外出するときにできるだけ荷物を減らしたい方は、スマホでの『Suica』利用がおすすめ。スマホからチャージや特急券の購入なども可能で、ICカードに比べて利便性が高いです。また再発行に手間がかからないのもポイント。万が一紛失しても駅に訪れる必要はありません。
本記事ではAndroidスマホで『Suica』を登録する方法を紹介。「モバイルSuica」アプリもしくは「Google Pay」から利用できるので、自分の使いやすい方を選んで登録してください。
AndroidスマホでSuicaを使う方法 登録からチャージの仕方まで徹底解説
2月26日より年会費無料に
2020年2月26日より、Androidアプリ『モバイルSuica』は年会費が無料になりました。これまでビューカード(JR東日本グループのクレジットカード)以外で『モバイルSuica』を利用する場合、年会費1,050円(税込)が発生していたため、仕方なく『Google Pay』で利用していた方も多いのでは?
年会費が無料になったので、『Google Pay』より機能面で優れている『モバイルSuica』に移行することをオススメします。
AndroidスマホでSuicaを利用する方法は2パターン
Android端末から『Suica』を利用する方法は、「モバイルSuica」または「Google Pay」からの2パターンです。それぞれどのような違いがあるのか見ていきましょう。
※Androidで『Suica』を利用するには、おサイフケータイ対応かつAndroid6.0よりもバージョンが新しい端末である必要があります。
「モバイルSuica」と「Google Pay」を比較
機能・サービス | モバイルSuica | Google Pay |
---|---|---|
クレジットカード入金 | ◯ | ◯ |
現金チャージ | ◯ | ◯ |
電車利用 | ◯ | ◯ |
買い物利用 | ◯ | ◯ |
残額表示 | ◯ | ◯ |
利用履歴表示 | ◯ | ◯ |
定期券の購入 | ◯ | ◯ |
グリーン券の購入 | ◯ | ✕ |
特急券の購入 | ◯ | ◯ |
タッチでGo!新幹線 | ◯ | ◯ |
エクスプレス予約サービス | ◯ | ✕ |
JRE POINT Suicaポケット |
◯ | ✕ |
ネット決済 | ◯ | ✕ |
再発行 | ◯ | ✕ |
チャージ払い戻し | ◯ | ✕ |
日頃から『Google Pay』を利用しており、「操作に慣れている方で登録したい」というこだわりがなければ、基本的に『モバイルSuica』アプリでの利用をおすすめします。
以前は『モバイルSuica』の利用には年会費1,050円(税込)が発生していましたが、2月26日より年会費が無料になったため、再発行やネット購入できる『モバイルSuica』の方が使い勝手がいいからです。
モバイルSuicaを利用する
「モバイルSuica」から「EASYモバイルSuica」に切り替えることはできないので気をつけてください(※EASYモバイルSuicaからモバイルSuicaへの切り替えは可能)。
それでは「モバイルSuica」の登録手順を紹介していきます。
「モバイルSuica」アプリの特徴
「モバイルSuica」というアプリを登録することでスマホから『Suica』を利用でき、ICカード同様に買い物や運賃の支払いが行えます。また特急券やグリーン券、定期券の購入も可能なので、わざわざ駅の券売機で発行するといった「めんどくさい」を解消できます。
クレジットカードを持っていない方はEASYモバイルSuica
「モバイルSuica」を利用するにはクレジットカードの登録が必要ですが、現金チャージのみ対応している「EASYモバイルSuica」なら不要です。ただしオートチャージはもちろん、特急券やグリーン券などの購入もできません。
モバイルSuicaの登録方法
1. 「新規入会登録」をタップし、「会員情報入力へ」を選択
2. 氏名・生年月日など会員情報を入力し、「各種設定へ」をタップ
3. パスワードなどを設定し、「クレジットカード情報入力へ」をタップ
カードタイプのSuicaからモバイルSuicaに切り替えられるのは、初回登録時のみ。登録完了後は切り替えられません。
4. クレジットカード情報を入力し、「次へ」をタップ
5. セキュリティコードを入力し、「確認画面へ」をタップ
6. 入力内容を確認し、「登録する」をタップ
これにて「モバイルSuica」の登録完了です。
モバイルSuicaのチャージ方法
チャージ時の注意点
・1回の入金額は500円~10,000円
・入金上限額は携帯情報端末内の残額とあわせて20,000円
・AM2:00~AM4:00の間はチャージ不可
・駅の窓口や券売機、精算機でのチャージ不可
オートチャージ
ビューカードで「モバイルSuica」を登録している方は、自動的に入金されるオートチャージが使えます。「◯円以下になったら、◯円チャージ」とあらかじめ設定しておくことで、改札入出場時に設定した金額以下になったときは自動でチャージされます。
また、『Suica』での買い物やバスの利用時にはオートチャージ機能も使えます。ただし、利用明細書や領収書は出力できません。
クレジットカードでチャージ
「モバイルSuica」に登録したクレジットカードからチャージ可能。利用できるクレジットカードは以下のとおりです。
・ビューカード(JR東日本グループのクレジットカード)
・JCB
・VISA
・Mastercard
・American Express
・Diners Club
・JR東海エクスプレス・カード
※海外で発行されたクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード等は登録できません
現金チャージ
カードタイプのSuica同様にコンビニでの現金チャージも可能。セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンなどの店舗が対応しており、店員に「Suicaにチャージしてください」と言ってください。また、一部の駅に設置してある「モバイルSuica」対応のチャージ機からも入金可能です。
JRE POINTからのチャージ
ビューカードのクレジット払いで貯まるJRE POINTをチャージすることも可能。1ポイント1円として利用できます。ただ、利用できるポイントは通常ポイントのみ。期間限定ポイントは利用できません。
Google PayからSuicaを利用する
「Google Pay」アプリの特徴
『Google Pay』から『Suica』を利用することも可能。「モバイルSuica」のように特急券やグリーン券などの購入はできませんが、年会費無料で手軽に始めやすいです。
すでに「iD」や「QUICPay」などで『Google Pay』を登録している方は、すぐに『Suica』を利用できます(利用規約に同意するだけ)。試しにスマホから『Suica』を使ってみたい方にピッタリです。
Suicaの登録方法
1. 「使ってみる」をタップし、Suicaをチェック。「同意する」を選択
2. 入力項目を埋めて、「アカウントを作成」をタップ
3. 「OK」をタップすれば登録完了
Google Payからのチャージ方法
「モバイルSuica」と比べてチャージ方法は少ないですが、1円単位でチャージできます。また、リマインダー機能が付いているので、残高が◯円以下になったときに通知が来るように設定することも可能です。
チャージするときの注意点
・1円単位でチャージ可能
・入金上限額は携帯情報端末内の残額とあわせて20,000円
・AM2:00~AM4:00の間はチャージ不可
・駅の窓口や券売機、精算機でのチャージ不可
クレジットカードでチャージ
「Google Pay」に登録したクレジットカードからチャージ可能。利用できるクレジットカードは以下のとおりです。
・ビューカード(JR東日本グループのクレジットカード)
・JCB
・VISA
・Mastercard
・American Express
・Diners Club
・JR東海エクスプレス・カード
※海外で発行されたクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード等は登録できません
現金チャージ
カードタイプのSuica同様にコンビニでの現金チャージも可能。セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンなどの店舗が対応しており、店員に「Suicaにチャージしてください」と言ってください。
支払方法はカードタイプのSuicaと変わらない
スマホから『Suica』を利用する際の支払方法は、カードタイプと同様に「Suicaで支払います」と言ってICカードの代わりにスマホをかざせばOK。