ChatGPTが使えない・ログインできない・エラーが出たときの原因と対処法

ChatGPTが使えない・ログインできない・エラーが出たときの原因と対処法

最終更新日:2023年05月30日

ChatGPTを利用しようとしたら、なぜか使えない。ログインすらできない。そんな経験はありませんか? また、使えているはずなのに突然エラーが出て困ったことは?

この記事では、そのような問題に直面した時の原因と対処法を詳しく解説します。アカウント登録の問題からサーバーの混雑、ネットワーク接続の問題、ブラウザ環境の問題まで、さまざまな要素が影響している可能性があります。

また、ChatGPTから適切な回答が得られない場合の対処法についても触れていきます。質問の仕方を変えたり、聞き手の情報を提供したりするだけで、思わぬ解決が見えてくるかもしれません。この記事を通じて、ChatGPTをよりスムーズに、そして効果的に利用するためのヒントを得てください。

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ChatGPTにログインできない時の原因と対処法

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ChatGPTにログインできない時の原因は主に以下が考えられます。

  • ユーザー名またはパスワードが間違っている

  • パスワードを忘れた

  • メールアドレスの確認が完了していない

  • アカウントが一時的にロックされている

  • システムの問題

詳細は下記ページで解説しています。

ChatGPTのログイン方法・アカウント登録方法は? できない時の対処法も解説

ChatGPTにログインはできるが使えない時の原因と対処法

ChatGPTにプロンプトを入力した際や、出力途中にエラーが発生する時の原因は主に以下が考えられます。

  • サーバーが混み合っている

  • 利用制限を超えている

  • 送信した文章が長すぎる

  • ネットワーク接続に問題がある

  • ブラウザ環境に問題がある

大体のケースではページのリロードかブラウザの再起動、もしくは時間を置いて再度実行することでエラーを回避できます。

サーバーが混みあっている

ChatGPTは多くのユーザーに利用されており、特定の時間帯にはサーバーが混雑することがあります。これが原因でChatGPTが利用できない場合があります。対処法としては、時間をおいてから再度利用を試みることをおすすめします。混雑が解消されていれば、ChatGPTを利用できるようになるでしょう。

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▲こちらのエラーはサーバーの負荷がかかっているときに出ることがある。

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▲こちらも同様。しばらく時間を置くと実行できることが多い。

利用制限を超えている

ChatGPTは一定の利用制限が設けられています。例えば、1時間あたりに利用できるリクエスト(メッセージ)数には制限があり、これを超えると一時的に利用ができなくなります。有料プランに加入していてGPT-4を利用している場合、2023年5月現在だと3時間で25回のリクエストという上限があります。

対処法としては、制限が解除されるまで時間を置くことです。また、有料版ではより多くのリクエストを利用できるため、頻繁に利用する場合は有料版へのアップグレードを検討してみてください。

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▲こちらのエラーは1時間で多数の送信をした場合に起こる。時間を置いてみよう。

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▲こちらのエラーはChatGPTが回答を生成中にプロンプトを送信すると発生する。回答の生成が終わってから送信し直そう。

送信した文章が長すぎる

2023年5月現在、4,096トークン以上(日本語だと2,700字程度)入力するとエラーが出てしまいます。その場合は送信する文章を短くして再度試しましょう。

または、英語に翻訳してから送信するとエラーを回避できることもあります。これは日本語と英語で1文字に使用されるトークン数に差があるためです。

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▲上記エラーが出た場合は、文章を短くするか英語に翻訳して送信してみよう。

ネットワーク接続に問題がある

自分のインターネット接続が不安定でないかを確認してください。接続が弱い場合、サーバーとの通信がうまくいかずChatGPTを利用できないことがあります。対処法としては、Wi-Fi接続が安定している場所に移動するか、モバイルデータを使用してみてください。また、モデムやルーターの再起動も効果的な場合があります。

ブラウザ環境に問題がある

ブラウザのキャッシュやCookieに問題があると、ChatGPTを利用できない場合があります。対処法としては、ブラウザのキャッシュとCookieをクリアしてから再度利用してみてください。具体的な手順はブラウザにより異なりますが、一般的にはブラウザの設定メニューから「閲覧データの消去」や「キャッシュとCookieの消去」を選択することでクリアできます。また、ブラウザ自体のアップデートが遅れている場合も問題となることがあるので、最新版に更新することもおすすめします。

また、ブラウザを再起動するだけでエラーが出なくなる場合もあります。

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▲上記エラーが出た場合は、ページを更新するかブラウザを再起動してみよう。

ChatGPTから適切な回答が得られない場合の対処法

ChatGPTからの回答が思ってたものと違う……。そんな時は以下の方法を試してみましょう。

  • 質問の仕方を変える

  • 背景情報(目的や意図など)を提供する

  • 長い質問は短くシンプルな質問に分ける

  • 専門用語を避ける

  • 質問の範囲を狭める

質問の仕方を変える

ChatGPTは人工知能であり、質問の解釈には限界があります。質問が曖昧だったり、多義的な表現を含んでいると、適切な回答が得られないことがあります。それは人間に対して質問するときと同じです。

対処法としては、質問を具体的かつ明確にすることです。また、異なる表現や言い回しを試すことも有効です。

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▲曖昧な質問の例。映画の何について知りたいのかを明確にしないと意図した回答が返ってきにくい。

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▲具体的かつ明確な質問の例。

背景情報(目的や意図など)を提供する

ChatGPTは、提供された情報に基づいて回答を生成します。したがって、必要な背景情報や文脈が不足していると、適切な回答が得られないことがあります。対処法としては、質問の際に必要な背景情報を提供することです。例えば、特定の技術について質問する場合、その技術の基本的な知識があることを明示すると良いでしょう。

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▲「私はプログラミング初心者で」などと伝えることで、どのレベルで回答するべきかを判断した上で答えてくれる。

長い質問は短くシンプルな質問に分ける

長い質問や複数の質問を一度に投げかけると、ChatGPTが全てを適切に理解し回答するのは難しい場合があります。対処法としては、長い質問を短くシンプルな質問に分けて、一つずつ投げかけることです。

長い質問の例:

私はプログラミング初心者で、Pythonを学び始めました。リストとタプルの違い、それぞれの使い方、そしてどのような場合にどちらを使うべきかについて教えてください。

短い質問の例:

  • Pythonのリストとタプルの基本的な違いは何ですか?

  • Pythonのリストの使い方について教えてください。

  • Pythonのタプルの使い方について教えてください。

  • Pythonでリストとタプル、どのような場合にどちらを使うべきですか?

このように、質問を小分けにすることで、より正確に回答してくれます。

専門用語を避ける

ChatGPTは広範な知識を持っていますが、特定の専門分野については一般的な知識しか持っていない場合があります。そのため、専門用語を使った質問に対しては適切な回答が得られないことがあります。対処法としては、専門用語を一般的な言葉に置き換えて質問するか、専門用語の意味を説明してから質問することです。

専門用語を使った質問の例:

CRISPR-Cas9の遺伝子編集について詳しく教えてください。

一般的な言葉に置き換えた例:

遺伝子を切り貼りする技術について詳しく教えてください。

専門用語の意味を説明してから質問した例:

CRISPR-Cas9というのは、遺伝子を特定の場所で切り、新しい遺伝子を挿入することができる技術です。この技術について詳しく教えてください。

これらの質問を投げかけることで、ChatGPTはより適切な回答を生成することができます。

質問の範囲を狭める

広範な質問に対しては、ChatGPTが特定の回答を提供するのは難しい場合があります。対処法としては、質問の範囲を狭めて具体的な質問をすることです。例えば、「科学の進歩について教えて」という質問よりも、「遺伝子編集技術CRISPRの最近の進歩について教えて」という具体的な質問の方が、より適切で詳細な回答が得られやすいです。

エラーを回避してChatGPTを使いこなそう

サービス開始からわずか1週間で利用者数が100万人を突破したChatGPT。今もなお利用者数は増え続けており、サーバーへの負荷はより大きくなっていると思われます。実際、以前に比べてGPT-4の出力スピードが遅くなっているように感じます。

ログインできない場合やエラーが出た場合は、焦らずに対処をして上手に使いこなしていきましょう。

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