『ミライロID』を徹底レビュー
障害者手帳がスマホひとつに! 窓口での提示がよりスムーズに
『ミライロID』の運営会社である株式会社ミライロの理念にもとづき、本記事では「障害者」と表記しています。
『ミライロID』は、障害者手帳をスマホで管理・提示できるアプリです。日常生活で利用する際に、カバンや財布から手帳を取り出す手間が省け、紛失のリスクも軽減できます。
全国4,000以上の事業者で利用可能で、鉄道やバス、タクシーなどの交通機関から、映画館、美術館、博物館まで、幅広い場面で活用できます。
アプリへの手帳登録からクーポン利用まで簡単に行える
手帳情報の登録は、アプリの指示に従って障害者手帳を撮影するだけの簡単操作で完了。身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳に対応しており、カード形式の手帳も登録可能です。審査・登録は3営業日程度で完了し、その後はスマホの画面を見せるだけでスムーズにサービスを受けられます。
電子クーポンの種類も充実しており、コンビニエンスストアや家電量販店での買い物、旅行サービスの利用、タクシーの乗車など、日常生活のあらゆる場面で活用できます。
手帳情報とクーポンがアプリ内で一括管理できるため、外出時の持ち物も最小限に抑えられるのが魅力。また、オンラインストアでは障害者割引が適用された商品やチケットも購入可能です。
一人ひとりに合わせた情報提供とサポート機能で日常生活が過ごしやすくなる
障害の種別に応じて、生活に役立つ情報やお得な情報が随時配信されます。また、必要なサポートや車いすのサイズなども事前に登録できるため、窓口での要望伝達もよりスムーズに。「どのようなサポートが必要か」を細かく伝える手間が省け、よりストレスのない外出が可能になります。
さらに、アプリ内には全国の施設のバリアフリー情報も掲載。スロープの有無やエレベーターの場所、多目的トイレの設置状況など、外出前に必要な情報を確認できるため、不安を軽減して行動範囲を広げることができます。
本人確認や不正利用の防止を行っているから安全
アプリのセキュリティは徹底的に配慮されているため、安心して利用可能。電話番号でのSMS認証による本人確認に加え、個人情報も適切に保護されています。
手帳情報の登録時には3営業日程度の審査期間を設けることで、不正利用も防止。万が一の紛失時にはサポートセンターからの遠隔操作で即座に利用を停止できるため、安全性も万全です。
また、子供の障害者手帳の登録・管理にも対応しており、家族での利用も可能。ただし、複数のスマホで管理はできないため、保護者のスマホで登録した場合は、子供が個人で利用できなくなります。ある程度成長し自己判断ができるようになったら、子供のスマホに移し替えてあげると良いでしょう。
『ミライロID』に課金要素はある?
本アプリは完全無料で利用でき、課金要素は一切ありません。手帳情報の登録や電子クーポンの利用など、すべての機能が無料で利用できます。
一緒に使うと便利なアプリ
コミュニケーションをよりスムーズに! 『こえとら』との併用が便利
『ミライロID』で窓口での手帳提示をスムーズにできても、細かい要望の伝達に不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。そんな時に便利なのが、聴覚障害者とのコミュニケーションを支援するアプリ『こえとら』です。
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の音声認識技術を活用したこのアプリは、相手の音声を文字に変換したり、入力した文字を音声で読み上げたりできます。窓口でのより詳細な要望伝達や、初対面の方とのコミュニケーションをサポートしてくれるでしょう。
『ミライロID』の機能表
利用料金 | 完全無料 |
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障害者手帳の登録方法 | 撮影するだけ |
申請から登録までの日数 | 約3営業日 |
パーソナル情報の登録 | ○ |
対応手帳の種類 | 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳 |
割引チケットの利用可否 | ○ |
紛失時の利用停止 | ○ |
執筆:アプリブ編集部
※ この記事はアプリの最新バージョンをもとに制作しています
※ 情報の反映には最大で2週間ほどかかる場合があります