「出会いが欲しい!」想いで、1年前からはじめたマッチングアプリ。今まで何人かの男性とやり取りをするうちに、実際に12名の男性とデートさせていただくことができました。
ですが「男性とのデート」と言っても、デートプランはさまざま。思い出すと今でもニヤけてしまうようなデートから、思い出したくもないものまで……デート内容に雲泥の差がありました。
そこでこの記事では、女性ライターの筆者が今までにマッチングアプリで会った男性としたデートの中から、「最高のデート&最低なデート」を紹介していきます。デートの約束がある男性は、自分のデートプランの参考にしてくださいね。

【マッチングアプリ体験談】男性が参考にしてほしい最高デート&最低デート
【最高のデート】会社経営者|33歳・Aさんとのデート

好奇心旺盛そうな反面、婚活の真剣さが伺えたプロフィールに興味を持ち、私から「いいね」を押したのがAさんでした。
無事マッチングはしたのですが、Aさんからは「おはよう」「お疲れさま」「仕事は忙しい?」などの端的なやり取りばかりで、「メールのやりとりが不得意」というのが第一印象。男性なので仕方ない気もしますが、もう少しだけ距離が縮まるやり取りをして欲しかったのがホンネです。
1回目のデートはカフェ
やり取りを始めてから数日したある日、Aさんが「マッチングアプリをやめる」とのことで、LINE交換をすることに。そしてLINEを交換して数日後……
「今度良かったら、カフェとかでお茶しませんか?」
と、Aさんからお誘いがありました。危険なイメージがある夜ではなく、カフェデートは女性にとって安心! 私も「カフェデートなら!」と思い、二つ返事でデートの約束をしました。
そしてデート当日……待ち合わせ場所の銀座に、私は私は約束の10分前に到着。ドキドキして待っていると、Aさんから一通のLINEが!
「すみません!いまタクシーで向かっているんだけど、道が混んでいて15分ぐらい遅れそうです。寒いのでどこかのお店に入っておいてもらえませんか?」
と、約束時間前に遅刻を詫びる連絡が来たのです。
今まであっさりしたやり取りをしてきたので、分かりませんでしたが、その連絡から「マナーが守れる男性であること」と「女性に対する優しさ」を感じることができました。
「どんな男性なんだろう......」とますます興味が湧きながら、適当にカフェを探して入店。Aさんに居場所を伝えて、ドキドキしながら待っていたのを覚えています。
会話が楽しい!
私がカフェで待つこと15分……「本当にすみません!」と焦った様子で現れたのは、白シャツにGパンというシンプルなスタイルのAさん。清潔感があり好青年という言葉がピッタリな男性でした。
Aさんは遅れたことを何度も謝っているのを見て、「マナーを守れる人だなぁ」と再び実感。Aさんの遅刻に腹を立てることもなく、むしろ優しさを感じる事前のLINEが嬉しかったほどです。
会話も今までプライベートなことを話してこなかったせいか、新鮮さがあって話題が尽きません。会って30分程は緊張感があったのですが、質問を交えて色々な話をしてくれるAさんに割と早い段階で打ち解けることができました。
帰り際が素敵すぎる
楽しい時間はあっという間にすぎ、2時間もおしゃべりしたところで、お会計をすることに。私が充実した時間を噛みしめながらお会計の準備をしていると、Aさんがさっとお財布を出し、
「今日はいいから次のデートの約束してください。」
と、思いがけないセリフにドキッ! 「ありがとうございます。ご馳走さまです。」と伝えると、Aさんは手慣れた様子でクレジットカードを出し、お店のスタッフに「ご馳走さまです。」と伝え、お会計を済ませていました。
「ご馳走さまです」の一言をスタッフさんに伝えることは、一見すると普通のことかもしれません。ですが私の経験上では言わない男性が意外と多く、さり気なく「ご馳走さまです」と言える男性はポイントが高いです。
お店を出た後は「駅まで送ります。」というAさんの言葉に甘え、2人でテクテクと駅へと歩くことに。そして駅に到着し、Aさんにお礼を言おうとすると、
「今日はありがとうございました!これは遅れたお詫びです。」
とAさんが紙袋を渡してきたのです。最後まで気を遣ってくれるAさんの行動に感動しながらも、「こちらこそありがとう」とお礼を伝えてお別れしました。
帰りの電車の中でAさんにもらった紙袋をワクワクしながら開けてみると、さっきのカフェで買ったと思われるケーキが入っていました。しかも私が大好きなショートケーキ!!
そういえばカフェで話した時に、「何のケーキが好きですか?」という質問があったのを思い出しました。それをAさんは覚えていて、買ってくれていたんですね。
これはもう気遣いができる男性に間違いありません!
最高のデートにするポイントは「紳士的な対応」
Aさんとの初回デートで特に心惹かれたのは以下の6つのポイント。
最高のデートと感じたポイント
・初回デートでカフェを選択
・遅刻したときの対応
・会話の内容を覚えている
・次のデートの話をしてドキッとさせる
・お会計のときの一言
・帰り際にプレゼント
女性は会うまでは緊張や警戒心などから、不安な気持ちでいっぱいです。Aさんのように「紳士的な対応」を意識するのが最高のデートになった秘訣のように感じます。
Aさんとはその後、2回目の食事デートもしっかり決行。その時のデートも初回同様、スマートに進めてくれました。大事なことは、相手を思いやる気持ちなんだと実感した男性でした。
【最低のデート】大手企業勤め|31歳・Bさんとのデート

大手企業の営業を担当しているBさん。アプリ内で約1週間ほどやり取りしたタイミングで「もしよければLINEを交換しませんか」ということでLINEを交換することになりました。
BさんとのLINEは毎日2回~3回程度で、かなりコンスタントにやり取りをしていました。内容も「最近風邪引いてないですか?」や「素敵な休日を過ごしてくださいね」などの気遣いの言葉が多く、「丁寧な男性」という良い印象を抱いていました。
約束の時点でやめるべきだったかもしれない……
Bさんとのやり取りをはじめて2週間が経ったある日……Bさんから
「良かったら今度ご飯に行きませんか」
とデートに誘われました。彼に対し好印象を抱いていた私はすぐに「OK」と言い、日程の調整をすることに。
しかし、ここからがグダグダでした……。日程や場所はBさんから指定があるものの、肝心のレストランとなると
「良いお店を知らないよ」
「行きたいお店もない」
と言うのです。Bさんがエリアを指定してきたのにですよ……。仕方なく私がレストランを探してBさんに確認して予約を取ったのですが、初回くらいはエスコートしてほしい気持ちでいっぱい。やっぱりテンションは下がります。
Bさんとのデートをキャンセルしようかとも考えましたが、「実際に会わないことにはその人の素性は分からない!」と私自信を奮い立たせ、意を決して当日の待ち合わせ場所に行くことにしました。
待ち合わせも最低じゃない?
いよいよデートの当日! 待ち合わせの恵比寿に到着し、人見知りの私の心臓はドキドキしっぱなしです。ですが約束の19時になっても待ち合わせ場所にBさんがいる様子もなく、私は「到着しました!」とBさんにLINEすることに。
しかし10分経っても既読になりません……。そして待つこと20分。ようやく
「あと5分で行きます」
の連絡が……。その時は冬でBさんを凍えながら待っており、当然私のテンションはガタ落ちです。
ようやくBさんが待ち合わせ場所に現れたと思っても、
「はじめまして!寒いね。」
の一言だけ。「先に謝るのが普通でしょ!」と思いながらレストランへ向かう私の足は、ずっしりと重かったのを今でも覚えています。ハッキリ言って最悪の初対面でした。
何も楽しめない会話
当たり障りない会話をしながらレストランに到着。しかしレストランでもすぐに事件が勃発しました。
それは席に案内されたときのこと……。ソファとイスが向かい合うタイプのテーブル席で、あろうことかBさんは早々にソファの方に座ったのです!? 「周りをよく見て!女性がそっちを座ってるよ!」と心の中で叫んでも、Bさんには届くはずもありません。
さらに楽しみにしていた料理も、Bさんが勝手にオーダーする始末。この時点で私の心はぽっきりと折れてしまい、彼の話した内容がまったく耳に入ってきません。帰りたい気持ちマックスです。
最低のデートになるポイントは「自己中な対応」
よく考えれば気遣いの連絡をしてくれていたのは、デートの約束をする前。デートの約束をした後は、以下のような自己中的な発言をするようになったと感じました。
最低のデートと感じたポイント
・デートのレストランを決められない
・やる気のないLINE
・遅刻しても謝らない(連絡を入れない)
・ソファー席側に座った
・メニューを勝手に決める
・会話は自分の話ばかりをする
このようなポイントからも、Bさんとのデートは直接会ってから別れるまで、一切楽しむことができませんでした。もしかすると向こうは、自分だけ楽しめればそれでいいと思っていたのかもしれません。
結局この日はそつなく会話をこなして、明日仕事があるからと早々にデートを切り上げました。当然2回目のデートがなかったことは言うまでもありません。
Bさんとの最低デートを通じて、本当に気遣いができる男性は「会ってからも女性を不快にさせることはない男性」と感じました。
気遣いができる男性とのデートは最高! 自己中男とのデートは最低!

この記事では、2名の両極端なデートの実録をお話ししてきました。
どちらもありきたいなデートではありますが、女性に好印象を与えるポイントはいくつも存在しています。その分、減点されてしまうポイントもあるので注意が必要です。
ちょっとした気遣いがあれば、男性を不快に思う女性はいません。自分のことだけでなく、相手のことをしっかり考えてあげることが大切です。
ぜひ今回の2つデートを参考にして、デートでは思いやりのある誠実な男性を上手にアピールしていきましょう。