『Yahoo!フリマ』と『Yahoo!オークション』は、どちらも同じLINEヤフー株式会社が運営するフリマアプリです。類似点もある両アプリですが、メリットは大きく異なります。それぞれの強みを把握することで、より効果的に収益を増やしたり、取引を成立させたりできるようになります

本記事では『Yahoo!フリマ』と『Yahoo!オークション』の機能を比較し、その違いを紹介。どちらで出品するほうが自分に向いているのか、各アプリの特徴からチェックしていきましょう。

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Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)

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Yahoo!オークション

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『Yahoo!フリマ』と『Yahoo!オークション』を比較

Yahoo!フリマ Yahoo!オークション
販売形式 フリマ出品 フリマ出品
オークション出品
販売手数料 5% 10%
(Yahoo!プレミアム会員なら8.8%)
支払い方法 PayPay
クレジットカード
PayPay
クレジットカード
PayPay銀行支払い
コンビニ支払い
配送方法 ネコポス
ゆうパケット
ゆうパック
宅急便
ネコポス
ゆうパケット
ゆうパック
宅急便
送料負担者 出品者 出品者
購入者
PayPayポイント還元率 1% 1%

一番の違いは出品方法!

『Yahoo!フリマ』はフリマ出品のみですが、『Yahoo!オークション』はオークション形式でも出品可能です。オークション形式での出品は少し時間はかかりますが、フリマ出品するよりも高い価格で購入される可能性が高くなります

販売手数料の安さなら『Yahoo!フリマ』

販売手数料は『Yahoo!フリマ』のほうが5%と安くなっています。これは10%が相場となっているフリマアプリの中でも、最安クラスの数字です。『ヤフオク!』は10%と相場どおりですが、Yahoo!プレミアム会員だと8.8%になります。

『Yahoo!オークション』の方が支払い方法の種類が豊富

『ヤフオク!』は「PayPay」や「クレジットカード」、「コンビニ支払い」「銀行振込」などオンライン決済のほか、現金払いにも対応しているのに比べて『Yahoo!フリマ』は「PayPay」と「クレジットカード」での支払いにしか対応していません。

どちらのアプリも配送方法は同じ

対応している配送方法はどちらのアプリも同じ。小さい商品はネコポスやゆうパケット、大きな商品は宅急便やゆうパックで送れます。

『Yahoo!オークション』は送料を負担する側を選べる

『Yahoo!オークション』は送料を負担するのが出品者か購入者かを、出品時に選択可能。商品につけたい価格や、希望する取引成立の早さなどに応じて、柔軟に決められます。

対して『Yahoo!フリマ』は必ず出品者が送料を負担するシステムです。出品者としてはデメリットにも思えますが、購入者としては商品を手に取りやすい仕組みなので、商品が買われやすくなっているともいえます。

売上金の振込手数料は変わらない

『Yahoo!フリマ』と『`Yahoo!オークション』とで振込手数料の違いはありません。両サービスとも銀行振込は1回につき100円(PayPay銀行は無料)、PayPay残高に振込むなら無料です。

ポイント還元は両サービスとも対応

『Yahoo!フリマ』『Yahoo!オークション』のどちらとも、スマホ決済サービス『PayPay』を使って支払いができます。「PayPay残高」で購入すれば商品価格の1%相当のPayPayポイントを還元。コンビニや飲食店での支払いにも使えるので、還元されたポイントが無駄になることはほとんどありません。

普段使いは『Yahoo!フリマ』の方がおすすめ

最安クラスの手数料で出品でき、利益を増やせる

『Yahoo!フリマ』の販売手数料の安さは5%と破格で、利益を確保しやすくなります。もし同じ10,000円の商品が売れても、手元に残る金額は『Yahoo!オークション』では9,000円なのに対し、『Yahoo!フリマ』なら9,500円に。1回の差がより少額でも、取引回数が重なれば収益の差は大きくなります。特別な理由がなければ、『Yahoo!フリマ』で手数料を抑えながら出品するのがおすすめでしょう。

ほかのアプリでも販売手数料5%を実現しているものはありますが、たとえば『ラクマ』では厳しい販売実績の条件を満たさなければならず、『VINOVER』もキャンプ用品に特化していて出品できる商品が限られます。無条件かつカテゴリの制限もなく、この手数料で取引できるのは『Yahoo!フリマ』だけの強みです。

販路は『Yahoo!オークション』の方が広い

『Yahoo!オークション』に出品した商品は、条件を満たせば『Yahoo!フリマ』および、アパレルに特化したフリマアプリ『スニーカーダンク』にも掲載されます。3つ分のアプリのユーザーに見てもらえるので、より広い販路を確保でき、取引が成立しやすくなるのが魅力。

価値がわかる人に見てもらいたいレアな商品や、早急に手放したい不用品を出品する際には、この販路の広さが有利に働きます。

掲載される条件は以下のとおり。各アプリで条件が異なるため、掲載を狙う際にはあらかじめ確認しておきましょう。また『Yahoo!フリマ』には条件を満たすと自動で掲載される仕組みで、掲載されないようにはできませんが、『スニーカーダンク』には掲載するかどうかを出品時に設定できます。

『Yahoo!オークション』に出品した商品が『Yahoo!フリマ』に掲載される条件

出品者 個人
出品フォーム 『Yahoo!オークション』の出品フォームを利用している
商品画像 1枚以上設定している
カテゴリ 一部の非対象カテゴリ以外
商品の状態 「全体的に状態が悪い」以外の状態であること
個数 1個のみ
発送元の地域 日本国内
送料負担 出品者
配送方法 おてがる配送
発送までの期間 7日以内
販売形式 定額(開始価格と即決価格が同じ)
商品価格 300円~30万円

一部の非対象カテゴリはこちら

『Yahoo!オークション』に出品した商品が『スニーカーダンク』に掲載される条件

出品者 個人
出品フォーム ヤフオク!の出品フォームを利用している
商品画像 1枚以上設定している
カテゴリ 『スニーカーダンク』の取り扱いブランドに該当する商品
商品の状態 「全体的に状態が悪い」以外の状態であること
個数 1個のみ
発送元の地域 日本国内
送料負担 出品者
配送方法 おてがる配送
発送までの期間 1~2日または2~3日
販売形式 定額(開始価格と即決価格が同じ)
商品価格 5,000円~3,000万円

『スニーカーダンク』の取り扱いブランドはこちら

上記のようにどちらのアプリにもメリットはあるのですが、手数料は商品を問わず常に・確実に影響することを考えると、より普段からメリットを得る機会が多いのは『Yahoo!フリマ』だといえるでしょう。

どちらのアプリにも唯一無二の利点がある

『Yahoo!フリマ』は5%という販売手数料の安さ、『Yahoo!オークション』はアプリ3つ分の販路の広さが大きな強み。両方ともほかのフリマアプリにはなく、かつ両立のできないメリットなので、どちらを重視するかで選ぶと効果的に活用できます。

たとえば積極的に出品して稼いでおきたい人は手数料を抑えられる『Yahoo!フリマ』、とにかく早く取引を成立させて不用品を処分したい人は、より多くの人に見てもらえる『Yahoo!オークション』がおすすめ。商品によっては2つのアプリを使い分けるのもアリです。悩むようなら、よりメリットを受ける機会が多い『Yahoo!フリマ』でいいでしょう。

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