初心者でも手軽に稼げるアプリとして、投げ銭アプリが注目されています。
投げ銭アプリといえばライブ配信のイメージが強いですが、文章や音声を制作するクリエイター向けの投げ銭アプリもあるのをご存知でしょうか?
今回は「お小遣い稼ぎをやってみたい」「投げ銭に挑戦してみたい」という方に向けて、おすすめの投げ銭アプリをご紹介します。
投げ銭アプリおすすめ13選! ライブ配信やクリエイター向けアプリの特徴と魅力
投げ銭とは?
「投げ銭」とは、本来はストリートパフォーマーに対して、小額の現金を投げ入れることを意味しています。路上ライブで路上に置かれた箱に小銭を入れるイメージです。
一方、インターネット上における「投げ銭」とは、お金に換金できるアイテムを配信者やクリエイターに送ることを指します。配信・作品のお礼や支援の意味合いで送られることが多いです。
投げ銭のシステム
アプリ上のボタンから投げ銭する
投げ銭サービスには専用のボタンが設置されており、そこから投げ銭が可能です。ライブ配信アプリの場合、配信中の画面内に以下の画像のような投げ銭ボタンがあります。
ちなみに画像で利用した『17LIVE(イチナナ)』であれば、無料でも投げ銭が可能です。
金額は100円から数万円まで
投げ銭の金額は100円から数万円まで、投げる側(視聴者・消費者)が自由に設定可能です。
金銭的に厳しいときでも100円程度なら無理なく投げ銭できますし、全面的に支援したいときには高額にも設定できるのです。
また投げ銭の金額に応じた豪華な特典が用意されているサービスもあるので、「投げる」だけではない楽しみ方もできるでしょう。
配信者・クリエイターは金額の数%を受け取る
配信者・クリエイターは自分に投げ入れられた金額の数%を受け取れます。投げ銭アプリによって割合は変わりますが、何割かはプラットフォーム側に入り、残りは配信者・クリエイター側に入金されるシステムです。
投げ銭アプリでは、受け取れる金額の割合を還元率と呼ぶこともあります。
また同じアプリでも、ランクや公式・非公式によって割合が変動します。100%の金額を受け取れないのは残念に感じるかもしれませんが、便利なプラットフォームを運営するサービス提供者へのお礼や手数料と考えましょう。
投げ銭アプリのメリットと注意点
配信者・クリエイターのメリット
最大のメリットは「お小遣い稼ぎができる」こと。有名なライブ配信者になれば月十数万円、初心者でも努力次第で月数千円を稼ぐことができます。
また投げ銭を通して視聴者・消費者とのコミュニケーションが深まるのもポイント。視聴者・消費者と積極的に交流することで、自分のファンを作りやすくなります。
ファンが多いほど配信や制作のサポートを得やすくなりますし、ファンによるSNSのシェアや口コミにより知名度もだんだん上がってくるでしょう。
そして最終的には自分に投げ銭してくれる人が増え、より稼ぎやすくなるという循環が生まれるのです。
視聴者・消費者のメリット
投げ銭には金額に応じた特典が用意されているため、視聴者・消費者はその特典を利用できます。
また投げ銭すれば配信中に名前を読んでもらえたり、クリエイターから直接お礼メッセージが届いたりするなどのファンサービスも。
配信者やクリエイターの夢を「投げ銭」という形で応援できるため、自分もその夢の一部となっていることを実感できるでしょう。
投げ銭の注意点
投げる側の場合、のめりこみすぎると思わぬトラブルを招いてしまいます。よくあるのがお金を使いすぎてしまう、気が大きくなってマナーを欠いた言動をとってしまうなどです。
配信者やクリエイター側も、一部ですがお金ほしさに過激な配信や迷惑行為をしてしまう人もいます。どちらともあまりにもひどい場合にはアカウントを凍結される場合があるため注意してください。
こうしたトラブルを避けるために「投げ銭する金額の上限を決めておく」「日頃から自分の行動を客観的に見る」といった意識・行動をしましょう。
投げ銭できるライブ配信アプリ10選
Pococha(ポコチャ)
『Pococha』にはマナーを守る体制が整っており、荒れにくいです。優しいユーザーが多く、落ち着いた雰囲気の中でライブ配信を楽しめます。
一般的なアイテムによる応援機能はありますが、それとは別に運営側から報酬「ダイヤ」がもらえるシステムも。ダイヤは1配信の配信時間やアイテムの量によって昇給していくため、アイテムが少なくてもしっかり収益化できるのが魅力。
ライバーが報酬を得るには投げ銭だけではなく視聴時間やコメントなどの盛り上がりも必要です。そのため視聴者は投げ銭しなくても、ライブ配信を視聴したりコメントしたりする行為そのものが、ライバーの支援になります。
「投げ銭しなくては」という意識から解放されるのも『Pococha』の良いところ。ライブ配信初心者や「怖いイメージがある」という人でも安心ですね。
17LIVE(イチナナライブ)
海外でも知名度が高いライブ配信アプリです。海外ライバーや海外の視聴者も多く、日本国内だけでも最大規模のユーザー数を誇るアプリなので、配信者は国内・海外問わずより多くの視聴者を集めやすいと言えます。
『17LIVE』の投げ銭は仮想アイテムを購入して配信者に送るシステム。通常の投げ銭に加え、ファンクラブのような「アーミー」や入札制の「ガーディアン」など、収益化しやすい豊富な機能が備わっています。
同じ「アーミー」の称号を持つ視聴者と交流できたり「ガーディアン」となって配信者のプロフィールを紹介する役割をもらったりなど。視聴者参加型の雰囲気が強いので、輪の中でワイワイ楽しみたい人に向いています。
IRIAM
『IRIAM(イリアム)』は、ライバーとアバターの動きが連動するVTuber風のライブ配信アプリ。個性豊かなVライバーたちの配信を観ることができます。
『IRIAM』の投げ銭は、ギフトと呼ばれ、リスナーが配信者に向けて送ることが可能です。配信者がもらったギフトは、換金アイテムであるダイヤに直接変わるわけではありません。
投げ銭(ギフト)だけでなく、スター・コメントを含む活動実績に加え、運営側が定める評価基準により、応援ダイヤの獲得数が決まります。そのため、応援している配信者には、投げ銭だけでなくスターやコメントを送り、盛り上げてあげましょう。
YouTube Live
YouTubeにはライブ配信用の『YouTube Live』があります。その投げ銭機能が「スーパーチャット(Super Chat)」です。
投げ銭の金額はある程度自由に決められ、1日の上限額は5万円まで。500円以上投げ銭をすると、金額に応じてコメントが一定時間固定表示されます。
クリエイターはYouTube動画の中でライブ配信の案内をしやすく、チャンネル登録者をそのまま『YouTube Live』に誘導できます。普段からYouTube動画を見ている視聴者も、同一のプラットフォーム内で利用できるので使いやすいです。
ただしクリエイター側として利用する場合、スーパーチャットを使えるようになるにはチャンネル登録者1,000人以上や総再生時間4,000時間以上などの条件がある点に注意しましょう。
ニコニコ生放送
ニコニコ動画のライブ配信に特化したアプリで、通称『ニコ生』。ユーザー層は20代から30代が多く、個人のライブ配信・ゲーム配信のほか、番組やニュースの配信もされています。
投げ銭機能には「ギフト」のほか、視聴者が広告を出してその放送に視聴者を集める「ニコニ広告」もあります。視聴者が「ニコニ広告」を出すことで配信に人が集まりやすくなるため「自分が配信者に貢献している」という実感が湧きやすいです。
もちろん配信者は「ニコニ広告」の収益の数割を受け取れます。さらにグッズ作成サービス「SUZURI」と連携したオリジナルグッズの作成・販売、有料チャンネルなどもあり、配信者のアイディアを活かしやすい投げ銭アプリだと言えます。
SHOWROOM(ショールーム)
「投げ銭の先駆者」とも言えるライブ配信アプリです。
視聴者はアバターとなって、ライブ会場にいるような雰囲気の中で配信・視聴できるのが特徴。送ったギフトの量が多い視聴者は最前列に表示され、配信者に覚えてもらいやすい工夫がされています。
乃木坂46やよしもと芸人のようにすでにアイドル活動をしている人が宣伝を兼ねて配信していることもあり、タレントや芸能人を見かけることも多いです。
自分の好きなタレントに投げ銭して交流できることはもちろん、一般人の配信でアバターを使って面白おかしく盛り上げたり、投げ銭したらレベルアップしてアバターをもらったりできます。
配信者は投げ銭してもらうことで稼げるのはもちろん、上位入賞すると芸能界デビューの可能性も! タレントデビューを目指している配信者には特におすすめです。
Mildom(ミルダム)
ゲームが好きな人は『Mildom』がおすすめ。ゲーム配信・ゲーム実況に特化したライブ配信アプリです。
生配信のため、時間限定イベントの実況をリアルタイムで見たいときなどに役に立ちます。また配信者とパーティーを組んでプレイすることで、自分がライブ配信に出演するチャンスも。ゲーマーやゲーム実況動画をよく見る人は楽しめること間違いなしです。
ただし、配信者が収益化できるかどうかは実力勝負。投げ銭機能で稼ぐこともできますが、収益の大半を占めるのはランキング順位の報酬です。
加えて人気の配信者には時給制が設けられ、1時間500円〜1,000円の時給で配信できるので、より稼ぎやすくなります。ゲームのうまさや実況の面白さに自信がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。
Spoon(スプーン)
映像は使わず、音声のみで配信するラジオ配信アプリです。そのため顔出しが苦手な人でも始めやすく、顔出しによる身バレや誹謗中傷も防げて安心。
配信者は「DJ」と呼ばれ、視聴者からアイテムをもらうことで収益を得られます。もらったアイテム額の1〜4割がDJの手取りと分配率は低いように見えますが、300円から引き出せます。始めやすさ・換金しやすさは随一です。
主に配信されている内容は「歌ってみた」や弾き語り、楽器演奏、音読、雑談など声・音を活かしたもの。家事しながら、寝る前になど、ラジオを流す感覚で利用できます。
全体的に落ち着いた雰囲気を持っているので、ライブ配信特有のワイワイガヤガヤした感じが苦手な人でも入り込みやすいです。
ツイキャス
雑談やパフォーマンス、ゲーム実況、ラジオ配信など幅広いジャンルの配信ができるライブ配信アプリです。
投げ銭機能は「お茶爆」と言って、お茶のアイテムを送るというシンプルなもの。ほかにも配信者が企画を立案してスポンサーを募る「キートス」やオンラインストアを作って販売する「キャスマーケット」、有料の「プレミアム配信」などもあります。
さらに直近3ヶ月の累計視聴者数が1,000人を超えると、ライブ配信の再生数に応じて報酬が発生する仕組みも。『ツイキャス』には幅広い収益化方法があるため、さまざまなアプローチ方法で稼ぎやすく、配信者も視聴者も飽きにくいです。
視聴者にはランキングシステムが用意されており、投げ銭に応じて順位が上がります。そして上位に入るとその月に投げ銭した金額の何割かが還元され、そのポイントを使って再び投げ銭できるのでお得です。
ミコライブ
『ミコライブ』は海外で人気が高いライブ配信アプリです。ただし運営会社は日本にもあるためサポート体制が整っており、困ったときでも安心して利用できるでしょう。
類似アプリと比べると、音が鳴るギフトや動くエフェクトのあるギフトなど個性的なものが多い印象です。また運試し要素の強い「ギャンブルギフト」や「ランダムギフト」と呼ばれるギフトがあるほか、キャッシュバックサービスがあるのも『ミコライブ』ならでは。
大阪を中心に電車広告のジャックなどを行っており、以前にはオーディションを勝ち抜いたライバーの広告が駅構内に掲示される大々的なものも実施されました。ライバーとして知名度を上げたい方にも『ミコライブ』はおすすめです。
投げ銭できるクリエイター向けアプリ
noteの「クリエイターサポート」
『note』はブログのように情報発信したり、記事を有料販売したりするアプリです。1記事ごとや月額課金制のマガジンを100円から販売できます。もちろん無料公開も可能。
有料販売だけでも稼げますが、さらに投げ銭機能として「クリエイターサポート」があります。記事下にある「気に入ったらサポート」ボタンから、100円から1万円までの金額を設定してクリエイターに投げ銭可能です。
『note』は普段から文章やイラストを制作しているクリエイターにおすすめ。「有料販売するほどの作品じゃないが……」という作品でも、投げ銭なら完全な「お気持ち」として受け取れるためです。
また『note』で投げ銭をすると、クリエイター自身が書いたお礼メッセージが届くことがあります。普段は話すことのないクリエイターとの交流のきっかけとなるでしょう。
投げ銭できるその他のアプリ2選
Player!(プレイヤー)
スポーツエンターテイメントアプリです。スポーツ関連のニュースから直近の試合情報などのコンテンツが配信されており、スポーツファンから支持されています。
投げ銭システム「Player! サポート」では、スポーツチームやアスリートへの投げ銭が可能。無観客試合やオフシーズンでも『Player!』アプリを通して自分の好きなチームを直接サポートできます。
チームやアスリートはチケットに代わる新しい収益源にでき、ファンとの交流の場所としても利用可能です。また季節・場所を問わず投げ銭してもらえるため、収益が減る時期には積極的に情報配信して、少しでも多くの活動費を稼ぐことができます。
pring(プリン)
相手にメッセージを送る感覚で簡単にお金のやり取りを行える送金アプリです。アプリ内で個人間の送受金や、お店でのQRコード決済なども可能。
『pring』にはクリエイター・アーティストや組織向けの「チーム」というお金SNS機能があり、動画やテキストを投稿したり、エールマネー(応援金)を送ったりできます。
自分の好きなスポーツチームやアーティストが『pring』をやっていればエールマネーという形でいつでも・好きな金額で支援できますし、エールマネーを受け取った側は活動費に充てることが可能です。
Zoomと連携した投げ銭サービスも提供しており、Zoomの配信中にpring経由で投げ銭可能。うまく活用すれば、無観客の試合やコンサートなどでもライブ配信して収益化できるでしょう。
自分のライフスタイルに合う投げ銭アプリを選ぼう
投げ銭アプリにはさまざまな種類があり、それぞれ違った特徴やユニークな点があります。
ネット上では「稼げる・稼げない」のレビューも溢れていますが、稼げるかどうか以前に自分のライフスタイルに合っているか、無理なく継続できるかが重要です。
今回紹介したライブ配信アプリの中では『Pococha』はユーザー数が多く、近年さらにユーザー数が増加傾向にある注目のアプリです。
まずは気になる投げ銭アプリをいくつか使ってみて、自分に合ったアプリを選びましょう!
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