不要になったものを商品として販売したり、欲しいものをお得に購入できるフリマアプリは、個人間で手軽に売買ができる便利なツールです。

Appliv編集部では今回、10~60代男女1,365人を対象に、フリマアプリに関するアンケート調査を行いました。

フリマアプリの利用経験や、利用目的、1年間の購入・販売金額などに関する調査の結果を公開します。

このページはアフィリエイト広告を利用していますが、記載されている情報は一切その影響は受けておりません。

フリマアプリを利用したことがある人は59.0%、若い世代ほど利用経験が高い

10代~60代の男女1,365人に、個人間で不要なものを売買するアプリであるフリマアプリの利用経験を尋ねると、「経験あり(59.0%)」、「経験なし(41.0%)」でした。

約6割近くの人が、フリマアプリを利用したことがあるようです。

フリマアプリは個人間での取引で、要らなくなった物を手軽に販売・購入できる手段として、多くの人に浸透していると考えられます。

2024年調査_フリマアプリの利用経験_Appliv

年代別に見ると、最も利用経験者が多い年代は「20代(73.0%)」、次いで「10代(69.5%)」、「30代(66.1%)」でした。若い年代ほど、利用したことがある傾向にあることがわかります。

誰かが不要になったものを手頃な価格で購入したり、自分が不要なものを出品する、スマホを通じた個人取引が若い世代を中心に、日常的に行われているのではないでしょうか。

2024年調査_フリマアプリの利用経験【年代別】_Appliv

約7割がフリマアプリで販売経験あり、年代が上がるほど「購入のみ」が増加

フリマアプリを利用した事がある人に利用目的を尋ねると、「売る・買うの両方(51.2%)」が最も多く、次いで「買うのみ(30.6%)」、「売るのみ(18.3%)」でした。

利用経験者の半数以上が、フリマアプリで商品の売買をしたことがあり、約7割が販売の経験があると回答しています。

不要なものを売ってお金に換え、そこで得たお金を使い同じアプリ内で必要なものを購入できるフリマアプリは、利用者にとって利用しやすいサイクルであると言えるでしょう。

2024年調査_フリマアプリを利用した目的_Appliv

年代別に見てみると、「売るのみ」と回答した割合は若い年代が多く、最も多かったのは10代で24.2%でした。フリマアプリを利用する若い世代にとって、フリマは1つの収入源として活用されている可能性が考えられます。

一方で「買うのみ」と回答した割合は、年齢が上がるにつれて増加傾向にあり、50~60代では4割以上を占めていました。オンラインショッピングと同じように、フリマアプリを利用しているのではないかと考えられます。

2024年調査_フリマアプリを利用した目的【年代別】Appliv

フリマアプリで買う理由1位は「価格が安いから」

フリマアプリで商品を購入したことがある人の購入理由を調査すると、最も多いのは「価格が安いから(471人)」、次いで「品揃えが豊富だから(192人)」、「希少価値の高い商品があるから(177人)」でした。

フリマアプリは中古品がメインのため、新品よりも比較的リーズナブルな値段で購入することが可能です。

商品の状態を確認し、自分が納得いくものであれば、定価よりも安く手に入れるフリマアプリを選ぶのではないでしょうか。

2024年調査_フリマアプリで商品を購入する理由_Appliv

また、個人が出品するフリマアプリは、店頭で既に売り切れの人気商品や、希少価値が高いアイテムを手に入れられる可能性があるため、購入できなかった商品を入手する機会としても重宝されていると考えられそうです。

その他にも、「価格の交渉ができるから」「個人から直接購入できるから」という、個人売買のメリットを購入理由に挙げている人がいました。

フリマアプリの年間平均購入金額、53.2%が「5,000円未満」

フリマアプリの年間平均購入金額を聞いてみると、最も回答が多かったのは「3,000円未満(31.3%)」でした。「5,000円未満(21.9%)」をあわせると、53.2%が年間平均5,000円未満となっています。

欲しい物が出品されているのを見つけた時や、一時的に必要なものを中古品で済ませたい時など、普段の買い物とは異なるタイミングで、購入手段としてフリマアプリを活用していると思われます。

2024年調査_フリマアプリでの年間平均購入金額_Appliv

フリマアプリで売る理由1位は「不要なものを処分したい」、「小遣いを稼ぎたい」を上回る

フリマアプリで商品を売ったことがある人に、その理由を聞いてみると、最も多かったのは「不要なものを処分したい(372人)」、次いで「不要なものを売り小遣いを稼ぎたい(335人)」、「店舗での買取価格より高く売れる(183人)」でした。

66.5%にあたる372人が、不要なものを処分する手段としてフリマアプリを活用しており、収入源として考えている割合を上回る結果となりました。

処分するにも費用がかかってしまう場合や、まだ使えるのに捨てるのは勿体ない、自分が大切にしていたものだから価値が分かる人に引き取ってほしいと感じている人にとって、フリマアプリは魅力的なサービスです。

また、出品者自身が価格を決められるため、希望する金額で出品できることや、リサイクルショップなどの店頭での買取価格よりも高く売れることも、フリマアプリを利用する理由として選ばれています。

2024年調査_フリマアプリで商品を販売する理由_Appliv

続いて、過去にフリマアプリ経由で購入した商品を出品したことがあるかを調査した結果、51.0%が「経験がある」と回答していました。

2人に1人がフリマで購入し、不要になったら再度フリマアプリで出品しているようです。

2024年調査_フリマアプリで購入した商品を販売した経験_Appliv

フリマアプリの年間平均売上金額、21.8%が「1万円以上」

フリマアプリで1年間に売り上げた平均金額を調べると、「3,000円未満(25.0%)」が最も多く、次いで「5,000円未満(21.3%)」、「1万円未満(17.0%)」でした。

1万円以上と回答した割合は、「3万円未満(12.9%)」と「3万円以上(8.9%)」とあわせ、21.8%となっています。

自分が使わなくなったものを、他の人がお得に購入しリユースする事ができるフリマアプリは、販売する方も購入する方にもメリットがあると言えるでしょう。

2024年調査_フリマアプリでの年間平均売上金額_Appliv

編集長コメント

今回の調査で、フリマアプリの利用経験は約6割、若い世代ほど出品割合が高く、年代が上がるにつれ購入割合が増える傾向にあることがわかりました。

不要となったものを出品して収入を得られたり、必要なものを安く手に入れられる手段として、幅広く利用されています。

年間での平均購入金額・売上気金額については、利用者の約半数が「5,000円未満」だったことから、フリマアプリの年間平均利用額は「5,000円未満」だと考えられそうです。

商品の売買というと難しいイメージもありますが、多くのアプリは各所にガイドが用意され、商品の検索から購入までしっかりナビゲートしてくれます。

出品の際にもテンプレートが使えるものが多く、何を入力すればいいかがすぐわかります。初心者はもちろん、慣れた方も効率的に出品手続きができるでしょう。

個人間での取引となるため、トラブルなどの不安がある方は、フリマアプリについての記事や情報をまとめた以下の記事を参考にしてみてください。

調査対象:全国の10~60代の男女1,365人
調査機関:株式会社ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年3月25日~4月5日
◇性別
男性:671人
女性:694人
◇年齢
15~19歳:226人
20~29歳:256人
30~39歳:239人
40~49歳:209人
50~59歳:218人
60歳以上:217人
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があります。

【本データに関するお願い】
1 データはご自由に引用可能です。情報の出典元として、「Appliv(アプリヴ)」の名前を明記してください。
2 出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください。
  https://app-liv.jp/articles/150633/
3 調査結果データについて、加工・改変は許可いたしません。
4 当社がふさわしくないと判断した場合には、転載許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます。