マッチングアプリで出会いを探したいけど、「危険な目に遭わない?」「どんな危険性があるの?」など安全面が気になりますよね。
本記事では、マッチングアプリに潜む危険性とアンケート調査でわかった実態を解説していきます。
なお、安全対策を適切にしているマッチングアプリは以下をご覧ください。
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【実態調査】マッチングアプリで危険に遭う確率は?対処法も解説
マッチングアプリを安全だと思う人は76%
マッチングアプリ・出会い系アプリを1か月以上利用したことがある1,819人に対し、安全性に関するアンケートを実施しました。
マッチングアプリとは「真面目にパートナーを探すアプリ」を指し、出会い系アプリとは「遊び目的で利用されることが多いアプリ」と定義しています。

※恋愛・婚活目的のマッチングアプリに絞ったデータ。『Tinder』はマッチングアプリの中でも、遊び目的の割合が高いアプリなので除外。
マッチングアプリを安全だと思っている人の割合は76%と高い割合でした。危険だと思っている人は5%ほどで、ユーザーの多くは安全だと思って利用しているようです。
調査対象のマッチングアプリ
ペアーズ、with、タップル、Omiai、マリッシュ、Dine、アンジュ、ゼクシィ縁結び、バチェラーデート、ブライダルネット、ユーブライド
出会い系アプリを安全だと思う人は42%

一方、出会い系アプリを安全だと思っている人の割合は42%という結果に。マッチングアプリに比べて、遊び目的のユーザーが多い出会い系アプリは、危険だと感じている人の割合が多いようです。
調査対象の出会い系アプリ
ハッピーメール、ワクワクメール、PCMAX、イククル、YYC
以上の結果から、安全に出会いを探したい人はマッチングアプリがおすすめだと言えるでしょう。
マッチングアプリに潜む6つの危険性
マッチングアプリは多くの人が安全に利用していますが、危険な目に遭う人が一部いるのも事実です。
しかし、無闇に心配する必要はありません。対処法を知っていれば危険な目に遭うリスクを極限まで減らすことができます。
ここでは、6つの危険性と対処法を紹介していきます。
ヤリモク:遭遇率7.9%
ヤリモクとは、真剣な交際ではなく、性的な関係のみを目的としていることを指します。アンケートの結果、ヤリモクとの遭遇率は7.9%でした。
ヤリモク遭遇率は男女差が大きいのが特徴。男性のヤリモク遭遇率が1.2%なのに対し、女性のヤリモク遭遇率は12.5%という結果です。
これは実際に性被害にあった数字ではなく、話を持ちかけられた、そう思わしき人を見かけた、といったものも含みます。
特に女性の方は、ヤリモクの対策を学んでおきましょう。以下は、女性ユーザーがヤリモク対策にしている方法TOP3です。
ヤリモク対策TOP3
- 1位:相手のプロフィールを慎重に確認する(76%が実践)
- 2位:会う前にメッセージで人となりを確認する(52%が実践)
- 3位:会う場所を公共の場所にする。個室は避ける(41%が実践)
多くの女性が、実際に会う前にヤリモクかどうかを判別しているようです。
プロフィール内で「恋人・結婚相手を探している」と明記してない人は、ヤリモクの可能性が高いので、注意しましょう。
また、会う前に「電話またはビデオ通話する」のも有効です。ヤリモクは効率的に相手を探したいので、時間のかかる電話を避けたがる傾向にあるからです。
通話機能はほとんどのマッチングアプリに備わっているので、連絡先を交換せずに通話できます。
ヤリモク対策をもっと知りたい方はこちら
マルチ商法・投資勧誘:遭遇率5.9%
マルチ商法や投資の勧誘をしてくる人は、初めは友好的に接してきて、信頼関係を築こうとします。その後、徐々にビジネスや投資の話を持ちかけてきます。
遭遇率は5.9%ですが、勧誘されても断れば金銭的な被害を受けることはありません。
マルチ商法・投資勧誘に騙されないためには、以下の点に注意しましょう。
マルチ商法・投資勧誘への対策
- ビジネスや投資の話が出てきたら、すぐに関係を絶つ
- プロフィールでお金持ちアピールをしていたら警戒する
既婚者・恋人持ち:遭遇率3.1%
ほとんどのマッチングアプリでは、既婚者・恋人持ちの利用を禁止しています。それにも関わらず、フリーを装ってアプリを使っている既婚者・恋人持ちが一定数存在するのは事実です。
アンケートの結果、女性側の遭遇率は4.3%・男性側の遭遇率は1.4%(男女合計で3.1%)となりました。
既婚者や恋人持ちと関係を持ってしまうと、嫌な気持ちになるだけでなく、トラブルに発展する恐れがあります。例えば、相手の配偶者や恋人に知られた場合、面倒な事態に巻き込まれる可能性も。
以下の特徴に当てはまるユーザーは、既婚者・恋人持ちの可能性があるので、注意しましょう。
既婚者・恋人持ちの特徴
- 平日の夜や土日にメッセージを送っても返信がない
- 休日にデートしたがらない
- いい関係になっても、最寄り駅や勤務地などの情報を隠される
- 薬指に指輪の痕がある
既婚者との出会いを確実に避けたい方は、「独身証明書」の提出ができるマッチングアプリを使うのも一つの手でしょう。
身バレ:遭遇率3%
マッチングアプリは、知り合いに利用がバレる可能性もあります。マッチングアプリの出会いは一般的になってきたものの、心ない知人に言い触らされる恐れも。
実際にアンケートでは、ユーザーの3%が身バレした経験があると回答しました。
身バレを防ぐためには、以下の対策が効果的です。
身バレの対策方法
- プロフィール写真は、後ろ姿など特定されないものにする
- プロフィールでは、勤務先や学歴など、個人情報は最小限にとどめる
- 各アプリ内の身バレ防止機能を使い、プロフィールを見られないようにする
身バレ防止の方法をもっと知りたい方、身バレ防止機能のあるマッチングアプリを知りたい方は、以下の記事をチェックしましょう。
ストーカー被害:遭遇率0.8%
マッチングアプリで出会った相手から、ストーカー行為を受ける可能性もあります。ストーカー被害に遭うと、日常生活に深刻な影響を与えてしまいます。
遭遇率は0.8%と高くありませんが、用心するに越したことはありません。
ストーカー被害を防ぐためには、個人を特定できる情報を教えないことが何より重要。相手を信頼できるまでは、居住地や勤務先、SNSアカウントなどの情報は教えないようにしましょう。
金銭的な詐欺:遭遇率0.7%
マッチングアプリで知り合った相手から大金を騙し取られた、というニュースがよく話題になって不安を覚える人もいるでしょう。しかし、遭遇率は0.7%と、本記事で紹介している中で最も可能性は低いです。
それでも実際に被害に遭ったら取り返しがつかないので、念には念を入れて対策しておきましょう。
代表的な詐欺と対策方法は、以下の通りです。
ロマンス詐欺
ロマンス詐欺とは、相手の恋愛感情につけこんで、金銭をだまし取る犯罪です。外国人を装った詐欺の場合は、国際ロマンス詐欺と呼ばれます。
手口としては、メッセージをやり取りして関係が深まってきたタイミングで、「家族の病気の治療費が必要」「借金で困っている」などといって、金銭を要求してきます。
そして、恋愛感情によって正常な判断ができずに、言われるがまま送金してしまうことで、大金を失ってしまいます。
対策方法は、マッチングアプリで知り合った相手から「お金が必要」と言われたら100%詐欺だと考えて、関係を断ち切ることです。
ぼったくりバー
デートの待ち合わせをした店が、ぼったくりバーで多額の請求をされる被害です。
食事をしている途中で相手が席を立った後に、店側から法外な料金を請求されるケースが多いです。お店と相手が共犯で、詐欺を仕掛けてきます。
対策方法としては、デートで相手がおすすめしてきた店は警戒し、まともな店かどうか事前に調べましょう。もし、実際にぼったくりバーに行ってしまったら、注文前に料金を確認しておき、法外な請求をされても決して支払わないことが重要です。
美人局
美人局とは、知り合った相手と性的な行為をする前後で、第三者が出てきて「俺の女に手を出したな」などと言われ、金銭を要求される詐欺です。
見極めるポイントとしては、連絡先交換や会うまでの日程調整が異様にスムーズな場合は警戒しましょう。
そもそも、初めて会ったその日に性的な行為に及ぶことはリスクが高いので、合意があったとしても避けたほうが良いでしょう。
もし実際に美人局に遭遇してしまったら、金銭は支払わずその場は逃げて、警察に相談しましょう。身の危険を感じるようなら、ひとまず少額を支払ってしまい、ATMなどに連行されるようなら隙を見て逃げ去りましょう。
安全性の高いマッチングアプリを見極めるポイント
信頼できるマッチングアプリを見分けるためには、いくつかのポイントに注目する必要があります。ここでは、安全性の高いマッチングアプリを見極めるための重要なポイントを紹介します。
なお、安全性の高いマッチングアプリは以下で紹介しています。
インターネット異性紹介事業の届け出をしているか
インターネット異性紹介事業の届け出とは、出会い系サイト規制法によって提出を義務付けられている届け出のこと。簡単に言うと、マッチングアプリの運営を国に認めてもらうために必要な手続きです。
安全性の高いマッチングアプリは、必ずこの届け出を行っています。
インターネット異性紹介事業の届け出をしている『ペアーズ』

届け出を行っていないアプリは、法律違反の状態で運営されている可能性があります。そのようなアプリは、安全性に問題がある可能性が高いといえます。
マッチングアプリを選ぶ際は、インターネット異性紹介事業の届け出の有無を必ず確認しましょう。公式サイトやアプリストアに明記されています。
年齢確認/本人確認を徹底しているか
マッチングアプリの安全性を確保するうえで、年齢確認と本人確認の徹底は重要です。年齢確認は、未成年者の利用を防ぐために必要不可欠。本人確認も、なりすましや詐称を防ぐために重要です。
安全性の高いアプリでは、運転免許証や健康保険証などの公的証明書の提出を必須としており、年齢確認・本人確認を厳格に実施しています。
たとえば『ペアーズ』では、年齢確認・本人確認の際に、以下いずれかの書類提出が必須です。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- マイナンバーカード
任意の年齢確認だけしか行わないアプリは、未成年やなりすまし、業者が多いため、自身の安全を守るためにも利用しないようにしましょう。
24時間365日の監視体制があるか
24時間365日の監視体制があるかどうかは、安全性の高いマッチングアプリの指標となります。
不適切なプロフィールやメッセージに対する監視や、利用規約違反を起こしたユーザーへの警告・利用停止措置を常時行うことで、悪質なユーザーを排除し、安全な環境を維持できるからです。
多くのマッチングアプリは、こうした監視体制の詳細を公開しています。利用前にアプリの安全対策をチェックすることで、より安心して利用できるでしょう。
既婚者・恋人持ちの利用を禁止しているか
マッチングアプリで出会った相手に配偶者や恋人がいた場合、トラブルに発展しかねません。そのため、既婚者・恋人持ちの利用を禁止しているかどうかは、安全性の高いマッチングのポイントとなります。
既婚者や恋人持ちの利用が発見された場合、アプリの利用規約に反するため、速やかに強制退会などの措置が取られるでしょう。
ただし、既婚者・恋人持ちであるかどうかは、自己申告で判断するアプリが大半です。確実に既婚者対策をしたい方は、独身証明書の提出があるアプリの利用を検討しましょう。
通報・ブロック機能があるか
通報・ブロック機能は、マッチングアプリの安全性を高める重要な要素です。迷惑なユーザーとの関わりや、知り合いからの身バレを避けたりするために必要不可欠な機能といえます。
不快な言動をするユーザーや、しつこく連絡をしてくる相手をブロックすることで、以後の関わりを防ぐことができるでしょう。
また、迷惑行為や規約違反を見つけた際、運営側に通報することで、他ユーザーが不快な気持ちになることを防ぐと同時に、アプリ全体の治安向上にもつながります。
通報・ブロック機能の有無は、マッチングアプリを選ぶ際の重要な判断基準の一つとなります。
アンケート調査概要
以下は本記事で使用しているアンケート調査の概要です。
【アンケート調査の概要】
調査対象:マッチングアプリ・出会い系を1ヶ月以上利用した10~60代の男女1,819人
調査機関:株式会社クラウドワークス
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年1月23日~2025年2月5日