夫婦やパートナーで協力して貯金・家計管理するなら、複数のユーザーで共有できる家計簿を使いましょう。誰が・いつ・何のために行った支出なのかがグループ全員に共有されるので家計の課題が明確になり、無駄遣いを抑えようという気持ちが生まれるからです。
この記事では、家族で家計簿アプリを使い毎月5万円以上の貯金に成功している筆者が、グループで共有できる家計簿アプリを徹底調査。協力して貯金や家計管理をしたい夫婦・カップルにおすすめのアプリを紹介します。
夫婦・カップルで共有できるおすすめ家計簿アプリ! 無料・人気アプリ10選も【2024年】
家計簿アプリを共有する形式は2種類ある
家計簿を共有できるアプリには、大きく分けて以下の2種類があります。
家計簿アプリの共有形式
- 別々のアカウントで同じ家計簿を共有する形式
- 1つのアカウントで同じ家計簿を共有する形式
アプリを選ぶ前に、まずは両者の違いをしっかりと把握しましょう。順番に解説していきます。
別々のアカウントで同じ家計簿を共有する形式
「グループ用の家計簿」と「個人用の家計簿」を作成したい方は、別々のアカウントで1つの家計簿を共有できるアプリを使いましょう。
このタイプの家計簿アプリには一部、複数人でグループ用の家計簿を閲覧・編集しつつ、個人用の家計簿は同じアプリ内で誰にも見られずに編集できるものがあります。ログイン情報をパートナーに教える必要がないので、プライバシーを守ってお金を管理できるのはうれしいポイントです。
「夫婦で共有している家計簿と、自分の家計簿を別々に管理したい」「個人的な出費はパートナーに見られたくない」といった人におすすめです。
1つのアカウントで同じ家計簿を共有する形式
夫婦で共通の口座や金融サービスを使っている方は、1つのアカウントで同じ家計簿を共有するアプリでも良いでしょう。アプリ自体に共有機能はなく、1つのID・パスワードを利用して家計簿をつけていく形式です。
ただし、夫婦・カップル向けの機能はないので、自分だけが閲覧・編集できる家計簿を作ることはできません。また支払いをした人を区別できないので、夫婦それぞれがどの程度お金を払っているか把握できないのも難点です。
1人で家計簿をつける夫婦・カップルならこのタイプでも良いですが、パートナーと協力して家計管理をしたい場合には適していません。
夫婦で共有できるおすすめ家計簿アプリは『OsidOri』
今回Appliv編集部では数多くのアプリを使い倒し、最も夫婦で共有しやすい家計簿アプリを『OsidOri』だと結論づけました。『OsidOri』は別々のアカウントでログインできる家計簿アプリで、以下の4つの機能に特徴があります。
『OsidOri』の便利な4つの機能
- 家族口座
- 目標貯金
- 個人口座
- 家族のお金相談
【家族口座】お互いの支出状況がひと目で丸わかり!
お互いの支出状況をチェックして、片方の払い過ぎを簡単に調整できるのが『OsidOri』の家族口座です。円グラフを見るだけで、お互いの支出額がひと目でわかります。
筆者は水道・光熱費を負担しているため、季節によってはパートナーより支払額が多くなることがあります。また、まとまった金額を片方が立て替えることもあるでしょう。そんなときはグラフを参考に「割り勘・精算機能」を使って調整すれば、お互いの支出に不満を抱くことはありません。
例えば夫が家賃10万円を立て替えた場合、アプリの家計簿には「夫が10万円支出した」と記録されます。この取引を「未精算リスト」に入れておき、家計を振り返る際に未精算リストから割り勘の手続きを行えば、家計簿の記録が「夫が5万円、妻が5万円支出した」と書き変わります。
このようにすれば、家計簿の数字と実際の支払い金額がズレることはありません。ただし割り勘・精算機能では、家計簿の記録が変わるだけで実際にお金が動くわけではありません。実際のお金のやりとりは2人の間で実施しましょう。
筆者は、この機能を使って月に一度、立て替え清算を行っています。
紙の家計簿や共有機能がない家計簿を使っていると、どっちが多く支払っているのかを管理するのが難しいときがあります。夫婦・パートナー間でお金のトラブルが起きないようにするには、『OsidOri』のようにお互いの支出状況がわかるアプリを使いましょう。
【目標貯金】大きな買い物に向けて2人で貯金!
車やマイホーム、結婚式などのために、2人で協力して貯金したい場合に役立つのが「目標貯金」。
この機能では、目標の貯金額を達成する期限、毎月の入金額を設定できるため、大きな買い物に向けて計画的にお金を貯められます。「毎月定額で自動貯金」を選べば口座から自動的に引き落としも可能。いつまでにいくら貯まるかが明確なので、将来設計がしやすくなります。
貯金に特化したアプリはたくさんありますが、自動で口座に送金して貯金できる機能があるアプリはApplivが調査した限り『OsidOri』だけ。家計管理と貯金の両方を進めたい夫婦・カップルにおすすめです。
【個人口座】自分だけが編集できる家計簿をつくれる!
わざわざ別のアプリで個人用の家計簿をつけるのは面倒ですよね。『OsidOri』なら家族用のグループ家計簿に加えて、自分専用の家計簿を作ることができます。
グループ用の家計簿はお互いがすべての項目を閲覧・編集できますが、個人用はあなた以外の人には手を加えられることがありません。プライバシーを守って個人用のクレジットカードや口座を管理できます。
個人用の家計簿は以下の場面で特に重宝します。
個人用の家計簿が役立つシーンの一例
- 自分用の口座・クレジットカードの支出を管理したいとき
- 個人的な目標のために貯金をしたいとき
- パートナーに見られたくない内訳があるとき
- パートナーに内緒でプレゼントのお金を貯めたいとき
- 自分のお金の使い方を見直したい・改善したいとき
【家族のお金相談】お金の悩みはプロに無料相談!
『OsidOri』には、ファイナンシャルプランナーにお金の悩みを無料相談できる「家族のお金相談」というサービスがあります。
家計改善や貯金、資産運用など、お金についての悩みならどんなことでも相談可能です。カフェや自宅などで直接会うのも、オンラインで話すのもOKで、相談する場所を問いません。家計簿の付け方や節約に関する考え方などのライトな悩みから、子育て費用や老後に向けた貯蓄などの深刻な悩みまで相談ができます。
1回の相談時間は平均2時間ほどと長く、無料でしっかりお金に関する不安を相談できます。
お金は揉め事のタネになりやすいですよね。2人の意見がぶつかったとき、両者が納得する形で意見をまとめるのは簡単ではありません。そんなときはお金のプロにすぐ相談しましょう。複雑な悩みを丁寧に解きほぐし、現実的なアドバイスをもらえますよ。
「マイホームのために貯金をしていきたい」といった具体的な相談から、「お金に関して漠然とした不安がある」といった曖昧なものまで、どんな悩みでもOK。お金について夫婦で悩んだら、すぐに「家族のお金相談」に駆け込みましょう。
夫婦で共有できる家計簿アプリの選び方
『OsidOri』以外にも便利なアプリはたくさんあります。ここからは、ほかのアプリとも比較検討したい人に向けて、夫婦用家計簿アプリを選ぶ基準を紹介していきます。
夫婦用家計簿アプリを選ぶ基準
- 共有機能の形式で選ぶ
- 連携できる金融サービスの数で選ぶ
- 連携できる金融サービスの種類で選ぶ
- 安全性の高いアプリを選ぶ
- 株式投資の管理をサポートするアプリを選ぶ
- 家計簿への慣れ具合で選ぶ
共有機能の形式で選ぶ
1つのアカウントでログインするタイプと、それぞれのアカウントで家計簿を共有するタイプのどちらがいいかを検討しましょう。
2人で家計簿を使いたいなら後者のほうが便利です。自分用の家計簿を作れたりそれぞれの支出額を比べたりと、共有することを前提とした機能が豊富ですよ。
しかし現状は、別々のアカウントで共有できるアプリは少ししかありません。もし自分に合うアプリが見つからない場合は、1つのアカウントでログインするアプリを比較検討しましょう。
連携できる金融サービスの数で選ぶ
連携できる金融サービスの数をチェックしましょう。
そもそも連携機能とは、金融サービスと連動して決済情報をアプリに自動で記録する機能です。例えばカード決済を行うと、家計簿に支出情報(商品や料金など)が自動で登録されるので、記録の手間が省けます。
そして、連携できる金融サービスの数はアプリによって異なります。もしカードと口座を合わせて5つ連携させたい場合、5つ以上のサービスを連携できるアプリを選ぶ必要があります。後ろでご紹介しているおすすめアプリ10選の中で、金融サービスと連携できるアプリは以下の4つです。
アプリ名 | 連携サービス数 | 連携サービス種別 |
---|---|---|
マネーフォワードME |
4 有料は無制限 |
銀行/カード/証券/暗号資産・FX・貴金属/投信/ポイント/通販/電子マネー/年金/保険/携帯/スーパー/サービス連携 |
Zaim |
無制限 | 銀行/カード/ポイント/電子マネー/証券/ショッピングサイト/不動産/その他 |
MoneyTree |
50 | 銀行/カード/電子マネー/ポイント/証券 |
OsidOri |
5 有料は無制限 |
銀行/カード/ICカード(電子マネー)/証券/投資信託/財布(現金管理用) |
少しでも家計管理の手間を減らしたいなら、金融サービスとの連携機能を持つアプリを選ぶのがベスト。その上で、連携できる金融サービスの数を確認しましょう。
連携できる金融サービスの種類で選ぶ
連携可能な金融サービス
- 銀行
- クレジットカード
- 証券
- 暗号資産・FX・貴金属
- 投資信託
- ポイントサービス
- ECサイト・通販
- 電子マネー
- プリペイドカード
- 年金
- 生命保険
- 携帯サービス
- 食品スーパー
金融サービスの連携機能において、連携可能数に加えて対応している種類もチェックしましょう。
口座・クレジットカードはもちろん、ポイントや電子マネー、通販サイトなどに対応しているアプリもあります。決済に使っているサービスのすべてに対応したアプリを使えば、支出を余すことなく記録できるので便利です。
安全性の高いアプリを選ぶ
口座やクレジットカードの情報をアプリに登録することに、「個人情報を渡しちゃって大丈夫かな」と不安を感じる人がいるかもしれません。
少しでも安全性の高いアプリを使いたい人は、以下の基準に当てはまるアプリを選ぶのがおすすめです。
- 大手企業・上場企業が運営しているアプリ
- ダウンロード数が多いアプリ
- スマホのアプリストアでダウンロードできるアプリ
小さな企業に比べて、有名企業や巨大企業はセキュリティ対策に大きな予算をかけられます。また1つのミスで評判を大きく落とすリスクがあるので、知名度のある企業のアプリは安全性も高い傾向があります。
加えてダウンロード数の多いアプリも、安全性が高いと推測されます。そもそも安全性に難があるアプリなら、たくさんの人に使われ続けることはないからです。
公式のアプリストアで扱いのあるアプリであることも重要。App Store、Google Play ストアに掲載されているアプリは、各ストアで安全チェックが行われています。Webサイトや個人ブログから直接アプリをダウンロードしていなければ、危険なアプリに遭遇するリスクは低いでしょう。
投資の管理をサポートするアプリを選ぶ
投資に取り組んでいる人は、投資のサポート機能が豊富なアプリを選ぶのが良いでしょう。特にポートフォリオを好きなように編集したり、配当や内訳を全自動でグラフ化できたりと、投資をする上で役立つ機能がそろっているアプリを使うと、便利に資産を管理できます。
例えば『マネーフォワード ME』の資産形成アドバンスコースは、配当のグラフ化や銘柄へのタグ付けなど、自由度の高い投資管理が可能です。月額980円がかかりますが、分散した投資情報を一元管理するのに大変役立つでしょう。
また、投資管理だけに特化したアプリもあります。少々手間は増えますが、家計簿とは別に投資用の管理アプリを使うといったやり方もありです。
家計簿への慣れ具合で選ぶ
どのアプリがあなたに合っているかは、家計簿をつけた経験がどのくらいあるかによっても変わってきます。初めて家計簿をつける方は、「使用している金融サービスと連携できるアプリ」を軸に選びましょう。記録が簡単につけられて特別な知識は一切必要ありません。
『マネーフォワード ME』『OsidOri』のように金融サービスと連携できて、かつファイナンシャルプランナーに無料相談できるアプリを使えば、わからないことがあっても安心。貯金や資産運用など具体的な相談から、将来への漠然とした不安についてまで、お金に関する悩みを聞いてもらえます。
反対に「家計簿をつけるのは慣れているから、目標に向けて本格的に節約や資産管理をしたい」という人は、カスタマイズ性の高いアプリを選ぶのが良いでしょう。自分の生活に家計簿を最適化することで、家計管理がしやすくなります。
『Zaim』の有料プランは、カテゴリーやトップ画面のメニューを好きなように編集できます。家計簿中級者〜上級者におすすめのアプリだといえます。
夫婦で共有できる家計簿アプリおすすめ10選
夫婦で使える家計簿アプリのおすすめ10個を紹介します。
OsidOri
共有の形式 | 複数アカウントで1つの家計簿を共有 |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | ◯ |
2人の支出金額の差分 | ◯ |
貯金目標の設定 | ◯ |
振替機能 | ◯ |
立替精算 | ◯ |
連携できる金融サービス | 銀行
カード ICカード(電子マネー) 証券/投資信託 財布(現金管理用) |
同時に連携できる金融サービスの数 | 無料:5件まで
有料:無制限 |
レシート読み取り | × |
運営元 | 株式会社OsidOri(未上場・資本金約1億円) |
ダウンロード数 | 50万以上 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | ◯ |
『OsidOri』の特徴
夫婦それぞれのアカウントで家計簿を共有できるアプリ。お互いの支出金額の比較や立替、精算機能など、2人でお金を管理するのに役立つ機能が満載です。
また、お金のプロに無料相談できる「家族のお金相談」もあります。お金の管理が苦手な人はぜひ利用を検討してみましょう。
こんな人におすすめ
- 夫婦の支出金額の偏りをなくしたい人
ファミリーバンク
共有の形式 | 複数アカウントで1つの家計簿を共有 |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | ◯ |
2人の支出金額の差分 | × |
貯金目標の設定 | × |
振替機能 | × |
立替精算 | ◯ |
連携できる金融サービス | 銀行 |
同時に連携できる金融サービスの数 | 無制限 |
レシート読み取り | × |
運営元 | ファミリーテック株式会社(未上場・資本金約2億円) |
ダウンロード数 | 1万以上 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | × |
『ファミリーバンク』の特徴
別々のアカウントで共有するタイプの家計簿アプリ。一般的な家計簿機能のほか、お互いの位置情報を確認できるGPS機能や、薬局やスーパーなどの店舗で使えるクーポンの配布など、パートナーとの生活を円滑にする機能が豊富に用意されています。
こんな人におすすめ
- パートナーと現金・銀行口座を一元管理したい人
Zaim
共有の形式 | 有料:複数アカウントで1つの家計簿を共有
無料:1つのアカウントで1つの家計簿を共有 |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | × |
2人の支出金額の差分 | × |
貯金目標の設定 | 無料:×
有料(貯金体質コース):◯ |
振替機能 | ◯ |
立替精算 | △(iOSのみ) |
連携できる金融サービス |
カード
電子マネー ポイント 証券 銀行 ショッピングサイト 不動産 |
同時に連携できる金融サービスの数 | 無制限 |
レシート読み取り | ◯ |
運営元 | 株式会社くふうAIスタジオ(上場・資本金29,000千円) |
ダウンロード数 | 1,000万以上 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | × |
『Zaim』の特徴
個人用の家計簿は所有できないものの、有料なら複数のアカウントで家計簿を利用できます。
『Zaim』の強みはカスタマイズ性の高さです。ホーム画面のメニューを組み替えたり、カテゴリーを自由に編集できたりするので、自分の生活に最適な家計簿に整えたい人におすすめです。
こんな人におすすめ
- 家計簿に慣れており、自由にカスタマイズしたい人
マネーフォワード ME
共有の形式 | 1つのアカウントで1つの家計簿を共有 |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | × |
2人の支出金額の差分 | × |
貯金目標の設定 | × |
振替機能 | ◯ |
立替精算 | × |
連携できる金融サービス | 銀行
カード 証券 暗号資産 FX 貴金属 ポイント 電子マネー 年金 保険 携帯 スーパー 通販 |
同時に連携できる金融サービスの数 | 無料:4件まで
有料:無制限 |
レシート読み取り | ◯ |
運営元 | 株式会社マネーフォワード(上場・資本金1,865百万円) |
ダウンロード数 | 1,000万以上 |
投資のサポート機能 | ◯(月額980円) |
専門家への無料相談 | ◯ |
『マネーフォワード ME』の特徴
業界トップの利用率を誇る王道の家計簿アプリです。カードや証券、保険など、連携できる金融サービスが多彩なので、さまざまな決済方法を使っている人におすすめです。
また、月額980円で投資を効率的に管理できる「資産形成アドバンスコース」を利用できます。現金から株式投資まで、資産をまるっと管理するのに役立ちます。
こんな人におすすめ
- たくさんの決済方法を利用する人
おカネレコ
共有の形式 | 複数のアカウントで1つの家計簿を共有(有料) |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | × |
2人の支出金額の差分 | × |
貯金目標の設定 | △(iOS版のみ) |
振替機能 | × |
立替精算 | × |
連携できる金融サービス | 銀行
カード 電子マネー(すべて有料) |
同時に連携できる金融サービスの数 | 非公開 |
レシート読み取り | △(有料のみ) |
運営元 | スマートアイデア株式会社(未上場・資本金9,000万円) |
ダウンロード数 | 50万以上 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | × |
『おカネレコ』の特徴
直感的にわかりやすいデザインで、家計簿初心者でも使いやすいのが特徴の『おカネレコ』。レシート読み取り機能があるので、現金派の人でも簡単に支出を記録できます。
有料プランに課金すれば、複数のアカウントで家計簿を共有することも可能です。
こんな人におすすめ
- シンプルでわかりやすい家計簿アプリを使いたい人
Dr.Wallet
共有の形式 | 1つのアカウントで1つの口座を共有 |
---|---|
自分しか閲覧できない口座の所持 | × |
2人の支出金額の差分比較 | × |
貯金目標の設定 | × |
振替機能 | × |
立替精算 | × |
連携できる金融サービス | × |
同時に連携できる金融サービスの数 | × |
レシート読み取り | ◯ |
運営元 | 株式会社BearTail X(未上場・資本金1億円) |
ダウンロード数 | 50万以上 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | × |
『Dr.Wallet』の特徴
レシート撮影機能に強みのあるアプリです。レシートの写真を撮るだけで、支出をカテゴリーごとに自動整理してくれるので、現金派の人でも短時間で効率よく家計管理ができますよ。
こんな人におすすめ
- 精度の高いレシート読み取り機能を使いたい人
Moneytree
共有の形式 | 1つのアカウントで1つの家計簿を共有 |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | × |
2人の支出金額の差分 | × |
貯金目標の設定 | × |
振替機能 | ◯ |
立替精算 | × |
連携できる金融サービス | 銀行
カード 電子マネー 証券 |
同時に連携できる金融サービスの数 | 50まで |
レシート読み取り | × |
運営元 | マネーツリー株式会社(未上場・資本金1億円) |
ダウンロード数 | 50万以上 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | × |
『Moneytree』の特徴
『Moneytree』は、個人の口座・クレジットカードに加えて、法人用口座で経費管理をすることもできます。個人でお金を管理するフリーランスや駆け出し経営者におすすめです。
また、無料プランでも広告の表示が一切ありません。無駄のないデザインでサクサク快適に利用できますよ。
こんな人におすすめ
- 経費をわかりやすく管理したいフリーランス・経営者
Shareroo
共有の形式 | 複数アカウントで1つの家計簿を共有 |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | × |
2人の支出金額の差分 | ◯ |
貯金目標の設定 | × |
振替機能 | ◯ |
立替精算 | ◯ |
連携できる金融サービス | × |
同時に連携できる金融サービスの数 | × |
レシート読み取り | × |
運営元 | takaaki ono(デベロッパー) |
ダウンロード数 | 60万以上 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | × |
『Shareroo』の特徴
パートナーや友達と共通で口座を管理できるアプリです。金融サービスとの連携機能はありませんが、その分個人情報の安全性が高く、安心して利用し続けられます。
家計簿機能に加えて、パートナーと共有できる「Todo機能」が大変便利。お金の管理に関するタスクや買い物リストなどをシェアして、毎日の家事をスムーズに片付けられます。
こんな人におすすめ
- 金融サービスとの連携なしで、共有できる家計簿を使いたい人
毎日家計簿
共有の形式 | iCloud連携(iPhoneのみ) |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | × |
2人の支出金額の差分 | ◯ |
貯金目標の設定 | × |
振替機能 | ◯ |
立替精算 | × |
連携できる金融サービス | × |
同時に連携できる金融サービスの数 | × |
レシート読み取り | × |
運営元 | Swallow Works Studio |
ダウンロード数 | 10万以上 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | × |
『毎日家計簿』の特徴
『毎日家計簿』には、アカウントごとに家計簿を共有する機能はありません。しかし支出ごとに「対象者」を設定できるので、誰が何にいくら使っているかをわかりやすく管理できます。
グラフ化やレポート化など、収支データを視覚的に整理してくれるので、家計を振り返りやすいのが本アプリの魅力です。
こんな人におすすめ
- アカウント作成なしで気楽に始めたい人
楽天家計簿
共有の形式 | 1つのアカウントで1つの家計簿を共有 |
---|---|
自分しか閲覧できない家計簿の所持 | × |
2人の支出金額の差分 | × |
貯金目標の設定 | × |
振替機能 | × |
立替精算 | × |
連携できる金融サービス | 銀行
カード |
同時に連携できる金融サービスの数 | 楽天銀行:1口座、その他の楽天グループサービス:無制限
他社の銀行口座:1口座、他社の金融口座・サービス(クレジットカードなど含む):3口座 |
レシート読み取り | × |
運営元 | 楽天グループ株式会社(上場・資本金446,768百万円) |
ダウンロード数 | 非公開 |
投資のサポート機能 | × |
専門家への無料相談 | × |
『楽天家計簿』の特徴
楽天の公式家計簿アプリです。2024年リリースの比較的新しいアプリで、連携可能な楽天関連サービスが豊富です。
こんな人におすすめ
- 楽天関連サービスのヘビーユーザー
夫婦で共有できる家計簿アプリの使い方
『OsidOri』を例に、夫婦用家計簿の使い方を簡単に紹介します。
-
STEP1
アカウントを登録する
メールアドレスとパスワードを入力して「同意して新規登録する」をタップします。画面の指示に従ってユーザー情報や家計の状況を入力していきましょう。
-
STEP2
診断結果を参考にしよう
必要項目の入力が終わったら、あなたの家計状況についてアドバイスをもらえます。家計管理の参考にしましょう。
-
STEP3
パートナーを招待する
パートナーとアカウントを共有します。招待リンクをメールで送るか、LINEで直接招待しましょう。
-
STEP4
口座連携をする
「口座」→「新しく追加する」をタップします。
-
STEP5
金融サービスを選んで登録する
連携可能な金融サービスが表示されます。画面の指示に従って任意のサービスを連携しましょう。
-
STEP6
現金の支出を記録する
現金の支払い分は手作業で記録します。「入力」をタップして必要な項目を入力しましょう。
夫婦で共有できる家計簿アプリの注意点
夫婦で家計簿アプリを使う際は、以下の2点に注意しましょう。
夫婦で共有できる家計簿アプリの注意点
- 定期的に家計状況を振り返る
- 最初から無理な目標を立てない
定期的に家計状況を振り返る
家計の把握だけが目的なら不要ですが、節約やお金の使い方の改善が目的なら、定期的に家計状況を振り返る時間を作りましょう。
記録すること自体が目的になっては、家計状況は改善しません。集めたデータをもとに、どのように対策をすれば目的達成に近づけるかを考えることが大切です。
とはいえ、最初は月1回話し合う時間を取れれば十分です。記録を見返しながら、改善できそうなポイントはないか、無駄遣いの多い項目はないかなどを話し合いましょう。
最初から無理な目標を立てない
「月10万円の貯金」「食費を半分にする」などの極端な目標設定は、挫折や喧嘩の原因になるのでおすすめしません。最初はちょっとの努力と意識で達成可能なレベルの目標にしておきましょう。
家計簿は何年も何十年もつけ続けるものです。短期のうちに大きな成果を目指す必要性は薄いですし、何より極端な節約は続きません。長い時間をかけて少しずつ目標を難しいものにしていけばOKです。
夫婦で共有できる家計簿アプリに関するFAQ
ユーザー側ができるセキュリティ対策はある?
以下のような対策を講じることで、アプリの安全性を高められます。
・パスワードや指紋認証でアプリをロック
・2段階認証
・不正利用アラートの設定
・自動ログアウト機能の設定
・ほかのサービスでは使っていないパスワードを設定
詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせてご確認ください。
家計簿アプリの危険性とは? 正しい対策で安全&便利な収支管理を
有料アプリのほうが使いやすいの?
有料アプリだからといって、必ずしも無料アプリより使いやすいとは限りません。「何にいくら使っているか把握したい」「月数万円貯めたい」くらいの目的であれば、無料アプリでも十分に役立つでしょう。
ただし無料版を使うにつれて、「この機能があると便利」のように、不足を感じる点が出てくるかもしれません。そうなったときに初めて、有料アプリ(有料プラン)への切り替えを検討すれば良いでしょう。
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