日記をつけると、1日の出来事や自分の状態を振り返れるほか、日々の楽しみや生きるヒントも得ることができます。さらに日記の書き方を工夫することで、より楽しみながら続けられるでしょう。
本記事では、おすすめの日記の書き方や、日記を習慣化するためのコツを紹介します。
より日記が楽しくなる書き方おすすめ7選! 日記を習慣にするためのコツも
日記を書くメリット
日記を書くことで得られるのは、単なる日々の記録だけではありません。以下のようなさまざまなメリットがあります。
日々のエピソードを思い返せる
日記にその日の出来事を文字にして残せば、後から読み返したときに情景を思い出せます。時が経って忘れてしまった感情や記憶がよみがえり、昔を懐かしんだり、元気をもらったりできるでしょう。
また日記をアイディアノートとして活用するのもありです。書いたときには何気ないような内容でも、読み返してみると発想のヒントになるかもしれません。
表現力が向上する
書きたい内容を整理し、日記に文章をしたためる中で、表現力が鍛えられます。出来事を順序立てて説明する、正しい文法で記述するといった行程は、物事をわかりやすく伝える力を養ってくれるでしょう。また文章が単調にならないよう言い回しを変える工夫をしていれば、多くの語彙を身につけて、細やかな表現ができるようになります。
ストレスを解消できる
嫌なことを日記に書けば、ストレスを文章として吐き出し発散できます。心の中で抱え込むよりも一度言葉にしてみることで、気持ちの整理ができ、すっきりと新たな一日が迎えられるでしょう。
自分を見つめ直せる
その日あった出来事や、考えたことを書き出して振り返ることで、自分の思考や行動を見つめ直せます。仕事の改善点が見つかったり、自分の価値観を把握したりするのに役立ちます。
おすすめの日記の書き方
日記の書き方やテーマをあらかじめ決めておくと、何を書くか困ったとき、書く内容をスムーズに思いつけます。ここでは、日記アプリ『Dearliy』を例におすすめの日記の書き方を紹介します。
出来事を一言で記録する(一言日記)
最も手軽なのは、その日印象に残った出来事を一言で書き残すこと。楽しかったことや美味しかった食べ物など、内容は何でもOKです。文章量が少ないので執筆にかかる時間も短く、忙しい人でも毎日続けられるでしょう。
一言日記は「牛タンを食べに行った」など簡単な一文で構いません。さらに、食べたものなど日記に関係する写真もいっしょに残すといいでしょう。文章ではなく、写真を軸にした日記を書くイメージです。
『Dearliy』内のカレンダーには、その日に日記にアップした写真が表示されます。そのため、カレンダーを見るだけで今までの出来事を振り返りやすいです。
3つの箇条書きで自分を見つめ直す(3行日記)
3行日記とは、順天堂大学医学部の小林弘幸教授が発信した日記の書き方です。その日に起きた良いこと・悪いこと・翌日の目標の3項目をそれぞれ一行ずつ書いていきます。
3行日記で書く項目
- 今日最もよくなかったこと・失敗したこと
- 今日最もよかったこと・感動したこと
- 明日の目標
書く内容は、仕事でもプライベートでも自由です。一日数分で書ける手軽さだけでなく、一日を振り返ることで自律神経のバランスを整える効果もあります。
『Dearliy』で3行日記を書くなら、箇条書きの「・」部分を書く内容に合った絵文字に置き換えると見やすくなります。
また、『Dearliy』の日記には画像を一枚以上添付する必要があるため、日記内容に合う画像がないときは日記のスクリーンショットをするのが一番簡単でしょう。
ストレスや辛かったことを書いて発散する(感情日記)
落ち込んだり、イライラしたりしてつらいときは感情日記がおすすめ。そのときのネガティブな感情をありのままに書くことで、誰かに愚痴を聞いてもらったように気持ちが楽になります。
感情日記で重要なのは、誤字や脱字、文章の美しさを気にせず、思いのままに書くことです。今の自分の感情をそのまま日記に吐き出しましょう。
日記アプリは場所を問わずにいつでも日記が書けるため、ネガティブなことがあった直後に感情をアプトプットできるのがメリット。『Dearliy』にはタグ機能があり、普段の日記と感情日記をタグで分けて管理ができます。
その日頑張ったことについて自分を褒めてみる
仕事や勉強などで頑張ったことを日記に書き出し、自分を褒めてみるのもおすすめ。大きな成長でなくてもいいので「今日も1日仕事をやりきった!」といったように褒めてあげると、自分に自信が持てるようになり元気が湧いてきます。
内容は必ずしもその日あったことや変化だけでなく、いつも心掛けていることや自分の容姿、感性などでもOK。自分のいろいろな側面を褒めてあげましょう。
夢や目標、やりたいことを書き出してみる
記録に限らず、今後の夢や目標、やりたいことを日記に箇条書きするのもひとつの手です。夢や目標を意識することで自分の願望を再確認できるので、どうやったら達成できるかを考え、実現するきっかけになります。目標は「◯円貯める」など、なるべく具体的に書くのがコツ。
やりたいことは自分がわくわくできることを何でも書いてみましょう。毎日を生きていくモチベーションになります。またすぐに達成できそうなことも交えつつ書くのもおすすめ。やりたいことを実現できたという経験は、願ったことを叶えられるという自信につながります。
本格的に目標を実現するなら『Dearliy』のプラン機能がおすすめ。Xデーを定めてプランを作成すれば、アプリ内のホーム画面にXデーまでの残り日数が表示されます。日数のカウントダウンを目にすると、目標達成に向けてやる気がわきやすくなるでしょう。
ひとつの話題に対する考えを深掘りする
日記に日々の生活で気になったことについて、自分なりに考えを書くのもいいでしょう。物事を掘り下げて考える視点や、新しい知識を身につけられます。
また、じっくりとひとつの話題に向き合うことで、文章を書く楽しみを存分に味わえるのも魅力。エネルギーを使うテーマではありますが、特定のことを真剣に考える時間は、充実感を与えてくれます。
ふと気になったことはその場で『Dearliy』に書き留めておき、時間に余裕ができたら本格的に深掘り。考えてもわからないことは、簡単にでもいいので調べてみましょう。調べたことを日記に書くと、知識もより身につきやすくなります。
一定の時間で、思いつくことを何でも書いてみる
ジャーナリングと呼ばれる手法を取り入れるのも有効です。これは3~15分のように制限時間を決め、その間に思いついたことを何でも書いていくもの。書くテーマを決めたら、ひたすらに手を動かして文章を書くことに集中します。
自分の心を占めている考えや感情をありのまま書き出すことで、思考を整理できます。自分と向き合うことで、問題を解決するヒントや生きる指針が見つかるかもしれません。
筆者も野菜スムージーをテーマに5分でジャーナリング。思うままに書いたところ、豆乳も飲んでみたいと最終的には次の目標まで自然と決めていました。『Dearliy』ならちょっとした隙間時間でもジャーナリングができるので、気軽にチャレンジしてみましょう。
日記を習慣化するための方法
日記は習慣にして書き続けないと、メリットを実感しづらいもの。最後に日記を習慣化するためのコツを紹介します。
あらかじめ日記に書くテーマを決めておく
日記に書くテーマをあらかじめ決めておけば、毎回何を書くか悩む必要がありません。思考に時間を取られるとその間作業も進まなくなってしまうので、テーマだけでも決まっていれば、それだけ素早く書く作業に取りかかれます。
もしテーマが合わないと感じたなら、途中で変えてしまっても構いません。複数のテーマを選んでおき、その中から決めるのもいいでしょう。
日記執筆のスケジュールを確保する
「夜の10時から10分間日記を書く」など、1日の中で日記を書く時間を決めるのも大切です。生活リズムに組み込むことで習慣化につながり、書くことにも集中できます。
まとまった時間を取るのが難しいなら、日記を持ち歩く、『Dearliy』などの日記アプリで書くなどしてスキマ時間を活用するのもアリです。特に『Dearliy』は写真の添付や予定の登録など便利な機能もあり、快適に日記をつけられます。
毎日続けて書く
日記は毎日続けて書くほうが習慣化しやすくなります。気分次第で書かない日があると、書くことがおっくうになりどんどん面倒くさくなっていってしまいます。もし毎日が難しいなら、毎週この曜日は必ず日記を書くというように、書く周期を決めておきましょう。
内容の質は気にせず、まずは最後まで書ききる
日記に書いた内容は必ずしも凝ったものでなくても構いません。自分の中で書くハードルを下げてでも、毎日続けて習慣にするほうが大切です。
ほかの人と一緒に始めてみる
日記を書いてみたいと思っている友達がいるなら、その人を巻き込んで一緒に日記を書き始めるのもいいでしょう。ほかにも同じ習慣を続けている人がいれば、モチベーションも上がります。
自分に合ったテーマを選んで日記を書こう
日記にはさまざまなテーマや書き方があります。自分に合ったテーマを選び、継続して日記をつけていくことが大切。内容に悩まなくていいほか、日記をつける目的もはっきりするので、ただ漫然と書くよりも習慣化しやすくなります。本記事を参考にして、あなたらしい日記をつけてみましょう。
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