株式会社TimeTreeはカレンダー共有アプリ『TimeTree』において、「共有アルバム機能」をリリースしました。この機能により、予定に関連する写真を簡単に共有できるようになり、日常の予定管理がより楽しく、思い出を残す場としても使えるようになります。
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カレンダーアプリ『TimeTree』、家族や恋人と写真を共有できる「共有アルバム機能」リリース
「共有アルバム機能」とは

「共有アルバム機能」は、家族や友人、同僚などと共有している『TimeTree』のカレンダーで、写真をアップロード・共有できる機能です。共有カレンダーの参加者なら誰でも写真を追加できるため、イベントごとの思い出をまとめて管理できます。
「共有アルバム機能」はこんな方におすすめ
- 『TimeTree』で家族や恋人、友人とカレンダーを共有している方
- 家族の日常や子どもの成長記録をデータとして保存したい方
- 仲間との楽しい思い出や努力の軌跡を記録したい方
- 旅行やデートの思い出をカップルで共有したい方
カレンダーごとにアルバムを作成
カレンダーごとに1つのアルバムを作成し、イベントや旅行、日常の何気ない瞬間の写真をアップロードして思い出を共有できます。写真は撮影日順に自動で整理され、一覧表示されるため、フォルダを作成したり、日付単位で細かく分類したりする必要がありません。シンプルな構成で、誰でも直感的に利用できるのが特徴です。
思い出や日々の成長を振り返るアルバムとして活用
「アルバム」タブでは、写真が時系列に並べられ、いつでも過去の思い出や日々の成長を振り返ることができます。アップロードした写真の撮影日は自動認識されるので、ワンタップで撮影日が含まれるカレンダーに移動可能。その日に何があったのか、当時の予定や出来事を簡単に思い出せますね。

▲グレーに色づいている日が写真の撮影日。その日の予定が確認できる
「共有アルバム機能」の使い方
「共有アルバム機能」は、最新のiOS・Androidアプリで利用できます。
「アルバム」タブが表示されない場合は、アプリのアップデートが必要です。また、Web版では利用できないため、以下のボタンからアプリをダウンロードしましょう。
ここからは、『TimeTree』アルバムの使い方を解説します。
写真を追加する
STEP1
左上のアイコンをタップする
STEP2
「カレンダーリスト」から共有カレンダーを選択する
STEP3
カレンダー下の「アルバム」をタップする
STEP4
下の「追加」をタップする
写真を削除する
STEP1
「アルバム」上で削除したい画像をタップ
STEP2
右上の「︙」から削除をタップする
写真を撮った月のカレンダーを確認する
STEP1
「アルバム」上でカレンダーを確認したい画像をタップ
STEP2
アルバム内の写真を開き、画面下の年月表示(例:2025年2月)をタップする
STEP3
共有アルバムに紐づくカレンダーが表示される
「共有アルバム機能」を利用する際の注意点
「共有アルバム機能」は、予定と一緒に写真を共有できる機能ですが、一部制約もあります。ここからは、共有アルバムを利用する際に注意したい点を確認していきましょう。
保存できるファイル形式や枚数などに制限がある
「共有アルバム機能」では、画像のファイル形式やアップロード枚数に制限があります。
対応ファイル形式は jpeg、png、heic、gifの4種類。スマホで撮影した写真は問題なく保存できますが、動画はアップロードできません。思い出を動画で残したい場合は、他のクラウドサービスの併用を検討しましょう。
また、アップロード枚数の制限は1ユーザーあたり月500枚まで。年間6,000枚に相当するため日常の記録には十分ですが、1回のアップロードで追加できるのは10枚までと、大量の写真をまとめて追加するのは難しくなっています。
さらに、画像はアップロード時に最大2MBにリサイズされるため、高画質の写真をそのまま保存することはできません。オリジナル画質を維持したい場合は、別のアプリの利用を検討するとよいでしょう。
ファイル形式 | jpeg、png、heic、gif |
---|---|
アップロード可能な枚数 | 1ユーザーあたり 500枚/月まで 1回のアップロードは最大10枚まで |
ファイルサイズ | 最大2MBにリサイズ |
共有カレンダーが削除されたら、アルバムも削除される
「共有アルバム機能」は、共有カレンダーと連動しているため、カレンダーの参加者が0名になるとアルバムも削除されます。写真を残したい場合は、事前にスマホやクラウドストレージへ保存しておくと安心です。
並び替えやフォルダ分けなどの整理はできない
「共有アルバム機能」では、共有カレンダーごとに1つのアルバムが自動作成されます。アルバム内でフォルダを作成したり、写真の並び順を変更したりすることはできません。
そのため、大量の写真をアップロードすると後から目的の写真を探しづらくなる可能性があります。撮影日順に自動整理される仕様のため時系列で見返す分には問題ありませんが、特定の写真をまとめて管理したい場合は、別のアプリやクラウドサービスのほうが使い勝手がよいでしょう。
「共有アルバム機能」開発の背景
『TimeTree』の最高プロダクト責任者(CPO)吉本安寿さんによると、「共有アルバム機能」の開発には「予定と記録のつながり」を大切にしたいという思いがありました。
TimeTreeは、未来の行動をサポートするカレンダーサービスとして成長してきました。予定は、未来を描くための大切な道しるべです。そして、その予定が終わった後、それは思い出へと変わります。かつて一家に一冊あった紙のアルバムを眺め、家族や友人と笑顔を交わした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そのような思い出は、私たちの人生を彩り、豊かにしてくれるかけがえのないものです。
今後はさらに、「予定と思い出をシームレスにつなぐ」機能の追加を予定しており、ユーザーが過去の出来事を振り返りやすくなるようなアップデートを検討中としています。
『TimeTree』の今後のアップデートにも期待
共有カレンダーといえば、ビジネス用途では『Googleカレンダー』を利用する方も多く、同時に『Googleフォト』を併用しているケースも少なくありません。そんな中、『TimeTree』はスケジュール管理と写真共有をひとつのアプリで完結できるようになり、Googleのサービスとは異なる強みを得ました。しかし、実際に使用してみると、写真管理の面ではGoogleにまだ及ばない部分もあると感じます。
というのも、Googleフォトには「共有アルバム」を個別に作成し、自由に共有できる機能があります。この仕組みがあれば、予定ごとにアルバムを作成し、写真の整理整頓が可能です。そのため、予定を振り返るという点では、『Googleフォト』のほうが視認性に優れていると感じる場面もありました。
とはいえ、『TimeTree』はこれまでもユーザー視点でのアップデートを重ねてきたアプリです。今回の「共有アルバム機能」も、ユーザーの意見を反映しながら、さらに使いやすく進化していくことが期待されます。今後のアップデートにも注目したいところです。
(文・かがわまなみ)
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