2024年10月7日に発売されたダイソン株式会社の新作ドライヤー『Dyson Airwrap i.d.™マルチスタイラー&ドライヤー』は、『MyDyson™』アプリを使って自動でヘアセットができるのが特徴です。

編集部で実際に使用してみたところ、勘に頼って巻く従来のアイロンやコテと異なり、毎回均一な仕上がりにできました。不器用で髪を巻くのが苦手だった方には「神アイテム」になるかもしれません。

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アプリ機能「i.d.curl」とは

▲最初に髪質やクセ、目的とする技術レベルなどを選択する項目があり、それらを踏まえてアプリが最適なスタイリング時間を提案してくれる

「Dyson Airwrap i.d.™ マルチスタイラー&ドライヤー」には、『MyDyson™』とBluetooth連携して使える機能「i.d.curl」が搭載されています。

最初の設定で、自分の髪質や希望するスタイルを入力すると、その情報に基づいてアプリからドライヤーの時間設定を提案される仕組みです。

dysonエアラップのアプリ設定

▲「巻きつけ」「スタイリング」「コールドショット(巻きを固定する時間)」の3つに設定が分かれており、アプリで時間を設定すると、ドライヤーがその通りに切り替わる

一度、『MyDyson™』上で時間を設定すれば、電源をONにするたびにその設定に従って、髪を巻き付け、加熱し、冷風で固定するまでのプロセスを全て自動で行ってくれるようになります。

dysonアプリの画面

▲個人の技術は関係なく、常に同じ仕上がりになるのがポイント

ドライヤーの電源をONにし毛束を近づけると、風が毛束を吸い込み、アタッチメントに自動で巻き付けてクセ付けまでしてくれるため、仕上がりは使用者の技術に影響されません。そのため、不器用な方でも左右均一できれいに仕上げることができます。

さらに、最高温度150℃という穏やかな熱風で形づけるため、髪へのダメージが少なくなっています。

コテよりは2、3分余計に時間がかかるが自然に美しく仕上がる

dysonドライヤーでの巻き髪

▲向かって左が使用後。右が使用前

一番最初に使ったときは「使い方を覚えるのが難しそう」と感じましたが、2、3回使えば慣れてスムーズに使えるようになりました。アタッチメントも手で持てるくらいの熱さにしかならないので、頭皮への熱ダメージが気になるショートヘアやボブヘアの方にも向いています。

また、コテでは出しにくい、ホットカーラーのような柔らかな曲線のあるカールが作れ、巻いた部分がツヤツヤに仕上がるのが好印象です。

dysonドライヤーでの巻き髪

▲弾むようなカールが簡単に作れた

さらに、半乾きの状態から乾かしながらスタイリングできるので、朝シャン派の人には時短になると思います。

気になった点が4つ

ただし、実際に使う中で以下の項目が気になりました。

気になった点

  • ペアリングできるユーザーは1人なので、アプリの機能は家族で使い回すのには向いていない
  • ドライヤーの音が大きいので深夜や早朝は使いにくい
  • 毛束の量を多くするときれいに仕上がらないので細かくブロッキングする必要がある
  • 手動のコテやアイロンに比べると、冷却時間が足されるので2、3分余計にかかった。

音の大きさについては、ダイソン社に伺ってみました。

ダイソン社のコメント

ダイソンは音についても研究をしておりまして、同じ音量でもヒトが不快に感じない音に調整されています。

今年は、人の声と異なる周波数のモーター音でヘアドライ中の会話を遮らないDyson Supersonic r™ヘアドライヤー、業界最高クラスのノイズキャンセリングを誇るDyson Ontrac™ヘッドホンも発売されました。

今後のダイソンの「音」のイノベーションにもぜひ注目ください。

一部気になる部分はありましたが、技術に関係なくきれいに仕上がる点は他の製品にはない強み。慣れると自分で時間を測ってコテで髪を巻いていた頃には戻れなくなるかもしれません。

ゴージャスな巻き髪に憧れがあっても、不器用で諦めていた人にはぜひ試してほしいドライヤーと、『MyDyson™』アプリです。

(文・清 仁美)

MyDyson™

Dyson Inc.

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