ほぼすべてのスマートフォン(スマホ)には「電源ボタン」が付いています。電源ボタンは電源のオン/オフのほか、再起動、スリープモードへの移行/解除、スクリーンショットの撮影に使用します。それぞれのやり方を確認していきましょう。
なお本記事では「Google Pixel 3」を使って解説します。ほかのAndroidスマホ・タブレットでも、おおよその使い方は同じです。
Androidスマホの「電源ボタン」の使い方 電源オン/オフ・再起動・スリープモード
電源ボタンの場所
電源のオン/オフ
電源オン
当然ながら、スマホの電源が入っていないとすべての機能が使えません。電源ボタンを1秒長押しして電源を入れましょう。
もし電源ボタンを長押ししても電源が入らない場合は、スマホの電池が切れている可能性があります。
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STEP1
スマホの電源が切れた状態で、電源ボタンを約1秒長押し
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STEP2
電源が入るとスマホの機種のメーカーのロゴが表示され、スマホを使う準備が始まる
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STEP3
10秒ほど待つと操作可能になる
電源オフ
電源を切るとスマホの電池の消費を抑えられます。ただし同時に電話の着信やメールの受信なども確認できなくなるので注意しましょう。
電池の消費を抑えつつ着信やメールも受信したい場合は、後述のスリープモードが便利です。
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STEP1
スマホの画面が表示された状態で、電源ボタンを1秒長押し
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STEP2
表示されたメニューの中から[電源を切る]をタップ
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STEP3
終了処理が完了したら電源が切れる
再起動
動作が重い、正常に操作できないなど、スマホで何か不具合があった場合、スマホの電源を一旦切って入れ直す「再起動」をすると改善されることがあります。
再起動の方法は「通常の再起動」と「強制的に再起動」の2種類。それぞれのやり方を確認していきましょう。
通常の再起動
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STEP1
スマホの画面が表示された状態で、電源ボタンを約1秒長押し
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STEP2
メニューが表示されたら「再起動」をタップ
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STEP3
1分ほどで再起動が完了
強制的に再起動
「強制的に再起動」は、タッチスクリーンの動作がおかしい、スマホが動かないなど、[再起動]のボタンをタッチできないときに使います。
ただし通常の再起動と違い、正規の終了処理がおこなわれないため、まれにですがスマホの故障や寿命を縮める原因になることも。強制的な再起動は極力避けましょう。
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STEP1
電源ボタンを約10秒間長押しする
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STEP2
強制的に再起動が始まり、約1分ほどでスマホを操作可能に
なお本記事では「Google Pixel 3」での強制再起動の方法を紹介しましたが、機種によってはやり方が変わる場合もあります。
たとえば「Galaxy S9(SC-02K)」なら「電源ボタン」と「ボリュームを下げる」を7秒同時押し、「Xperia」シリーズなら「電源ボタン」と「ボリュームを上げる」を5秒同時押しとなっています。
手持ちのスマホの強制再起動方法を知るには、説明書を読むか、各メーカーのWebサイトを参照しましょう。
スリープモードに移行/解除
スリープモードにするとディスプレイの表示が消え、タッチ操作を受け付けなくなり、電池の消耗を抑えられます。それでも最低限の機能は動いており、着信やメールの通知があるとお知らせしてくれます。しばらくスマホを操作しないときはスリープモードにしておくのがおすすめです。
また、スマホを一定時間操作しないと自動的にスリープモードに移行します。移行までの時間は設定で変更可能で、おおよそ15秒~30分を選べます。
スリープモードに移行
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STEP1
画面が表示されている状態で電源ボタンを短く押す
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STEP2
すぐに画面が消えてスリープモードに移行する
スリープモードの解除
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STEP1
スマホがスリープモードのときに電源ボタンを押す
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STEP2
スリープモードが解除されて画面が表示される
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STEP3
スリープモード前に見ていたアプリやブラウザは開かれたままになっている
スクリーンショットを撮る
電源ボタンではほかにも、スマホの画面を画像化するスクリーンショットに利用します。画像をLINEで送ったり、メモ代わりに使ったりとスクリーンショットの応用方法はさまざま。
やり方は電源ボタン長押し→[スクリーンショット]のボタンをタップ、もしくは「電源ボタン」と「音量を下げる」ボタンを同時押しです。
スクリーンショットについて詳しくは以下の記事を参考にしてください。
Androidスマホでスクリーンショットを撮る方法
方法①「電源ボタン」と「音量を下げる」を同時押し
方法②電源ボタン長押し→[スクリーンショット]をタップ
スマホの使い始めに使う電源ボタン 取り扱いは丁寧に
Androidスマホの電源ボタンは、電源を入れたり、スリープモードを解除したりと、スマホを使うのに欠かせません。もし電源ボタンが壊れてしまうと、スマホが使えなくなるケースも……。電源周りは丈夫にできているスマホが多いですが、くれぐれも丁寧に取り扱いましょう。
その他のAndroidスマホの基本的な使い方はこちら
・各ボタン・各部の名称と役割を解説
・基本操作方法 タップ、スワイプなど12種類
・電話機能解説 かけ方・取り方、通話中の操作、迷惑電話のブロックなど
・アプリのダウンロード、アップデート、アンインストール方法
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