目覚ましが鳴ったことも、止めたことも覚えている。「あと5分だけ」と目を閉じて、次に時計を見たら家を出る時刻……。
アラームを何個も設定しているのに、同じ朝を繰り返している人は少なくありません。
二度寝の対策として、目覚ましを布団から離れた場所に置く方法もよく挙がります。止めるために起き上がる流れを作れるので、理にかなった工夫です。ただ、「スマホは枕元で充電したい」派の方には向きません。止めた後に、また布団へ戻ってしまうこともあります。
そこで試したいのが、止め方や止めた後の動きを設定できる、スマホの目覚ましアプリです。
この記事では、アラームを「止めるとき」と「止めた後」に分けて、対策とアプリを紹介します。
目覚ましを止めても二度寝しない方法|タップだけでは止まらない目覚ましアプリの使い方
二度寝しないための対策は「止めるとき」と「止めた後」にできる
標準の時計アプリでは、アラームはボタン1つで止まります。スヌーズ設定をしていても「鳴ったら止める」を繰り返すだけで、止めた後に起きているかどうかを確かめることはありません。
一方、目覚ましアプリなら、「止めるとき」と「止めた後」の2ヵ所に起こすための仕組みを足すことができます。
どちらか一方だけでも、両方を組み合わせても使えます。どちらも起きるきっかけを作る仕組みで、眠気そのものを取り除くわけではありません。
【止めるときの対策①】計算問題を解かないと止まらなくする
「止めた記憶がない」という朝が続くなら、変えたいのはアラームを止める操作です。目覚ましアプリの中には、指定した操作(ミッション)を終えるまでアラームが止まらないものがあり、止めるまでに頭や手を使う手順を挟めます。何も考えずに止めることは、これでできなくなるわけです。
こうした止め方を選べるアプリのひとつが『おこしてME』です。数学問題、ゲーム、スマホを振る操作など、10種類ほどのミッションが用意されています。数学問題は難易度が選べ、解き終えるまでアラームは止まりません。
▲Androidでのアラーム設定手順。ミッションもさまざま、難易度もさまざま
ただし、計算やスマホを振る操作は布団の中でも終えられるため、終えた後に、そのまま目を閉じてしまう懸念も。止めた後に起き上がるきっかけまで欲しいなら、次の方法を試してみましょう。
Delight Room Co., Ltd.
【止めるときの対策②】布団を出てから止める
別の場所にある物のバーコードを読み取ったり、写真を撮ったりする方法なら、アラームを止めるために布団から出る必要があります。
| 止め方の例 | 布団から出る必要があるか |
|---|---|
| 数学問題を解く | 布団の中でもできる |
| スマホを振る | 寝たままでもできる場合がある |
| 別の場所にある物のバーコードを読み取る・写真を撮る | 登録した物や場所まで移動する必要がある |
以下では、『おこしてME』で洗面所に置いた物のバーコードを読み取って止める設定を例に、手順を見ていきましょう。
止める場所と、そこに置いておく物を決める
止める場所は、起きた後に最初に行く場所がベスト。朝に顔を洗うなら洗面所、着替えから始めるなら服を置いている場所です。遠い場所を選んでも、止めた後にすることが決まっていなければ、布団へ戻ることはできてしまうため、朝の支度を始める場所を選びましょう。家族が朝に使う時間と重なる場所なら、入れない日がないかも考えておくと安心です。
物は、その場所に置きっぱなしにできる日用品がおすすめ。歯みがき粉やハンドソープなど、すぐに捨てない物が向いています。寝る前に枕元へ持ってくると移動せずに止めてしまえるので、置き場所は固定しておきましょう。
アラームを設定して、今夜のうちに一度鳴らす
▲AndroidでのQR/バーコードミッションの設定手順。読み取る予定のコードを一度読み込ませて登録しておく
▲アラームが鳴った後、バーコードを読み込ませて止める例
登録が済んだら、挙動テストをしておくと安心です。上記画像のテストのときは、なかなかバーコードにピントが合わず、思ったより止めるのに時間がかかってしまいました。
バーコードを使いにくいときは、写真で止める
登録する物を決めにくいなら、写真のミッションもあります。あらかじめ撮影しておいた場所や物を、アラームが鳴ったときに同じように撮ると止まる仕組みです。
背景も含めて照合されるようなので、洗面台など、毎朝ほぼ同じ状態の場所が向いています。
無料で使える範囲
この記事で紹介した数学問題、QR/バーコード、写真のミッションは、無料で使えます。ほかの一部のミッションや、複数のミッションを続けて行う「マルチプルミッション」、止めた後に起きているかを確認する機能は有料です。
Android版には7日間の無料体験が用意されているので、うまく活用してみてるのもおすすめです。
Delight Room Co., Ltd.
【止めた後の対策】動きや応答がなければ、再度鳴らす
止めたときは確かに起きていたのに、スマホを見てちょっと横になっただけのつもりが、そのまま寝てしまう……あるある、と思わずうなずいてしまうシチュエーションです。そのような「止めた後の二度寝」には、止めた後もしばらくアラームを待機させておく機能が使えます。
アプリが確かめているのは、実際に眠っているかどうかではありません。スマホが動いているか、画面の問いかけに応えたかです。
方式ごとの違いは次のとおりです。
『バモス』は、止めたらスマホを持って支度する
▲左下の歯車マークをタップすると、各種詳細設定が可能。二度寝防止アラームの待機時間もここで変えられる
『バモス』は、アラームを止めた後、あらかじめ設定した時間のあいだスマホが動き続けると、起きたと判断します。起床確認が終わるまでの間に、スマホが3分間動かない状態が続くと、二度寝したと判断し、再びアラームを鳴らします。
起きてすぐシャワーを浴びるなど、スマホを置く予定がある場合は鳴ってしまう可能性があるので、終わるまでの時間を短くしたり、機能をオフにしたりして対処しましょう。
▲アラームを止めると二度寝アラームが作動する
アラームはただSTOPボタンを押して止めるだけでなく、バーコードやQRコードを読み取る、スマホを振る、計算問題を解くという3つのミッションからも選択可能。止めるときの対策と止めた後の対策を、1つのアプリでそろえられるのも、このアプリの特徴です。
▲左:iOSは設定画面でフルフルの強さなども選ぶことができる/右:有料機能が使える広告の案内は上部にある
無料版ではアラームは2つまで、曜日の繰り返しはできない仕様ですが、有料版のアラームは7つに増加、曜日の繰り返しも可能になります。
iOS版では、広告を1回見るごとに、有料機能を使える期間が1日分追加されます。まとめて何回か視聴し、利用できる日数を貯めておくこともできるのはうれしいですね。
N.rise
『おこしてME』は、画面への応答で起きたかを確認する
▲起床チェックのフォロータイミングは変更できる
『おこしてME』の「起床チェック」は、アラームを一度止めた後、上記画面で設定した時間が経過すると通知を出し、その間に「起きた」と応えなければ、止めたアラームを再び鳴らす機能です。
▲1分間で設定した例。「今すぐオフにする」をタップしないと、右のように100秒のカウントダウンが始まる
設定時間内に「今すぐオフにする」をタップすれば起床チェックを終えられますが、過ぎてしまうと右画面の表示になります。
右画面に変わる際、Androidは通知音が鳴りますが、iOSは無音のまま画面が切り替わるので注意しましょう。
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使い始める前に確認しておきたいこと
ミッションで止める目覚ましは、簡単に止められないように作られている分、思わぬ場面で困ることもあります。旅先で止められない、スマホの設定でそもそも鳴らない、といった場面に備えて、使い始める前に次の2点を確認しておくと安心です。
止められない場面に備える
旅行や出張で、登録した物や撮影した場所が手元にない朝もあります。場所に結びついたミッションを使う場合は、外泊の前に計算問題などへ切り替えておくと安心です。
Androidで鳴らない場合は、スマホの設定を見直す
Androidでは、スマホの設定によってアプリの動作が止められ、アラームが鳴らないことがあります。初回設定を済ませても鳴らない場合は、バッテリー最適化の対象になっていないか、メモリ整理アプリで終了させられていないか、夜間に自動で再起動する設定になっていないかなどを確認しておきましょう。
明日の朝に向けて「止めた後の動き」を1つ決める
今夜の準備は、計算か移動か、止め方を1つ選んで、一度鳴らしてみること。あわせて、止めた直後に何をするかも1つ決めておきます。洗面所で止めるなら、そのまま顔を洗う。服を置いた場所なら、服を手に取る。アラームを止めるところと朝の支度を、ひと続きにするための工夫です。
まずは明日の朝、アラームを止める操作を、朝の支度を始めるきっかけに変えてみませんか?