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「3人家族の我が家は、ほかの家庭と比べて出費が多いの? 少ないの?」気になるけどなかなか聞けないという人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、3人家族の月々の生活費の実態から、子供の成長に合わせた生活費の変動や年収別の生活費、生活費の見直し方、資産形成の戦略まで、さまざまな角度から具体的に解説。3人家族の生活費に関するFAQもまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。

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この記事をまとめると・・・

  • 3人家族の生活費はおよそ30万円
  • 固定費や食費など、節約しやすい項目に絞って支出を見直そう
  • 『マネーフォワードME』のような家計簿アプリで家計管理がおすすめ
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生活費の管理・把握には『マネーフォワードME』

家計簿で生活費を管理することで、お金の流れや使い過ぎている項目を洗い出し、適切な対策を立てられます。しかし生活費を細かく記入し続けることは大変で、挫折してしまう人は多いでしょう。

気軽に家計簿をつけたい人には、スマホアプリ『マネーフォワードME』がおすすめです。

本アプリには銀行口座との自動連携機能がついており、お金の出入りが自動で記録されていきます。クレジットカード払いが多い人は、ほとんど何もせずとも収支の流れをつけられるので、楽に家計簿を継続できます。

現金で支払った時も、レシートを撮影して収支を自動で読み取ってくれる機能があるので安心。収支レポートやグラフなど、お金の流れを把握するのに便利な機能も充実しています。「手軽に家計簿を続けたい、節約を成功したい」という人におすすめのアプリです。

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以下の記事でおすすめの家計簿アプリを紹介しているので、あわせてご覧ください。

【2024年】家計簿アプリおすすめランキングTOP10

3人家族の月々の生活費の実態

夫と妻、子供の3人家族では、毎月どれくらいの生活費を支払っているのでしょうか。ここでは、総務省が実施している家計調査のデータをもとに生活費の実態を紹介ます。

【3人家族】生活費の平均は30万円

総務省の家計調査によると、2022年の生活費は月平均で約30万円でした。過去数年分のデータと比較してみると、じわじわとですが、生活費が増加傾向にあります。

ここで紹介した生活費には、食費・家賃・水道光熱費・医療費・交通費・娯楽費などさまざまな費用が含まれています。

【3人家族】月収別の生活費平均

毎月支払っている生活費は、世帯の合計月収によっても違いが生まれます。あなたの世帯の月収と比較して、生活費の支出が多いのか少ないのかをチェックしてみましょう。

1世帯の合計月収(額面) 毎月の生活費平均
300,000円~349,999円 297,813円
350,000円~399,999円 301,459円
400,000円~449,999円 332,723円
450,000円~499,999円 372,576円
500,000円~549,999円 371,734円
550,000円~599,999円 420,046円
600,000円~649,999円 434,556円
650,000円~699,999円 468,282円
700,000円~749,999円 459,830円

【3人家族】生活費の内訳

3人家族の生活費の内訳

  • 水道・光熱費
  • 食費
  • 家具・家事用品
  • 衣類及び履物
  • 治療・通院
  • 交通費・通信費
  • 教育費
  • 教育娯楽費
  • その他

生活費の細かな内訳を見ていきましょう。項目ごとの具体的な支出を把握することで、自身の家計のウィークポイント発見につながります。

記事監修:伊藤真二

節約をしようにも、なかなか出費を削れる余地のない項目もあります。節約効果の大きいところに絞って、お金の流れを見直していくことがポイントです。

水道・光熱費

水道・光熱費の平均は、月25,657円になっています。大きな固定費ではあるものの、大きな削減が難しく、節約のコストパフォーマンスに優れない項目だといえます。内訳は以下の通りです。

項目 費用
電気代 13,157円
ガス代 5,555円
他の光熱 1,445円
上下水道料 5,500円

電気代が13,157円と、頭ひとつ抜けていることがわかりますね。水道光熱費を節約する際は、まずは電気代の見直しから行うのが効果的です。

食費

生活費の中でも大きな割合を占め、節約もしやすい食費。平均金額は月80,554円です。無駄遣いの温床となりがちな食費の、具体的な内訳を見てみましょう。

項目 費用
穀類 6,552円
魚介類 5,963円
肉類 8,234円
乳卵類 4,075円
野菜・海藻類 8,942円
果物 2,938円
油脂・調味料 3,994円
菓子類 6,892円
調理食品 12,632円
飲料 5,360円
酒類 3,676円
外食 11,296円

削れる余地がありそうなのは、嗜好品の「菓子類」「酒類」と「外食」でしょう。嗜好品を抑えつつ、自炊中心の食生活を心がけることで、節約効果が期待できます。

家具・家事用品

平均で月12,837円の家具・家事用品。内訳は以下のようになっています。

項目 費用
家庭用耐久材 4,431円
室内装飾 826円
寝具類 741円
家事雑貨 2,419円
家事用消耗品 3,591円
家事サービス 829円

最も高額なのは、家庭用耐久剤(4,431円)。家庭用耐久剤とは、家具や家電など、長年にわたって使い続けるものを指します。生活必需品なので、節約をするのは難しいでしょう。

衣類及び履物

続いて、衣類及び履き物の内訳を見てみましょう。

項目 費用
和服 223円
洋服 3,694円
シャツ・セーター類 1,817円
下着類 891円
生地・糸類 88円
他の被服 730円
履物類 1,230円
被服関連サービス 669円

一番大きい項目は「洋服」の3,694円です。生活必需品というよりは、趣味で購入している人が多いと思うので、節約の余地は十分あるといえます。

治療・通院

月15,099円かかってくる治療・通院費の内訳を見てみましょう。

項目 費用
医薬品 2,664円
健康保持用摂取品 1,093円
保健医療用品 3,037円
保健医療サービス 8,305円

健康のために必要な出費であることがほとんどなので、節約を考える上では後回しにして良い項目です。

交通費・通信費

交通費は電車などの移動料金、通信費はスマホや郵便、宅配料金など広義の通信手段にかかる費用です。月の平均は、両者まとめて44,465円になっています。

項目 費用
交通 4,738円
自動車等関係費 26,014円
通信 13,713円

自動車に関する費用がかなり多くなっていますが、車を手放すのは難しいでしょう。

また通信費は、スマホのプランを見直したり、格安SIMを使ったりすることで、大きな節約につながります。

教育費

子どもの将来に必要な教育費は、月10,750円が平均値になっています。内訳は以下の通りです。

項目 費用
授業料等 8,341円
教科書・学習参考教材 194円
補修教育 2,214円

教育費は無駄遣いではなく、将来への投資です。節約を考える優先度は低いといえます。

教育娯楽費

教育娯楽費は、パソコン・テレビから映画、楽器まで、かなり幅広い商品を含む項目になっています。

項目 費用
教育娯楽用耐久剤 2,317円
教養娯楽用品 6,896円
書籍・他の印刷物 3,080円
教養娯楽サービス 14,135円

やや高額になっている教養娯楽サービスには、習い事や教習所の料金が含まれます。

その他

その他の項目について見ていきます。

項目 費用
諸雑費 26,932円
こづかい 7,293円
交際費 15,620円
仕送り 9,322円

無駄な飲み会を抑えたり、趣味に使うお金をコントロールしたりすることで、出費を落ち着けることができます。

【3人家族】理想の生活費

生活費の平均値がわかったところで、次は理想の生活費について説明していきます。目標を立てる際の参考にしてください。

家計管理の黄金比を目安にする

生活費の目標目安としたいのが、「50:30:20の黄金比率」です。

「50:30:20の黄金比率」とは、生活費を生活必需品50%、娯楽品30%、貯蓄20%に割り振る考え方。手取り金額をこの比率で割り振ることで、お金を効率的に貯められます。

50:30:20の黄金比率

  • 生活必需品:家賃、水道光熱費、通信費などの生活に欠かせない費用
  • 娯楽品:趣味、レジャー、習い事、美容などの費用
  • 貯蓄:節約する費用

生活必需品は固定費がほとんどなので、少しでも安いものにすることで継続的な節約効果が期待できます。生活必需品と貯蓄分を最初に分けておいて、残ったお金を娯楽品にあてるのがいいでしょう。

食費はエンゲル係数を使って計算する

エンゲル係数とは、支出に対する食費の割合を示す数値で、以下の式で計算できます。

  • エンゲル係数(%)= 食費÷消費支出 × 100

平均値は時代や社会状況によって変動があります。エンゲル係数を計算し、平均値と比べることで、食費に問題がないか明確にできます

調査によると、2人以上世帯における2022年のエンゲル係数の平均は26.6%となっています。26.6%を基準として、家庭の食費が多くなりすぎていないか確かめてみるといいでしょう。

引用:家計調査報告(家計収支編)2022年

出産や子育てに必要な費用

家族が増えることはとても喜ばしいことではありますが、子供がひとり増えると、経済的な負担もそれに伴い増加します。ここでは出産で必要になる費用や子供の成長に合わせて必要になる費用について紹介します。

妊娠から出産までに必要な費用

妊娠から出産までには、妊婦健診や入院、分娩などさまざまな費用が必要になります。国や自治体の補助を受けることで、費用は抑えられますが、実際にどれくらいの出費が必要になるのかを知っておきましょう。

妊婦健診の費用

妊娠後必ず必要になるのが妊婦健診です。母子手帳が発行されると自治体が費用の一部を負担してくれますが、初診は完全に自己負担となるため1万円ほどの出費が必要になります。

それ以降は1回の検診につき1,000円~3,000円ほどで診察を受けられますが、検診だけで合計5万円ほどの出費を考慮しておく必要があります。

出産時に必要な入院費

出産時には入院費用と分娩費用が別途必要になります。地域による差はありますが、入院費はひとりあたり約11万円(母子あわせて22万円)で、分娩費は約25万円。合計で40万円~50万円ほどが出産時に必要です

ただし、出産一時金の制度を利用することで、産後2~3ヶ月後には50万円を受け取れます。

入院時には実費で50万円ほどを支払う必要がありますが、国の制度を利用することで出産時に必要な入院費はほぼ全額戻ってくると覚えておきましょう。ただし、自治体によっては入院費が50万円以上になる場所もあるので、かかりつけの病院に事前確認をしておくとより安心です。

子供の成長に合わせて変動する費用

子供が生まれた年と、子供が成長して小学校に通い始めた年では必要な費用も変わってきます。具体的にいつ、どれくらいの費用が発生するのかを見ていきましょう。

子供が生まれてから1年間の費用

「インターネットによる子育て費用に関する調査(内閣府)」によると、子育てに必要な費用は、産後一年間で約93万円というデータがでています。この時期は、おむつやミルクなどの消耗品の出費(年間約22万円)や、お七夜やお宮参りなどのお祝い行事での出費(年間約16万円)が多くなります。

また、子供の将来のために貯金(年間約22万円)を始める夫婦も多いので、子供が1歳や2歳になった頃と比べると、やや出費が増えやすい年になります。

1歳から6歳までの費用の特徴

子供が大きくなると、保育園や幼稚園へ入園する家庭が増えます。そのため、年々保育費の割合が高くなり、1歳の頃は11万程度だったものが6歳になる頃には33万円に膨れ上がります。

また子供がひとりでも歩けるようになると家族で出かける機会も増えるため、レジャー費や食費用も増える傾向にあります。

手取り別・生活費の内訳シミュレーション

「今の給料の場合、どんな感じでお金を使えばいいんだろう」と疑問に感じている人がいるかもしれません。

そこでここでは、手取り別に生活費の内訳をシミュレーションしていきます。

手取り20万円の生活費の内訳シミュレーション

手取り20万円を黄金比で振り分けると、以下のようになります。

手取り20万円の黄金比

  • 生活必需品:10万円
  • 娯楽品:6万円
  • 貯蓄:4万円

3人家族の平均の生活費が月30万であることから、手取り20万円で1人の子どもを育てるのは、非常に厳しいことがわかります。

お金を貯めるのは一旦諦めて、赤字にならないようやりくりをすることを目指すのが良いでしょう。手取り20万円の場合は、貯蓄よりも収入を上げるほうに力を入れるべきです。

手取り30万円の生活費の内訳シミュレーション

手取り30万円を黄金比で振り分けると、以下のようになります。

手取り30万円の黄金比

  • 生活必需品:15万円
  • 娯楽品:9万円
  • 貯蓄:6万円

生活必需品を大雑把に分けてみます。

生活必需品の詳細

  • 食費:約7万円
  • 水道光熱費:2万円
  • 家賃:5〜6万円

水道光熱費を大幅に下げるのは難しいので、節約に力を入れるべきは食費。可能であれば家賃も見直し、必要十分な住まいを探すと良いでしょう。

手取り40万円の生活費の内訳シミュレーション

手取り40万円を黄金比で振り分けると、以下のようになります。

手取り40万円の黄金比

  • 生活必需品:20万円
  • 娯楽品:12万円
  • 貯蓄:8万円

以下は、生活必需品の内訳の目安目標です。

生活必需品の詳細

  • 食費:8〜9万円
  • 水道光熱費:2,5〜3万円
  • 家賃:7〜8万円

手取りが40万円を超えてくると、3人家族であればかなりゆとりを持って生活ができます

貯蓄目標は月8万円。8万円の貯金を維持できれば、年に96万円も貯められます。

まずは現状の生活費を正しく把握しよう

生活費を節約するには、現状の出費の大きさを項目ごとに把握することが必要です。現状のお金の流れがわからないと、どの項目に注力して対策を打てばいいかわからないからです。

生活費の中でも、節約の余地が大きい項目は以下の3つ。

節約の余地が大きい項目

  • 固定費
  • 食費
  • 娯楽費

まずはこの3項目の支出状況を確認しましょう。支出を整理するのが面倒な人は、自動で支出を記録してくれる『マネーフォワードME』のような家計簿アプリを使うといいでしょう。

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固定費を見直す

固定費は、一度支出を減らせば節約効果が半永久的に持続します。変動する費用よりも優先的に、無駄遣いしているポイントがないか確認しましょう。

具体的には、以下5つの項目の支出額を確認します。

固定費の項目

  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 家賃
  • 保険料
  • サブスクリプションサービス

可能であれば、過去数ヶ月分の支出額を集められるとGood。『マネーフォワードME』は、口座決済が自動で記録されるため、支出データを簡単に集められます。

支出が発生してすぐに項目を割り振っておけば、支出を振り返りやすい

食費を見直す

食費は毎月の生活費の中でも大きな割合を占める出費です。そのため、いかに食費を抑えられるかが生活費の節約を考えるうえで重要になります。

食費は「自炊」と「外食費」の2種類に分けて支出額を調べましょう。家計管理に慣れてきたら「お菓子」「お酒」などの細かい項目を追加していけばOKです。

マネーフォワードME』の場合、食費が発生したらすぐにその種類を割り振っておくと、後々楽です。自炊を記録するならまとめ買いをしたほうが、記録の回数が小さくなります。

娯楽費を見直す

娯楽費は正確な費用を出すことが難しいので、自分が普段買うことの多いものを中心に、支出額を集めていきましょう

例えばマンガを買うことが多い人は、ひとまずマンガの支出を全て集めることから始めます。娯楽費の多くを占める商品の支出から優先的に調べれば、効率的にデータを集められるでしょう。

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生活費を抑える賢い方法

子供が生まれてから小学校に入学する頃までの出費をみると、子供の成長に合わせて出費が多い項目は変化していき、必要な生活費も増える傾向にあることがわかります。

そこで、3人家族の生活費を少しでも抑えるために、おすすめの節約ポイントを8つ紹介します

生活費を抑える方法

  • 出前やコンビニはできるだけ使わない
  • お酒やお菓子はできるだけ買わない
  • 光熱費を節約する
  • その他固定費を抑える
  • 浪費と消費を分ける
  • ふるさと納税を活用する
  • 無理に切り詰めすぎず、少しずつ出費を抑えていく
  • クレジットカード払いでポイントを貯める

出前やコンビニはできるだけ使わない

出前やコンビニでは、調理済みのメニューを手軽に購入できます。しかし、その分高くついてしまいがちなので、利用は最小限に抑えるのが吉です。

出前やコンビニは、忙しい時や疲れている時に使ってしまいがちだと思います。そんな時のために、あらかじめ作り置きを用意しておくのが効果的です。休日や余力がある時に、保存の効くメニューをたくさん作っておけば、疲れた時でも手作りの料理を食べられますよ。

お酒やお菓子はできるだけ買わない

嗜好品も、出費がかさむ要因になります。節約の余地がある嗜好品は主に、以下の3つ。

節約の余地がある嗜好品

  • お酒
  • お菓子
  • タバコ

菓子類は月6,892円、お酒類は月3,676円が平均なので、両方を足しておよそ1万円。節約の余地は十分にあるといえます。

おすすめは、節約のためのマイルールを作ること。「週末だけお酒OK」「お菓子は週1,000円まで」などのルールを作れば、気分に左右されずに嗜好品を楽しめます。いくら嗜好品とはいえ、完全にゼロにするのは難しいため、節度を持って楽しむ意識を持ちましょう。

光熱費を節約する

固定費の中でも、光熱費は高くなりがち。生活を振り返ると、意外と無駄遣いをしてしまっているポイントがあるものです。ここでは、電気代を節約するコツについていくつか紹介します。

光熱費節約のポイント

  • 安い電気会社に変更する
  • ガスとのセットプランでお得に契約する
  • 安いガス会社に変更する
  • 新しい家電を買って省エネする
  • エアコンは自動運転で動かす
  • ガスよりも電子レンジを優先して使う

安い電気会社に変更する

2016年から、電力会社を自由に選べるようになりました。今よりも安くてシンプルなプランに乗り換えれば、面倒なことをせずとも毎月の固定費を節約できます。

電力会社選びのポイントは、以下の3つ。

電力会社選びのポイント

  • 工事をせずに契約会社を切り替えられるか?
  • 契約年数の最低期間はあるか?
  • 今の使い方で本当に安くなるか?

多くの電力会社が、Webサイト上で料金のシミュレーションを公開しています。電力会社選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

ガスとのセットプランでお得に契約する

都市ガスと電気をセットで契約できる会社もあります。それぞれ単体で契約をするよりもお得になる可能性があるので、セットでの契約を検討してみてください。

基本的にはどの家庭でも、ガスより電気代が高くなる傾向があります。そのため、まずは電気代の安い会社から探し、その会社がガスのサービスも提供しているかチェックしてみましょう。

安いガス会社に変更する

電気とガスをセットで契約しないなら、ガス会社の見直しをしてみましょう。

供給コストの影響で、都市ガスの方がプロパンガスよりも安価で契約できます。現在プロパンガスを契約している人は、都市ガスに変更できないかチェックしてみてください。

新しい家電を買って省エネする

旧型より最新モデルの家電のほうが、小さい電力で高い出力を出せるため、大きな節約効果が期待できます。購入の際はまとまったお金が必要になりますが、節約は長い期間続けてこそ結果が出るもの。節約のための投資だと考えて、思いきって家電を買い替えてみてはいかがでしょうか。

特にエアコンや冷蔵庫、テレビなどの家電は消費電力の高く、買い替えの効果が大きいです。

エアコンは自動運転で動かす

自動運転とは、室温に合わせて設定温度や風の強さを自動調整してくれる機能です。近年は自動運転を行うAIの精度がかなり高まっているので、自動でも常に快適な温度で過ごせます。

リモコンを操作する手間が省けるのはもちろん、自動運転の最大のメリットは節電効果。室温を目標値まで上げたら、あとは弱運転など最低限の出力で調整してくれます。消費電力の無駄が限りなく小さいため、大きな節電効果が期待できるでしょう。

最新の省エネエアコンを買い、自動運転で使い続ければ、固定費の節減につながるでしょう。

ガスよりも電子レンジを優先して使う

短時間の加熱なら、ガスよりも電子レンジのほうが節約効果が期待できます。例えば野菜を茹でる場合、ガスだと水が熱湯するまでに時間がかかります。また、電子レンジなら栄養素が流れ落ちてしまう心配もありません。

その他固定費を抑える

光熱費以外にも、節約の余地がある固定費はあります。具体的な節約項目や節約術は下記で紹介します。

通信費の削減

普段からあまり電話を利用しない人や、ギガの消費量が少ないといった人は、携帯プランの見直しや、格安SIMへの乗り換えを検討するといいでしょう。これだけでも毎月3,000円~5,000円程度の節約に繋がります

家賃や保険料の見直し

生活費を節約するなら、家賃や保険プランを見直す方法も有効です。現在賃貸に住んでいる人であれば、今よりも安く住める物件を探してみたり、可能であれば家賃の交渉をしてみるといいでしょう。例えば毎月1,000円家賃が下がるだけでも、年間で1万2,000円の節約ができます

保険プランは現在の契約内容をしっかりと把握したうえで、他社と比較をしてみましょう。同じような補償で今より安いプランが見つかる可能性があります。

サブスクリプションサービスの見直し

動画配信サイトや音楽アプリ、趣味・食事の定期便など、各種サブスクリプションサービスの見直しを行いましょう。毎月一定の金額がかかるサブスクリプションを解約すれば、長期的に大きな節約効果が期待できます

サブスクリプションの例

  • 動画配信サービス
  • 音楽アプリ
  • ゲーム

例えば、複数の動画配信サイトを使っている人は、どれか1つに絞り込むだけでも固定費が下がります。1ヶ月1,000円程度でも、1年単位で見れば1万円以上の節約になるため、契約サービスの数はギリギリまで絞り込むのがおすすめです。

浪費と消費を分ける

物や食材を買う時に、「これは消費か、浪費か」と考える習慣をつけましょう。消費と浪費の違いは以下の通りです。

消費と浪費の違い

  • 消費:生活をする上で必要な出費
  • 浪費:無駄遣い、または必要以上の贅沢

買い物をする前に一度立ち止まり、この商品を買う必然性があるかを検討する習慣がつくと、衝動的に無駄遣いをしてしまうことが減ります。

加えて、将来の自分のためになる出費である「投資」の観点も持てると、より有意義なお金の使い方ができます。節約を意識するあまり、キャリアアップの機会を逃すのは本末転倒です。将来のためになると思ったところには、思い切ってお金をかける意識も大切ですよ。

ふるさと納税を活用する

ふるさと納税を利用することで、節約につながる可能性があります。

ふるさと納税とは、地元や応援したい自治体に任意の税金を納めることで、所得税・住民税の控除を受けられる制度です。節税だけでなく、納付金額の3割以内相当の返礼品をもらえるので、お得に食材をゲットできます。

返礼品は、肉や魚、野菜など、幅広い食材を扱っているので、普段よく食べるものを扱っている自治体にふるさと納税をしてみてはいかがでしょうか。遠く離れた観光地の美味しい特産物も扱っていますよ。

【2024年】ふるさと納税アプリおすすめランキングTOP10

無理に切り詰めすぎず、少しずつ出費を抑えていく

最初から大幅に節約をしようとしたけど、ストレスが溜まって挫折してしまった。節約に挫折するよくあるパターンのひとつです。

節約は無理なく、コツコツ続けるのがポイントです。節約に即時的な効果は期待できないからです。すぐに挫折してしまうくらいなら、月数千円程度の小さな節約から始めて、徐々に節約金額を増やしていくほうが得策です。

ここまで多くの節約のコツを紹介しましたが、全てをいっぺんに始める必要はありません。あくまでも簡単に、無理なく節約できるポイントから実践していけば大丈夫です。

クレジットカード払いでポイントを貯める

現金ではなく、クレジットカードを中心に支払いをすることで、買い物に使えるポイントを貯められます。小さいながらも、習慣にすることで大きな効果が期待できます。現金を下ろす際の手数料も、長い目で見れば馬鹿になりません。

しかし、ポイントを貯めるために買い物をするのは本末転倒です。あくまで、いつもの買い物をクレジットカードで置き換えるだけにとどめておきましょう。

資産を増やすことを考える

家族3人で安心して生活を送るために、生活費をできる限り抑える方法について紹介していましたが、ここでは資産を増やすことで、将来的に余裕のある生活を実現する方法を紹介します。

記事監修:伊藤真二

投資は応用編。難易度はかなり高めなので、できる節約を全て実践した上で、さらにお金を貯めたい時に、チャレンジを検討してみてください。

先取貯金で資産を増やす

先取り貯金は、毎月の収入が入った際に、まず最初に貯金をする方法です。この方法を実践するにあたり、貯金用に専用の口座を1つ用意しておくのがおすすめ。給料が入ったらまずは一定額を貯金用口座に振り込み、残りのお金で生活費をやりくりしていきましょう。

銀行によっては、自動積立定期預金という方法で、毎月自動で貯金口座へ振り込んでくれるサービスもありますが、自動積立の場合は事前に定めた期間を経過するまでは、お金の引き出しができなくなる点には注意が必要です。

つみたてNISAでの資産形成

『つみたてNISA』は、少額から始められる投資です。年間最大40万円までの投資(月々3万3千円ほど)が最大25年間非課税で運用可能。節税をしながらお金を貯められるのがメリットです。家計の状況に合わせて金額を設定して無理なく積み立てをしていくといいでしょう。

iDeCo(個人型確定拠出年金)での資産形成

iDeCoは60歳以降の老後資金の貯蓄を目的とした積立制度です。つみたてNISAと似たような仕組みですが、こちらは、積み立てた金額すべてが非課税で運用できるため、節税効果が高いです。

ただし、積み立てた金額や運用して得た利益は、60歳になるまで引き出せないのが特徴です。事故や病気など、万が一に備えるための資金としては使い勝手が悪いですが、老後に備えるためにはピッタリな資産形成方法。資金の受け取りは60歳75歳の間で自由に選択できます。

節約におすすめのアプリ3選

節約におすすめのアプリ3選

  • 『マネーフォワードME』
  • 『貯金アプリfinbee』
  • 『Zaim』

生活費の管理には、家計簿をつけることが効果的です。家計簿を使えば、お金の流れが客観的にわかりやすくなり、節約のための対策を立てやすくなります。

そこでここでは、Appliv編集部おすすめの家計簿アプリを3つ紹介していきます。

『マネーフォワードME』

『マネーフォワードME』では、カードやクレジットカードと連携をし、家計簿を自動でつけてくれます。いちいちレシートを見て家計簿を入力する必要がないので、無理なく家計簿づくりを継続できるでしょう。収支の流れが視覚的にわかりやすく表示されているので、初めて家計簿をつける人でも安心です。

また、カードだけでなく、証券や電子マネーとの連携も可能。長期的な資産管理にも適したアプリになっています。

有料プランはあるものの、無料のままでも十分に使えます。まずはインストールをしてみて、よく使うカードを登録するところから始めてみましょう。

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『貯金アプリfinbee』

「家計簿を細かくつけるのは面倒」という人におすすめなのが、『貯金アプリfinbee』。本アプリでは、設定した貯金目標を目指してお金を貯めていきます

1日◯歩達成or達成しなかったら貯金する「歩数貯金」や、◯円単位で支払ったらおつりを貯金する「おつり貯金」など、全7つの貯金ルールが搭載されています。既存の目標だけでなく、自分でオリジナルの目標を設定することもできます。

また、銀行口座と連携せずに架空の貯金をする“つもり貯金”と、銀行口座に連携して貯金する2種類の方法から選べるユニークさも魅力です。

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『Zaim』

『Zaim』では、手入力での収支の記録はもちろん、口座連携による自動記録ができます。基本的にはカードで自動入力をさせ、現金決済の時だけ手作業で入力するのがいいでしょう。銀行口座やクレジットカードのほか、電子マネーや証券との連携も可能なので、資産管理にも役立ちます。

また、有料プランでは複数のアカウントから1つの家計簿を管理できます。家族で共用の家計簿を作りたい人にもぴったりですね。

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3人家族の生活費に関するよくある質問

ここでは、3人家族の生活費に関する疑問や不安を解消するため、よくある質問とその回答をご紹介します。

赤ちゃんがいる家庭の平均的な生活費はいくら?

0歳~1歳までの子供がいる家庭では、毎月30万円ほどの生活費が必要になるケースが多いです。生まれたばかりの子供は医療費やおむつ代、など必ず必要になる出費も多いので、毎月7万円~8万円程度は子供のために出費すると思っておくといいでしょう。

3人家族の収入と生活費のバランス

2人家族から3人家族になることで、毎月約8万円生活費が増加します。そのため、現在の収入よりも10万円程度収入を増やすことができれば、将来的にも多少の余裕をもって生活できる可能性が増えます。

かなり大きな金額になるので、場合によっては共働きをしたり、副業をしたりと収入源を増やす工夫も必要になります。また、計画的に貯金を行い将来に備えておくのもおすすめです。

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