Meta社が2025年1月に「新しいアプリを制作している」として発表した『Edits(エディッツ)』がようやく正式リリース! 「本当に無料?」「CapCutとどう違う?」「リール動画やTikTokに使える?」などの疑問に答えるべく、編集部で実際に使用してみました。本記事では、アプリの使い方や人気の動画編集アプリとの違いなどを解説します。

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待望のリリース!
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Metaが正式リリースした『Edits』ってどんなアプリ?

2024年12月頃から、動画編集アプリの定番『CapCut』の主要機能が有料化され、使いにくさを感じたユーザーによる代替アプリへの乗換え希望が続出。そのタイミングで開発中であることが発表されたのが『Edits』でした。
Meta社製アプリとあって期待の声も多く、リリースが待ち望まれていたところ、当初の予定より1ヵ月ほど後ろ倒しとなった2025年4月22日、とうとう正式に世に放たれたというわけです。

Instagram』『Facebook』との連携がスムーズだろうと予想されていたとおり、指示に従って操作を進めるだけで動画投稿ができる簡便さ。日本語対応されている点もうれしいポイントです。しかも全機能が無料で使えるうえ、SNSに最適化された動画作りを手軽に楽しめるとあって、SNS世代の新定番を狙っている印象です。

実際に使ってみた!『Edits』の機能を解説

『Edits』の各種編集機能について、実際に使ってみた印象を細かく見ていきましょう。

インスタアカウントがあれば『Edits』登録もスムーズ

インスタのアカウントがあり、ログインされた状態であれば、『Edits』を立ち上げるとすでにアカウントが表示に反映されてるため、手間もなく登録手続きができます。登録手続きは以下のとおりです。

  • STEP1

    『Edits』をダウンロードし、インスタアカウントと連携

    Edits初期登録画面

    Edits』をダウンロードして起動するとこのような画面が出ます。アカウントを複数持っている場合は、「アカウントを切り替える」をタップして紐付けたいアカウントでログインします。
    Instagramのアカウントを持っていない場合やInstagramからログアウトしている場合は上記右図の画面となるので、アカウントを新規に作るなら画面下部の「Instagramのアカウントを作成」というテキストをタップ、すでにアカウントがあるならログインへ進みましょう。

  • STEP2

    指示に従って許可を進める

    Edits登録途中の画面
  • STEP3

    作成画面に移ったら写真と動画へのアクセス許可を進める

    Edits登録最終画面

    上記右図のアクセス許可については、制限付きにするかすべて許可するかは好みで選択しましょう。
    これで動画作成が開始できるようになりました。

動画作成は直感的に可能

ほかの動画編集アプリを使ったことがある方なら、基本的な使い方は直感的に判別可能な作りです。写真を選んで表示秒数を調整し、音楽やエフェクト、トランジション等を選択していけば、動画編集は終了です。

Edits動画作成画面

右上の「エクスポート」をタップすれば、上記右図のように完成した動画がシェアできる状態に。InstagramまたはFacebookどちらでシェアするかを選びましょう。

Editsシェアの方法

最後にタグ付けやチェックインなどを追加し、関連アプリである『Threads』等でもシェアするかなどを選択して、シェアボタンをタップすれば投稿完了です。

全体的に使いやすい設計

直感的なUIで、編集未経験でも迷わず操作できる設計。タイムライン操作やカット、テキスト挿入もスムーズで、スマホひとつで完結できる手軽さが魅力です。

テンプレート・エフェクトは多くはないが満足度は高い

現時点で用意されているテンプレート数は『CapCut』には及ばないものの、無料で使えることを考えたら大満足。エフェクトの質もかなり高く、リール・ストーリー向きといえそうです。

加工アイテムは追加が望まれるものも

Meta社のライブラリと連携しているため、音源は『Instagram』『Facebook』向けのものをそのまま使える点が強み。フォントの種類はまだ少なめですが、追加も予定されているとのこと。無料提供か有料化されるのかはまだわかりませんが、バリエーションが増えるのはうれしいですね。

『CapCut』ほか人気の動画編集アプリと『Edits』はどう違う?

アプリ名 料金プラン 無料で使える機能 主な特徴・強み おすすめユーザー 備考
Edits 完全無料 AIアニメーション、グリーンスクリーン、被写体切り抜き、プロジェクト管理、分析機能など SNS特化、Meta製、Instagram/Facebookとの高い連携性、ウォーターマークなし SNSクリエイター、リール動画制作者、Instagram/Facebookユーザー フォント等は少なめ。キーフレーム編集やAIツール、共同編集機能などは今後追加予定
CapCut 無料版あり、有料版(Pro)月額1,080円〜 基本的な編集機能、テンプレート、エフェクト、音楽、テキスト挿入など テンプレ豊富、AI機能、TikTokとの高い親和性 TikTokクリエイター、SNS動画制作者、ショート動画編集者 TikTokの親会社が提供する動画編集アプリ。Pro版では多くのプレミアム素材や高度な編集機能も
VITA 完全無料(一部課金あり) フィルター、エフェクト、テンプレート、音楽、テキスト挿入など スタイリッシュなテンプレート、直感的な操作性 初心者、SNS投稿者、スタイリッシュな動画を作りたい方 おしゃれな素材が豊富にあるためSNS映えする動画作成向き
VLLO 無料版あり、プレミアム版月額450円~ 基本的な編集機能、テンプレート、音楽、エフェクト、テキスト挿入など 広告なし、ウォーターマークなし、素材が豊富、直感的操作 初心者〜中級者、Vlog制作者、広告なしで編集したい方 プレミアム版ではより高度な編集が可能
KineMaster 無料版あり、プレミアム版月額500円〜 基本的な編集機能、レイヤー編集、エフェクト、音楽、テキスト挿入など 高度な編集機能、クロマキー合成、プロ並みの仕上がり 中級者〜上級者、YouTube制作者、プロフェッショナル動画編集者 プロ向けの高機能な編集がスマホでできるが操作には慣れが必要
InShot 無料版あり、Pro版月額450円〜 基本的な編集機能、フィルター、エフェクト、音楽、テキスト挿入など SNS向けの操作性、豊富なフィルターやステッカー、手軽に編集可能 初心者、SNS投稿者、スマホだけで手軽に編集したい方 音源の多さなど人気だが、広告視聴が気になることも

アプリブの動画編集アプリ人気ランキングTOP10で上位のアプリから、無料機能の多いものをピックアップし、料金や特徴を比べてみました。

2025年4月現在、無料でも広告やウォーターマークがないのは『Edits』と『VLLO』のみですが、一切課金要素がなく、SNS連携がしやすいというメリットが『Edits』の大きなアドバンテージとなっています。また、無料テンプレートがそこそこ多い点も、『CapCut』からの乗換え先としては一歩リードかもしれません。
自分にとってどの機能が譲れないか、また、その機能が無料で使えたほうがいいのかなど、表を参考に検討してみてはいかがでしょうか。

今後のアップデートは? 『Edits』の可能性に大きく期待

『Instagram』や『Facebook』への投稿はシームレスで抜群の作りですが、TikTok等、ほかのSNSへの投稿連携は今より手軽になるのかなど、まだまだ気になるポイントは多そうです。また、フォントの選択肢など編集加工アイテムは、今後のアップデートでより一層の充実が望まれるところでしょう。
とはいえ、現時点で「知っていて損のないアプリ」であることは間違いありません。今後の進化にも注目です!

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