風が強いときや周囲が騒がしいときなど、ノイズが入る状況はさまざまありますよね。ノイズがない綺麗な映像は動画のクオリティを高め、視聴者の満足度を高めてくれます。どんなに高度な映像でもノイズが命取りになる場合もあるので、しっかりと除去していきましょう。

この記事ではノイズ除去の方法やおすすめのツールについて紹介していきます。ノイズ除去に関する知識を深め、よりクリアな映像に仕上げていきましょう。

このページはアフィリエイト広告を利用していますが、記載されている情報は一切その影響は受けておりません。

【結論】ノイズは動画編集ツールで除去できる

ノイズの種類

動画のノイズは撮影環境や使用している機器など状況によって複数のノイズが混じっていることも多く、どんな処理をすべきか判断に迷うこともあるでしょう。

そんなときには、自動的にノイズ処理をしてくれる動画編集ツールがおすすめです。ホワイトノイズやハムノイズなど複数のノイズが混じってしまっている場合でも、まんべんなくノイズを除去できます。

なかでも『Filmora』は難しい操作を必要とせず、自動でノイズが除去できます。ほかにも無料で使える魅力的なツールがあるのでぜひ試してみてください。

【2024年】ノイズ除去アプリおすすめランキングTOP8

ノイズ除去おすすめアプリ・ソフト5選

動画編集の環境は人によって異なります。ここでは、動画から音声ノイズを除去できるおすすめアプリ・ソフトを紹介します。

Filmora

Filmora
価格 基本無料 / アプリ内課金あり
対応OS Windows / Mac(PCソフト)、iOS / Android(スマホアプリ)
ファイル形式 MP4、MPEG-1、MOVなど
機能 エフェクト、オーディオ編集、4K サポートなど

リバーブなど、反響音までごっそり消せる強力な音声ノイズ除去機能を搭載。アプリ版では「ノイズ除去」をワンタップするだけで、雑音と思われる音域を自動的に削除してくれます。

「撮影中に風切り音が入ってしまった」「録画を見返したらサーッというホワイトノイズが目立った」といった際にはノイズ除去をしてみましょう。誰でも手軽に音声ノイズを消せます。

FilmoraのPC版では「ノイズ除去」から風の音やハムノイズ、リバーブなどノイズの種類を絞り込んで不要な音だけを確実に消せます。さらにノイズ除去の強度も変更できるため、より細かく調整を行いたい人は、PC版を検討するのもおすすめです。

Filmora-AI動画編集アプリ:ビデオ加工・作成・逆再生

Shenzhen Wondershare Software Co., Ltd

iPhone無料
Android無料
『Filmora』公式サイトはこちら

MyEdit

MyEdit

出典:MyEdit

価格 基本無料 / 有料プランあり
対応OS Web(全OS対応)
ファイル形式 MP3, WAV, FLAC, M4A
機能 音声ノイズ除去、ホワイトノイズ除去、マイクノイズ除去

MyEditは、AI技術を活用して音声ノイズと画像ノイズの2種類を除去できるオンラインサービスです。修正したいファイルをアップロードして、機能を選択するだけでいいため、専門的な知識がなくてもノイズを除去できる点が魅力。

音声ノイズの除去は、「修復ツール」から「音声ノイズ除去」や「ウィンドノイズ除去」を選択しましょう。画像ノイズの除去は、「AI画質向上」の「画像高画質化」や「AIツール」の「画像ノイズ除去」を選択するとクリアな音声や画像を生成できます。

ただし、本サービスは動画ファイルの修正には対応していません。動画の音声を修正したい場合には、編集ソフトなどを使いオーディオ分離を行い、音声ファイルのみを抽出しておく必要があるので注意してください。

「MyEdit」公式サイト

VEED.IO

VEED.IO

出典:VEED.IO

価格 基本無料 / 有料プランあり
対応OS Web(全OS対応)
ファイル形式 MP3、AAC、WMA、MP4、MOV、AVIなど
機能 音声強化、ファイル形式変換、音声編集など

VEED.IOは、オンラインで利用できる音声編集ツールです。ノイズ除去機能は有料ですが、『MyEdit』とは異なり動画ファイルも修正できるのが特徴。簡単な操作でクリアな音声を作成できます。

音声強化機能も利用できるため、音声のクオリティを底上げするといった使い方もできますよ。

「VEED.IO」公式サイト

Adobe Audition

Adobe Audition

出典:Adobe Audition

価格 月額2,728円
対応OS Windows / Mac
ファイル形式 多数
機能 音声ノイズ除去、エフェクト適用、リアルタイム編集

クリックノイズ・ヒスノイズ・ポップノイズなどノイズの種類を選び、的確にノイズ除去を行えるソフト。音声ノイズ除去の性能は、ほかのアプリやサービスより優れています。ただし、7日間の無料期間が過ぎた後は月額料金が発生してしまう点がネックです。

「本格的に音声ノイズ除去をしたい!」という人にはおすすめですが、「継続的かつ手軽にノイズ除去をしたい」という人には不向きなPCソフトと言えるでしょう。

「Adobe Audition」公式サイト

WavePad音声編集ソフト

WavePad音声編集ソフト
価格 基本無料 / アプリ内課金あり
対応OS Windows / Mac(PCソフト)、iOS / Android(スマホアプリ)
ファイル形式 MP3、WAV(PCM)、WAV(GSM)、AIFFなど
機能 音声の切り取り、コピー、貼付け、削除など

音声ファイルのノイズを除去できる編集アプリです。「ポップ音」や「ハム音」などテンプレートを選択することで、複雑なノイズ除去を手軽に行えるようになります。全体的に元の音源よりも音量が小さくなりやすい印象ですが、不快な雑音はきれいに取り除けます。

音声を切り取ったり、貼り付けたりといった機能も利用できるため、会議やトークの大事なところだけを切り取る、複数の音源を1つにまとめるといった使い方もできます。

WavePad音声編集ソフト

NCH Software

iPhone無料
Android無料

ホワイトノイズの除去方法

実際に動画編集アプリの『Filmora』を使ってノイズ除去の方法を紹介します。無料で利用できるため、手順さえわかれば誰でも手軽にできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Filmora-AI動画編集アプリ:ビデオ加工・作成・逆再生

Shenzhen Wondershare Software Co., Ltd

iPhone無料
Android無料
『Filmora』公式サイトはこちら

ノイズ除去前の状態とノイズ除去後の状態がわかるように動画も用意しました。イヤホンをつけて視聴すると違いがよりわかりやすくなります。

  • STEP1

    新規プロジェクトを開いて、ノイズを除去するファイルを選択

    新規プロジェクトを開いたら、カメラロールやアルバムから素材を選択します。選び終わったら「インポート」をタップして次に進みましょう。

  • STEP2

    編集バーから「ノイズ除去」を選択

    編集したい動画をタップして、編集バーから「ノイズ除去」をタップします。実際に音を聞いてみて、ノイズがなくなっているか確かめてください。

  • STEP3

    エクスポートを押して保存

    編集が終わったら「エクスポート」から保存画面に進みましょう。解像度は1080Pまで無料。無事に保存できたら完了です。

ノイズの種類

動画の撮影や音声の録音時に発生するノイズは、声量が原因となるものや、機材が原因となるものなどさまざま。具体的にどのようなノイズがあるのかを把握して、対策まで覚えておくことで、ノイズが少ない映像や音声が作りやすくなります

ホワイトノイズ

撮影や録音時に聞こえる「サー」とか「ジー」といった音がホワイトノイズです。入力音声を増減させるゲインが大きすぎる場合に発生しやすいです。そのため、ホワイトノイズを軽減するには、録音機器のゲインを下げる方法が最も効果的です。

クリッピングノイズ(Clipping Noise)

クリッピングノイズは、音割れした時に発生しているノイズの事を指します。マイクと口の距離が近すぎたり、録音機器の入力上限を超える声量で話したり歌ったりした際に音割れは発生しやすくなります。

ノイズの中でも違和感や不快感を感じやすい雑音なので、クリッピングノイズが発生しないように対処することは大切。対策としては声量を抑えたり、マイクと口の距離を離したりする方法が有効です。

ハムノイズ(Hum Noise)

ハムノイズはスマホやPC、マイクなど、機材を接続した際に発生する「ブーン」という雑音です

ハムノイズは機材に電気が流れることで発生しているノイズのため、除去が困難な場合が多いです。しかし、供給電力を上げたり、ケーブルを新調したりすることで改善される場合があります。

PCやエアコンの風など

屋内で撮影する際にはPCのファンやエアコンの風、冷蔵庫の稼働音などがノイズになりやすいです。環境音を減らすには、マイクの位置が重要になります。雑音が出ている場所から離れた位置にマイクやカメラを設置して撮影するようにしましょう。

また、屋外で撮影をする際には、「ウインドジャマー」と呼ばれる風よけをマイクにかぶせることで、「ボフボフ」や「ザー」といった音を減らすことができます。

ヒスノイズ(His Noise)

ヒスノイズは高周波のノイズで、「サー」「シュー」といった音が特徴です。このノイズは磁気テープの表面の磁性体が不均一な場合によく発生します。ヒスノイズは特に古い録音メディアや低品質のオーディオ機器で問題となることが多いです。

クリック・クラックル(Click/Crackle Noise)

クリック・クラックルノイズは、短い時間にわたる急激な音圧変化によって生じるノイズです。この種のノイズは、主にアナログレコードやテープレコーディングでよく見られます。デジタルオーディオでも、データの欠損やジッターが原因で発生することがあります。

カラードノイズ(Colored Noise)

カラードノイズは、特定の周波数帯域にエネルギーが集中しているノイズの総称です。ホワイトノイズ、ピンクノイズ、ブラウンノイズなどがこのカテゴリに含まれます。

ホワイトノイズは全ての周波数で均等なエネルギーを持ちますが、ピンクノイズは低周波数にエネルギーが集中します。ブラウンノイズはさらに低周波数にエネルギーが集中する特性があります。

カラードノイズは、音響環境の調整や音楽制作、さらには研究など多くの用途で利用されます。しかし、不適切に使用されると、音質の低下や聴覚への影響を及ぼす可能性があります。それぞれのカラードノイズには特有の特性と用途があり、適切な選択と調整が求められます。

ノイズ除去に関するよくある質問

ノイズ除去って何?

動画ファイルや音声ファイルを再生すると聞こえる雑音や騒音を削除・軽減することです。雑音や騒音がなくなれば、内容が聞き取りやすい良質な動画・音声になります。

iPhoneのノイズ除去とは?

「声の分離」と呼ばれる通話中に聞こえるノイズを軽減する機能です

通話中に「コントロールセンター」を開き、「マイクモード」→「声の分離」を選択。雑音や騒音が自動的に消えるので、相手の声がよりクリアに聞こえるようになります。

Androidのノイズ除去とは?

「ノイズキャンセリング機能」を使って通話中の雑音・騒音を軽減します。

デバイスの設定画面から「音声増幅」→「スマートフォンのマイク」をタップ。「ノイズリダクション」や「小さい音の増幅」のスライダーを動かすことで、雑音や騒音を削除・軽減できます。

こちらの記事もおすすめ

【2024年】音楽・音声編集アプリおすすめランキングTOP8 MP3/AAC/WAV/M4A対応
【2024年】ノイズ除去アプリおすすめランキングTOP8