2024年10月、中国のアリババグループから日本市場向けの越境ECアプリ『TAO』がリリースされました。

今年は『TEMU』『SHEIN』など、中国発の激安通販アプリが話題を集めましたが、『TAO』はこれらと比べてどのような違いがあるのでしょうか? しかし、編集部で実際に注文したところ、ちょっと困った展開に……! 詳しくは本文で解説します。

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『TAO』は『TEMU』『SHEIN』とどこが違う?

『TAO』は中国のショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」の品ぞろえをベースにしたアプリです。日本市場向けに商品が選定され、日本語対応やシンプルなデザインにカスタマイズが施されています。

ブランド名 TAO(タオ) TEMU(テム) SHEIN(シーイン)
ファッション 2000円~50,000円以上 1,000円~5,000円程度 1,000円~10,000円程度
家電 取り扱いなし 100円~25,000円程度 300円~30,000円程度
家具 5,000円~100,000円以上 500円~25,000円程度 大物家具は取り扱いなし
雑貨 400円~10,000円程度 100円~3,000円程度 100円~3,000円程度
化粧品 取扱なし 100円~10,00円程度 200円~10,000円程度

同じ中国系の大手ECサイトでも、さまざまな品目がそろう『TEMU』『SHEIN』と比べると、『TAO』はアパレルやインテリア中心で、2024年11月時点では家電や化粧品はほぼ扱っていません。

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TAOとTEMUとSHEINの比較

▲TAOは1,500円前後、TEMUは1,000円前後、SHEINは500円前後の類似品が多い

『TAO』は全体的に他のショッピングサイトと比べて価格帯が高い印象で、例えば似たような外観の浴室ラックを比較すると、最も安い『SHEIN』の2倍以上の価格です。

また、高価格帯のアイテムも豊富で、カシミヤのコートや手縫いのジャケットなど、10万円以上する商品も多く見られました。

TAOの画面

▲この価格帯の服があるのは他アプリにはない特徴

価格帯が高めなだけに、その品質が気になるところです。そこで、早速、確認のために注文してみました。

服や小物を注文してみたが……

実際に『TAO』で、服や小物、収納グッズを購入。比較的手頃な商品を選んだつもりでしたが、それでも普段利用している『TEMU』『SHEIN』の似たようなアイテムと比べると、価格は1.5〜2倍ほど高い印象です。

支払い方法は「PayPay」「クレジットカード」「コンビニ決済」「ネットバンキング」「Pay-easy ATM」から選択可能で、「PayPay」を使用したところスムーズに購入ができました。

TAOの購入

▲「PayPay」決済ができるので楽

11月1日に注文。カート画面では「11月10日〜配送予定」と表示されていた商品が、注文後には「11月14日」に変更されていました。

少し気になりつつも、同日中に「出荷済み」と表示されたため到着を楽しみにしていましたが、11月10日に確認すると到着予定日がさらに遅れていたのです。

TAOのお届け予定日

▲どんどんずれて遅くなる到着予定日

11月15日現在、お届け予定日は「11月28日〜30日」となっています。始まったばかりのアプリなので、注文が殺到していて、オペレーションがまだ追いついていないのかもしれません。気がかりではありますが、今後の改善に期待しつつ、到着を待ちたいと思います。

商品が届き次第、包装や商品の質などについて詳しくお伝えしますので、続報をお待ちください。
(画像、文・清 仁美)

TAO オンラインショッピングアプリ

TAOBAO (SINGAPORE) E-COMMERCE PTE.LTD

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