マッチングアプリの安全対策は？ 安全に出会える？ アプリ初心者の疑問に答えます

マッチング（英：Matching）とは「一致する」を意味する言葉で、条件にあったものを引き合わせることを意味します。つまり、広義の意味でマッチングアプリとは、恋愛目的に限らず条件にあった人同士を出会わせるアプリのことです。

ですが、一般的にマッチングアプリといえば「恋愛目的のアプリ」がイメージされるでしょう。この記事でも恋人・結婚相手を探す恋愛目的のアプリとしてご紹介します。

マッチングアプリは、恋愛への真剣度によって大きく3つに分類できます。

マッチングアプリは出会い方や相手と築きたい関係性によって使い分ける必要があります。例えば、食事やデートをする相手を探すために「婚活アプリ」を使うと、真剣度があっていないので悪質ユーザーとして通報されてしまう危険性も。

ここからは、各アプリの特徴を解説していきましょう。

婚活アプリとは、数年以内に結婚したい人同士が相手を探すアプリ。恋活アプリやデートアプリとは違い、多くのアプリで女性の有料プランがあります。真剣な人だけが登録しているアプリといえるでしょう。

結婚を前提としているため、プロフィールには「結婚後の価値観」や「家事の分担」などの項目を設定できるものが多いです。なかには初めてのデートで将来のことを語り合うカップルもいるほどです。

恋活アプリは、恋愛をしたい・恋人を探したい人が集まるアプリです。「いつかは結婚したいけれど、今は恋愛を楽しみたい」と考えている方におすすめです。

趣味や好み、価値観が一致する相手を探す機能がついているアプリが多いので、共通点のある相手を探してマッチングするのが一般的。そのため、初めてのデートは共通の趣味を楽しめるスポットに行くことが多いようです。

自然な関係を築きやすいので、恋愛初心者の方も安心して使えますよ。

デートアプリ（デーティングアプリ）とは、食事やデートをする相手を探すアプリです。恋愛を前提とした人だけでなく、人脈や見聞を広げたい方も気軽に登録しています。

アプリによって多少の違いはありますが、早ければマッチングした当日に会うこともでき、他にはないスピード感が魅力です。その代わり、ユーザーが安心して使えるよう登録前に厳しい審査を設けていたり、月額料金を高く設定していたりしているため、登録ハードルは高め。

ハイスペック男女ほどマッチングがしやすいので、学歴や職歴に自身のある方におすすめです。

見分けるうえで一番わかりやすい違いは料金システムです。

マッチングアプリは月額制の有料プランに加入し、真剣交際を前提とした「一人」と出会えれば退会になるのに対し、出会い系アプリはメッセージ1通ごとに有料ポイントを消費し、不順な交際を前提に「何人とも同時に」関係をもつことができます。

真剣な出会いを探している方は、月額制のアプリを選びましょう。

ここでは、マッチングアプリで出会う流れと仕組みを確認しましょう。

マッチングアプリでは気になる相手に「いいね」を送り、相手から何らかのリアクションがもらえればマッチングが成立します。「いいね」を送れる回数には制限がありますが、ログインボーナスや特定の条件を満たすことで増やすことが可能です。

マッチングが成立したら、メッセージのやり取りをして関係性を深めましょう。直接会ってみたいと思う相手が見つかればデートの約束をします。お互いの印象がよければカップル成立です。

マッチングアプリの魅力は、検索機能で理想の相手を選べることです。

日常生活で知り合う相手を職業や年齢、体型で選ぶことはできませんよね。同じ職場や学校にいた、共通の知り合いがいたなどの偶然の出会いかた理想の相手を探すのは困難です。

マッチングアプリの会員数は多いもので2,000万人以上。その中なら理想の相手を選べるなら、出会える確率はグッと上がります。

マッチングアプリは通勤中や仕事の休憩中、家で寝転がりながらなど空いた時間に出会いのチャンスが作れます。

恋活中の20代～30代の男女500名を対象とした調査では、『恋人を作るためにどんな行動しているか』との質問に25.8%の人が「マッチングアプリを使う」と回答。

婚活パーティや合コン、相席居酒屋など出会いの手段はさまざまですが、どれも時間を作っていかなければいけません。しかも休みを調整して行っても、気になる人が見つからないケースがほとんど。

マッチングアプリであれば、予定を組むことがなくスキマ時間で出会いを探せます。

マッチングアプリであれば、日常生活で縁のない属性の人とも出会うチャンスがあります。

近年、出会いの手段として一般的になり、芸能界でも利用者が増えてきました。検索機能では、「芸能・モデル」「経営者」「医師」「デザイナー」など職種での検索はもちろん、年収や地域、家庭環境などの条件で絞り込めるので、交流の幅を広げることができます。

マッチングアプリはほかの出会い方と比較しても、非常にコスパが良いのが特徴です。

出会いを目的としたサービスでは、少なからず費用が発生します。

婚活パーティや街コンに参加すると、男性は1回3,000円～7,000円ほど。結婚相談所を使えば、初期費用だけで50,000円、年単位で100,000円以上はかかります。

それに比べてマッチングアプリは、月額4,000円～5,000円が相場です。12ヶ月プランなど長期利用を前提にまとめて支払えば、月々2,000円代になるものもあります。また、女性は無料で利用できるものがほとんどで、気軽に参加しやすいのもメリットです。

悪質ユーザーを大きく分けると「不誠実な個人」と「サクラ・業者などの組織」の2パターンがあります。このうち本当に注意が必要なのは「サクラ・業者などの組織」です。

よく耳にするサクラは、アプリ運営側がユーザーを水増しするために雇った会員のこと。大手企業が運営しているマッチングアプリであれば会員も豊富ですし、社会的リスクを考えてもサクラを雇う必要がありません。

一方で「ぼったくりバーに誘導される」「ロマンス詐欺を狙っている」「美人局の被害に遭う」などはアプリ運営に関わりのない業者の犯行。一般ユーザーになりすましているため、セキュリティを強化しても排除しきれないのが実情です。

マッチングアプリでは、男性から積極的にアプローチしないと出会えません。男女で違いが出る理由は料金プランが異なるためです。

女性は無料でマッチングアプリを利用できるため、登録してプロフィールを作成したら理想の相手からアプローチされるまで待っていれば良いだけ。一方、男性は有料プランの期限があるので期間内に相手とマッチングできなければ月額料金が無駄になってしまいます。

マッチングアプリには真剣に恋愛をしたい男女が登録しています。不純な目的の人は出会い系アプリに登録したほうが早く・安く出会えるため、マッチングアプリにはほとんどいません。

各マッチングアプリで出会える男女の外見・内面の特徴を以下にまとめました。

2020年に結婚した人の中で、マッチングアプリがきっかけで結婚した人の割合は11.1％です。2018年から2019年で一度割合は下がっているものの、右肩上がりで増えています。

結婚相談所や婚活パーティが約2％なことを考えると、すでにメジャーな出会い方になっているといってもよいでしょう。最近は芸能人がマッチングアプリをきっかけに結婚したニュースも出ています。

マッチングアプリであれば、恋愛経験がない人でも出会えるでしょう。いきなり対面するのではなく、メッセージのやり取りから距離を縮めていけるので、コミュニケーションが取りやすいともいえます。

多くのアプリには、趣味や共通の価値観をもつ人を探せるタグ機能・コミュニティ機能があります。「恋愛経験が少ない」などに参加すれば、理解のある人からアプローチしてもらえたり、同じように恋愛経験が少ない人と出会いやすくなるでしょう。

大手企業が運営しているマッチングアプリは会員数が多く、出会いのチャンスが増やせます。年齢や目的が一致している相手であれば検索機能でヒットしやすく、マッチングしやすいです。

各アプリを見比べて、あなたにとって一番出会いやすいアプリを見つけましょう。

マッチングアプリを使って恋人ができた人の平均期間は4ヶ月です。目安として4ヶ月程度は継続してみるのが良いでしょう。

4ヶ月利用してみても出会えなかったという人は、プロフィールに問題があるか、使っているアプリの年齢層や目的が合っていない可能性があります。できることなら第三者に相談しながら、問題点を見つけていきましょう。

どんなに大手のマッチングアプリでも業者は必ず存在します。ですが、サクラはいないと断言できます。

サクラとは、アプリ運営側が会員数の水増しのために雇っている会員のこと。会員数が多い大手マッチングアプリでは社会的信用を失う危険を冒してまでサクラを雇うメリットはありません。

業者とは、アプリ運営側とかかわりのない組織のこと。詐欺や勧誘を目的としてマッチングアプリを使っており、一般ユーザーに紛れて登録しています。すぐに連絡先を交換しようとしてくる相手は要注意。距離をとって運営に通報しましょう。

残念ながら、既婚者やヤリモクの人もマッチングアプリに紛れ込んでしまう可能性があります。

彼らは会えるなら誰でも良いと考えているため、急速に距離を縮めて会おうとします。丁寧にメッセージのやり取りをしてくれるかどうかで見極めましょう。

こうした相手を避けたいのであれば、写真の見栄えが良すぎる相手には注意しましょう。魅力的な写真を設定して肉体関係を築く確率を上げている可能性があります。心配な時は時間をかけて内面を見極めましょう。

アプリによって使っているユーザーが異なるので、理想の相手と出会うチャンスが広がります。男性でも一部の機能を無料で使えるので、実際に使い比べてみて自分にとって出会いやすいアプリを見つけてみましょう。

マッチングアプリの登録は簡単で、1分もあれば完了します。ほとんどのアプリでは、電話番号とメールアドレス、パスワードを設定するだけです。

ただし、メッセージのやり取りをするためには18歳以上であることを証明する年齢確認が必要。年齢確認がないマッチングアプリは危険なので使用は控えましょう。

マッチングアプリは個人情報の取り扱いを厳重に行っており、安全に利用できます。

なかには、「TRUSTe（トラストイー）」マークや「特定非営利活動法人 結婚相手紹介サービス業認証機構」による認証（マル適マーク）など、個人情報にかんする第三者機関の認定を受けているアプリもあります。

不安な方は、公式サイトを確認して認証マークがついているものを選びましょう。

顔写真を登録しなくても、使い方次第で出会えます。

自己紹介などのプロフィールをしっかり作りこめば、ルックスより内面重視で出会いたい方の目に留まるでしょう。反対に、ルックスさえよければプロフィールが空欄でもマッチングできる人もいます。

ただし、女性の場合は誠実な人からのアプローチがもらいづらくなります。会えればいい、という男性が多いためです。

どうしても顔を見せたくない人は、有料のプライベートモードを使用しましょう。自分から「いいね」をした相手にしかプロフィールが表示されないので、身バレのリスクを減らすことができます。

マッチングアプリをインストールして利用したことでウイルスに感染した事例はありません。大手が運営マッチングアプリであれば、間違いなくそういった被害は起こらないでしょう。

マッチングアプリの料金形態は月額制です。支払い方法はクレジットカード決済かアプリ決済の2種類があります。

アプリ決済の場合は、携帯料金と一緒に支払うか、iTunesカードやGoogle Playカードを使ってApple ID決済やGoogle Play決済ができます。

どのアプリでも、ブラウザからログインしてクレジットカード決済を使って支払うのが最も安く使う方法です。

男性が完全無料で使えるマッチングアプリはいくつか存在しますが、おすすめしません。

男性が完全無料で使えるアプリは男女比のバランスが悪く、例えば「Tinder（ティンダー）」登録者の8割が男性です。監視システムが不十分で業者が多く、男女で出会いたい方には不向きと言えるでしょう。

安全に効率よく出会うなら、最初から有料のマッチングアプリを使うことをおすすめします。

身バレした原因のうち75％が登録していた写真が原因でした。マッチングアプリ専用の写真を用意すれば大抵の身バレは回避できます。

それでも心配な方はFacebook上の友だちにプロフィールを表示させないFacebook連携のあるアプリを選びましょう。

どのマッチングアプリも退会は簡単で、1分もかからず完了します。アプリ内の設定から退会を選べば完了です。

ただし、有料会員になっている方はアプリストアの設定から定期購入をオフにしないと料金が発生し続けてしまいます。アプリで退会手続きをしたら、支払い設定を確認しましょう。

どのアプリでも、退会前に支払い処理の停止を促す注意書きが表示されます。指示に従って止めればよいので、心配する必要はありません。

国内・国際結婚相談所サービスを提供する株式会社Q.E.D.パートナーズは、40代・50代の出会いに関する意識調査アンケートを実施しました。

「現在、新たな異性との出会いの機会はありますか？」の問いで「ほとんどない・全くない」を選んだ人が78％と高い結果に。この年代の人は新たな異性との出会いは、ほとんどないと感じてることがわかりました。

結婚相談所ネットワーク『⽇本結婚相談所連盟』を運営する株式会社IBJは、婚活中の男女1,392人に「結婚相談所の活動」についてアンケート調査を実施しました。

結婚相談所に入会していることを周囲に話している方は、全体の8割弱にのぼり、男性は「家族（48.2％）」「友人（40.5％）」「職場の人（27.1％）」、女性は「家族（61.7％）」「友人（58.6％）」「職場の人（22.0％）」と、男女ともに「家族」が最多に。

時代の変化に対応することで、結婚相談所に対する従来の「古くさい」というイメージとのギャップを感じる方が増えていることが分かります。

株式会社タップルは、株式会社ベネフィット・ワン が提供する会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」において、2022年9月29日（木）より、マッチングアプリ「タップル」で利用できる優待サービスの提供を開始しました。

「ベネフィット・ステーション」における婚活・恋活を目的としたマッチングアプリの導入は初の取り組み。20代、30代におけるマッチングアプリの認知率は90%以上に上り、福利厚生の側面から“出会い”の支援に期待が高まっています。

タメニー株式会社が運営する婚活パーティー「OTOCON（オトコン）」（https://www.otocon.jp/）が婚活パーティーの参加費無料のカップル成立仲介料型システムを導入しました。このシステムの導入は業界初とのこと。

男女ともに無料で参加することができ、カップル成立時のみ料金が発生するシステム。婚活パーティーに何度か参加したことがある方はもちろんのこと、婚活パーティーは初めての方や興味があったけど参加したことがない方も積極的に参加できるでしょう。

タレントの新山千春（41）は9月24日、深夜放送のテレビ東京系「二軒目どうする？～ツマミのハナシ～」（土曜深夜0・50）にゲスト出演。交際中の28歳の男性とのマッチングアプリでの出会いについて詳細を語りました。

英語のコミュニケーションを勉強したい海外のマッチングアプリに登録した新山さん。アメリカに住んでいる日本人の男性とマッチングして現在も交際しています。

番組ではマッチング当初、娘から「絶対に彼女いるからやめときな！」と止められたエピソードを明かすなど、芸能人のマッチングアプリ事情を語りました。

編集部調査の結果、実際に出会えた人の76.88%が複数のマッチングアプリを利用していることが判明しました。さらに、3つのアプリを並行利用している人は2人以上とデートできる確率が14.4%も高いという結果が！

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