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家族の人数が多いと月々の出費が多くなりがち……。固定費の節約を検討したいけど、5人家族の場合、どれくらい節約できていればいいの? 5人家族の平均的な光熱費は何円? と節約の目安となる金額を知りたい人も多いのではないでしょうか。

この記事では、5人家族の平均的な光熱費とその内訳を紹介しています。また、光熱費を節約するコツについても解説しているので、光熱費や生活費の節約に役立ててください。

5人家族の光熱費は平均いくら?

5人家族の1ヵ月あたりの光熱費はいくらになるのでしょうか。ここでは5人家族の平均的な光熱費とその内訳を紹介。また、世帯数別に1ヵ月あたりの平均的な光熱費を比較して、光熱費が増加しやすい原因についても説明します。

5人家族の平均的な光熱費

総務省が行った家計調査によると、5人家族の1カ月あたりの光熱費平均は、2万9,160円です。これには、電気、ガスだけでなく水道の料金も含まれています。平均値を基準として、光熱費の節約を検討してみてはいかがでしょうか。

月々の平均光熱費とその内訳

5人家族の光熱費平均は、月額2万9,160円。内訳は以下の通りです。

項目 費用
電気代 1万5,474円
ガス代 5,506円
その他の光熱費 1,052円
上下水道料 7,128円

これらのデータを基に、光熱費の中でもどこを節約していくべきか検討してみるといいでしょう。

世帯数別の光熱費比較

家族の人数が変化することで、どれくらい光熱費に影響があるのでしょうか。ここでは、2人~6人以上の家庭それぞれの光熱費を表で比較します。

世帯人数 光熱費
2人 22,037円
3人 25,657円
4人 26,577円
5人 29,160円
6人以上 34,291円

3人家族と4人家族の光熱費にはあまり差がありませんが、5人家族になると光熱費が増加傾向にあります。また6人以上の家庭になるとさらに金額が大きくなるため、将来のために貯金を考えるのであれば、光熱費の節約をしていくことは重要になります。

光熱費の増加を招く主な要因

光熱費が増加する主な要因としては、以下のようなものが挙げられます。また契約アンペア数や電力会社の選び方も、光熱費に影響を与える要素となっています。

光熱費の増加を招く主な要因

  • 住宅の広さ
  • 大型の電化製品の使用
  • 在宅時間の増加
  • エアコンの設定温度

ただし、関西・四国・中国・沖縄など電力の最低料金制が導入されている一部地域では、契約アンペアの変更による節約は行えません。

家計簿アプリで光熱費などの支出を洗い出そう

ここでは家計簿アプリ『マネーフォワードME』を例に、支出管理のやり方をスクショ付きで紹介していきます。

家計簿アプリで支出を見直す際は、光熱費以外の生活費もしっかりと記録するようにしましょう。光熱費以外で無駄遣いをしてしまっているポイントがあるかもしれないからです。

家計簿マネーフォワード ME - 人気の家計簿(かけいぼ)

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  • STEP1

    費目ごとに出費を洗い出す

    1ヶ月分ほど支出の記録をつけたら、費目ごとに支出金額を洗い出していきます

    まとめてカテゴリーを分類するのは大変なので、1日に1回カテゴリー分けを行うのがおすすめ。支出金額自体は自動記録されるので、あとは「外食費」「娯楽」のように項目を割り振るだけでOKです。

  • STEP2

    無駄遣いをしていそうなポイントを特定する

    明らかに支出が多くなっている項目に着目し、内訳を調べます

    たとえば食費なら、外食の頻度の多さが無駄遣いにつながりやすいです。食費の他に、娯楽費や洋服代などが支出を多くする原因になりがちです。

    光熱費は前述の平均値と比較して、無駄遣いがありそうか確認してください。

  • STEP3

    不必要な出費を差し引いて予算目標を決める

    支出を減らせそうな項目がわかったら、その支出分を全体の支出から差し引いて、予算目標を設定しましょう

    最初から大変すぎる目標を立ててしまうと、ストレスが溜まって生活の質が落ちてしまうリスクがあります。「水道代を1,000円減らす」など小さな目標から始め、徐々に負荷を強くしていくのがおすすめです。

光熱費を節約するコツ

光熱費を節約するコツ

  • 電気代を減らす方法
  • ガス代を抑える方法
  • 水道料金を節約する方法
  • 光熱費を削減するためのコツとは?

光熱費を節約するための具体的な方法を知り、効果的に出費を抑えていきましょう。光熱費は毎月必ず発生する費用です。月々の変化は少なくとも、1年スパンで考えたときに大きな節約に繋がります

電気代を減らす方法

電気使用量を減らすためには、日常の生活習慣の見直しや家電製品の買い替えが有効です。具体的にどのようなことを実践していけばいいのかは、下記で詳しく説明していきます。

日常の生活習慣を見直すコツ

5人家族の電気代を節約するなら、家族全員の生活リズムをあわせることが重要になります。例えば、ご飯の時間を家族全員でそろえれば、ご飯を温め直す必要がなくなります。お風呂は、家族全員が連続して使用することで、追い焚きをする必要性がなくなり、電気代の節約に繋がります。

また、テレビをリビングのみに設置して、家族全員で楽しむ方法もおすすめ。家族団らんの時間が作れるようになるだけでなく、テレビを視聴している時間帯だけは、ほかの部屋の電気を使わなくて済むようになります。夜10時以降は部屋の電気を消すなど、家族で共通のルールを決めておくのもいいでしょう。

家電製品の買い替えも節約効果がある

近年の家電製品は、従来よりもエネルギー消費を抑えた省エネ家電が増えています。10年前の家電製品と比較すると、お財布にも環境にも優しいため、結婚当初に購入した家電を未だに使用している家庭は、最新の省エネ家電に買い替えることで電気代を節約できます

例えば、省エネタイプの冷蔵庫を利用すると、年間で40%~47%ほど電気代をカット。省エネタイプのテレビなら42%ほどの節約効果が期待できます。電球の買い替えは最も省エネ効果が高く、白熱電球からLED電球に切り替えだけで86%ほどの電力を削減できます。

家電製品はどれも高額で、なかなか手が出せないイメージを持つ人も多いかと思いますが、LED電球ならひとつあたり1,000円ほどから購入可能。節約効果もかなり高いので、まずは電球の交換から取り組み、徐々に省エネ家電をそろえていくといいでしょう。

出典:資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約

ガス代を抑える方法

ガス代を削減するポイントは、調理と暖房の効率化です。調理時は蓋をして熱を逃がさない、暖房を使うときには部屋の断熱性を向上させるなどの方法があります。

また、ガスコンロはメンテナンスも重要になります。ゴミなどでガスの通り道が詰まってしまうと、火力が弱くなりやすいため、通常よりも長く火を使わないといけなくなります。結果としてガス代が余分に発生しやすくなります。定期的に掃除をするなどして、清潔な状態を保っておくといいでしょう。

水道料金を節約する方法

水道料金の節約には、水の使用量を意識的に減らす行動が必要です。シャワーの時間を短縮する、お風呂のお湯を再利用、水漏れの早期修理など、日々の小さな工夫が大きな節約に繋がります。

お風呂の残り湯は、一般的に約180リットルの量があります。この半分を洗濯、掃除、散水などに利用すれば約90リットルの節水になります。毎日、お風呂の残り湯で洗濯や掃除を行った場合、毎月約650円節約ができます。

また、蛇口を捻って水を出すタイプの場合は、節水コマと呼ばれる蛇口に取り付けるパーツを使うことで、最大50%の節水効果が生まれます。節水コマは一般用蛇口(13mmの単水栓)に取り付け可能。お住まいの地域にある水道局窓口にて無料配布しています。

出典:東京水道局「くらしと水道

光熱費を削減するためのコツとは?

光熱費は家族全員で協力して取り組むことが重要になります。具体的に、以下の内容を意識して家族全員で光熱費の削減に取り組みましょう。

●ライフスタイルの見直し:電気のつけっぱなし、水の出しっぱなしを辞める。
●節電・節ガスの習慣化:子供にも節電・節ガスの重要性を教え、家族全員で意識して行動する
●共同での節約アクション:1人ではなく家族全員で節約方法を考え、実行することで当事者意識が生まれやすい。