『Spotify』の利用をやめて決済を止めるには、解約の手続きが必要になります。
しかし、『Spotify』の解約手順はややわかりづらく、「どうやって退会すればいいんだろう」と不安に感じる人は多いかもしれません。
そこでこの記事では、『Spotify』を解約・退会する具体的な手順について詳しく解説していきます。
『Spotify』を解約・退会する方法 できない時の対処法も解説
『Spotify』を解約する前に確認したい5つのポイント
『Spotify』を解約する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。ここでは、『Spotify』を解約する前に確認しておくべきポイントについて説明します。
解約するタイミングはいつでもOK
『Spotify』はどのタイミングで解約をしても、更新日の前日まではすべての機能が使えます。このため『Spotify』はいつ解約しても問題ありません。
ただし、うっかり次回の更新日を見逃すことを防ぐためにも、解約を決めたタイミングで早めに解約手続きを済ませるのがよいでしょう。あらかじめ次回の更新日を確認しておくと安心ですね。
日割りの返金制度はない
『Spotify』には日割りの返金制度が用意されていません。先に支払った料金について返ってくる制度がないため、更新日のギリギリまで使用するのがお得です。
例えば、契約更新10日前に解約をしても、10日分の日割り料金は返ってきません。
もし解約を忘れて決済が完了してしまったら、次の更新日の前日まで使い続けるのがいいでしょう。
アプリを削除しても解約したことにはならない
アプリをアンインストールしたり、ログアウトしたりするだけでは、解約したことになりません。アプリを消すだけでは契約情報はそのままなので、アプリを使っていないのに決済が行われてしまいます。とてももったいないですよね。
本記事で紹介する正しい解約方法で、確実にサブスクリプション契約をストップさせましょう。
一部の機能が使えなくなる
広告 | ・楽曲を聴く途中で音声広告が再生されるようになる |
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楽曲のダウンロード | ・ダウンロード済みの楽曲は、マイライブラリに表示されなくなる ・オフラインでの再生ができなくなる |
楽曲の再生 | ・シャッフルプレイのみ対応 ・スキップ機能は利用回数に制限が設けられる (1時間に6回まで) ・最高音質が選べず「高音質」でのみの再生となる |
楽曲の再生時間 | ・月15時間までの再生に制限される |
サブスクリプションを解約すると、更新日以降は自動的に無料プランに変更され、有料プランで利用できていた機能の一部が制限されます。
無料プランでも楽曲の再生自体はできるものの、途中で音声広告が再生されたり、再生時間やスキップ時間が制限されたりと、利用には少々不便となることを理解しておきましょう。
次に使う音楽配信サービスを確認しておく
次に使う音楽配信サービスを決めておくと、スムーズに乗り換えられます。
音楽配信サービスを決める際は、『Spotify』の機能と比較して決めるのがおすすめです。『Spotify』に不満を感じて解約をしたなら、その不満が解消されるような音楽配信サービスを選ぶ必要があります。
『Spotify』を解約・退会する方法
『Spotify』を解約・退会する方法についてのご紹介です。
iOS端末やAndroid端末、PC、公式サイトなど、利用しているデバイスやプラットフォームによって操作手順が異なります。『Spotify』アプリからは解約ができないため、注意しましょう。
なお、無料トライアル期間中の場合も、同様の手順で解約・退会が行えます。
iOSで解約・退会する方法
- 設定アプリを開く
- 自分の「ユーザー名」をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- 「Spotify」をタップ
- 「サブスクリプションをキャンセルする」をタップ
- 完了
iOS端末を利用している場合、『Spotify』の有料プランの解約は設定アプリ内で行えます。
上記手順に沿って手続きを進めてみてください。
Androidで解約・退会する方法
Android端末から『Spotify』を解約する方法については、手元にあるAndroid端末を使って画像とともに解説します。
Google Playストアのアプリを開き、画面右上にある自身のアカウントアイコンをタップします。その後「お支払いと定期購入」を選択しましょう。
さらに「定期購入」をタップし、『Spotify』を選択します。
内容を確認し、「定期購入を解約」をタップします。解約の理由を任意で選択し「次へ」をタップしてください。
その後、最終確認が表示されます。「定期購入を解約」を再度タップすれば手続きは完了です。
PCで解約・退会する方法
- デスクトップ版『Spotify』にログイン
- 画面右上のアカウントアイコンをクリック
- 「アカウント」をクリック
- 「プランを変更」をクリック
- 「Spotifyをキャンセル」の項目まで画面をスクロール
- 「PREMIUMをキャンセル」をクリック
デスクトップ版の『Spotify』アプリから解約する方法は、上記のとおりです。
ログイン後、「アカウント」をクリックするとウェブサイト版の『Spotify』が開かれるため、はじめからウェブサイトにアクセスしても問題はありません。
なお、Google PlayやAppleIDで契約をしている場合は、Google PlayもしくはiOSのサブスクリプション管理画面に移動して手続きを行うことになります。
公式サイトで解約・退会する方法
モバイル版のウェブサイトから解約する方法について解説します。
- ウェブサイト版の『Spotify』を開いてログイン
- 画面右上のアカウントアイコンをタップ
- 「プランを変更」をタップ
- 「PREMIUMをキャンセル」をタップ
- 「解約手続きを続行」をタップし手続き完了
公式サイトから解約手続きを進めた場合でも、GooglePlayやAppleIDで契約をしていると、GooglePlayもしくはiOSのサブスクリプション管理画面に移動して手続きを行うことになります。
『Spotify』の契約状況を確認する方法
『Spotify』について、どの支払い方法で何のプランを契約をしているのか忘れてしまった方は『Spotify』のアプリやウェブサイトから、簡単に契約状況を確認できます。
手順についてはAndroid、iOSともにほぼ同じです。
『Spotify』のアプリもしくはウェブサイトを開き、ログインした状態で画面右上の歯車アイコンをタップします。
アプリの場合は、アカウント名のすぐ下に加入中のプラン名が表示されるので、続けてタップしましょう。
ウェブサイト版では歯車アイコンをタップすると、定期購入という項目が表示されます。
「プランを管理する」をタップすることで、どの支払い方法で契約しているのかが確認可能です。
アプリ版では、「請求(請求を見る)」をタップすると、現在加入中のプランや支払い方法、プラン料金が確認できます。
iOSで契約更新日を確認する方法
- 設定アプリを開く
- 自分の「ユーザー名」をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- 「Spotify」をタップ
iOS端末では、設定アプリのサブスクリプション管理画面から契約更新日を確認できます。
Androidで契約更新日を確認する方法
Androidで契約更新日を確認する方法については、手元のAndroid端末を使い、画像付きで解説します。
『Google Play』アプリを開き、画面右上にあるアカウントアイコンをタップします。
続けて「お支払いと定期購入」を選択しましょう。
定期購入の一覧画面にある「Spotify」をチェックしてみてください。次回の支払日を確認できます。
『Spotify』で解約・退会できない場合の対処法
- 『Spotify』のアプリから解約しようとしている
- 複数の『Spotify』アカウントを持っており、解約したいアカウントとは別のアカウントでログインしている
『Spotify』を解約しようとしても解約手続きの画面に辿り着けない場合は、上記の原因が考えられます。
まずはウェブサイト版『Spotify』もしくはアプリ版『Spotify』から、どの支払い方法で何のプランに加入しているかを確認してみましょう。
フリープランに加入していることが確認できた場合、別のアカウントで課金されている可能性があります。
また、iOS端末(AppleID)で有料プランを契約している場合は、設定アプリのサブスクリプション管理画面から解約手続きが可能です。Android端末の場合は、GooglePlayアプリの定期購入の管理画面から解約手続きが行えます。
解約手続きの詳しい手順は、記事の冒頭にある「『Spotify』を解約・退会する方法」をご確認ください。
どうしても解約・退会できないときはカスタマーサービスに相談を
どうしても解約・退会ができない、解約・退会できたのか不安な方は、カスタマーサービスに相談してみましょう。
メッセージの送信 - Spotifyへのお問い合わせ
上記のページから、アドバイザーに直接問い合わせメッセージを送ることができます。
『Spotify』ユーザー専用のコミュニティもありますが、すべて英語のため少々利用しづらいかもしれません。
『Spotify』の次に使いたいおすすめ音楽配信サービス3選
『Spotify』以外にも、おすすめの音楽配信サービスはいくつかあります。
『Spotify』の有料プランを解約すると機能の一部に制限がかかったり、一ヶ月あたりの再生時間に上限が設けられたりするので、ぜひこの機会に新しい音楽配信サービスをお試しください。
今回は3つの音楽配信サービスをピックアップし紹介します。
『AWA』
楽曲数 | 1億5,000万曲以上 |
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月額料金(税込) | 一般 1,080円 学生(中学生以上) 480円 |
無料トライアル | 1ヶ月 |
PC再生 | ○ (専用アプリが必要) |
オフライン再生 (ダウンロード機能) |
○ |
音質 | 最大320kbps |
歌詞表示 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード / デビットカード / キャリア決済 / App Store・Google Play 決済 / コンビニ支払い |
運営会社 | AWA株式会社 |
『AWA(アワ)』は、無料プランでも広告配信なしで快適に楽曲が聴ける、音楽配信サービスです。無料で楽しむ場合は、1曲あたり90秒、月に20時間までと再生時間が決まっています。
また、特定のアーティストに絞って聴き放題が楽しめる「アーティストプラン」という独自のプランも特徴です。1アーティストあたり1ヶ月270円から利用でき、最大で3組のアーティストまで登録できます。
無料プランの内容が比較的充実しているので、気になる方は一度お試しで利用してみてはいかがでしょうか。
『Apple Music』
楽曲数 | 1億曲以上 |
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月額料金(税込) | 一般 1,080円 学生 580円 ファミリー 1,680円 |
無料トライアル | 1ヶ月 |
PC再生 | ○ |
オフライン再生 (ダウンロード機能) |
○ |
音質 | 最大256 kbps |
歌詞表示 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード / キャリア決済 / Appleギフトカード(プリペイドカード) |
運営会社 | Apple |
『Apple Music(アップルミュージック)』はApple社が提供する音楽配信サービスです。「For You」「見つける」といった、自分の知らない新たな楽曲と出会えるコンテンツや、「Radio」など独自のコンテンツに長けています。
Apple製品ならではの使いやすいインターフェースが特徴的で、特にiPhoneを利用しているユーザーであれば操作方法はすぐに慣れるでしょう。
無料プランや学割プランはないものの、ベーシックで使いやすい音楽配信サービスといえそうです。
『Amazon Music』
楽曲数 | 1億曲以上 |
---|---|
月額料金(税込) | 月額600円 年額5,900円 学割月額300円 年額2,950円 |
無料トライアル | 最大6ヶ月 |
PC再生 | ○ |
オフライン再生 (ダウンロード機能) |
× |
音質 | 不明 |
歌詞表示 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード / デビットカード / キャリア決済 / PayPay / Amazonギフト券 / Paidy |
運営会社 | Amazon |
『Amazon Music(アマゾンミュージック)』は、プライム会員向けのお得なプランが用意されているのが特徴です。「Amazon Music Prime」では、プライム会員のみ追加料金なしで音楽が楽しめます。
また、立体的なサウンドの空間オーディオや「HD/Ultra HD」の音質に対応した楽曲も豊富なため、音質にこだわりたい方には特におすすめです。
配信コミュニティサイト『Twitch(ツイッチ/トゥイッチ)』との連携にも対応し、手軽にライブ配信を試聴することもできますよ。
『Spotify』に関するFAQ
この項目では、『Spotify』でよくある疑問をFAQとしてまとめています。
無料プランや無料期間、解約後の疑問についても回答しているので、気になる方は一度チェックしてみてください。
『Spotify』に無料プランはありますか?
『Spotify』には無料プランがあります。一部機能に制限が設けられているほか、楽曲を聴く途中で音声広告が流れます。
『Spotify』の無料トライアルはいつまでですか?
契約する時期によって、無料トライアルの期間は異なるようです。『Spotify』では30日間が一般的ですが、時期によっては2ヶ月間や3ヶ月間と長期に渡って期間を設けていることもありますよ。
『Spotify』を解約したらダウンロードした楽曲はどうなりますか?
ダウンロードした楽曲は、ライブラリに表示されなくなり、オフラインでの再生もできなくなります。
『Spotify』を解約したらプレイリストはどうなりますか?
プレイリスト自体は『Spotify』を解約してもアカウントに残ります。シャッフル再生であれば、フリープランでもプレイリスト内の楽曲をフルで聴くことが可能です。