「自分の『X(旧Twitter)』アカウントが勝手にポスト/ツイートしたり、フォローしている……!」そんなときはアカウントが乗っ取られている危険性があります。
本記事では、乗っ取られた際の兆候・現象を紹介しつつ、対処法とセキュリティ強化のやり方を解説していきます。
乗っ取りの原因のひとつとなる、不審なアプリやサービスと『X(旧Twitter)』との連携を解除する方法も紹介するので、「これ自分に当てはまる!」という方は対策しておきましょう。
『X(旧Twitter)』が乗っ取られたときの対処法・乗っ取り対策になるアプリ連携解除方法
乗っ取りを確認する方法 こんな現象が起こっていたら要注意!
まずは、「もしかして乗っ取りでは?」と考えられる『X(旧Twitter)』上の現象・挙動などを紹介していきます。
該当している場合はアカウントが乗っ取られている可能性があるので、対策を講じましょう。
該当しない方も、今後の予防、早期発見のために把握しておくのがおすすめです。
『X(旧Twitter)』が乗っ取られた可能性のある現象・挙動
- 心当たりのないポスト/ツイートをしている
- 心当たりのないダイレクトメッセージを送信している
- 心当たりのない操作をしている(フォロー、フォロー解除、ブロックなど)
- 「アカウントが乗っ取られている可能性がある」通知をXから受け取った
- 変更していないのに「アカウント情報が変更された」通知をXから受け取った
- パスワードが使用できなくなり、リセットを促すメッセージが表示された
考えられる乗っ取られた原因
犯人は以下のような手段を利用して、『X(旧Twitter)』のアカウントを乗っ取る場合が多いです。
『X(旧Twitter)』を普通に利用しているだけでも、乗っ取られることがあるので認識はしておきましょう。
『X(旧Twitter)』アカウントが乗っ取られる原因
- メールアドレスやパスワード情報が流出している
- 外部アプリと『X(旧Twitter)』を連携することで乗っ取られる
上記が原因ではありますが、「どう乗っ取られたか」の特定は難しい状態です。そのため、実際に乗っ取られた場合は「考えられる対策をすべて講じる」といった対処の仕方になります。
『X(旧Twitter)』アカウントが乗っ取られてしまったときの対処法
もしアカウントが乗っ取られた場合、以下のような対策をすることで、アカウントの保護や不適切行為の停止を行うことができます。
『X(旧Twitter)』でアカウントを乗っ取られたときの対処の流れ
- パスワードを変更する
- メールアドレスが安全かを確認する
- 覚えのない外部アプリとの連携を解除する
- 連携している外部アプリのパスワードを更新する
- そもそもログインできないor対策しても改善しない場合はサポートへ連絡
対処法1:パスワードを変更する
まずはパスワード情報を複雑なものに変更することで、犯人側にこれ以上ログインされない状態にすることを狙います。
『X(旧Twitter)』公式のパスワード設定画面にアクセスして、パスワードを新しいものに変更しましょう。
対処法2:メールアドレスを変更する
メールアドレスが流出している場合、そのアドレス自体を変えてしまうことも有効です。以下の手順からメールアドレスを変更することができます。
- 『X(旧Twitter)』にログインする
- [設定とサポート]→[設定とプライバシー]→[アカウント]の順に進む
- [アカウント情報]→[メール]の順に進み、新しいパスワードを設定する
- [保存]をタップして完了
対処法3:覚えのない外部アプリとの連携を解除する
『X(旧Twitter)』は外部アプリとの連携ができますが、これを悪用されてアカウントが乗っ取られる可能性があります。
連携した覚えのない外部アプリがある場合、そのアクセス許可を取り消すことで乗っ取りに対抗できます。
外部アプリとの連携を解除する方法はスマホ・PCで若干手順が異なります。以下でそれぞれ紹介しているのでご確認ください。
>>iPhone・Androidでアプリ連携を解除する方法
>>パソコン(ブラウザ版)でアプリ連携を解除する方法
対処法4:連携している外部アプリのパスワードを更新する
よく利用する外部アプリに『X(旧Twitter)』のパスワードを使用している場合、そのアプリのパスワードも更新しましょう。乗っ取った犯人が、そのアプリへアクセスすることを防げます。
基本的にここまでの対応で、アカウントの安全性が確保され、意図しない行為がご利用のアカウント上で発生しなくなるはずです。
それでも問題が引き続き発生する場合はヘルプセンターへ問い合わせましょう。
『X(旧Twitter)』への問い合わせはこちらから
Xをより便利にする情報はこちら
翻訳機能で海外のツイートもチェック
『X(旧Twitter)』の翻訳機能の使い方・翻訳できない時の対処法
今の流行を知りたいならこちら
『X(旧Twitter)』トレンドの見方・検索方法 リアルタイムランキングが見られるサイトも
iPhone・Androidでアプリ連携を解除する方法
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STEP1
「設定とサポート」を開き、「設定とプライバシー」をタップ
-
STEP2
「セキュリティとアカウントアクセス」→「アプリとセッション」をタップ
-
STEP3
連携中のアプリ一覧を確認し、連携解除したいアプリを選択する
-
STEP4
「アプリの許可を取り消す」をタップしたら解除完了
パソコン(ブラウザ版)でアプリ連携を解除する方法
-
STEP1
画面左下の「もっと見る」をクリック
-
STEP2
「設定とプライバシー」をクリック
-
STEP3
「セキュリティとアカウントアクセス」→「アプリとセッション」をクリック
-
STEP4
「連携しているアプリ」をクリックし、アプリ一覧を開く
-
STEP5
「アプリ許可を取り消す」をクリックして連携を解除する
-
STEP6
表示が「アプリケーションを報告」に変わったら連携解除完了
乗っ取られないようにするための予防策
『X(旧Twitter)』のアカウント情報漏洩は意図しない経緯で起こることがほとんどで、完全に防ぐことが現代では難しい状況です。
そのため、たとえ情報が漏洩していたとしても、アカウントへ簡単にアクセスすることができないようにすることも重要です。
ここでは、乗っ取られないために事前にできるセキュリティ対策ご紹介していきます。
2要素認証でセキュリティ対策
2要素認証を設定し、アカウントのセキュリティを高めることをおすすめします。テキストメッセージ、別途認証アプリ、USBデバイスを使った物理的なセキュリティキーの3つの方法でセキュリティを高められます。詳しくはこちら。
パスワードを推測しにくいものにする
パスワードを知られてしまうことによる『X(旧Twitter)』の乗っ取りを防ぐには、推測されにくいパスワードに変更して、事前にセキュリティ性を高めておきましょう。
アプリに誘導するようなポスト/ツイートをタップしない
心理テスト、性格診断などの興味を引く文言で連携を促してくるアプリには注意が必要です。これらのポスト/ツイートから多くの被害が発生しているので、インストールする際は権限を確認しましょう。
まずは事前の予防が大切! 不用意な連携は避けること
『X(旧Twitter)』アカウントを乗っ取られないようにするには何よりもまず、不用意なアプリ連携はおこなわないこと。
アプリ連携を許可する画面では、そのサービスがアカウントに対してどのようなアクセスを行うのか必ず確認が入ります。その内容をしっかり読み、さらに運営がどこなのかを把握した上で、連携することをおすすめします。
乗っ取りの被害にあっていないか心配な場合は、ログイン履歴やDM(ダイレクトメッセージ)が勝手に送られてないか確認しましょう。
それでも心配な場合はパスワード変更をおすすめします。
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