカード(全12種/内1枚ランダム封入)
●インポスターステッカーシール
●3Dレンチキュラーケース
●THE SKELDマップ
●DLCアイテム(Airship Skins+Hamster Pet Bundle+Bedcrab Pet Bundle+Polus Skins+Brainslug Pet Bundle+Mini Crewmate Bundle+MIRA HQ Skins+Stickmin Pet Bundle)
●“InnerSloth Cosmicube”
『Among Us VR』も登場!
2022年には『Among Us』のVR版となる『Among Us VR』もリリースされています。
PC(Steam)のほか、「PlayStation VR」や「Meta Quest 2 (旧Oculus quest 2)」、「VALVE INDEX」といったVRデバイスにも対応しています。
VRならではの一人称視点で展開されるアモアスはドキドキ感も倍増! すでにプレイした方はもちろん、初めてプレイする方にもおすすめです。
日本語対応済み
『Among Us!』は2021年3月5日のアップデート以降、スマホ・パソコン・Switchすべての端末において日本語対応済みです。
そのため日本人同士の対戦の場合は、プレイ中のチャットも日本語で楽しむことができます。
しかし海外の方がプレイヤーの数が圧倒的に多いというのもまた事実で、知らないプレイヤーと遊ぶ場合には英語が必要になる場面もあります。
とはいえ疑問詞・色名などの中学レベルの英単語さえ理解できれば問題なく楽しめるので、慣れてきたら海外のプレイヤーと英語での議論にチャレンジしてみるのもおすすめです。
【『Among Us!』の表示言語を日本語に設定する方法 】
2023年現在は、新たにスマホ版の『Among Us』をインストールして開くと、デフォルトで表示言語は日本語になっています。
万一、英語に設定にされていた場合は、以下の手順で日本語に変更できます。
1.タイトル画面の「歯車マーク」をタップ
2.画面右上の「Data」を押す
3.「Language」で「日本語」を選択
オンライン環境・クロスプレイ状況
ローカル・オンラインともにプレイ可能です。
端末の種類に関係なく対戦ができるクロスプレイにも対応しています。
プレイ人数
対戦可能人数は4~10人。
プレイヤーは全員「宇宙船の乗組員」という設定です。
『Among US』の危険性について
ゲーム実況者などに影響されて、お子さんが『Among US』を興味を持つ可能性があります。親御さんとしては、危険性がないか気になるところです。
『Among US』はゲーム内チャットでの交流が醍醐味のゲームであり、フレンド登録なども可能で、個人的なやり取りもできます。その点で言えば、リスクはゼロではありません。
そのため、親子間の約束として「こういうことを聞かれたら絶対応じるな」という線引きしておくのがおすすめです。
たとえば「直接会おう」「住所を教えて」「お金に困っている」など、危険度が高い会話になったらその人は危険ということを伝えておく、などです。
『Among US』自体は様々なプレイヤーと議論しながら人狼探しをするところが魅力であり、「空気を読む力」や「迷惑をかけないように振る舞う力」が重要です。
節度をもって楽しめれば、こういった点はお子さんの成長にもつながるはずです。はじめはいっしょにプレイするなどして、うまく活用していくのがよいのではないでしょうか。
『Among Us』の基本的なルール・遊び方
『Among Us』の基本的なルールを解説します。
流れや呼び方に細かな違いはあるものの、本質的なルールは人狼ゲームと同じです。
ゲームの流れ
1. 「シーーッ!」の合図でゲーム開始
2. 役割が配布される
3. 「作業フェーズ」→「議論フェーズ」のパターンを繰り返す
役割・勝利条件について
ゲーム開始直後、プレイヤーには「クルー」「インポスター」の2つの役割のどちらかが当てられます。
「クルー」は味方(村人)・「インポスター」は裏切り者(人狼)という認識でOKです。
通常の人狼ゲーム同様、誰が裏切り者かは伏せられた状態でゲームが進んでいきます。
【「クルー」の勝利条件 】
●宇宙船内のすべてのタスクを完了すること
●インポスターの正体を突き止め全員追放すること
です。そのためプレイの中では、タスクの処理・仲間の監視・インポスターの特定が主な仕事となります。
【タスクとは】
「タスク」とは宇宙船内に起こっているトラブルの修理を指します。
内容はどれも直感的な操作でクリアできるミニゲームです。基本的にはプレイヤーごとに別のタスクが課されていますが、中には2人以上で協力が必要なものも。
クルーは全員で協力しながら、すべてのタスクのクリアを目指します。
【「インポスター」の勝利条件 】
●クルーをインポスターの同数まで殺害すること
●クルーの脱出を妨害すること
です。そのためプレイの中では、クルーの殺害・サボタージュ・クルーを騙すことが主な仕事となります。
【サボタージュとは】
「サボタージュ」はクルーの脱出を妨害するために突発的なトラブルを起こすことを指します。
インポスターが「サボタージュ」を行った時点で、クルーには修理までの制限時間が課されます。
クルーがその制限時間以内に解決できなかった場合、ゲームはその時点でインポスターの勝利となります。
サボタージュにはドアの閉鎖・停電・通信妨害などさまざまな種類がありますが、通常のタスクと同様に直感的な操作でクリアできるものばかりです。
フェーズについて
役割配布後、ゲームは「作業フェーズ」「議論フェーズ」の2つのフェーズに分かれます。
「作業フェーズ」:プレイヤーが各々でマップ内を自由に動き回れるターン
ゲームは常に「作業フェーズ」から開始され、プレイヤーはそれぞれの役割に沿って自分のタスクの実行・殺害の実行などを目的とし宇宙船内を歩き回ります。
「議論フェーズ」:プレイヤーが集まりテキストチャットで議論し、多数決で追放者を決めるターン
「議論フェーズ」の開始条件は、
●テーブルの緊急会議ボタンを押されたとき
●殺害されたクルーが発見・報告されたとき
のどちらかです。
このゲームの醍醐味は「議論フェーズ」にあります。
ここで他のプレイヤーに自分の潔白を主張したり、誰が怪しいかを証言したりできます。議論の最後に全員の証言を総合的に考えた上で、多数決で追放者を決定します。
1回の議論につき1人が追放されるルールです(スキップも可能)。
その後は、再び「作業フェーズ」へと戻ります。
【クイックチャット機能について】
『Among Us』のテキストチャットでは通常の文字入力に加え、クイックチャット機能が利用できます。(※バージョン2021.3.5以降)
クイックチャット機能とは「どこにいた?」「何をしていた?」などのゲーム内の議論で使われる質問・回答の定型文をワンタップで入力できる便利な機能のことです。
これにより個々の文字入力のスピードを気にすることなく、スムーズな流れで議論を楽しむことができます。
殺された・追放されたプレイヤーはどうなる?
インポスターによって殺害されたクルーや議論の結果追放されたプレイヤーは、ゲームが終了するまでの間「幽霊」としてプレイすることになります。
ここは通常の人狼ゲームと違うポイントですね。
幽霊の存在は幽霊同士は確認できますが、生きているプレイヤーには見えない仕組みとなっています。
●元クルー:自分に課されていたタスクの実行
●元インポスター:サボタージュの実行
が引き続き可能です。生きている仲間の勝利に貢献しましょう。
『Among Us』のマップ
『Among Us』のマップは2023年11月現在、5種類あります。
基本的にはどのマップでもルール・操作は同じですが、見た目やタスク、難易度が少し変わります。
議論の中では自分がいた場所・死体を発見した場所などを問われることが多いため、覚えるまでは随時マップを見てチェックするのがおすすめです。
THE SKELD(宇宙船 スケルド号)
「THE SKELD」はクルー達が乗る大型の宇宙船です。
最も多く利用されているオーソドックスなマップなので、初めての方はここから挑戦するのがおすすめ。
MIRAHQ(宇宙ステーション MIRA社本部)
「MIRAHQ」はクルー達が所属するMIRA社の本部です。
1本道の長い通路が多いので、インポスターにとってはややプレイしにくいマップです。
POLUS (惑星基地 ポーラス)
「POLUS」は惑星上にある基地です。
他の場所に比べて広く、初めてプレイする場合はやや迷いやすいマップです。
このマップのみインポスターがドアにロックを掛けた場合に、手動で解除しなければいけないという特性を持っています。
The AirShip(エアシップ)
The Fungle(ファングル)
『Among Us』の操作方法
基本的にどのデバイスでも操作・表示画面は同じです。画面左のボタンで移動、右のボタンで通報やアクションを実行します。
スマホ版では画像のように、画面上に表示されたバーチャルパッドで操作が可能です。またパソコン(Steam)版では、マウス・キーボードで操作することもできます。
『Among Us』の参加方法
『Among Us!』はスマホとPCで一緒に遊ぶなど、端末を問わずローカル・オンラインどちらでもプレイが可能です。
ここでは「友人・知り合いと一緒にプレイする場合」「匿名でオンラインプレイする場合」の手順を説明します。
友人・知り合いと一緒にプレイする場合
一緒にいる友人・知り合いとプレイしたい場合は、端末を同じWi-Fiに接続していれば「ローカル」で遊ぶことができます。
また離れている友人・知り合いとプレイしたい場合は、「オンライン」を選択し部屋を作りコードを共有することで一緒に遊べます。
見知らぬプレイヤーに参加してほしくない場合は、部屋の状態を「公開ルーム」から「非公開ルーム」に変更しておきましょう。
【ホストになる場合】
【招待された場合】
『Among Us!』アプリ内でもテキストチャットを利用できますが、友人や知り合いと日本語で話したい場合はLINE・Discordなどを使ってボイスチャットをしながらプレイするのがおすすめです。
※ただし作業フェーズではゲームの効果音が聞こえてしまうため、ミュートしておくよう注意しましょう。
使い方はこちら
匿名でオンラインプレイする場合
周りに『Among Us!』をプレイする人がいない場合は、オンラインのマッチング対戦に参加できます。
自分がホストになり部屋を作成してプレイヤーが集まるのを待つか、別のプレイヤーが作成した部屋に参加するかを選択できます。
部屋を作成する場合は「ホスト」から部屋を作成し、公開状態を「公開ルーム」にしたまま他のプレイヤーが集まるのを待ちます。
【ホストになる場合】
【他のプレイヤーの部屋に参加する場合】
またオンラインでプレイする場合、アプリ内でサーバーは「北米」「アジア」「欧州」の3種類から選べます。
日本人同士でマッチングしたい場合サーバーは「アジア」・チャットの言語は「日本語」を選択しましょう。
また、海外プレイヤーとマッチングしたい場合のおすすめのサーバーは「北米」です。ほとんどのゲームが英語でやり取りされていて、中学レベルの英語知識があれば問題なくプレイできます。
【『Among Us!』内でよく使う英語の例 】
●where →どこ
●who →誰
●sus →怪しい
●saw →見た
『Among Us』の攻略法【初心者向け】
ここからは「やってみたいけれど、他のプレイヤーに迷惑をかけないか不安…」という方のために、『Among Us』の初心者向けの攻略法を紹介します。
クルー編
■団体行動しよう
クルーになった場合は、できるだけ団体で行動するのがおすすめです。
他のプレイヤーと一緒に行動することで身の安全を確保しやすくなります。また議論する際に「自分は〇〇と一緒に行動していた」などアリバイを証言してもらうことができます。
■目視で確認できるタスクで、仲間からの信頼を獲得しよう
タスクの中には、他のプレイヤーによって目視で確認してもらえるものがいくつか存在します。
そのようなタスクが自分に課されている場合は、できるだけ他のプレイヤーが近くにいる状態で実行するようにしましょう。
タスクの実行を議論で証言してもらうことができれば、他の仲間からの信頼も獲得できます。
【目視で確認できるタスク】
●ゴミ捨て
●シールド修理
●スキャン
●隕石破壊 など
■議論では正直に、正確な情報を仲間に伝えよう
議論ではできるだけ正直に、正確な情報を仲間に伝えるのがベストです。
周りの人に無理に話を合わせようとしたり、見ていないことを見たと証言するとインポスターであると誤解されやすくなります。
インポスター編
■タスクをやっているフリをしよう
インポスターになった場合、クルーに紛れてタスクをやっているフリをすることが大切です。
画面左上に表示されている「偽のタスク」を参考にうまく立ち回りましょう。
■「通気孔」を活用しよう
マップ内にはいたる所に「通気孔」が配置されています。
インポスターはこの通気孔を利用して宇宙船内を瞬間移動することができます。これをうまく活用すれば、移動をショートカットしながらの殺害が可能になります。
ただし通気孔を使用しているところをクルーに目撃されてしまうと、その瞬間にインポスターであることがバレてしまうため注意が必要です。
■議論で発言しすぎないようにしよう
インポスターになったプレイヤーは疑われるのを避けようと、議論で必要以上に発言をしてしまいがちです。
しかし『Among Us』の議論においては、発言が多いプレイヤーは真っ先に疑われる傾向があります。
そのため議論開始後、少し会話の流れを読んで適度に発言するよう心がけましょう。
気軽にサクッと楽しめる宇宙人狼『Among Us』
『Among Us』は時間が空いたときに気軽にサクッと楽しめる新感覚の人狼ゲーム。議論で毎回違った展開を味わえるのも魅力です。
友人・知り合いと一緒に楽しむもOK、マッチングに参戦するもOK。
あなたも1度プレイすれば、きっとこのゲームの面白さにハマるはず。ぜひ遊んでみてくださいね。
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