LINEで上司に「愛してる」のメッセージを誤送信!? 仕事、プライベート両方で便利な「LINE(ライン)」ですが、「誤爆」とは切っても切れない関係にあります。気の置けない友だちへの誤爆なら笑い話で済まされますが、もし会社の上司や取引先に誤爆してしまったら……。
そこで本記事では「誤爆とは何か?」を確認すると共に、誤爆の防止策と、もし誤爆してしまった時の正しい対処法をまとめて学んでいきましょう。
※記事内の誤爆例は、すべてAppliv編集部の創作です。
LINE「誤爆」とは? 6つの防止策、間違えた時の対処・送信取消(削除)方法
LINEの誤爆の意味とは、「送信相手を間違えること」の俗称
「誤爆」という言葉の意味は「LINE」に限らず「Twitter」などSNS界隈では広く使われる俗称(スラング)。SNSごとに微妙に意味合いが変わり、「LINE」では送信先の相手を間違えてメッセージやスタンプを送信することを意味します。
友だちに送るはずのあいさつを別の友だちに送ってしまう程度なら訂正を入れるだけで済みますが、上司への愚痴や悪口を直接上司に送ってしまうなど、深刻なトラブルに発展するケースも……。
大小さまざま、悲喜こもごもな「被害」が発生すること、加えて語感の良さと言葉のインパクトが「誤爆」と呼ばれる所以でしょう。
広い意味では「誤変換」や「誤操作」を含む場合も
「LINE」での「誤爆」は主に「送信相手を間違えること」を指しますが、広い意味では誤変換やメッセージ作成中での送信など、操作ミスによる誤送信を指すこともあります。
こちらは送る相手を間違えていない分フォローがしやすく、比較的「被害」は少ないケースが多いです。
わざと誤爆する人も
LINEの誤爆を恋愛の「駆け引き」に使う人もいます。
(例)
①友達への恋愛相談に見せかけて「●●さんのことが好きなの、どうしよう」と●●さん本人にわざと送って意識させる
②最近連絡がない気になる人に向けて「明日の待ち合わせ、渋谷駅で良い?」など他人あてのメッセージを間違えたていで送り、相手から「送り先間違ってますよなどの返信があったら「ごめんなさい、間違えました。お久しぶりですね。最近どうですか?」などのやり取りに持ち込む
このように、誤爆をわざときっかけに使う策士もいますが、バレたときに印象が悪くなるのは否めません。
誤爆防止の6対策。裏ワザ設定から心構えまで
相手によっては笑い話で済むこともあるとは言え、やっぱり避けたい誤爆。設定や心構え次第で誤爆のリスクを抑えられるので、ぜひ実践しましょう。
相手によってトーク画面の背景を変える
少々手間はかかりますが、友だち・グループ毎にトーク画面の背景を変えるのは誤爆への有効策。今どのトークルームにいるのかが格段にわかりやすくなるため、メッセージ作成前に誤爆を防げます。
背景の変更方法はこちら
頻繁に連絡を取る相手は、ホーム画面にショートカットを作る
誤爆の原因をたどると、トークルームでの選択ミスが原因です。そこで頻繁に連絡を取る相手は、ホーム画面にショートカットを作り、選択ミスのリスクを減らしましょう。
iPhoneでのショートカット作成方法
iPhoneの場合は、「ショートカット」というApple製のアプリが必要です。iOS13以降は標準で搭載されているアプリですが、もしない場合はApp Storeよりダウンロードができます。
【iPhone】ショートカットの作成手順
1.『ショートカット』アプリを開き、[ショートカット作成]をタップ
2.[アクションを追加]をタップ
3.[App]→[LINE]の順番にタップ
4.「メッセージを○○に送信」をタップ(※)
5.画面右上の[…](三点リーダ)をタップ
6.[ホーム画面に追加]をタップ
7.ショートカット名を入力し、[追加]をタップで完了
(※)直近でメッセージを送った6人までしか表示されないため注意
Androidでのショートカット作成方法
Androidの場合は「LINE」のトーク画面で設定を開き、[トークショートカットを作成]をタップすることで簡単に作成できます。
【Android】ショートカットの作成手順
1.ショートカットを作成したいトーク画面を開き、右上の[≡](三点リーダ)をタップ
2.[その他]をタップ
3.[トークショートカットを作成]をタップで完了
同姓同名や似た名前の友だちは、見分けやすく表示名を変更
『LINE』を使い続けていると、旧友と同じ名字や似た名前の人と友だちになることも。それも誤爆のリスクが高まる一因なので、間違えやすい名前は区別しやすい名前にこちらで設定しましょう。
友だちの名前を変えても相手に影響はありません。ただしグループトークのグループ名変更はメンバー全員に共有されるので注意してください。
友だち・グループの名前変更方法はこちら
「Enterキーで送信」の設定をオフにする
こちらは「誤変換・誤操作による誤爆」を防ぐ意味合いが大きいですが、「Enterキーで送信」の設定をオフにするのも誤爆防止策になります。デフォルトでオフになっている可能性もありますが、一度確認してみましょう。
ホーム→[歯車ボタン](設定)をタップ→[トーク]をタップの順に操作していけば、「Enterキーで送信」の項目が見つかります。
「スタンププレビュー」をオンにする
スタンプ誤爆の防止策がこちら。この設定をオンにすると、スタンプ送信前に一度プレビューが挟まれるので、スタンプ誤爆のリスクを抑えられます。
ホーム→[歯車ボタン](設定)をタップ、[トーク]とタップしていけば、「スタンププレビュー」の項目が見つかります。
愚痴や悪口などの不快なメッセージを「LINE」で送らない
同じ誤爆でも、あいさつや雑談などの誤爆なら笑い話やちょっと恥ずかしい思いをする程度で済みますが、愚痴や悪口の誤爆ではそうはいきません。不快なメッセージを送らないのも立派な対策です。
また悩み相談ならともかく、愚痴や悪口はたとえ本来の送信相手であっても見て気分のいいものではありません。
どうしても愚痴をこぼしたくなったら「LINE」を使わず、別のアプリを使うのもひとつの手です。
誤爆した時の対処法。証拠隠滅より報告を!
可能な限りの防止策を打っても、人間が操作する以上、誤爆の可能性をゼロにはできません。万が一誤爆をしてしまった時の対処法も覚えておきましょう。大事なのは素直に報告することです。
間違えて送信してしまったことを素直に報告する
ここで言ってしまいますが、どんなに手を尽くしても誤爆した痕跡は残ります。下手に言い訳はせず、まずは誤爆したことを素直に報告し、もし不快な内容であれば丁重に謝罪しましょう。
「送信取消」もできるが、誤爆の痕跡は残る
「LINE」には「送信取消」機能があり、お互いのトーク上からメッセージを消せます。ただしその場合、「メッセージの送信を取り消しました」というシステムメッセージがトーク画面に表示されます。
たとえ相手が誤爆メッセージを見る前に「送信取消」をしても、誤爆があったという痕跡は残るということ。そのため誤爆をしたらまず報告をするのが第一です。
「送信取消」について詳しくはこちら
相手がiPhoneだと「送信取消」専用の通知が届く
「送信取消」に関して補足です。相手がiPhoneの場合「送信取消」をすると、元のメッセージ通知は消えますが、その代わり「○○がメッセージの送信を取り消しました」という通知が届きます。
ちなみに相手がAndroidの場合は、元のメッセージ通知が消えるのみで、「○○がメッセージの送信を取り消しました」の通知は届きません。
顔が見えなくても、生きた人間が相手であることを忘れずに
最後にまた心構えの話になりますが、「LINE」はメッセージで気軽に友だちとやり取りができる一方で、「人と話をする緊張感」が薄れがち。
そういった気の緩みも誤爆を招く一因です。生きた人間を相手にしているという意識を忘れずに、上手に「LINE」を活用しましょう。
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