2025年2月28日に販売予定の『モンスターハンターワイルズ』。オープンベータ版が2024年11月1日から遊べるようになり、ファンの間では大きな期待を集めています。ただし、対応プラットフォームはPlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam®に限られており、スマホやNintendo Switchといったポータブル端末向けの発売は予定されていません。

また、推奨スペックには「Intel® Core™ i5-11600K」や「RTX 2070 Super」などお財布に厳しい条件がずらり。仮に、ゲーミングPCを一から用意するとなると相当なコストがかかるでしょう。

そこで本記事では、大手GPUメーカーNVIDIA(エヌビディア)が提供している『GeForce Now』を使って、正規の方法でスマホやタブレット、低スペックPCで『モンスターハンターワイルズ』を楽しむための裏ワザをご紹介します。発売日に備えて、快適なハンティング環境を整えましょう!

Steamでも配信されているスマホゲームをプレイ

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『GeForce Now』とは

GeForce Nowイメージ画像

▲『GeForce Now』が日本で提供開始された際に使用されたプレスリリース画像

GeForce Now』は、NVIDIAが提供するクラウドゲーミングサービスで、デジタルゲームストアのアカウントを連携することで、ゲームをストリーミングで楽しむことができます。ここからは、『GeForce Now』の特長を3つご紹介します。

2,000以上のゲームタイトルに対応

GeForce Now 配信タイトル一覧

▲出典:NVIDIA公式サイト

GeForce Now』なら、2,000以上ものゲームタイトルがプレイ可能です。AAAタイトルの『Cyberpunk 2077: Phantom Liberty』や、人気の対戦ゲーム『Apex Legends』、さらにファンの間で根強い人気を誇る『Terraria』など、最新作から長く愛されている名作まで幅広く揃っています。

ただし、アダルト要素や過激なゴア表現が含まれるタイトルなどは配信対象外です。また、各国のコンテンツレーティング機関の基準に基づいて配信されるため、日本ではプレイできないゲームがある場合も。『モンスターハンターワイルズ』が該当するか気になるところですが、過去の「モンハン」シリーズは『GeForce Now』で配信されていることを考えると、対応する可能性は高いでしょう。

iOSやAndroid、PCでも利用できる

スマホやタブレット、PCなど、さまざまなプラットフォームで遊べるので、移動中はスマホでサクッとプレイし、帰宅後はPCの大画面で迫力のあるグラフィックを堪能する、といった自由度の高いプレイスタイルを実現できるのが魅力です。ゲーミングPCや専用のゲーム機を購入する必要がないため、初期費用を抑えたいゲーマーにぴったりと言えるでしょう。

なお、最大解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、フレームレートは60fpsに対応しており、この品質を維持するには回線速度が25Mbps以上必要です。『モンスターハンターワイルズ』のように反応速度が求められるゲームでは、ラグやフレームレートの制限が気になる場合もあるため、外出先で快適にプレイするなら、Wi-Fiのある場所や安定した回線を選ぶといいでしょう。

大手デジタルゲームストアに対応

対応しているデジタルゲームストア

▲出典:GeForce NOW公式サイト

SteamやEpic Games Store、Ubisoft Connectなど、ゲーマーにおなじみの大手ゲームストアに対応しているため、すでに購入済みのゲームタイトルなら今すぐプレイ可能。「ストアのセールで買ったけど、まだ一度も起動してないゲームが山積み」というゲーマーあるあるも、『GeForce Now』を使えば解決できます(次のセールでまた増えるかもしれませんが……)。

もちろん、セーブデータはクラウド上に保存されるため、端末の故障や紛失時も安心。オートセーブされていれば、アイルーや仲間たちとのクエストのデータが消える心配はありません。

スマホやタブレットで『モンスターハンターワイルズ』を遊ぶ方法

ここからは実際にスマホやタブレットで『GeForce Now』を設定する手順をご紹介します。事前にお持ちのデバイスや環境が以下の要件に対応しているか確認しましょう。

ハードウェア インターネット要件 ゲームパッド
Android/Android TV ●メモリの空き容量が 1GB の Android スマートフォンまたはタブレット
●Android 5.0 (L) 以降
●OpenGL ES2.0 以上のサポート
15 Mbps以上
※有線による Ethernet 接続か5 GHz ルーターによる WiFi 接続を推奨
以下いずれかが必要
●GeForce NOW 推奨ゲームパッド
●Microsoft Xbox コントローラー
●Sony PS5 DualSense/DualShock 4 コントローラー
iOS / iPadOS OS バージョン3 以降を搭載した iPhone または iPad
※OS 14.5 以降を推奨
ChromeOS ●4GB 以上の RAM を搭載した Chromebook。
●Chrome ブラウザーx 以降
ブラウザ ●Chrome ブラウザーx 以降 (Windows、macOS、Chromebook)
●Edge ブラウザーxx 以降 (Windows のみ)
●Safari ブラウザー4 以降 (macOS)
Windows ●Windows 7 以降 (64 ビット版。32 ビット版の Windows はサポートされていません)
●または Qualcomm Snapdragon X Arm プロセッサ (ベータ対応)
●4GB のシステム メモリ
●DirectX 11 以降をサポートする GPU
macOS ●macOS バージョン11 以降
●2009 年以降に発表された Mac システム
  • STEP1

    専用アプリをダウンロードする

    Androidの場合はGoogle Playでダウンロードができます。
    https://app-liv.jp/5352477/

    iOSの場合はSafariブラウザで以下のサイトにアクセスして、専用アプリをダウンロードしてください。
    https://cloudgaming.mb.softbank.jp/download/(NVIDIA公式サイトにジャンプします)

  • STEP2

    『GeForce Now』のアプリから、「乗り込もう」をタップ

  • STEP3

    「nvidia」もしくは「au」のロゴマークをタップ

    私はauIDを持っていないため、nvidiaのアカウントを新規作成しました。auIDでログインできる方は、次にSTEP10の手順を確認しましょう。

  • STEP4

    アカウント作成の方法を選び、各種方法の指示に沿ってログインする

  • STEP5

    プロフィールの必要事項を入力して、「アカウントを作成する」をタップ

    必要事項を記入の上、「私は人間です」にチェックを入れたら、「アカウントを作成する」をタップします。

  • STEP6

    登録したアドレスに届いたコードを入力して、「続行」をタップ

  • STEP7

    「登録する」をタップ

    ここではチェックボックスにチェックを入れる必要はありません。サッと内容を確認して「登録する」をタップします。

  • STEP8

    ログインできたら、「今すぐ参加する」をタップする

  • STEP9

    プランを選び「次へ」をタップする

  • STEP10

    支払い方法を選択して支払う

  • STEP11

    「ストアアカウントを接続」をタップして、Steam・Epicgameと連携する

    使っているプラットフォームによって、ここから先の手順は異なります。ここから先は「Steam」を例にご紹介しますが、皆さんは、使っているプラットフォームを選んで「接続」をタップしてください。

  • STEP12

    ゲームストアにログインする

    お持ちのアカウントにログインするか、アカウントを新規作成して接続を完了させます。

  • STEP13

    遊ぶソフトを『GeForce Now』に追加する

    GeForce Now』のアプリを開いて、遊びたいゲームを探してタップします。まだ購入していないゲームは「購入」をタップして購入手続きをしましょう。

  • STEP14

    ソフトを起動する

    購入が完了したゲームのページを開き「プレイ」をタップします。

  • STEP15

    ゲームパッドを接続する

    ここでは『モンスターハンター:ワールド』を選択したため、コントローラー(ゲームパッド)の接続を促すポップアップが表示されました。『モンスターハンターワイルズ』でも必要になるので、事前に用意しておくとよいでしょう。

    接続が完了して「続行」をタップしたらゲームが開始されます。

スマホで使えるゲームパッドの選び方&おすすめをチェック!

『GeForce Now』を使う前に知っておきたいこと

GeForce Now』で快適にゲームをプレイするために、以下の2つのポイントを理解しておきましょう。

快適に遊ぶには月額費用がかかる

2024年11月現在、無料プランは「現在満員状態です」と表示されており、新規登録ができません。また、すでに無料プランを利用している場合でも、混雑時には待ち時間が発生し、プレイ時間が30分に制限されることがあります。

これらの制限を気にせず快適にゲームを楽しむなら、月額プランに加入しましょう。現在提供されているプランは以下の2種類です。

プラン名 Day Pass
(税込)
1ヶ月プラン
(税込)
6ヶ月プラン
(税込)
主な特徴
Free - 0円(広告視聴) 0円(広告視聴) ●長い待ち時間あり
●1時間のセッション
Performance 650円 1,790円 8,950円 ●優先アクセス可能
●最大1080p/60fps
●6時間のセッション
Ultimate 1,300円 3,580円 17,900円 ●RTX 4080サーバーに独占アクセス
●最大4K/120fps
●8時間のセッション

仮に、ゲーミングPCを15万円程度で組む場合、『GeForce Now』の月額1,790円プランを約7年利用するのと同等のコストがかかります。しかも、ゲーミングPCは3〜5年での買い替えが一般的で、その間もパーツの交換が必要です。そうした点を踏まえると、『GeForce Now』は毎月の費用こそかかるものの、トータルコストは低く経済的な選択肢と言えるでしょう。

複数デバイスではログインできない

SteamやEpic Games Storeでは、複数デバイスで同時ログインできないため、アカウントの共有はおすすめしません。

例えば、AさんがSteamにログインして『モンスターハンターワイルズ』でクエストを進行中に、Bさんが同じアカウントに別の端末でログインしたら、先にログインしていたAさんの端末は強制的にログアウトされてしまいます。『モンスターハンターワイルズ』の場合、クエスト開始時や完了後にオートセーブが入りますが、クエスト途中でログアウトされてしまうと、それまでに採取した素材や狩猟したモンスターのデータは失われてしまうでしょう。

こまめにオートセーブがあるゲームであれば被害は最小限で済むかもしれませんが、『モンスターハンターワイルズ』のようにデータ消失のダメージが大きいゲームでは、たとえ親しい間柄であったとしても、壮絶な「法廷バトル」は避けられないでしょう。

高スペックPCがなくても『モンスターハンターワイルズ』は遊べる

GeForce Now』は、高スペックPCや最新のゲーム機を購入しなくても、高品質なゲームをどこでも楽しめるクラウドゲーミングサービスです。2024年11月現在、利用には月額プランへの加入が必要ですが、初期投資を大幅に抑えられるうえ、ゲーミングPCを揃えるよりも安価で、PCの組み立てや設定に関する専門知識も不要。誰でも気軽にゲームを楽しめる点が魅力です。

ただし、クラウドストリーミングの性質上、回線の状態によってはラグが発生する可能性がある点は注意が必要です。特に『モンスターハンターワイルズ』のようなアクションゲームでは、タイミングが重要なシーンで違和感を感じることもあるでしょう。そうした点が気になる方は、まずは過去シリーズである『モンスターハンター:ワールド』で操作性やクラウドゲーミングの環境を試してみるのがおすすめです。

2025年2月28日に販売予定の『モンスターハンターワイルズ』。その日に向けて、どのような環境で快適にプレイするかを考え、一足先に準備を整えてみてはいかがでしょうか。

(文・かがわまなみ)

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