東京メトロ24時間券の販売方法が大きく変わり、2025年3月15日をもって駅窓口(定期券うりば)での販売を終了します。これに伴い、モバイルの『PASMO』や『Suica』での24時間券の利用方法も変わる可能性はあるのでしょうか。
購入方法が変更になった背景や新しい利用方法について、東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)に取材しました。

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駅窓口での販売が終了するのはなぜ?

東京メトロ24時間券の値上がり後の画像

▲2025年3月15日からは大人700円、小児350円となる

2025年3月15日をもって駅窓口での24時間券販売を終了する背景には、現在の販売状況の影響があるといいます。
東京メトロによると、窓口での24時間券の販売割合は全体の10%未満と低い水準にとどまっているのだそう。これを受けて、窓口での前売り券販売の終了が決定されたとのことでした。

東京メトロ24時間券の新しい購入方法は?

駅窓口では販売終了するものの、当日券や前売り券は引き続き購入可能です。3月からの購入手段について詳しく見ていきましょう。

当日券は券売機で購入可能

東京メトロ24時間券IC乗車券の画像

▲ICカードの24時間券の例(出典:東京メトロ

当日利用分の24時間券は、紙の切符・ICカード型のPASMOともに以前同様、駅構内の券売機で購入できます。

前売り券は「メトロの缶詰ANNEX」やAmazonでのみ販売

企業による大量購入ニーズはあるとのことで、「メトロの缶詰ANNEX」およびAmazonでの前売り券販売は継続されます。
ただし、個人利用者にとっては、前売り券の購入がやや不便になる可能性があります。Amazonでは10枚単位でしか購入できず、有効期限内に使い切れない懸念が。また、「メトロの缶詰ANNEX」では5枚単位で購入可能ですが、発送に5~14日かかるため、急な利用には対応しづらくなるでしょう。

モバイルPASMOやSuicaでの利用はどうなる?

前売り券を利用するメリットとして、「券売機に寄らずに改札を通れる」ということがあります。そのため、モバイル端末であらかじめ購入できれば、その代替手段になるかもしれません。
モバイルの『PASMO』や『Suica』等での対応に変更はあるのか、調査しました。

現状のモバイル対応状況

まず前提として、『Suica』等、東京メトロ以外が発行しているIC乗車券では東京メトロ24時間券の購入はそもそもできず、モバイルの『Suica』も同様に非対応となっています。
また現時点では、東京メトロが発行している『PASMO』でも、モバイルで24時間券を購入することもできません(モバイルの『PASMO』にクレジットカードを紐付けている場合でも同様)。

今後の対応予定

将来的にモバイルの『PASMO』で24時間券が購入できるようになる可能性について東京メトロに確認したところ「現時点では予定はない」とのことですが、今後も利用者ニーズを踏まえたサービス提供を検討していくとの回答をいただきました。

新たに予定されている利用方法は?

2024年度中には、東京メトロ線内の企画乗車券を対象にクレジットカードタッチ決済やQRコードを活用した乗車サービスの実証実験が始まるとのこと。既存改札機にQRコードリーダーやタッチ決済対応リーダーを設置する工事はすでに進められているそうなので、詳細の発表が待たれます。

チケットレス化・キャッシュレス化に向けた新サービスに、今後も注目していきましょう。

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