ChatGPT拡張機能のおすすめ8選 導入方法から使い方、注意点も解説
最終更新日：2023年06月27日
ChatGPT（チャットジーピーティー）は、OpenAIが開発した会話型人工知能（AI）で、その自然な対話能力と広範な知識により、世界中のユーザーから高い評価を受けています。その能力は、質問応答、文章作成、学習支援など、さまざまな用途に応用されています。
またChrome拡張機能を使うことでChatGPTの機能を強化し、より便利で効率的なユーザーエクスペリエンスを提供します。
この記事では、ChatGPTを最大限に活用するためのChrome拡張機能について詳しく解説します。これらの拡張機能を使うことで、ChatGPTの可能性をさらに広げ、あなたの日常やビジネスにおける作業効率を大幅に向上させることができます。
あわせて読みたい：すぐ使える！ChatGPTプロンプトテンプレートまとめ
ChatGPTとChrome拡張機能の基本
ChatGPTの基本的な機能と利用方法
ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な人工知能言語モデルで、人間のような自然な対話を生成することができます。このAIは、数百億の単語からなる大量のテキストデータを学習し、ユーザーからのプロンプト（指示や質問）に対して適切な応答を生成します。
ChatGPTを使ってみるChrome拡張機能の基本的な概念とインストール方法
Chrome拡張機能は、GoogleのウェブブラウザであるChromeの機能を拡張し、カスタマイズするためのツールです。これらの拡張機能は、ブラウジング体験を向上させ、特定のタスクをより効率的に行うための機能を追加します。
Chrome拡張機能のインストールは簡単で、誰でも行うことができます。
1.Google Chromeの「Chromeウェブストア」にアクセス
2.インストールしたい拡張機能を検索し、そのページに移動
3.「Chromeに追加」ボタンをクリック
4.ポップアップが表示されるので、「拡張機能を追加」をクリック
5.「Chromeから削除します」ボタンが表示されたらインストール完了
これらの基本的な概念と手順を理解した上で、次のセクションでは、ChatGPTのための主要なChrome拡張機能について詳しく見ていきましょう。
Chrome拡張機能は基本的にGoogleが提供するWebブラウザ「Google Chrome」で利用できる拡張機能ですが、Google Chromeと同じChromium（クロミウム）ベースである「Microsoft Edge」でも利用可能です。
関連情報：Microsoft Edge の拡張機能を追加したり、オフにしたり、削除したりする - Microsoft サポート
ChatGPTのおすすめ拡張機能8選
以下に、ChatGPTのための主要なChrome拡張機能とその詳細な説明、利用方法、利点と欠点、適用例と効果的な使用方法を紹介します。
ChatGPT for Google
▲Googleの検索結果画面にChatGPTの回答が表示されるようになる。チャットをすることも可能だ。
説明と利用方法: この拡張機能は、Google検索とChatGPTを組み合わせて使用することができます。検索クエリを入力すると、Googleの検索結果と並行してChatGPTからの回答も得ることができます。
利点と欠点: Google検索の結果とChatGPTの回答を同時に得られるため、情報収集が効率的になります。しかし、ChatGPTの回答はAIによる生成であるため、必ずしも最新の情報を反映していない可能性があります。
効果的な使用方法: リサーチや学習の際に、Google検索とChatGPTの回答を比較しながら情報を得ることができます。
ChatGPT for GoogleChatGPT Ctrl+Enter Sender
説明と利用方法: ChatGPTでのメッセージ送信を「Ctrl+Enter」に割り当て、Enterキー単体での改行を可能にすることで、誤送信を防ぎます。
利点と欠点: 改行しようと思ってEnterキーを押してしまい、入力途中の文章をChatGPTに送信してしまうミスを防げます。ただし「Ctrl+Enter」での送信には慣れが必要です。
効果的な使用方法: 癖で誤送信してしまうことが多い方におすすめです。
ChatGPT Ctrl+Enter SenderYouTube & Article Summary powered by ChatGPT
▲YouTubeの右下部分で文字起こしと要約を実行してくれる。
説明と利用方法: この拡張機能は、YouTubeの動画やウェブページ上の記事をChatGPTが自動的に要約します。動画や記事を見ながら、その内容の要約を読むことができます。
利点と欠点: 動画や記事の内容をテキスト形式で迅速に把握することができます。しかし、AIによる要約であるため、全ての詳細を正確に捉えることはできません。
効果的な使用方法: 長い動画や記事の内容を素早く把握したい場合や、テキスト形式で保存したい場合に便利です。
▲設定画面ではChatGPTのモデルや言語などを選択できる。
▲どのように要約させるかを指示することも可能。用途に合わせて調整しよう。
ExtractGPT
説明と利用方法: この拡張機能は、Webページ上で自分が欲しい情報の項目を指定してリスト化してくれます。
利点と欠点: ChatGPTとの対話がより自然で人間らしいものになります。しかし、特定のプロンプトを提供するための知識やスキルが必要です。
効果的な使用方法: キーボードによる入力が面倒なときなどに有効です。
▲抽出したい部分を選択した状態で拡張機能を開き、項目を指定すると、リスト化してくれる。完璧ではないものの、高精度で抽出可能。
Promptheus - Converse with ChatGPT
説明と利用方法: この拡張機能は、ChatGPT上で音声入力が可能になります。スペースキーを押しながら話すと、その内容が文字として入力されます。
利点と欠点: ChatGPTとの対話がより自然で人間らしいものになります。しかし、特定のプロンプトを提供するための知識やスキルが必要です。
効果的な使用方法: キーボードによる入力が面倒なときなどに有効です。
Promptheus - Converse with ChatGPTChatSonic - ChatGPT with super powers
▲英語での出力にはなってしまうが、メール文の作成などを行ってくれる。
説明と利用方法: この拡張機能は、ChatGPTの機能をGoogle検索画面やGmailなどで使えるようになります。特定のコマンドを使用して、ChatGPTに特定のタスクを実行させることができます。
利点と欠点: ChatGPTの機能が大幅に強化され、より多機能な対話体験が可能になります。しかし、現時点では日本語に対応していないため、翻訳の手間がかかります。
適用例と効果的な使用方法: 特定のタスクを自動化したい場合や、ChatGPTにより高度な操作を行わせたい場合に便利です。
ChatSonic - ChatGPT with super powersAIPRM for ChatGPT
▲ChatGPTの機能を大幅に強化してくれる。
説明と利用方法: この拡張機能は、ChatGPTからSEOに特化した回答を得ることができます。またAIPRMから提供されるテンプレートを利用して質問を投げることができます。
利点と欠点: SEOなどの特定の分野について、最適化された回答を得ることができます。
適用例と効果的な使用方法: SEOやSaaSなどの分野について詳しい情報を得たい場合や、特定の形式での回答が必要な場合に便利です。
▲試しに「YouTube Script Creator」のテンプレートを選択して、ChatGPTの始め方の台本を作成してもらった。
▲一瞬で台本のたたき台を作成してくれた。他にも大量のプロンプトテンプレートが用意されている。
WebChatGPT
説明と利用方法: この拡張機能は、ChatGPTがインターネットにアクセスし、最新の情報についても回答することができるようにします。ChatGPTは通常、2021年までのデータを基に学習されているため、この拡張機能を使うと、最新の情報についても回答を得ることが可能になります。
利点と欠点: 最新の情報についてもChatGPTから回答を得られるため、情報が常に最新のものであることが保証されます。しかし、既にChatGPT公式のWebブラウジング（検索）機能が実装されているため、そちらを使う方が今は便利です。
「ChatGPT」Webブラウジング（検索）機能の詳細についてはこちら
適用例と効果的な使用方法: 最新のニュースや情報についてChatGPTに質問したい場合や、ChatGPTに最新の情報を提供させたい場合に便利です。
WebChatGPT拡張機能の安全性とプライバシー
Chrome拡張機能の安全性とプライバシーについて
Chrome拡張機能は、ブラウザの機能を強化し、カスタマイズするための便利なツールですが、それらを使用する際には、安全性とプライバシーについて考慮する必要があります。拡張機能は、ユーザーのブラウジングデータにアクセスすることができるため、信頼できる開発者から提供されているものを選ぶことが重要です。
Google Chromeウェブストアでは、各拡張機能のプライバシーポリシーが明示されており、どのようなデータが収集され、どのように使用されるかが記載されています。ユーザーはこれらの情報を確認し、自分のプライバシーを適切に保護するための選択をすることができます。
プライバシーポリシーとデータ取り扱いについて
各拡張機能のプライバシーポリシーとデータ取り扱いは、拡張機能ごとに異なります。以下に、いくつかの拡張機能の一般的なプライバシーポリシーとデータ取り扱いについて説明します。
ChatGPT for Google: この拡張機能は、ユーザーがGoogleで検索したキーワードをChatGPTに送信します。しかし、これらの情報は匿名化され、個人を特定するためには使用されません。
YouTube Summary with ChatGPT: この拡張機能は、ユーザーが視聴したYouTubeの動画の情報をChatGPTに送信します。しかし、これらの情報は匿名化され、個人を特定するためには使用されません。
Promptheus - Converse with ChatGPT: この拡張機能は、ユーザーが入力したプロンプトをChatGPTに送信します。しかし、これらの情報は匿名化され、個人を特定するためには使用されません。
具体的なプライバシーポリシーとデータ取り扱いについては、各拡張機能の公式ウェブサイトまたはChromeウェブストアの該当ページで確認できます。拡張機能をインストールする前に、これらの情報を確認し、自分自身のプライバシーに対する考え方やニーズに合致するものを選ぶことが重要です。
また、拡張機能の安全性を確保するためには、定期的に更新（アップデート）を行うことも重要です。開発者は、セキュリティの脆弱性を修正したり、新機能を追加したりするために、拡張機能を更新します。そのため、拡張機能を最新の状態に保つことで、安全性と機能性を最大限に保つことができます。
最後に、拡張機能を使用する際には、自分自身のデータをどのように保護するかについても考えることが重要です。例えば、個人情報を含むデータを入力する前に、その拡張機能が信頼できるものであることを確認するなど、自分自身の行動によっても、データの安全性は大きく変わります。
まとめ
この記事では、ChatGPTをより便利に活用するためのおすすめ拡張機能を紹介しました。それぞれの拡張機能は、特有の機能と利点を持ち、それぞれ異なるニーズや目的に対応しています。あなたが何を達成したいのか、どのような情報を必要としているのかによって、最適な拡張機能は変わるでしょう。
ChatGPTとChrome拡張機能の組み合わせは、あなたの情報収集や学習、作業効率を大幅に向上させる強力なツールとなるでしょう。その可能性を最大限に引き出し、あなたの日常やビジネスをさらに効率的で生産的なものにしてみてください。
こちらの記事もおすすめ
新着記事