イベントや日々の生活を、写真ではなく動画として映像に残しておく人もいるでしょう。
スマホで撮影した動画を手軽に編集できる方法が「動画編集アプリ」です。スマホ自体の性能が向上し、今ではPCソフト並みの高度な編集もアプリ1つで可能です。
Applivでは、動画編集アプリを利用した経験がある10~60代の男女557人を対象に、動画編集に関する調査を行いました。動画編集をする目的や、編集アプリを選ぶ決め手、編集ノウハウを学ぶ方法など、調査結果を公開します。
【動画編集に関する調査】アプリを選ぶ決め手は「無料で使えること」、悩みは「操作方法が複雑」(Appliv調べ)
動画の撮影頻度は週に1回以上が半数以上
動画編集アプリの利用経験がある男女557人に、普段動画を撮る頻度を聞いてみると、最も多いのは「2~3日に1回以上(28.9%)」、次いで「週に1回程度(24.2%)」、「特別なイベントがあるときのみ(運動会や旅行など)(18.9%)」でした。
半数以上の人が、週に1回以上は動画を撮影していることがわかります。
写真だけでは伝わらない音や動きなどを、記録として残しておきたいと考える人が多いのではないでしょうか。
動画編集をする目的は、「家族や友人に共有するため」が最多
動画を編集する目的を尋ねると、「家族や友人に共有するため(290人)」が最も多く、次いで「SNSにアップロードするため(243人)」、「スマートフォンなどのデバイスに観賞用として保存するため(202)」でした。
動画編集で最も使う機能は「動画の尺の調整」
動画編集の際によく利用する機能は、1位「動画の尺の調整(330人)」、2位「動画をトリミング(257人)」、3位「音楽(BGM)の挿入(183人)」という結果でした。
全体の長さの調整や、一部分を切り出すなどの比較的簡単な編集作業が上位に選ばれています。
内容を補足説明するための字幕や、視覚的に特定のシーンを強調するための速度調整、自分が表現したいイメージに加工するエフェクトなど、誰かに共有することを前提に、動画の内容が伝わりやすいよう、さまざまな機能を使って編集しているようです。
動画編集に利用しているアプリ1位は「CapCut」
編集する際に普段利用しているアプリを調査すると、「CapCut(211人)」が最も多く、次いで「Instagram(182人)」、「TikTok(141人)」でした。
最も多かった「CapCut」は、多機能ですがUIがシンプルなため、初心者でも操作しやすいことが人気の理由の1つだと考えられます。
また、InstagramやTikTokといったSNSアプリが上位に来ていることから、SNSへ投稿する動画をアプリ内で編集している人が多いようです。
動画アプリを選ぶ決め手1位は「無料で使えること」
動画編集アプリを選ぶ決め手を聞いてみると、最も多いのは「無料で使える(393人)」、次いで「文字が入れられる(222人)」、「エフェクト・フィルターが豊富(205人)」という結果でした。
全体の7割にあたる393人が「無料で使える」ことが決め手と回答していることから、費用をかけずに動画編集をできることが重要視されていることがわかります。
動画編集は「なんとなくアプリを触って」学んだ人が最多
動画編集のノウハウをどこで学んだかを尋ねてみたところ、「なんとなくアプリを触って(261人)」が最も多く、次いで「YouTube(223人)」、「インターネット検索(192人)」でした。
半数近くは実際にアプリを操作しながら覚えていったと回答していることから、必要なタイミングで動画編集アプリに触れ、実践のなかで学んでいる人が多いと考えられます。
また、YouTubeやSNS、インターネット検索などを通じて、アプリの使い方を調べながら覚えていくことが一般的なのではないでしょうか。
動画編集での悩み1位は「アプリの操作が複雑」、続いて「目的に合うアプリの選び方」
動画編集に関する悩みを聞いてみた結果、1位「操作方法が複雑(229人)」、2位「自分の目的にあったアプリの選び方(205人)」、3位「適切な編集ツールの選定(148人)」でした。
特定の編集技術ではなく、アプリの操作方法、アプリや編集ツール選び方など、初心者の悩みが多い傾向にあることがわかります。
様々な動画編集アプリやソフトがある中で、自身の目的に合ったものを選ぶことは、編集クオリティの向上や編集時間の短縮にも繋がります。
操作が複雑に感じている人は、必要以上に多機能な編集アプリを選んでる可能性が考えられるため、自分にとって必要な機能が最低限備えられている、シンプルなものを選ぶことが解決策の1つです。
アプリの選び方が分からない人は、それぞれのアプリの性能や機能の違いを理解したうえで、自分の目的に合ったものを使いましょう。
編集ツールがうまく選べていない人は、動画編集に関する基本知識を身につけることで、自身のやりたいことに対する適切な手段を選べるようになるでしょう。
編集長コメント
今回の調査の結果、動画編集アプリを利用する人の半数以上が、誰かに共有する目的で動画を編集していることが分かりました。
動画編集における悩みは、アプリの使い方や選び方などの初心者に多く見られるものでした。
多くの編集加工機能を備えた本格的な動画編集アプリが多いことから、どのアプリが良いのか、何を基準に選んだら良いのか、悩む方も少なくないでしょう。
操作画面のデザイン、作成可能な動画の長さや、文字・エフェクトの種類、ロゴの有無、スマホ内の音楽ファイルを利用できるかなど、アプリによって特徴や機能はそれぞれ違います。
動画編集アプリは有料でもお試し期間が設定されているので、一度利用してみて使用感を確かめることも可能です。実際に複数のアプリを手に取ってみて自分にとって使いやすい動画編集アプリを見つけてみて下さい。
調査対象:動画編集アプリを利用した経験がある全国の10~60代の男女557人
調査機関:株式会社ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年11月13日~2023年11月20日
有効回答数:557人
◇性別
男性:291人
女性:266人
◇年齢
15~19歳:111人
20~29歳:123人
30~39歳:119人
40~49歳:101人
50~59歳:56人
60歳以上:47人
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があります。
【本データに関するお願い】
1 データはご自由に引用可能です。情報の出典元として、「Appliv(アプリヴ)」の名前を明記してください。
2 出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください。
https://app-liv.jp/articles/147603/
3 調査結果データについて、加工・改変は許可いたしません。
4 当社がふさわしくないと判断した場合には、転載許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます。