テレビやSNSで見かけた話題のお店や、いつか行きたい絶景スポットなど、Googleマップにピン(マーカー)を立てて保存しておくのはいいですが、気づけば「同じデザインのピンだらけで見づらい!」なんてことありませんか?
筆者自身、Googleマップに3,000件近くのスポットを保存しており、地図上がピンだらけだったひとり。ですが、ピンをアイコンや色で整理する方法を取り入れたことで、マップがすっきり見やすくなり、観光中や散歩中にも「行きたかった場所」に自然と立ち寄れるようになりました。
この記事では、Googleマップを“自分だけのガイドブック”に変えるカスタマイズ術として、ピン(マーカー)を見やすく分類する手順と活用テクニックをご紹介します。
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Googleマップのピン(マーカー)を変更する方法 リスト整理して自分だけのガイドブックを作ろう
標準ピンが見づらいなら、好きなアイコンに変えよう!
まずはこちらをご覧ください。これは筆者のGoogleマップです。
気になるスポットを保存しすぎて、もはや何がどこにあるのかわかりません(集合体が苦手な方はご注意ください)。
もう少し拡大して東京駅周辺を見ると、緑色の「行ってみたい」リストのピンが大量に表示されていました。
しかし、これで登録されているスポットがすべて表示されていると思ったら大間違い。Googleマップでは、登録しているピンの数が一定数を超えると一部のピンが地図上に表示されなくなるため、筆者の場合、ここまで拡大してもまだすべてのスポットが表示されていません。
さらにこの状態では、カフェなのか、観光スポットなのか、詳細を確認するにはひとつずつピンをタップしないといけません。そこで活用したいのが、「リスト機能でピンのデザインを変更する方法」です。
早速、設定方法を見ていきましょう。
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STEP1
マップ下部の「保存済み」をタップ
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STEP2
「+ 新しいリスト」をタップ
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STEP3
「アイコンを選択」で、リストの内容に合ったアイコンを選び、リスト名を入力
アイコンはカフェなら「☕」、温泉なら「♨️」、ラーメンなら「🍜」がおすすめです。後から見返してもわかるようなものを設定しましょう。
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STEP4
マップ上で登録したいスポットを開いて「保存」からリストを選択し、「完了」をタップ
実際にこのルールで先程の東京駅周辺のスポットを整理したものがこちらです。
整理してみると、どうやら登録していたのは飲食店ばかり。中でも、「🥞」アイコンを設定したスイーツショップが多かったようです。東京駅に行くときは、甘い誘惑に負けないよう注意しないといけませんね。
カテゴリ別リストで情報整理がはかどる! Googleマップのおすすめ活用術
Googleマップのリスト機能を使いこなすためには、ただ登録するだけでなく、カテゴリごとに整理する工夫が大切です。ここでは、筆者自身が実践している「おすすめのGoogleマップの分類ルール」を紹介します。
ジャンルごとに分類する
こちらは「標準ピンが見づらいなら、好きなアイコンに変えよう!」で例として紹介した「ラーメン」「スイーツ」などのジャンル別に分類する方法です。飲食店や観光地のスポットをたくさん登録している方は、ジャンルごとにリストを作成しておくと整理しやすくなりますよ。
ジャンル分けの一例
飲食店 | 「ラーメン」「スイーツ」「ベーカリー」 など |
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観光地 | 「神社・仏閣」「展望台・タワー」「渓谷・滝・川・山」 など |
登録したリストは、「保存済み」タブから特定のリストを選択することで絞り込み表示が可能です。
なお、Googleマップでは、ひとつの場所を複数のリストに登録できるため、「スイーツ」も「ベーカリー」も扱っているようなジャンルが重なるスポットは、両方のリストに登録しておくと便利です。これなら、どちらのリストを表示しても、そのお店が地図に表示されますよ。
スケジュールに合わせてリストを分類する
もうひとつのおすすめの分類方法が、イベントや目的ごとにリストを分けるというものです。
例えば、「◯◯年◯月 ◯◯観光」や「訪問先リスト」など、期間限定で使うスポット登録に向いています。
こうしたリストは、イベントや目的が終了すれば残しておく必要がなくなるため、後述の「不要なピンをサクッと削除! リストの消し方&非表示設定」もチェックしておくとよいでしょう。
不要なピンをサクッと削除! リストの消し方&非表示設定
Googleマップのリストを使いこなせるようになったら、リストの削除や非表示の仕方も覚えましょう。
特に、旅行や仕事のために一時的なリストを大量に作る方は要チェック。リストが10個……20個……と増えてしまうと、整理できているつもりでも、実際は混沌とした地図になってしまうかも。見やすい地図を保つためにも、不要なリストは定期的に整理しましょう。
▲「保存済み」から削除・非表示にしたいリストの「︙」をタップして、「地図に表示しない」を選択すれば非表示、「リストを削除」を選択すれば削除できる
非表示にしておけば、後から思い出として見返すことも、完全に削除してスッキリさせることもできます。
ちなみに、「お気に入り」や「行ってみたい」など、最初からGoogleマップに登録されているリストは削除できません。
また、特定のスポットだけ削除したい場合は、そのスポットの「保存」タブを開き、チェックを外す必要があります。この作業は地味に手間がかかるため、一時的に保存しておきたいスポットであれば、専用リストにまとめておくと後処理がスムーズです。
カスタムピンでGoogleマップをもっと便利に使いこなそう!
Googleマップのピンをカスタマイズすれば、情報が見やすくなり、探していたスポットを簡単に見つけられるようになります。
すでにたくさんのピンをリスト分けせずに登録してしまっている方も、一度しっかり腰を据えて整理してみてはいかがでしょうか。旅行先や仕事の訪問先の近くで、昔気になっていたスポットと運命的な出会いを果たしやすくなるかもしれませんよ。
(文:かがわまなみ)
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