マイナンバーカードと運転免許証が一体化する「マイナ免許証」。取得することで免許更新手続きがオンラインで完結できるなど利便性が高まりますが、デメリットや使い勝手への不安も残ります。

本記事では、マイナ免許証のメリット・デメリットを整理した上で、読み取りアプリの活用方法やトラブル時の対処法を詳しく解説。取得を検討している方に役立つ内容をお届けします。

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マイナンバーカードと免許証の一体化「マイナ免許証」ってなに?

マイナ免許証 比較表

出典:カルモマガジン

「マイナ免許証」とは、マイナンバーカードと運転免許証を一体化させる仕組みのこと。従来はマイナンバーカードと免許証を別々に持ち歩く必要がありましたが、これらを1枚のカードにまとめることができます。

便利そうな仕組みですが、以下のメリット・デメリットがあります。自分の使い方や生活スタイルに合わせて、一体化するかどうかを判断しましょう。

マイナ免許証を保有するメリット

マイナ免許証 メリット

マイナ免許証には、日常生活や免許更新時に役立つメリットがあります。

運転免許証を持ち歩かなくてよい

マイナンバーカード1枚だけで運転免許証の役割も果たすため、カードを何枚も持ち歩く手間が省けます。


免許更新時の講習をオンラインで受講可能

従来は運転免許センターなどに足を運び、対面で講習を受ける必要がありましたが、マイナ免許証の取得時に署名用電子証明書を提出していれば、講習をオンラインで受講することが可能です。24時間好きなタイミングで受講できます。
ただし、視力検査や写真撮影などは現地で行う必要があります。


住所変更手続きなどがワンストップで完結

引っ越しなどで住所が変わった場合、マイナポータルを通じて住所変更手続きを一度に完了できます。免許証とマイナンバーカードの住所を個別に更新する手間がありません。

マイナ免許証を保有するデメリット

マイナ免許証 デメリット

ただし、2025年3月現在は導入間もない制度のため、不便な点もいくつかあります。

マイナンバーカードの券面に免許情報が記載されない

マイナ免許証の免許情報(免許の種類・有効期限など)は、マイナンバーカードの表面には表示されないため、これらの情報はスマホアプリで確認する必要があります。


レンタカーやカーシェアなど、一部のサービスが利用できない

制度導入直後の現時点では、レンタカーやカーシェアリングといったサービスがマイナ免許証に対応していない場合があり、従来の免許証を別途用意する必要が出てきます。


マイナ免許証と運転免許証の2枚持ちだと、免許取得・更新時の手数料が割高になる

マイナ免許証のみを持つ場合、新規取得や更新時の手数料が割安になりますが、従来の運転免許証とマイナ免許証の両方を保持する場合、手数料が高くなってしまいます。

マイナ免許証はどこで取得できる?

警察署のイメージ

マイナ免許証は、警察署の運転免許窓口または運転免許センター(運転免許試験場)で手続きできます。
おおまかな流れは以下のとおりです。

  • STEP1

    整理番号の取得

    窓口で整理番号を取得します。一部の警察署では、「警視庁運転免許手続予約サイト」から事前予約も可能です。

  • STEP2

    受付機で手続き内容を選択

    運転免許の更新時に取得する方は「免許証を更新する方」を選びます。更新ではないタイミングで取得する場合は「免許保有状況の変更」を選択し、免許証とマイナンバーカードを読み取りましょう。

  • STEP3

    申請書の作成と提出

    交付機で申請書を取得し、氏名や住所などを確認後、記入した申請書をマイナンバーカードとともに窓口に提出します。

  • STEP4

    手数料の支払い(1,500円)

    窓口または指定の場所で手数料を支払います。

  • STEP5

    署名用電子証明書の提出

    オンライン講習や住所変更のワンストップサービスを利用する場合、署名用電子証明書の提出が必要です。マイナンバーカードの暗証番号を入力し、手続き完了となります。

詳しくはこちらの記事で解説しています。
トラブルはアプリ以外にも!マイナ免許証の運用開始当日をリアルレポート | カルモマガジン

なお、制度開始後しばらくは窓口の混雑が予想されます。事前に管轄の警察署や運転免許センターのウェブサイトで最新の情報や必要な持ち物を確認しておき、時間に余裕を持って窓口に行くようにしましょう。

マイナ免許証読み取りアプリで何ができる?

マイナ免許証でできること

マイナ免許証読み取りアプリ』で使える機能は3つです。

なお、マイナンバーカード関連のアプリは制度が増えるたびに新しくリリースされるため、このアプリではマイナポイントやマイナポータルアプリの機能を使うことはできません。各アプリが特定の機能に特化している分、「できることが少ない」のは地味につらいところでしょう。

運転免許証の情報をスマホで確認できる

マイナンバーカードの券面には免許の詳細(免許の種類や有効期限など)が記載されませんが、NFC対応のスマホでカードを読み取ることで、これらの情報を手軽に確認できます。

運転免許証のイメージ画像をダウンロードできる

本人確認が必要な手続きで運転免許証の提出を求められた際に、アプリ上から免許証のイメージ画像をダウンロードできます。銀行口座開設やクレジットカードの申し込みなど、オンライン手続きの本人確認書類として便利です。一度アプリに免許情報を保存しておけば、毎回スキャンする必要はありません。

有効期限をプッシュ通知できる

運転免許証の更新期限が近づくと、アプリから2ヵ月前、4ヵ月前、6ヵ月前のタイミングでプッシュ通知が届きます。引っ越しなどで更新通知のはがきを受け取れなかった場合や、通知はがきを受け取ってもつい忘れてしまう方に便利です。

マイナ免許証読み取りアプリの使い方

ここからは、『マイナ免許証読み取りアプリ』の使い方を解説します。
アプリで免許情報を読み取る際には、NFC対応のスマートフォンにアプリのインストールが必要です。まだ用意していない方は、以下のボタンからダウンロードしましょう。

マイナ免許証読み取りアプリ

National Police Agency

iPhone無料
Android無料
もっと詳しく見る
App Storeを見る
Google Playを見る

初めてアプリを起動する方法

初回起動時は画面にいくつかの設定が表示されます。設定に迷ったら、以下の手順を参考に進めましょう。

  • STEP1

    ようこそ画面で「次へ」をタップ

  • STEP2

    利用規約を確認し、チェックを入れて「次へ」をタップ

  • STEP3

    通知の送信に関するポップアップを確認

    免許証の有効期限通知を受け取りたい場合は「許可」、不要な場合は「許可しない」を選択します。

  • STEP4

    「はじめる」をタップ

これで初期設定が完了します。

免許情報を読み取る方法

マイナ免許証に登録されている免許情報をスマホで確認するには、アプリを使った読み取り作業が必要です。

  • STEP1

    アプリを起動して「読取開始」をタップ

  • STEP2

    マイナ免許証またはマイナ経歴証明書作成時に設定した4桁の暗証番号を入力

  • STEP3

    「氏名等も表示する」のトグルをオンにして「次へ」をタップ

    トグルがオフの場合、氏名や住所、生年月日などの情報は表示されません。身分証明書としても使う場合は、必ずトグルをオンにしましょう。

  • STEP4

    アプリに以下の必要事項を入力

    生年月日:昭和55年1月1日生まれなら「550101」と入力
    有効期限:運転免許証に記載の有効期限を西暦で入力
    セキュリティコード:マイナンバー表面の写真の下に記載されている4桁の数字

  • STEP5

    「読取開始」をタップして、マイナンバーカードをNFCにかざす

これで読み取り結果が表示されます。

読み取り結果を保存・表示する方法

読み取り結果を保存しないと、運転免許情報を確認するたびに毎回スキャンが必要になります。保存手順は以下のとおりです。

  • STEP1

    読み取り結果が表示された状態で、画面右下にある青い丸のアイコンをタップ

  • STEP2

    「免許情報を保存する」をタップ

  • STEP3

    保存データ一覧の画面に遷移するので、閲覧したいユーザー名をタップ

    なお、家族や友人など、複数の運転免許証を読み込んでいる場合は、ソート機能を使うと目的の情報を探しやすいでしょう。

  • STEP4

    画面右下のアイコンを再びタップし、「画像をダウンロードする」をタップ

これで、毎回スキャンしなくても、運転免許の情報をアプリ上でいつでも確認できるようになります。

ただし、アプリに運転免許情報を保存していても、法的には「免許証を携帯している」とはみなされません。運転時には、マイナ免許証または従来の運転免許証のいずれかを必ず携帯する必要があります。

運転免許の有効期限を通知させる方法

初回起動時に通知設定をオンにしている場合でも、設定が正しくできているか念のため確認しましょう。通知をオフにしてしまった場合でも、以下の手順で通知を許可できます。

iOSの場合

  • 『設定』を起動 > 「通知」をタップ > 『マイナ免許証読み取りアプリ』をタップ > 「通知を許可」をタップ

Androidの場合

  • 『設定』アプリを起動 > 「通知」をタップ > 「アプリの通知」をタップ > 『マイナ免許証読み取りアプリ』のトグルをオンに設定
  • STEP1

    『マイナ免許証読み取りアプリ』を起動し、画面右上の「≡」をタップ

  • STEP2

    「通知設定・情報」をタップ

  • STEP3

    「有効期限のプッシュ通知」をオンにして、通知タイミング(2ヵ月前/4ヵ月前/6ヵ月前)を選択

これで、運転免許証の更新時期が近づいたら、アプリから通知を受け取ることができます。

マイナ免許証読み取りアプリで困ったときの対処法

マイナ免許証読み取りアプリを使う際、エラーが発生したり、スキャンがうまくいかないことがあります。ここでは、よくあるトラブルとその解決方法をまとめました。

マイナ免許証がスキャンできない

マイナ免許証がスキャンできないときは、主に以下の3つの原因が考えられます。ひとつずつ確認して、再度試してみましょう。

スマホがNFC機能に対応していない

NFC非対応機種では、マイナ免許証を読み取ることができません。お手持ちのスマホがNFCに対応しているかどうかを確認してください。

NFC対応機種

  • iPhoneの場合:iPhone 7シリーズ以降の機種
  • Androidの場合:『設定』アプリを起動 > 「無線とネットワーク」をタップ > 「機器接続」をタップ > 「NFC」の項目が表示される機種

NFCのセンサーにマイナンバーカードが当たっていない

NFCのセンサー部分にマイナンバーカードが当たっていない可能性があります。センサーの位置を確認し、カードを正しい位置に当てて再度読み取りを試しましょう。

NFCのセンサー位置

  • iPhoneのセンサー位置:本体上部、背面のカメラレンズ横
  • Androidのセンサー位置:機種によりセンサー位置は異なる

マイナンバーカードの不具合

カード自体に問題がある場合、正しく読み取れないことがあります。カードの破損やICチップの不具合などが考えられるため、何度試してもスキャンできない場合は、お住まいの自治体窓口へ相談しましょう。

なお、スマホで読み取れない場合は、ICカードリーダーを使ってマイナ免許証を読み取る「マイナ免許証読み取りアプリ(パソコン版)」を試してみてもよいでしょう。

ICカードリーダ

▲マイナ免許証の読み取りに対応したICカードリーダーの例

暗証番号を忘れた・間違えた

マイナ免許証用またはマイナ経歴証明書用の暗証番号を10回連続で間違えるとロックがかかります。この場合は自分で解除できないため、最寄りの警察署や運転免許センターなどの窓口に出向いて、ロック解除の手続きを行ってください。

また、暗証番号を設定していない場合は、アプリ内の「暗証番号入力」画面で「暗証番号を設定していない場合」をタップし、「私は免許情報にパスワードを設定していません」にチェックを入れてから、「OK」を押して再度読み取りを行ってください。

生年月日が和暦で書かれていない

日本国籍の方は運転免許証に和暦の生年月日が記載されていますが、外国籍など一部の方は西暦や「春・夏・秋・冬」「上旬・中旬・下旬」といった数字以外の表記がされています。こうした表記の場合は、以下のとおり入力しましょう。

生年月日が「年」と「春夏秋冬」で記載されている場合

  • STEP1

    生年月日の入力画面で「年と『春夏秋冬』のいずれか」をチェックし、「次へ」をタップ

  • STEP2

    券面に記載された「年」の下2桁を入力

    (例)昭和55年の場合 →「55」
    (例)2009年の場合 →「09」

  • STEP3

    「設定」をタップ

これで、生年月日に「入力した年/99(月)/00(日)」の形式でアプリに入力されます。

生年月日が春夏秋冬

生年月日が「年月」と「上旬中旬下旬」で記載されている場合

  • STEP1

    「年月と『上旬中旬下旬』のいずれか」をチェックし、「次へ」をタップ

  • STEP2

    券面に記載された「年」の下2桁と「月」を入力

    「年」:日本国籍は和暦、外国籍は西暦で、下2桁を入力します。
    (例)昭和55年の場合 →「55」
    (例)2009年の場合 →「09」

    「月」:2桁の数字で入力します。

  • STEP3

    「設定」をタップ

これで、生年月日に「入力した年/入力した月/99(日)」の形式でアプリに入力されます。

生年月日が上旬中旬下旬

免許情報が表示できない

マイナ免許証の読み取りが成功しても免許情報が表示されない場合は、通信環境に問題がある可能性があります。以下の項目を確認して再度試してみましょう。

  • Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が正常に接続されているか確認する
  • 機内モードがオフになっていることを確認する
  • 地下鉄やトンネルなど電波が届きにくい場所を避けて再試行する
  • 通信制限(速度制限)がかかっていないか確認する

上記を確認しても解決しない場合は、アプリやスマートフォンを一度再起動するか、時間を置いて再試行してみましょう。
それでも改善されない場合は、自治体にお問い合わせください。

読み取り後にエラー表示が出る

読み取り後にエラーが表示された場合は、表示されているエラーコードを「よくある質問」ページで確認しましょう。「よくある質問」ページへは公式ウェブサイトのほか、アプリのトップページからもアクセスできます。

(文・撮影 かがわまなみ)

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