「今日も一日中バタバタしてた……」
子育て中のパパ・ママの毎日は、朝から晩まで息つく暇もないもの。仕事に家事に育児と、自分の時間を確保することすら難しく感じられます。今回は、スマホアプリを活用した育児の効率化術をご紹介。うまく使えば毎日1時間以上の時短も可能になります!
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忙しい毎日に余裕をプラス! 忙しいパパママ向けアプリ活用法
子育ての「時間がない」をどう解決しているのか
「育児中は時間がない」この問題を他の人はどう乗り切っているのでしょうか。未就学児を持つ30〜40代の男女80名に以下の調査を行いました。
・自分に使える時間
・時短に役立っているアプリ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分に使える時間は1日あたり平均1時間2分
1日のなかで自由に使える時間は、0分〜2時間以上とばらつきがありましたが、平均は約1時間という結果に。また、「1人になれる時間がほしい」という切実な声が複数のママたちから聞かれました。
娘が偏食であまり食べることに興味がなく、好みのものばかり作っても1食あたり1時間くらい食べさせるのにかかってしまいます。子どもは可愛いですが、1分でもいいので1人になりたいと思うことがあります。
アプリで時短できたのは平均約1時間、人気のアプリは買い物系
アプリで時短を叶えている方に調査したところ、平均約1時間の時短に成功していました。複数のアプリを使い分けている方が多く、もっとも利用割合が多かったのは『パパッと育児』『ぴよログ』などの育児記録アプリ。紙より記入の手間が省ける点や、パートナーとの情報共有がしやすいという点で人気です。
2位、3位には『イオン』『イトーヨーカドー』『楽天』『Amazon』などのネットスーパーやネットショッピングアプリがランクイン。買い物の移動時間を減らすことで、週に数時間の時短になります。
アプリで時短を叶えている3人のママの事例
アプリを使って時短の工夫をしている3人のママたちに、平日のタイムスケジュールと利用しているアプリ、アプリの使用タイミングをお聞きしました。
「鬼から電話」を使って寝かしつけの時短に成功したAさん
東京都にお住まいのAさんは、フルタイムで働く40代の会社員で、夫と7歳の子どもと3人暮らしです。
Aさんは親の言うことを聞かないと『鬼から電話』がかかってくる……という育児アプリのおかげで、なかなか寝室に行ってくれないお子さんの行動を促すことができるようになり、毎日1時間程度の時短になっているそうです。
Aさんの工夫
- 夫とすれ違いの時間が多いので、『Timetree』でお互いの予定を共有し確認する時間を減らす(1日10分程度の短縮)
- 『鬼から電話』でなかなかベッドに行かない子どもの行動を促す(1日1時間程度の短縮)
お薬手帳の活用で、待ち時間を1時間以上短縮したSさん
広島県にお住まいのSさんは、時短勤務の30代会社員で、2歳、4歳の2人のお子さんと会社員の夫と4人暮らしです。
Sさんはアプリの活用によって、週に4〜5時間の時間短縮が実現したそうです。特に、毎回1時間以上かかっていた薬局での待ち時間が、お子さん連れには大変だったところ、このお薬手帳アプリの導入で解消され、画期的なものだと感じられたようです。
Sさんの工夫
- お薬手帳アプリ『CARADAお薬手帳』を使用し、処方箋の事前送信機能で、薬局の待ち時間を短縮(週に1時間程度の短縮)
- 『Timetree』で子どもの送り迎えの予定調整の手間を減らす(1日10分程度の短縮)
- 『ねずみタイマー』で子どもに時間の感覚を意識させ、急ぐタイミングをわかってもらう(1日30分〜1時間程度の短縮)
【時短に活躍したアプリ】
それまで1時間以上あった待ち時間が10分以内になった『CARADAお薬手帳』詳しくはこちら
夫の飲み会や趣味の用事も可視化され、自分の予定を入れやすくなった『Timetree』詳しくはこちら
「早くして」と言ってもわからなかった子どもが時間を意識するようになった『ねずみタイマー』詳しくはこちら
ネットスーパーよりさらに便利なアプリがあったことに気づいたFさん
千葉県にお住まいのFさんは、フルタイムで働く40代の会社員で、夫と9歳、5歳の子どもと4人暮らしです。
Fさんはアプリの活用によって、1日あたり約1.5時間の時短が実現したそうです。特に、小さなお子さんを連れてスーパーに行くと時間がかかり、荷物を運ぶ負担も大きかったのが、一気に解決してとても便利になったと感じているようですよ。
Fさんの工夫
- 食材の配達をしてくれる『ONIGO』で買い物の移動時間を0に(1日1時間程度)
- 知育アプリの『すくすくプラス』と『PIBO』で子どもに一人学習をしてもらう(1日30分程度)
アプリを使って自分の時間を作ろう
今回の調査では、日用品は『楽天』や『Amazon』で購入、食品はネットスーパーを利用し、献立アプリでメニューに悩む時間を短縮。さらに、絵本アプリや『YouTube』などの動画アプリで寝かしつけや絵本の読み聞かせ、『Timetree』などのカレンダーアプリで夫婦の予定確認の手間を省く、という複数のアプリの組み合わせが人気でした。
時短、育児に特化した便利なアプリはたくさん出ているので、うまく使うことで1日のなかで30分、1時間と自由になる時間を増やし、余裕が持てるとよいですね。(取材、文・清 仁美)
参考になる育児アプリをもっと見てみたい方はこちら
30代/女性/主婦
1人になって考え事をしたい時も、常に子供達がいるので考えられないし、家事育児で一日が終わります。気づいたら外が暗くなってきた…となるのが気持ち的に辛いです。