2026年7月2日、LINEヤフー株式会社はコミュニケーションアプリ『LINE』のサービス開始15周年を記念した発表会「LINE 15th Anniversary Event -Connect the Next-」を開催しました。

イベントで同社は、『LINE』の次の15年に向けた方針として、『LINE』を通じてさまざまな生活接点を築くライフプラットフォーム「Life on LINE」を、AIを利用してさらに広げていく「Life on LINE with AI Agent」ことを発表。あわせて、より日常に寄り添った体験を提供していく構想や、今後追加される新機能も公開されました。

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Key note:「Life on LINE with AI Agent」によるAIの推進

舛田 淳氏の画像

▲舛田 淳氏(LINEヤフー株式会社 上級執行役員 コンテンツ&メンバーシップドメインリード)

発表会冒頭のKey noteでは、同社 上級執行役員の舛田淳氏が登壇。
これまで掲げた「Life on LINE」のビジョンのもと、『LINE』が人と人のつながり、コンテンツやオンラインサービス、企業やブランドによる公式アカウントなど、時代の変化に合わせてさまざまな「Connect(コネクト)」を拡大してきたことが語られました。

出典:PR TIMES

そのうえで、AIによるパラダイムシフトを踏まえた次の15年に向けたテーマ「Connect the Next」が紹介され、これまで築いてきた「Connect」を、より広く、深く、最適な形へ進化させていくことを宣言。その実現のためのキーとしてAIの利用を推進し、「Life on LINE with AI Agent」のビジョンのもと、個人に寄り添ったさらなる「Life on LINE」の実現をめざす方針が述べられました。

新機能1:『LINE』と『PayPay』間でのアカウント連携【2026年夏】

出典:PR TIMES

『LINE』とキャッスレス決済アプリ『PayPay』のアカウント連携が2026年夏に開始されます。

『LINE』のトークルームで「PayPay残高」の送受金ができる

『LINE』と『PayPay』のアカウント連携により、『LINE』のトークルームで「PayPay残高」の送金ができるようになります。受け取り、取引履歴の確認、ATMチャージなどの主要機能のほか、『PayPay』の「グループ支払い」にも対応しており、『LINE』のトークルームで割り勘も可能。

さらに、設定により『PayPay』アプリに『LINE』の「友だち」を表示できるようになり、相手の電話番号やPayPay IDを知らなくても、『LINE』の「友だち」と「PayPay残高」のやりとりができます。

「LINEポイント」が「PayPayポイント」に自動移行

アカウント連携をすると、「LINEポイント」は「PayPayポイント」に自動的に移行されます。
有効期限のある「LINEポイント」に対し、有効期限のない「PayPayポイント」なら、失効を気にせず使うことが可能です。
そのほか、「LINE」上で提供しているウェブアプリケーション「LINEミニアプリ」でも『PayPay』の提供が開始されます。

新機能2:必要な情報が集まる「ホームタブ」への刷新【2026年夏】

出典:PR TIMES

LINEを開いたときに表示される「ホームタブ」も大きく生まれ変わります。
従来のホームタブ(ホーム画面)はトークルームにアクセスするための入り口でしたが、今後は自分にとって必要な情報や体験が自然に集まる「マイホーム」へと変更されるそうです。

新しいホームタブでは、その時見るべき情報が上部に並び、ニュースやエンタメなどのコンテンツなどが流れるフィードが下部に表示。一部のユーザーにはすでに提供が開始されており、今夏頃には全ユーザーに拡大する予定となっています。

このホームタブのカギはAIエージェントです。ユーザーの日々の動きをAIが少しずつ学習し、個人に最適な情報を提案するようになります。同じニュースでも、表示する内容や見せ方までを最適化するなど、全ユーザーそれぞれに異なるホーム画面を『LINE』では目指しているとのことです。

新機能3:商品を比較・購入できる「ショッピングタブ」【2026年9月】

出典:PR TIMES

1年ほど前に発表された、「VOOM」タブから「ショッピングタブ」への変更が近く実装されます。すでに一部ユーザーへの提供が始まっており、9月にはすべてのユーザーへの展開が完了する予定です。

LINEギフト中心だった『LINE』でのショッピングは、「ショッピングタブ」により、日常的に利用できる総合ECへと進化します。商品数も30万点から3億点以上に拡大。
ユーザーごとの興味や好みに合わせておすすめ商品が表示されるほか、日替わりセールや限定商品の販売、先行販売などが毎日実施されるなど、『LINE』ならでは、かつユーザーに最適な体験が提供されるとのことです。

AIが先行販売の情報を提示し、ユーザーの意思を確認したうえで予約や購入手続きを代行するという将来的な構想の紹介もありました。

新機能4:LYPプレミアム限定のメッセージ編集など【2026年秋以降】

出典:PR TIMES

2026年秋以降、有料の「LYPプレミアム」に、『LINE』で希望の多かった以下の4つの新機能が順次追加されます。

・メッセージ編集:
送信後15分以内なら、自分が送ったメッセージを編集できる機能。編集後のメッセ―ジには「編集済み」と表示される

・プレミアムブロック:
相手からのメッセージを受け取らない従来のブロックだけでなく、相手の友だちリストから自分を消すことができる

・メッセージ予約:
日時を指定してメッセージを送信できる

・通話レコーディング(仮称):
LINE通話を録音・録画可能。AIによる文字起こしも利用できる

正式提供に先立って、これら4つの機能は2026年8月から「LINEラボ」でLYPプレミアム会員に限らず先行体験ができます
そのほか、「LYPプレミアム」では、より手軽に始められる月額290円(税込)の「ライトプラン エンジョイパック」が2026年7月中旬以降に登場する予定です。

新機能5:トークルームでAIが使える「Agent i in chat」【2026年内】

出典:PR TIMES

「Agent i in chat」は、トークルーム内でAIエージェント「Agent i」を呼び出せる機能です。「Agent i in chat」により、以下のような場面でAIがトークの内容を踏まえてサポートをしてくれるようになります。

・タスクの整理:
イベントの準備などの会話を見て、各人をAIが「LINEノート」に整理

・スケジュール管理:
日時や場所の情報を踏まえて、自動で「LINEカレンダー」に情報を登録

・写真の整理:
トークルーム内の多量の写真を、中身を見て複数のアルバムに自動で分類

「ミニアプリタブ」と「LINEカレンダー」もアップデート

発表会ではそのほか「ミニアプリタブ」でのアップデート予定や「LINEカレンダー」での新たな構想が提示されました。

2026年3月にリリースされた「ミニアプリタブ」では、「お気に入り」や利用履歴へのアクセスがしやすくなり、クーポンなどの表示もユーザーごとに最適化されるなど、カスタマイズがしやすくなります。本アップデートは8月頃の公開予定です。
「ミニアプリタブ」での「Agent AI」の実装も予定されており、複数のミニアプリや公式アカウントを横断してAIがユーザーの求める情報を提示するなど、より最適なユーザ―体験が目指されてます。

6月30日にスマートフォンの標準カレンダーとの連携が発表された「LINEカレンダー」では、企業などの公式アカウントをフォローするだけで、セールやイベント、予約といった予定が自動で「LINEカレンダー」に登録される機能が検討されています。

「LINE」カレンダーとスマートフォンの標準カレンダーとの連携機能の詳細はこちらをご覧ください

『LINE』の描く未来:誰もがAIを身近に感じる場所に

発表会の最後に再び登壇した舛田氏は、この日発表された内容は現在進行中のプロジェクトのほんの一例にすぎず、未来に向かってどんどん変わっていくと述べました。

『LINE』が目指すのは、「Life on LINE with Agent AI」、つまり日々使う『LINE』の中にAIエージェントが当たり前の存在として溶け込んでいる未来です。
別のアプリを立ち上げなくても、友だちと話す延長でAIに頼れる——そんな体験を通じて、『LINE』を、最も多くの人が最も身近にAIを使う場所にしていく未来を同社は描いています。

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