古着アプリ『VINTY』でバーチャル試着できる機能「Vフィッティング（β版）」がリリース！ 開発者にインタビュー

これまで、古着をネットショッピングで購入し、「思っていたイメージと違った」と感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。全国展開のショップや大手ブランドなら、実店舗やバーチャル試着機能で着用感を確かめることができますが、古着は一点物が多いため気軽に試すことが難しいのが現状でした。

『VINTY』が提供する新機能「Vフィッティング（β版）」は、気になる古着アイテムをバーチャルで試着できる機能です。使い方は、事前に投稿した自分のコーデ画像に、気になるアイテムを合わせるだけ。簡単に試着イメージを確認できます。

ただし、この機能はβ版のため、現在は利用できる時間が平日18:00～24:00、休日12:00〜24:00と限られています。

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「Vフィッティング（β版）」を試してみたところ、古着をオンラインで購入する際の安心感が格段に高まりました。完成した写真を『VINTY』内でシェアすれば、フォロワーからフィードバックをもらうという楽しみ方もでき、普段のコーディネートやお買い物の参考にもなります。

特に便利だと感じたのは、『VINTY』にコーデ写真を事前に投稿していなくても、手元にある写真を使ってフィッティングができる点。自分の写真をSNSに公開したくない人でも安心して使えるので、古着選びがより手軽に楽しめそうです。

――「Vフィッティング（β版）」を開発するきっかけはなんでしたか？
古着は大手ブランドのように気軽に試着ができず、『着用イメージがしづらい』という課題がありました。古着のフリマ機能を提供する『VINTY』では、少しでも購入意欲を高めるために生成AI技術に着目。あらゆる論文を調査し、複数の生成AIモデルを組み合わせることで、この機能を実現しました。

まだリリースしたばかりですが、現在はフリマ機能を通じて古着を出品している出品者の方々を中心に利用いただいている状況です。今後は購入者の皆さんにも広く使っていただき、お気に入りの古着と出合う機会を増やしていきたいと考えています。

――実際に使ってみましたが、AIとは思えないクオリティの高さに驚きました。
ありがとうございます！ 違和感の少ない仕上がりを目指して開発したので、そう言っていただけて光栄です。今回はβ版という形でリリースしましたが、これからさらに改良を重ねていきたいと思っています。

――これで完成形ではないということですが、どこを改良する予定でしょうか？
現段階でも十分お楽しみいただけますが、さらに自然なフィッティングを目指して改良を進めています。

具体的には、レディースカテゴリの服を男性のコーデ写真に合わせた場合に、身体のラインが女性的に生成される点や、スリムなコーデ写真にゆったりとした古着を合わせると、スリムなサイズ感を活かした仕上がりになる点などが挙げられます。ただ、こうした生成結果も生成AIならではの楽しさとして、新しいスタイルを発見するきっかけにしてもらえればうれしいです。

――よりリアルなフィッティングに近づけるためにはどうすればいいでしょうか？
Vフィッティングする服のカテゴリやサイズ感が、コーデ写真と近いものを選んでいただくと、より再現度の高い結果を得られますよ。

――『VINTY』で今後予定している取り組みなどあればお聞かせください。
今後もAIの活用をさらに強化していきたいと考えています。具体的には、古着の写真を撮影するだけで、商品説明用のテキストや関連するハッシュタグを自動生成する機能を構想中です。古着を出品する方はより簡単に、そして購入する方はよりスムーズに希望の商品を見つけられるようになると期待しています。

――最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
『VINTY』では、「Vフィッティング（β版）」をはじめ、今後もより使いやすい機能を目指して改善を重ねていきたいと考えています。皆さんに楽しんでいただけるサービスとして成長していけるよう、多くの方に応援いただければありがたいです。

また、『VINTY』は古着屋やヴィンテージショップの掲載店舗数No.1を誇るサービスとして、引き続き掲載店舗を募集しています。「Vフィッティング（β版）」を活用することで、お客様の購入意欲を高めるきっかけにもなると思いますので、店舗経営者の方も、ぜひ一度体験してみてください！

――ありがとうございました！

（文・取材：かがわまなみ）