Discord - 一緒にしゃべって遊んで集まろう

用途にあわせてサーバーを自由に作成　通話、チャット、配信にも使える

招待されたユーザーだけが入れるサーバー（コミュニティ）を作り、チャットや通話ができるアプリ。サーバーのルールや用途は自由に決められ、ただ友達と雑談をするだけのサーバーから、ゲームのマルチプレイなどの目的に特化したコミュニティまで幅広く作れます。

『X（旧Twitter）』などのSNSと比べると、より親密かつ内密なコミュニケーションができるのが特長。招待されていないユーザーには、通話やチャットの内容が知られません。表では話しづらい話題も気軽に話せますし、進行中の企画の打ち合わせにも使えます。接するユーザーが限られる分、SNSによくある対人トラブルも少ないでしょう。

また通話時にはゲームなどの画面を映せる画面共有や、YouTubeの動画を同時視聴できる“Watch Together”といった機能を使用可能。ただの通話だけでなく、同じコンテンツをみんなで楽しむ一体感を味わえます。

手軽なテキストチャットとにぎやかな通話、好きな方法でメンバーと話せます。チャットと通話はそれぞれチャンネルを分けられるので、用途や話題に応じて使い分け可能。後から見返すときにもどこを見ればいいかわかりますし、通話も話題が混在せずスムーズです。

サーバーへの招待はURLを相手に送って行うため、ダイレクトメッセージなどを介して送れば、望まないユーザーがサーバーに来るのを防げます。逆にユーザーをたくさん集めたい場合は、招待URLをSNSなど公共の場で発信すれば、リンクをクリックしたユーザーがサーバーに参加できます。

またコミュニケーションを快適にする補助機能も充実。チャットの投稿にはスタンプで簡単なリアクションを返せるほか、画像やPDFなど各種のファイルを共有できます。チームでの作業を進めるのにも役立ちますし、SNSと異なり外部に流出するリスクが低いのも、安心して共有できるポイントです。

通話中には画面を共有し、イラストの作業やゲームのプレイ画面などを配信可能。自分が何をしているか相手に伝わりやすいのもあり、作業中でもコミュニケーションが取りやすくなります。またゲーム画面の配信は、ゲームをしながら話せるだけでなく、ゲームの内容を見ている人と一緒に楽しめるでしょう。

また“Watch Together”機能を使えば、YouTubeの動画や生放送をほかのユーザーと同時視聴できます。eスポーツの試合やソーシャルゲームの生放送など、リアルタイムの興奮をみんなで共有する一体感は大きな魅力。

ほかにもイラストを使った伝言ゲーム『Gartic Phone』、対戦型のクイズゲーム『Quiz Planet』といった、マルチプレイ向けのミニゲームを多数収録。通話しながらみんなでワイワイ遊べます。話す話題がないときは、ゲームに興じてみるのもアリですね。

サーバーは個人が作ったものだけでなく、ゲームやコンテンツの公式サーバーもあります。ゲームの攻略情報を共有したり、好きなキャラクターを語り合ったりと、ファン同士でSNSよりも深いやり取りを楽しめるのが特長。

有名なところではオープンワールドRPG『原神』や、チーム対戦型FPS『VALORANT』などの公式サーバーが開設されています。多数のユーザーが流入しており、また海外ユーザーも多いため、個人のサーバーとは感覚が違うところも。ただより幅広いユーザーと繋がれるので、アクティブな交流を楽しみたい人にはぴったり。

こうした大規模なコミュニティサーバーはPC版からしか検索できず、またキーワードで検索しない限りは表示されるサーバーも少なめ。参加方法としては、各コンテンツが発信しているリンクを見つけるのが主になります。また参加しない限り、各サーバーがどんな雰囲気かはわからないので、入ったばかりのうちは自分に合いそうか様子を見るといいでしょう。

『Discord』は課金すべき？

無料でも使用できる『Discord』ですが、どういう方がどういったタイミングでどこまで課金すべきかを解説します。

所属するサーバーにブーストを行うと、サーバーのレベルを上げて機能を増やせます。レベルアップは一定回数のブーストが条件となっていて、このブーストの回数を購入するのに課金が必要です。

レベルによる特典の内容は、主に通話の音質や画面共有の画質の向上、より多くのカスタム絵文字追加など。コミュニケーションを快適にしたり、より会話を盛り上げたりできるでしょう。

月額制の“Nitro”会員になれば、毎月2回のブースト回数を獲得可能。かつ通常サーバー内でしか使えないカスタム絵文字を、ほかのサーバーでも使えるなどの特典が受けられます。追加でブースト回数を獲得できるプランもありますが、レベルアップに必要なブースト回数が多いため、大抵はサーバーのメンバーが協力してブーストを重ねていくのが基本です。

マイページから行ける“Discord Shop”では、アイコンのデコレーションパーツを購入可能。アイコンをアレンジし、自分の個性をアピールできます。

炎や花などのエフェクトのほか、『ストリートファイター』シリーズなどゲームタイトルとのコラボパーツも。つけられるパーツは1つだけですが、アニメーション演出がついており、どれもインパクトはバッチリです。

金額は1つ800円（税込）程度が主ですが、コラボパーツは1,400～1,600円（税込）程度と高め。ただいずれも“Nitro”会員であれば、特典により100～200円程度の値引きを受けられます。

一緒に使うと便利なアプリ

通話を繋ぎながらコンテンツを楽しむ方法として『Teleparty』がおすすめ。ルームを作成して、『Netflix』や『Disney+』といった配信サービスの動画を、メンバーと同時視聴できます。ルームのURLをサーバーに投稿すれば、『Discord』で通話を繋ぎつつみんなで映画やドラマを楽しめます。なお同時視聴には、相手も同じサービスに登録している必要アリ。

ただし2024年12月現在は不完全な部分があり、『Amazon Prime Video』とは連携できず実質的に非対応、動画サービスのプランが広告つきだとルームを作れないなど制限も。今後の改善に期待ですが、現在対応している動画サービスを利用しているなら使ってみるといいでしょう。

『Discord』機能表

執筆：アプリブ編集部

※ この記事はアプリの最新バージョンをもとに制作しています
※ 情報の反映には最大で2週間ほどかかる場合があります