家計簿の挫折のきっかけになるのが、実際の資産と口座残高の収支のズレ。クレジットカード利用時の家計簿のつけ方は、現金で決済したときとは少し勝手が違います。
この記事では、カードの利用内容と口座残高のズレを解消する方法や、家計簿アプリとクレジットカードの連携のメリットを詳しく解説します。家計簿の管理をもっとスムーズにしたい方は、ぜひ参考にしてください。
入出金を自動で管理してくれる家計簿アプリ
マネーフォワード ME
クレジットカード払いで家計簿をつける方法 アプリなら口座残高とズレない!
この記事をまとめると・・・
- 家計簿アプリを使えばカード払いでも楽々家計を管理できる
- クレジットカードはなるべく数を絞ると管理しやすい
- 『マネーフォワードME』なら収支の記録が楽で便利
Money Forward, Inc.
家計簿アプリならクレジットカード払いでも管理がラク!
クレジットカード決済では、実際に決済をした利用日と銀行口座から引き落とされる引き落とし日にはズレがあります。家計簿をつける際、どちらを基準に記録をつけるか悩む方もいるでしょう。
このような場合、手書きの家計簿では管理が煩雑になるので家計簿アプリの利用がおすすめです。例えば『マネーフォワード ME』では、連携しているクレジットカードの履歴を自動で記録。収支の内訳はグラフでわかりやすく確認できます。
また、現金決済の場合はレシートの読み取り機能で管理が可能。クレジットも現金もアプリ1つで一元管理ができます。手軽に収支を管理するならアプリの利用はいかがでしょうか。
以下の記事では、家計簿アプリをランキング形式でご紹介しています。使い勝手の良いアプリを探してみてくださいね。
クレジットカード利用時の家計簿のつけ方
家計簿をつける際にクレジットカードを利用していると、利用明細を確認できるのでレシートの管理などの手間を省けます。しかし同時に、特有の問題が生じることも。特にカードの利用内容と実際の口座残高のズレは、お金の流れの把握を混乱させる要因となります。
ここではそのような問題を解消するための工夫や、家計簿をより効果的に使うための方法を紹介します。
カードの利用内容と実際の口座残高のズレを防ぐ
クレジットカードを利用した日に家計簿をつけても、実際にお金が口座から減るのは引き落とし日なので、帳面と現在の口座残高にはズレが生じます。
利用日や家計簿の締め日に合わせて記録する場合は、あくまで残高は気にしないようにしましょう。請求の通知が来たときに、引き落とされる口座に必要な額が残っているかだけ確認しておけばOKです。
また引き落とし日に口座から引き落とされた金額を記録する方法もあります。こちらはお金の流れにズレがありませんが、何にいくら使ったかを把握しにくくなります。あくまでざっくりと口座の金額だけ把握したい人は、引き落とし日の記録がおすすめです。
ただし利用日と決めたら利用日だけ、引き落とし日と決めたら引き落とし日だけと、記録のタイミングは統一することが大切です。混在してしまうと、二重に記録してしまったり、記録もれが生じたりして正確な金額を把握できません。
支出の詳細をしっかりと記載する
クレジットカードの支出を家計簿に記載する際は、「利用日」と「引き落とし日」のどちらを基準に記載するか決めておきましょう。利用日で記載するとその月特有の支出が見えやすくなる反面、引き落とし日とのズレがあるので、実際の預金額と合わなくなります。
一方、引き落とし日で記載すると預金額とのズレはなく管理もラクになりますが、引き落とし金額の確定日がクレジットカード加盟店によって異なるため、支出の傾向を分析しづらくなります。月ごとの傾向からムダな出費を見つけて節約したい方には不向きです。
また、この費目は利用日に記録、この費目は引き落とし日に記録といったように分けてしまうと、家計簿をつける手間やストレスも増えてしまいます。自分にあった管理方法を検討してみましょう。
予算を設定して無駄遣いを抑える
家計簿を効果的に使うためには、月ごとの予算を設定することが重要です。特にクレジットカードを利用すると、支払いが後回しになるため、無駄遣いをしてしまうことがあります。予算を設定し、それを超えないように気をつければ、節約につながるでしょう。
項目ごとに必要な予算を決めておく
項目別の支出額をまとめ、毎月の予算を決めましょう。食費や光熱費、日用品の購入費用など、項目は多岐にわたります。すべての支出額を把握して、項目別に予算を決めるのはとても難しいといえるでしょう。
家賃や生命保険料などの月々の変動がない支出を固定費、食費や日用品費などの多少の変動がある支出を変動費、冠婚葬祭や家具・家電の買い替えなど、発生頻度の少ない支出を特別費として予算を決めることがおすすめです。
項目が3つであれば手間なく予算を決められるため、家計簿もスムーズに記入できます。
クレジットカード連携できる家計簿アプリを利用する
固定費の支払いだけでなく、買い物の際にもクレジットカードを使っている方は、クレジットカードと連携できる家計簿アプリを使いましょう。クレジットカードと連携すれば、支払い情報がその都度アプリ内で更新されるため、自身で記入する必要もありません。
クレジットカードのほかにも、キャッシュレスサービスと連携できるアプリもあるため、どちらも連携すればより便利に活用できます。手間なく1か月の支出を確認できるので、めんどくさがりの方でも継続できるでしょう。
家計簿を効率化するクレジットカードの選び方
使うクレジットカード次第で、家計簿の管理が楽になることがあります。ここでは家計簿を効率的に管理するための、クレジットカードの選び方について説明します。
1つのカードに出費をまとめる
複数のクレジットカードを持っていると、それぞれのカードの支払い日や利用明細を追うのが大変です。出費を1つのカードにまとめれば、家計簿に記録する際に参照する情報が減り、管理が簡単になります。また1つのカードでの利用額が増えれば還元されるポイントも増え、お得なお買い物をするチャンスもできるでしょう。
家族カードを使って家族全員の収支を管理する
家族カードを利用すると、家族全員の支出を1つのアカウントで確認・管理できます。これにより家計全体の収支を一括で確認でき、家計簿の管理が効率的になります。全体の出費をスムーズに確認できれば、問題点やバランスの取り方もわかりやすくなるでしょう。
クレジットカードとの連携ができる家計簿アプリ3選
普段からクレジットカードを使って支払いを済ませている方は、クレジットカードと連携できる家計簿アプリを使いましょう。連携可能なアプリにはさまざまなものがあるため、ここでおすすめのアプリを紹介します。
『マネーフォワードME』
『マネーフォワード ME』はクレジットカードだけでなく、キャッシュレスサービスやポイントとの連携も可能です。銀行残高と連携すればいつでも残高を確認できるため、お金の動きをスマホから逐一管理できます。
レシート読み取りにも対応しているので、買い物をした後は写真を撮っておきましょう。支出状況をグラフにしてくれるので、手間なく家計状況を把握できます。家計簿管理としてだけでなく、資産管理にも活用できるアプリです。
『Zaim』
『Zaim』はクレジットカードや銀行口座などとの連携だけでなく、複数アカウントでの共同管理もできる家計簿アプリです。無料でも数多くの機能を使えますが、有料プランにすれば複数アカウントで共有できるため、夫婦で使いたい方におすすめだといえます。
レシートの読み取りやパソコンとも連携できるため、スマホとパソコンの両方で家計管理をしたい方にもぴったり。状況に応じて無料と有料を使い分け、便利に家計簿機能を利用しましょう。
『OsidOri』
『OsidOri』は夫婦やカップルにおすすめのアプリです。家族用の家計簿と個人用の家計簿を作ることができるため、財布を別々にしている世帯にぴったりだといえます。クレジットカードや銀行口座と連携しておけば、たびたび情報を更新する必要もありません。
無料プランだと連携できる口座数が限られるため、足りないときは有料プランに切り替えましょう。入力画面はとてもシンプルでわかりやすいので、家計簿をつけたことがない方でも手軽に始められます。
クレジットカードを使って家計簿を効率的につけよう
クレジットカードを使っての家計簿の記録は、残高とのズレなどの問題もありますが、利用明細の参照もしやすく効率的といえます。記録するタイミングを統一する、請求の通知を確認するなどして問題に対処し、スムーズに家計簿をつけていきましょう。家計簿アプリとの連携機能を使えば、記録や収支の確認もより楽になります。
Money Forward, Inc.
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