『アイビスペイント』ではみ出さないで色塗りするには　クリッピングの使い方

まずはレイヤーを追加してクリッピングの設定をします。画面右下のアイコンからレイヤー一覧を開きましょう。今回であればレイヤー2にある水色の六角形に色を塗り重ねたいので、「+」ボタンでレイヤー3を追加します。

レイヤー3を選択した状態で「クリッピング」をタップすると、レイヤー3は1つ下のレイヤー2に対してクリッピングされ、レイヤーの横に矢印が表示された状態になります。

レイヤー3に色を塗ると、レイヤー2にある六角形にだけ塗り重ねられ、はみ出しても背景のレイヤー1には塗られません。はみ出した部分に塗られた色は非表示になっているだけであり、クリッピングを解除すると本来塗られたとおりに表示されます。

複数のレイヤーが連続してクリッピング設定されている場合、それらはまとめて1つのレイヤーにクリッピングされます。画像ではレイヤー3～5がまとめてレイヤー2にクリッピングされています。これによって1つのレイヤーに対し、より細かな塗り分けや修正が可能です。

塗りつぶしツールはタップした箇所から、線や塗りで囲まれた範囲だけをまとめて塗りつぶせるツール。便利なツールですが、線の細さや太さによっては範囲からはみ出してしまう場合があります。以下のように塗りつぶしツールの「強さ」と「拡張」を調整することで、はみ出さないように塗りつぶしが行えます。

塗りつぶしツールを開いたら、右下の歯車アイコンをタップします。開いたメニューから「強さ」と「拡張」を調整しましょう。線が細い場合は「強さ」と「拡張」を低めにすると、はみ出しを防げます。ただし逆に線が太い場合は塗り残しが出ることもあるので、「強さ」と「拡張」を高めにするのがおすすめです。

塗りたい箇所をタップして塗りつぶします。もしはみ出しや塗り残しが起こるようなら、塗り足したり再度「強さ」や「拡張」を調整したりしましょう。

塗りつぶしツールでは、線にすき間があると塗りがはみ出してしまいます。そこで「すき間認識」機能をONにすると、線にすき間があっても、自動でそこから外にはみ出さないようにしてくれます。細かく線を閉じていなくても塗りつぶしができるため、作業が効率的になるでしょう。

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