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空気がじめじめして寝つけなかったり、逆に空気が乾いて喉が痛くなったりしたことはないでしょうか。寝室の湿度は、私たちの健康や快適な睡眠に大きく影響します。
本記事では、湿度の基本的な知識や寝室の湿度を適切に保つ方法、季節ごとの湿度対策についてわかりやすく解説します。快適な睡眠のための湿度対策をしっかりと知り、健康的な生活を送りましょう。

湿度の基本的知識

寝室の湿度は、私たちの健康や快適な睡眠に直接影響を与えます。湿度の重要性を知ることで、健康的な日常を過ごすことが可能です。
ここでは、湿度の基本的な知識について解説していきます。

湿度とは何か?

湿度とは、空気中に含まれる水分の量を示す指標です。

この数値が高いと、空気中に多くの水分が含まれていることになります。逆に、数値が低い場合は、空気が乾燥している状態です。
湿度はパーセントで表示されます。例えば空気中に水蒸気が限界量まで含まれている場合、湿度は100%となります。

なぜ湿度は重要なのか?

湿度が適切でないと、健康や生活に悪影響を及ぼすリスクが高まります

例えば、湿度が高すぎるとカビやダニが繁殖しやすくなり、アレルギーの原因になることも。アトピーやぜんそく、結膜炎を発症するリスクもあります。
逆に、湿度が低すぎると、肌や喉の乾燥を引き起こし、風邪を引きやすくなる可能性があります。

「湿度」と「湿気」の違いとは?

「湿度」と「湿気」は、よく似た言葉として使われることが多いですが、意味は異なります。

湿度は、空気中の水分の量をパーセンテージで示すもの

一方、湿気は、空気中に含まれる水分自体を指す言葉です。湿度が高い日に「今日は湿気が多く感じるな」というようなイメージです。

湿度が適切でない場合の健康上のリスク

湿度が高すぎる場合や低すぎる場合には、さまざまな健康上のリスクが高まります。
ここでは、部屋の湿度が適切でない場合の健康上のリスクについてご紹介します。

湿度が高すぎる場合

先ほど解説したとおり、湿度が高すぎると、カビやダニが繁殖しやすくなります

ダニは湿度65%以上、気温25℃前後の環境で、最も活発になるといわれています。人間がじめじめと不快に感じる状態は、ダニにとってはとても活動しやすい環境なのです。

これらの生物は、アレルギーの原因となることがあり、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こすリスクがあります。

湿度が低すぎる場合の健康リスク

湿度が低すぎると、肌や喉、鼻の粘膜が乾燥し、かさつきや痛みを感じることがあります
特に、冬の乾燥した時期には、喉の痛みや鼻血、肌の荒れなどの症状が現れることが多いです。
さらに、空気の乾燥はインフルエンザウイルスの活性化を助けるため、感染のリスクも高まります。

寝る時の最適な湿度とは?

適切な湿度を保つことで、睡眠の質を高めることができます。しかし、最適な湿度は一年を通して一定ではありません。季節によって、適切な湿度の範囲が変わることがあります。

一般的な最適湿度は50%前後

寝室の湿度は、一般的に50%前後が最も快適とされています。この湿度範囲内であれば、肌や喉の乾燥を防ぎながら、カビやダニの繁殖も抑えることができます。体温調節もスムーズに行われ、質の隆睡眠をとることができるでしょう。

季節によって適切な湿度は変わる

季節によって、最適な湿度は微妙に変わります。温度が変わると大気中の水分量も変化するためです。

湿度が高くなりやすい夏は、50〜60%の湿度が過ごしやすいとされています。

一方、冬は乾燥しやすく、45〜60%が快適な湿度とされています。夏に比べて下限が低いのは、温度が下がると大気が含める水分量も減るからです。

季節の変わり目や気温の変動に合わせて、湿度を調整することが大切です。季節ごとの湿度対策については、記事の後半で詳しく解説します。

梅雨や真夏に寝室の高い湿度を下げる方法

梅雨や真夏など、湿度が高い季節には、じめじめとした不快な感じがするだけでなく、健康上のリスクも高まります。ここでは、寝室で湿度を下げる方法について解説していきます。

部屋の風通しを良くする

部屋の風通しを良くすることは、湿度を下げるシンプルな方法のひとつです。
窓を開けて外の空気を取り込むことで、部屋の湿度を自然に調整することができます。

夏や雨の日など湿気の強い日は、1時間に1回は換気をしたいところ。また、窓を2つ開けることで、部屋の空気を効率良く入れ替えられます。
特に、朝や夕方の涼しい時間帯に窓を開けることで、効果的に湿度を下げることができます。

除湿器やエアコンの除湿機能を使う

エアコンの除湿機能を利用するのもおすすめです。

エアコンは冷房機能だけでなく、湿度を取り除く機能も持っています。湿度が高い日には、この除湿機能を活用することで、快適な室内環境を保つことができます。
また、除湿器も湿度を下げるための便利なアイテムです。梅雨時期やじめじめとした日には、除湿器を使用することで、部屋の湿度を適切に保つことができます。

カーテンの素材を変える

カーテンの素材によっても、部屋の湿度に影響が出ることがあります。

薄手のカーテンや通気性の良い素材を選ぶことで、部屋の湿度を下げる効果が期待できるでしょう。また、リネン素材のカーテンは吸水性が高く、湿度を下げるのに効果があるといわれています。

逆に、厚手のカーテンは湿度を保持しやすく、部屋がジメジメとしてしまうことがあります。空気が部屋の中にとどまってしまうからです。

カーテンを選ぶ際には、素材や通気性を考慮して、湿度対策に適したものを選ぶことが大切です。

新聞紙・重曹などを活用する

新聞紙や重曹は、取り入れやすい除湿アイテムです。

新聞紙には湿気を吸収する性質があります。クローゼットなどに新聞紙を置くことで、湿度を下げることができます。軽く、くしゃっと丸めてから広げると、表面積が広がって除湿効果がさらに高まるのでおすすめです。
重曹も同様に、湿気を吸収する性質があります。重曹の粉を缶や空き瓶に入れ、蓋をせずに置いておけばOK。こうした物を部屋の各所に置くことで、簡単に湿度を調整することができます。

乾燥した冬に寝室の低い湿度を上げる方法

乾燥しがちな冬やからっと晴れた日は、逆に寝室の湿度を高める工夫が必要になります。
ここでは、寝室の湿度を上げる方法を紹介していきます。

洗濯物や濡れタオルを部屋に干す

洗濯物や濡れタオルを部屋の中で干すことで、部屋の湿度を上げることができます。水分が蒸発することで、部屋の空気の水分量が増えるからです。
洗濯物やタオルの適切なサイズは、部屋の大きさや状態によって異なります。寝るときに一度適当な洗濯物かタオルを干してみて、空気の渇きを確認しつつタオルのサイズや洗濯物の量を調整するといいでしょう。

加湿器を使う

加湿器は、乾燥した部屋の湿度を上げるための便利なアイテムです。水を入れて電源を入れるだけで、部屋の湿度を適切な範囲に保つことができます。
加湿器を使う際は、水の交換や清掃をこまめに行い、カビや細菌の繁殖を防ぐことが大切です。

観葉植物を置く

観葉植物は、部屋の湿度を上げるだけでなく、空気を浄化させる効果も期待できます
植物は、光合成の過程で水分を放出するため、部屋の湿度を自然に上げることができます。また、光合成の際に空気中の有害物質を取り込んでくれるといわれているため、部屋の空気をきれいにする効果も期待できるでしょう。

カビから寝室を守る方法

空気の乾燥には加湿が効果的ですが、加湿にはカビや雑菌を繁殖させるリスクもあります。

そこでここでは、カビから寝室を守る方法について解説していきます。

こまめに掃除を行う

湿度管理だけでなく、こまめな清掃もカビ対策に効果があります

なぜなら、カビはゴミや埃を栄養として繁殖するからです。ちょっとした食べかすやわたごみでもカビの栄養になります。こまめに掃除を行い、寝室を清潔に保ちましょう。

扇風機で乾かす

湿気の溜まりやすい場所には扇風機を当てて、湿度を下げましょう
特に押し入れや部屋の角、布団付近は湿気が溜まりやすいです。扇風機を当てることで乾いた状態をキープでき、カビの繁殖を防げます。

快適な睡眠のための湿度対策を徹底しよう

本記事では、寝室の湿度対策について詳しく解説してきました。湿度は私たちの健康に大きな影響を与えます。特に、身体を回復させる睡眠を快適に行うためにも、寝室の湿度を適切に保つようにしましょう。

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